渡しそびれた手紙が
一冊の本に挟まっている。
「必ず届きますように。」と手を合わせ
何冊かの本と共に
庭の片隅で火にくべた。
燃え残ったページが
秋の風に吹かれ
くるくると ...
歌えない歌と歌える歌
歌えない歌しか歌えない(ない)
あなたに(あなたに)
とか(とか)
ボーイフレンズとか(とか)
ガールフレンズとか(とか)
オールドフレンズに
アクチュァリ ...
メッタリ もったり ノッペリとした君が
曲水の途中に 貼り付いている
なあ お前は 誰だ?
もしかしたら 君は 黄身なのか?
気味悪いなんて 逃げないから
そっと 耳打ちして ...
湿気を含み
じりじりと指先に迫る煙草の火のような不快な暑さが
ぼくたちのクーラーのぶっ壊れた車内を
熱によって歪ませていた
「この夏の異常な暑さ」
と
ラジオの気象予報が繰り返 ...
月がふくらむ
まってる間に
青いまどべに
光ってばかり
雲がわれてる
かなしい足音
駅の路
つっと立って
揺れる
振り向いてよ
月が ...
さびしさだけのおにぎりに
今日はおかかをつめた
分かることは
ワタシを無化は出来ないということ
確かなことは
アナタを無化は出来ないということ
どんな破滅が
起こり得ても
ワタシもアナタも消えたりはしない
サービスは止められても
魂 ...
サワラ 甘やかなピアノのメロディ
赤貝 血潮の香り鼻を刺す
はた 深く広がるハーモニー
つぶ貝 彼方を噛みしめる
えんがわ 脳内麻薬
シンコ ...
部屋の隅に風船が浮かんでいる
白い風船だ
暗い片隅でそれはぼうっと光る
雨の日や
嵐の日には
表面に顔が浮かぶこともあるが
ぼやけた表情ではっきりしない
時折、夜中に目を覚ますと
わた ...
鳴き声が障る
テレビの音量が障る
夕方 食事の準備をするか 外の洗濯物を取り込むか
どちらを先に行うか迷う容量空きのない思考が 障る
SDなんて持っていない 機械なんて障れない ...
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に断って
きた
そうしなければ
いつかの謀反が挫かれる
いつかの糾弾が挫かれる
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に ...
窓硝子の向こうに
しがみついている一匹の虫
短い発車ベル
いくぶん傾いた駅を電車が出てからも
飛び立つことをせずに
じっとしている
終点を知らされていない線路はゆるやかなカーヴを描き
...
ぢゆうばこの隅のみ知りたるつまやうじ
ぢゆうばこと歯ぐそのとものやうじかな
ぢゆうばこの隅を突いて腹八分
150928
黄緑の苗を植えた
可愛いアブラムシを潰し
汁の付いた指先が
ほのかに香る
これで大丈夫だよ
6月下旬には実が熟れる
紅いトマトをもいで
町に売りに行く
...
爆破された夜の屑が月の縁を滑っている
そこはどうぶつのように
けたたましく吠える滑走路
無限が限界突破するときのエネルギーを
絶対に忘れたくなくて日記をつける
取り込み忘れて風に揺れる洗濯物 ...
なんで 棒立ちの彼は小学生だったか
帽子をとった手に光を無駄に感じる
声がなにより高い
しゃべるたびに大きな枠ができて
そこから何かが始まってしまいそうなくらい
シャキシャキとしている。
...
うさぎさんが おもちをつく夜
マンションのベランダで
団子を ぱくり ぱくり
腹下し
出るのは音と
水ばかり
それでも減らない
体重頑固に
2015年11月
二重丸に縦線と
外側の丸から放射状に
線を何本も引いた
紋章を旗印とした集団が
エドゥ川を渡り
東の地に足を踏み入れ
月に一回血の雨を降らす
そのとき
唯一無二の山 ...
二日間寝込んでいた
外の景色もよくわからないまま過ぎていた
私は曇りと雨の日が嫌いだった
美しいと思う風景は
北海道の至る所で見られるものだ
しかしそこにたどりつくまでにいくら金と時 ...
小学生時
休み時間の校庭で
クラスメート達と遊んでいる最中
ふと空を見上げ
僕は目撃した、
覆い尽くしていた黒雲が割れ
空の青が裂け
燃える光の帯が
遊ぶ無数の生徒達を
ギラ ...
眠らせることが仕事になったから月の光の底で生きてく
泣き止まぬ嬰児の不安受け止める作戦いくつも立てて過ごした
綺麗事くさす粗雑な匙加減 まどろむ居間で誰かを探す
...
白く浮かんだ中秋の名月は
連想
思いが最高潮に達したカタチ
欠けたまま揺れる僕の心は
満月の日から三日月が崩れ落ちた
名前も付かない歪なカタチ
欠片は引き潮の頃から彼方地球の
...
二度とない今日が終わる
昨日も明日も変わらないけれど
今日という日は一生に一度しかないから
1日の終わりはなんだか切ない
でも悲しいことはない
明日になればまた
さようならは
後悔が落葉のように
降り積もる
11月
「陰茎より先には意味がない」
高校の2階から身を投げた
17歳・・・軽い捻挫
きみの遺書を見つけた
僕は、きみに
「陰茎より先に ...
探して
下がって
食いしばって
体の、心の、底の底へ
天まで、地獄まで行き着くような
探究を、掘削を、するの
人と人ならざるものを分け隔てる、決定的な差とは何?息吹?
誰もが、おかしい、 ...
鋼鉄を蹴破るスピードとパワー
誰も持ってやしなくても
束になってかかれば
檻も破れるだろう
人が作ったものならば
人に壊せぬものはない
そのような理屈で
竜殺しを任され
怖じ気づくけれ ...
すべては過ぎ去り
竜をも見た、あれは、あまりにも巨大だ
濁流を
誰が止められるのか
か細い腕を目一杯伸ばして
手乗り文鳥のケージを守ろうとしても
戻らない時、守れない1羽
輪が空中に浮か ...
000902
古い写真を見ていたら
君の家が写っていた
緑の屋根に白い窓枠
林の陰にひっそりと
日当たりの良い畑を眺めてる
9月になって陸稲の花が咲き
コスモスの花も揺れ ...
朝がない 昼はない 夜もない
卒寿のおひとりさまにあって
ただ「時」だけがながれる
さらさらと音もなく──
なのに「空」の範疇は
花火の音で拡がっている ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空が落ちている。
梓ゆい
自由詩
6*
15/9/28 22:04
もうすぐ夜が明けていく
モリマサ公
自由詩
3
15/9/28 21:19
モリアオガエルの卵
藤鈴呼
自由詩
2*
15/9/28 21:13
ヘンドリックと青い空
オダカズヒコ
自由詩
2*
15/9/28 20:26
振り向いてよ
吉岡ペペロ
自由詩
5
15/9/28 20:12
ひとりの献立
フユナ
自由詩
7*
15/9/28 19:41
neo generator
ゴースト(無...
自由詩
3*
15/9/28 18:37
寿司
レタス
自由詩
5
15/9/28 18:32
風船
春日線香
自由詩
1
15/9/28 18:15
障る
朝焼彩茜色
自由詩
17*
15/9/28 14:23
念のための武器
千波 一也
自由詩
5
15/9/28 12:57
旅の道づれ
そらの珊瑚
自由詩
10*
15/9/28 11:06
爪楊枝
……とある蛙
川柳
2*
15/9/28 10:19
春の日に
あおば
自由詩
4*
15/9/28 8:42
アイスクリーム
ありか
自由詩
20*
15/9/28 7:33
待合
佐藤伊織
自由詩
4
15/9/28 1:22
お月見
殿上 童
自由詩
13*
15/9/27 23:49
切り崩されない貯金
北村 守通
短歌
1
15/9/27 23:15
ホストらダマスの大預言 その13
花形新次
自由詩
1
15/9/27 22:35
シルバーウィークの終わり
番田
自由詩
1
15/9/27 22:03
エロティックな光景(改訂再録)
たけし
自由詩
5
15/9/27 21:05
Closed
深水遊脚
短歌
4*
15/9/27 20:35
欠けた月光
凍月
自由詩
3*
15/9/27 20:31
一生に一度の毎日
リィ
自由詩
0*
15/9/27 19:49
軽い捻挫
花形新次
自由詩
0+
15/9/27 18:36
terminal karuma-沈潜-
ゴースト(無...
自由詩
1*
15/9/27 17:54
hang on to miracle-花飾り-
〃
自由詩
1*
15/9/27 17:53
SOUND ONLY-灰色の使徒-
〃
自由詩
5*
15/9/27 17:50
君の家
あおば
自由詩
9*
15/9/27 15:50
想いはかすれて(四)
信天翁
自由詩
2
15/9/27 15:10
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
4.35sec.