正しくなくていいんだけど
ちょっとそばにきてほしい

優しくなくていいんだけど
背中に手をあててほしい

たぶんそんなことだけど
だれにもあるとおもうんだ
暗闇に明滅してるテレビジョン孤独な夜のためのスタンス

ぽつねんと机の上のエンベロープ誰に届けるあてもないのに

冷蔵庫の独り言を聞きながらひとり眠れずにいる真夜中

恋しいと淋しいはきっ ...
祖母の言う
ちゃんとすること
は わたしの ちゃんと
と 違うことを感じる朝
すこしさむい

歳月という文字をおもいだす
まったく言葉がでないまま

背中は語るとかね
軽くうなづき ...
夜は時々恐怖が充ちた
般若あるいは快楽殺人者の白い仮面が小さな窓に浮かんだ
どこかの月が妖しく照らした

夜は時々味方になった
メランコリーと夢幻と孤独に溺死するための空気を含んだ
犬の遠 ...
狙われしプラタナスの葉凱旋門 眺めては映る
鏡に
光る光も
混ざりながら
増え減りながら
見せている
走り去る影
回る日差し
明滅する人工灯
不自然な熱の色
気づけばいつでもどのときも
色一つ違う日々で
...
正化さんじゅうなん年

世間では

本を検閲する政府と

守る図書館で

どんぱちやっているらしい

銃弾の飛ぶ

大通りの裏路地で

私たちは聞かせる

ひととき ...
どんな紐も 間違いではないとしても
許されてはいけない夜
打ちつけた卵から雛はかえらない

液晶、あるいはブラウン管
はじめてじゃないってことは
これからもまたってことなのかな?

...
人間みたいな猫を言いかえると
ここではしゃべる猫のことです
うんこ坊やはそんなこと
つゆ知らずなので
滑り台の上から見つけると
ねこにゃんにゃんと
呼びかけながら滑りおりて
ゆっくり近づ ...
キンタマ王子は
どうしても賞が獲りたかったので
ありとあらゆる賞に応募したが
今のところ
NHK俳句教室の
「選者のお前は誰で賞」の次点に
選ばれただけだった

どうしたらもっとメジャ ...
一本の木がいくつもあるから
枝はかぞえられなくて
そこにしがみつく葉も
かぞえられなくて

一陣の風がいくつも吹くから
音はかぞえられなくて
ただでさえ見通せない夜ならば
音は ...
  筆で 塗られただけのような
  柔らかい柱が 幾つか
  にゅんにゅんしなっている下を
  女たちは 明日、
  征くだろう 群れを成し
  綿埃の絡まった 長い髪をし
  く ...
キンタマ王子ぐらいの
キンタマになると
キンタマとキンタマの間に
キンタマ大のタマを挟んで
落とすことなく
トライアスロンが出来るので
キンタマ大のタマを挟まなければ
今すぐにでもオリン ...
帰り道
夕餉の香る
路地裏に
子猫の鳴き声
母が応える
秋の雲じしゃくあそびの砂鉄かな オリオンの
雄姿と昴
早く来い
双眼鏡が
舞っているから
聴いたことない言葉でも流行語 BPOクローズアップして察し シリア人の前で
移民の歌を
熱唱したいお前は
情性欠如者のつもりだろうが
そうはイカのキンタマタトゥーなのだ

キンタマにタトゥーを入れるのと
キンタマのタトゥーを入れるのは
一字違い ...
通い路
歩ゆめば朴の葉
一枚二枚
歩道を埋める
秋の空ながめ
いつから積むようになったか忘れたが
もうほとんどれんがは残っていなかった
塀と不安は伸びつづける
いったい、この不安がなくなるか
れんがが先になくなるか
そのどちらが来てもわたしは
や ...
気温20度
湿度40%
朝には霧が晴れた
太陽が昇る前に出かけてゆく

今日はよく晴れた
気持ちの良い日が続いてる

明後日は天気が崩れるらしい
この頃体調が芳しくなく
風邪をひか ...
静まった水の鏡に ラムプの炎揺らめく
消え残った恋の余韻 燃えつきるまで
髪を撫でていて もう一度連れて行って
きみを振り向かせて 繋ぎとめたい


夜半にふと目が醒める 夜翔ぶ鳥の声 ...
両端が見えないほど長い橋の上
ひとつの影が立っている
呼びかけても応えない
近づいても近づいても近づかない


夜の左脚のしびれから
次々に飛び立つ火の鴉
水たまりの波 ...
微睡む

冬の愉悦

朝日さす

貴方の

うでのなか
時々思考が靴擦れしてしまって
開いた口が痛い痛いと叫んでしまう

時々思考がふやけてしまって
歯ごたえのない口になってしまっている

時々思考が気化してしまって
きかない筈の口も ...
まな板にびっしり生えたふじつぼを
包丁でこそぎ落としていく
刃を横に寝かせて
柔肌からかさぶたを剥ぐように
緑色のふじつぼを剥いでやる
少しの抵抗と悲鳴があったかと思えば
ぽろりと流しに落 ...
神様は知っていますか?
人間は嘘をつき
何もかも傷つけ
全てを汚し
都合よく裏切り
そして同じ人間を殺めます
人間はそんな生き物なのです
その人間は私です
そんな私がこの世界で
生ま ...
冬の紅い薔薇をみてみたい
いままでの悲哀を忘れるために

仕事の辛さ
部下の辛さを忘れるために

止めどなく時計が秒針を進め
ぼくらはついてゆけない
どうしたら良いのか
蝙蝠に聴 ...
郵便局に勤めたかったのは
食堂の定食が美味しかったから
そして決められてコースを笑顔で走れたから

電報局に勤めたくなかったのは
借金の返済を迫られた親爺に
出刃包丁を突きつけられたか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
まなざし朧月自由詩115/11/17 11:56
眠れない夜のミュルミュル未有花短歌8*15/11/17 9:40
ちゃんとしなさい朧月自由詩315/11/17 7:56
サスペンス香椎焚自由詩315/11/17 5:05
凱旋門吉岡ペペロ俳句215/11/17 0:44
_雨へのダブリ...自由詩015/11/17 0:44
正化フユナ自由詩3*15/11/17 0:35
液晶あるいはブラウン管はるな自由詩315/11/16 23:17
猫と桶谷自由詩015/11/16 23:11
キンタマ王子、賞を狙う花形新次自由詩115/11/16 22:46
鳴きやまない夜に千波 一也自由詩415/11/16 22:40
hashira草野春心自由詩115/11/16 22:30
キンタマ王子、挟む花形新次自由詩015/11/16 22:18
夕暮れレタス短歌0*15/11/16 21:56
秋の雲じしゃくあそびの砂鉄かな北大路京介俳句515/11/16 21:52
冬空にレタス短歌115/11/16 21:52
聴いたことない言葉でも流行語北大路京介川柳315/11/16 21:51
BPOクローズアップして察し川柳015/11/16 21:51
キンタマタトゥーの女花形新次自由詩015/11/16 21:50
晩秋レタス短歌015/11/16 21:49
れんがはるな自由詩215/11/16 21:46
明日を占うレタス自由詩1*15/11/16 21:35
朝けの袖藤原絵理子自由詩415/11/16 21:32
夜の真昼木立 悟自由詩615/11/16 20:58
冬の朝薫子自由詩015/11/16 20:53
思考と口の相関関係乱太郎自由詩14*15/11/16 20:30
調理春日線香自由詩115/11/16 20:18
リィ自由詩2*15/11/16 19:59
明日レタス自由詩2*15/11/16 19:01
自由詩3*15/11/16 18:49

Home 戻る 最新へ 次へ
1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821 1822 1823 1824 1825 1826 1827 1828 1829 1830 1831 1832 1833 
3.91sec.