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外はあいにくの雨模様
遠くの空が見えなくて
きのうお祈りしたのに、神様
小雨だから許してあげる
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{引用=ふと口にしたことばが引っかかって、本当か確かめて笑ってみたけど
突然、 ...
君が往ってしまったのは解らなくもない
ぼくと君は銀河を観たね
約束の小指が振えたよ
あまりにも美しい景色の中で
ぼくはまだ生きている
もっと美しい音色を聴かせたかった
でもね
約束だ ...
なんもかんも
忘れたくって
働いて働いて働いて
左人差し指が痛い
右腰が痛い
首が痛い
爪が剥がれかけ
擦り傷が増え
冷や汗が出る
女の胸がつぶれる
葉を食べつづけた
休む間もなく食べつづけた
蝶になった
授粉を助けるよ
花は開く
今日も明日も
ヒトだった頃の言葉が
花に止まる
あ ...
皮を剥くことばかり求めて、
実の味を忘れた
林檎みたいな私の肌に、
あなたは歯をがりり立てました。
私はその痛みに歓喜し
ちいさな翼を羽ばたかせ
あなたの心のなかの
小さな ...
口約束で
作り上げられた 甘さは
おたがいに溺れるような
沈んでいくような
そんなすばらしい沼
底なしの許容だけがあり
腐り落ちた水菓子は叱られることもなく
じわり果汁を滴らせている ...
日曜日なんだから
なんでもできるのに
寝てしまったな 午前中
玄関のまるいスコープを通って出かけたい
ひゅるるとうねった体のまま
ちょっと明日の夢まで
最後に約束を守ったのはいつだろう ...
誰の声? 誰の顔? 覚えられない 自分を責めて塞いで狂気
黒と白 進むためだけの前向きさ求め私は黒に隠れる
訥々とした呟きで始まった歌が絡まり吸い込む涙
大切な人 ...
あなたは
逝ってしまった、
三十年前の来月今日
永遠に
永遠に追いつけない
のは
だから解っている
けれど、
この願望は濃くなる
ばかり
この思いは想いは
オモイ
...
最近は月を観ていないからかも知れないけれど
ぼくは退屈で何をしていいか解らない
マリィの部屋に行き
琥珀を舐めても
紫煙に沈んでも
何が変わるとは思えない
あなぐらに潜んで夢でもみ ...
世の中が溶ける
たった数分の出来事で
ただ誰もいらなくなる
ニーチェ、ヴァレリー、デリダの視線、法線、
オフセット印刷で仕上げた、歳食った男、
ちょん切った、ちんこ、流した、性器、
俺は傷害罪になっても構わない、
六法によれば自分は刑務所に入る、
執 ...
六月の雨が
育ち盛りのスイカをいたずらに誘う
でも、今年の梅雨は少々しつこくて
早くも冷夏の予感がした
ナスビもトウモロコシも痩せたまま太らない
繁茂するのはスイカのツルと葉っぱばかり
...
太陽の嘘を
夜が暗殺する
一瞬の未来がもう過去になる時のなかで
眠らない傷痕だけ
硬いソファで微睡んでいる
自然であること自然に衰えてゆくこと
ぶつかりながら消耗しながらもえつきる流星
いつ どこで
誰が 何を 何故?
自分のだけの視野で批評も感想もなくて
生きることも可能だが
...
絵のない絵葉書が届く
ことばのない詩が書かれていた
ピアノソナタが雨に溶けて
コスモスはうつむき顔を覆う
山の精気が少しだけ薄められ
ものごとを前にしてふと
過去からの声に手を止めている
...
何処までも広い畑
大きなキャベツが育つ
生で食べても
料理して食べても
どちらも最高に美味しい
ネットで調べれば
色んな料理が載っていて
美味しそうで作ってみたくなる
飽き ...
草ぼうぼうが美しい
荒れ放題の草むらは公園だった
ベンチに座ると膝まで草に隠れる
ゴミが見当たらない
草に隠れているのだろう
遊具に涼やかな日が当たる
ぼくはそこで ...
ホームの柱には角丸ゴシックで神とだけ印字されたステッカーが貼りついていた
その柱にもたれながら乗車する予定の新幹線を待つ
正確には夫と娘が帰省するために乗車する新幹線を待つ
とうの二人は並んでホ ...
秋に煙るサンマの香り
苦手な大根おろし擦る恐ろしさ
今年のサンマは当たりかハズレか
漁業権にサンマが青く踊る
スダチを絞る指先の香り
きらめく光の旋律
今宵に響く新鮮さ
ソナタが美しく香る音曲
究極に愛する想いの凝縮楽
旋律が奏でる往復書簡
トッカータとフーガに心騒めく
下町を漂う香り
夜に流れるバンドネオン
ブエノスアイレスが歎く夜
想いが叫ぶ優しさ
午前0時の夜散歩
ギリシャの哲学者ボツリヌス曰く
「心のシワに効くボトックスはない
例えあったとしても
ツルツルになった心を以て
その人間の魅力が回復したとは言えない」
なんかもっともらしいことを
言っ ...
電柱スルスル登って翻る
夜の風は
ううんうんといい匂い
もう秋だね秋だよと
電線をスウイスウイ息を吹きかければ
粒々の秋が沸いてきて
ゆらゆらゆらぐ雲の上
大きな鉄塔にょきっと一番星が飾 ...
わたしは帰る
猫の住む我が家へと
服も靴下も脱ぎ散らかし
ひんやりとしたベッドへ
もぐりこむ
鼻先の生温かなけものの匂い
...
とろけるくらいの恋なんて 知らなかった頃
人生の濃ゆさだけを 妄想しながら
飛び跳ねていた僕は 鯉のようだった?
尾ひれのついた 四方山話が 飛んで来ないかって
呼び寄せた つもり ...
一般邦人は
メキシコ麻薬戦争とは
一見して関係がないはずだが
実際は関連が
あるのだ
幻覚を見たり
聴いたりする病のことを
ご存じだろうか
昔からある病気で
その病気の名前は
...
からはあたまだ
ことはからだだ
あなたがよろこぶから
ぼくはあなたをあいするのではない
ぼくはただ
あなたがよろこぶことをしたいだけだ
ひきさかれるようなことも ...
老夫婦は 一杯のラーメンを
夫は 妻のために取り分ける
妻が食べ始めたのを見てから
自分も食べ始める フードコートの午後
微笑ましい光景と 思うかもしれない
老人の箸の先は震えて ...
笠間駿介さんという人がいて
その人の作品が好きだった
青空は何枚もプリントアウトして
ことあるごとに読み返していた
今でもあの頃の詩人たちのたくさんの
プリントアウトされた詩が
僕 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
晩夏
AquAri...
自由詩
3*
15/9/6 1:00
カムパネルラ
レタス
自由詩
2
15/9/6 0:42
もう
中原純乃
自由詩
5*
15/9/6 0:22
テンダネス
ひさし
自由詩
4*
15/9/5 22:27
接吻
あおい満月
自由詩
13*
15/9/5 21:12
腐った林檎は誰も拾わない
這 いずる
自由詩
8
15/9/5 20:26
オアシス
ユッカ
自由詩
5
15/9/5 20:21
蔓
深水遊脚
短歌
3*
15/9/5 19:27
カウントダウン/今日は俺の誕生日
たけし
自由詩
4
15/9/5 17:15
休日
レタス
自由詩
6
15/9/5 16:05
通り雨
かんな
自由詩
5*
15/9/5 13:59
ニーチェ、ヴァレリー、デリダの視線
kaz.
自由詩
1*
15/9/5 13:09
朝の日記 2015夏
たま
自由詩
20*
15/9/5 12:22
太陽の嘘
ハァモニィベ...
自由詩
7*
15/9/5 11:59
案山子
梅昆布茶
自由詩
12
15/9/5 11:23
秋・逡巡
ただのみきや
自由詩
18*
15/9/5 8:18
キャベツ
夏川ゆう
自由詩
4
15/9/5 6:07
公園
吉岡ペペロ
自由詩
6
15/9/5 1:36
稲妻市へ
手乗川文鳥
自由詩
3*
15/9/5 1:03
サンマ
レタス
俳句
3
15/9/5 0:43
バッハ
〃
俳句
1*
15/9/5 0:35
ピアソラ
〃
俳句
0
15/9/5 0:26
だけなのよ
花形新次
自由詩
0
15/9/5 0:02
粒々の秋
灰泥軽茶
自由詩
3
15/9/4 23:54
金の目と金の月
石田とわ
自由詩
15*
15/9/4 23:37
真緑
藤鈴呼
自由詩
2*
15/9/4 23:23
メキシコ麻薬戦争と幻覚の病
りゅうのあく...
自由詩
4*
15/9/4 23:22
からこと
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/9/4 23:15
Fantasie Impromptu
藤原絵理子
自由詩
4*
15/9/4 22:34
大昔のこと、夜のパレード
またたび八寸
散文(批評...
3
15/9/4 21:27
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
1821
1822
1823
1824
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
加筆訂正:
メキシコ麻薬戦争と幻覚の病
/
りゅうのあくび
[15/9/5 0:28]
遅筆のため推敲
タバコが世界に必要だろうか
/
りゅうのあくび
[15/9/4 21:45]
遅筆により推敲
4.21sec.