こぼれる時間は青い砂だ
と あなたが云う
青い谷に迷い込んだ蝶はわたし
不在しつづけるひとつの青い無名
立ち尽くしていた
凡庸な言葉の出かかるのを ぐっとこらえ
まるでひとつの禁忌
...
優しい嘘が連れてきた孤独
埋もれてしまった君が見た世界は
心に大きな闇をもたらした
あの時聞いた残酷な言葉は
きっと二度と 君の中から消えることはない
何度目かの激情 ...
熱中時代熱中症編を
防ぐには
どうしても
貴女の尿が必要だと言ったら
貴女は私に
自分の尿を提供してくれるのだろうか?
尿を欲しがられるって
愛としては
最高級だと思うのだけれど
...
蟻は汚染された土壌を
歩きながら、
花に出会った。
花は土壌から芽吹いた。
笑顔のまま生まれた祈り。
手のひらに、
流れ落ちる
黒い涙が、
咳き込みながら
抜け落ちた束の間を ...
鮮烈な闇の中で
炸裂する
赤い青空
遙かに千切れさった
芥子粒のような祈り
忘憂(ワスレ)草を身につけた群衆の
漠とした大地の上を
勿忘(ワスレナ)草を胸に抱いた乙女は
咳 ...
見かけはふつう
少し美しいくらい
性格もふつう
少しやさしすぎるくらい
それなのに
嫌われやすく
面倒に巻き込まれやすく
しばしば傷つけられてしまう
そんなあな ...
MacBookが熱くなってしまった
この詩を書いている僕は冷え切っているのに
Syrup16gを奏でるスピーカーも熱い
気温三十四度の中冷え切っているのは僕だけだ
理解者など存在しない
...
頂点に辿り着いたカマキリが
同じ目線で睨みあいをしてる
振り上げてしまったその右手の先
空は相変わらずそこに立ってた
氷点以下と気付いたかな君は
とはいえ変ね 痛みが意図してる
振り替 ...
見ただけで
その人の何がわかる?
雨が去って
夜が去って
嗚呼
今日も
道路は道路のままで
そのことに
私は安堵する
もう
ずっと長い雨が
私を覆う
黒い雲が
急ぐよ
たましいが
しっぽがそこに
...
コンビニも
真夜中のファミレスも
あなたといるとどうして
あんなに
輝くんだろう
ありきたりの
ミニパフェが
あなたと食べるとどうして
あんなに
素敵なんだろう
さみしいと ...
始まりは何もなくても生み出せる自分自身が好む世界を
何処までも歩んでいこう僕たちは選んだ道は間違ってない
あの人と最後の夜を過ごした日ゆっくり部屋に潮風が来る
昔から家の近くにある空 ...
名前を呟いて目を閉じれば
愛おしい顔がすぐに見える。
「会いたい。話がしたい。」と思い
電話帳を開いても
ボタンを押せないまま蓋を閉じた。
(梅雨の空模様。)
ぽつ ...
ぐっ・・・・。と飲み込んだ負の感情。
ふとした時にこぼれて
些細な変化を気付かせた。
「それはまるで、革命前夜のフランスのよう。」
小さな狼煙が上がり始めると
その ...
手を当てて暖めようとしても
冷たい頬は硬いまま。
閉じた目を開こうと話し掛けても
名前を呼ぶ返事は無い。
「お父さん、おはよう。」
朝起きた私はいつものように
挨拶をする。
...
クッキー。チョコパイ。
パイナップル。崩壊。
さっきまで缶切り探してる
フクロウの首で周りを全て
手錠。どくろ。
UFOキャッチャー。
...
感情は結局最後まで 暴れて逃げだしたりはせず
体の内でただ 小さく静かに揺れていた
おかげで私は 私を保ったまま
望んだとおりの形で 消えていくことができる
一度も辿られることのなかっ ...
水気が日に蒸されて
遠くの景色が霞の向こうだ
夏が白く霞んでいる
山にも霞がかかっている
でも山のそれは白ではなかった
山はなんだか青っぽく見えた
きみの周りに ...
紅色の
トマトを冷やし
塩まぶし
真夏の匂いに
頬の汗ふく
ぐらぐらと
煮えたつ鍋に
泳がせる
モロコシの色
甘く香りぬ
キリキリと
青い腰張る
胡瓜には
味噌を ...
それガチじゃん
ってミサキちゃんは
抹茶シェイクのストローをくわえたまま
モゴモゴ言った
小学生でも
今どきそんな初恋しないし
ってからかわれて
気が楽になった
って
イヤイヤイ ...
夜空がとってもきれいだから
とってもきれいだから
ワタシたちは
二本足で立つようになりました
セクハラで知らない国へ左遷されやけに激しい風が吹いてる
初めての路上教習雨が降りやけに激しい風が吹いてる
尻文字でアイシテイルと伝えてるやけに激しい風が吹いてる
つめをきった
爪を切ったの
もうあの人のために
オシャレなんかしないように
そもそも塗るのがうまくいかないと
イヤなタイプだからさ、わたし
塗ったり落としたり
面倒くさかったんだ ...
夜
ひとつの金属が鳴り
かけらのように冷えてゆく
響くことなく かがやいてゆく
背中を押す手が
ふいに昇る
何本かの指を
残したままで
声を映す手鏡に
...
馬鹿ほど
余計なことを考えて
みんなに迷惑を掛けるので
考えなければ良いと思う
しかし、考えるなと言っても
馬鹿になればなるほど
自分を馬鹿と思っていないので
ついつい考えてしまう
...
選択は
すべて
最良のものだ
その中で
耐えて受け流して
喜んで
生きる
根を下ろすだけだ
会いに行きたい
人と
つきあおう
それが
いいじゃないか
会いたいけれ ...
茹だる暑さ
蚊に刺され
腕をかきむしりながら
草もむしって
お米は炊かなくていいのかな
そんな疑問 胸にしまい
手を合わせていたころ
頬を伝う汗と
線香の香りにくらくらした
...
いっぱい いっぱい
吹きこまれてく
目に見えないもの
まるく まるく
膨らんでる
すれ違う人たちの
尖った視線
少し触れれば
バチンと弾けてしまいそう
でもね、
弾けるとき ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スイセンのある部屋
伊藤 大樹
自由詩
3
15/8/4 20:25
0時前の情景
十一月の失敗...
自由詩
1
15/8/4 20:14
尿が必要だ
花形新次
自由詩
0
15/8/4 18:05
〈花々の流竄〉
ハァモニィベ...
自由詩
4*
15/8/4 17:57
〈ヘメロカリスの夏〉
〃
自由詩
4*
15/8/4 17:55
聖性
葉leaf
自由詩
3
15/8/4 15:12
サイケデリック認知症
坂之上放肆
自由詩
1
15/8/4 12:42
『Elf』
楽歌
自由詩
1
15/8/4 10:51
人見知り
リィ
自由詩
1*
15/8/4 10:10
雨期
uminek...
自由詩
8*
15/8/4 6:50
さみしいときに あなたはいない
〃
自由詩
10*
15/8/4 6:31
始まり
夏川ゆう
短歌
0
15/8/4 6:11
雨模様の片思い。
梓ゆい
自由詩
1
15/8/4 3:43
兆候。
〃
自由詩
3*
15/8/4 3:31
苦い昼。
〃
自由詩
4*
15/8/4 3:26
わたしわ、それ
ヨルノテガム
自由詩
1
15/8/4 2:36
湖
葉
自由詩
2
15/8/4 1:59
白い夏
吉岡ペペロ
自由詩
2
15/8/4 1:57
夏の味
レタス
短歌
4
15/8/4 0:38
恋しちゃったのよん
アンテ
自由詩
2
15/8/4 0:12
夜の散歩 二夜目
ひさし
自由詩
2
15/8/3 23:40
セクハラで知らない国へ左遷されやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
1
15/8/3 22:02
初めての路上教習雨が降りやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/8/3 22:02
尻文字でアイシテイルと伝えてるやけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
2
15/8/3 22:01
さよならビビッド
瑞海
自由詩
7*
15/8/3 20:21
戴冠夜
木立 悟
自由詩
2
15/8/3 19:27
考える馬鹿
花形新次
自由詩
1
15/8/3 18:39
択ぶ
野澤 尚也
自由詩
1*
15/8/3 16:24
盆
もり
自由詩
3*
15/8/3 15:26
風船
〃
自由詩
1*
15/8/3 15:07
1825
1826
1827
1828
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
5.77sec.