鼠夜桜ひきつれて
にぎやかな繁華街を抜ける
路地は大小二つに分かれ
月を眩ませる
再び斜影/方に肋膜の炎
告知する薄墨色
派手な更紗を纏う老婆を気にとめた
絵柄のカードをな ...
前方から、二台の自転車がやってきた。幼い女の子と母親である。ときにハンドルをくねらせ、お気に入りのアニメソングさえ、聞こえてきそうである。女の子は自転車に夢中だった。その後ろに母親。ごくあ ...
保育所が足りなくて
子供を預けられない
働く母に提案です
あなたが働く間
子供を凍らせて
仮死状態にしておくのは
どうだろう
家を空けている間
子供は冷凍庫の中で眠り
母の帰宅ととも ...
若き日々の夕べには
その日一日が再び始まるような
ばねに似た体が憩っていた
未来は豊饒で過去は僅少で
乏しい過去で圧倒的な未来を
懸命に跳ね返していた
青々とした木の葉のような
...
顎がはずれるほど泣いた夜に
向こうばっかり気になる自分と暮らしてる
奴はタバコを僕に差し出した
それは彼の敬意の終わりだった
追いかけられて
二つは一つに
夢は川と繋がってる
何 ...
おなじ夢をみる。
地下、暖かいイメージ、職員室の裏側にある保健室、せまいなかにぎっしりつめられたベッド、シーツ、まくらとまくらカバー、小人みたいな先生。彼女は走っていく、校庭や道や草はらなんかを ...
こんな時間に
起きているのは誰だ
こんな時代に
生きているのは誰だ
おまえ
ひとりなんかじゃ
ないんだぜ
この世の終末を感じる
ぼくは礼拝に出席しないといけないクリスチャン
アイディンティティーはそこにある
牧師さんから聖書研究の本をかりた
救済者(メシア)をもとめている
魂の奥の底から涎が ...
ベッキーこと元巨人の
辺木原和博(48)は
不倫相手の一人ユダヤ人演歌歌手私怨(しおん)と
覚醒剤を使用するために
子供を保育所に預けようとして断られ
高校生ウルトラクイズを対象とした賭博を ...
ばあちゃんが 孫の肩を もんでいる
教科書はどんどん重くなる
忘れてはならないこと
今日もまたマシマシ
江戸時代の町民は
遠いお国の飢餓戦争
知ってか知 ...
ジェットコースターだぜ ゴー
どこへでも行くぜ ゴー
くるくる回る五色のライトと
考える前にともしてしまった誤植のライトと
ジェットコースターだぜ ゴー
ゆらゆら揺れる 夕暮れの小枝と
...
道標のない坂道は 霧の中に向かって
砕けた岩が転がっている道端に
明るい顔で タンポポが咲いている
白い羽を残して 飛び去る
ゆがんだ古時計を壁にかけても
もう元に戻ることはな ...
引っ越しする
君がおいていったダンボールの中に
ある私たちの昨日
もう一度あけてみたいけど
あけられないまま
窓をあけて夜をみている
戦争は始めるよりも
終わらせる方が難しい
近年の世界情勢を鑑みるに
そんなことを言う人も居て
そうだねといいながら
家は建築するよりも壊す方が簡単だ
重機でバリバリとあっという間に平地にし ...
ババがふたり
ババは、ふたりでも相当うるさい
今どきのババは、パワフルだ
あら、あーたのジャケット素敵じゃない
どちらで作ったの?
××
でも、も少し長い方がおしゃれね
ね、知 ...
太古から受けついできた生命を
父と母から受け取って
生まれ出たあなた
いま
腕を広げ
足をのばして
世界の広さを
たしかめている
じゃまするものは
もう ないでしょうに
...
天の川や
知らない星々をいっぱい
かき集めてポケットに入れた
夜と夜の
さらに向こうの記憶
赤や黄色の
光の川を泳いでわたる
人さし指のさきから
星がつぎつぎに消えていく
記 ...
差し伸べてもらえた手を
泥んこのままで掴んだ
なりふり構わずに
その場で泣き崩れた
好きなだけ泣かせてくれて
好きなだけ食べて良いと
まずは好物の鮭料理を
この姿のままで?
会 ...
今日で最後
この場所に来るのは
今日が最後
あの人に会えるのは
想いを告げたいあの人に
でもそれは
自分だけ楽になりたい
最後っ屁
...
言葉がおちてる ぷつぷつにきられて
台所 タイルの水色
削りかけの鉛筆がむなしい
言葉はたびたび
うらぎるようなふるまいをする
季節や 温度もそうだし
寝起きの兎だってそうだ
手 ...
原発事故を
誰よりも望んでいるのが
反原発主義者であるという喜劇
それは、巨人の敗戦を
期待しているのが
当の巨人の選手であるという悲劇に似ている
全力を尽くして
得られるものの方が ...
2016年3月21の吹雪
対
マイルス・デイビス
「Bye Bye Blackbird」
コーヒーの湯気と
古いポートレート
中心を射抜 ...
隆盛の花嫁
関係無いねとばかりにふるふる流星雨
小鹿は震えながら立ち上がろうとして
気の良い老人とサボリの少年は
それを真剣に真剣に見つめている
一つの執念場
かたや企 ...
ぼくはまどろみのなかで詩を書いている
このまどろみが好きだ
世界が落ち着く夜に書く
詩は別の世界へといざなってくれる
ニートでも書くことができるのだ
情念を言葉に
ありえないほどの ...
Tバックがピアノ線だったら
穿いたままウンコした場合
ウンコは真っ二つに
分かれて出てくるのかしら
グリーンベレーに殺られた
ベトコンの
頭と胴体みたいに
一日の仕事を終えて
帰った家のソファに、坐る。
ママは台所に立っている。
人より染色体の一本多い、周は
パパが足を広げた間に
ちっちゃい{ルビ胡坐=あぐら}をかいて
「おかあさんといっ ...
小雨日和に
涙がひとつぶ落ちると
空き箱に海が広がり
折られた便箋が繊維の波をつくる
皆が別れを見出だす
手先を冷たく潤す
水はしわを消さない
刻まれていく訪れに感謝し
なくす ...
幼い日
デパートで迷子になって
必死に母を呼んだ
フロアをひた走り
血眼で母を探して
大声で母を呼んだ
その呼び声は
今も私の中で響いている
私はそれを聞きながらも
日々 ...
snsの誰かのいいねで
久しぶりにあなたの顔をみて
反吐が出る
全部を捨てて
全部を忘れたい
今が幸せだって言いたい
あなたより
ふりかえる女は幸せになれないって ...
霧吹きのような雨はふかみどり
胸の奥まで吸い込んで
わたしは森になる
しばらくすれば
じゅうぶんに水を含み
耳を傾ける
彼らは
永遠を指し示すこと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
スベトラーナ春に酔鼠
アラガイs
自由詩
7*
16/3/26 0:48
武士の3分
カンチェルス...
散文(批評...
3
16/3/25 23:44
私のアン
花形新次
自由詩
1
16/3/25 23:19
葉の色
葉leaf
自由詩
3
16/3/25 6:50
ひとりでだいじょうぶなように
竜門勇気
自由詩
1
16/3/25 3:46
夢をみる
はるな
散文(批評...
1
16/3/25 1:16
ひとりなんかじゃ、ないんだぜ
うめバア
自由詩
1
16/3/25 0:48
終末
fujisa...
自由詩
0
16/3/25 0:07
ここまでのあらすじ
花形新次
自由詩
1
16/3/24 23:45
自己防衛大臣答弁
もり
自由詩
0*
16/3/24 23:20
ゴー
オイタル
自由詩
1
16/3/24 22:32
春へ
藤原絵理子
自由詩
3
16/3/24 22:32
二ひく一
朧月
自由詩
1
16/3/24 21:50
アンインストール
あおば
自由詩
2*
16/3/24 17:57
ツーババ
森の猫
自由詩
7+*
16/3/24 16:58
赤ちゃんの足
イナエ
自由詩
13*
16/3/24 9:56
ガラスの星
yo-yo
自由詩
2*
16/3/24 7:49
冬の財布
もっぷ
自由詩
3
16/3/24 5:29
最後っ屁
佐白光
自由詩
1*
16/3/24 0:25
手足
はるな
自由詩
4
16/3/24 0:24
きみも大好き野球賭博
花形新次
自由詩
1
16/3/23 23:45
jazzと珈琲と火事と詩
ただのみきや
自由詩
8*
16/3/23 19:51
神のすかしっぺ
ふわふわ
自由詩
0
16/3/23 19:10
自動筆記
fujisa...
自由詩
0
16/3/23 18:59
グリーンベレー
花形新次
自由詩
0
16/3/23 18:42
キャッチボール
服部 剛
自由詩
5
16/3/23 18:30
せんいの波
かんな
自由詩
5*
16/3/23 12:50
呼ぶ
葉leaf
自由詩
2
16/3/23 4:33
sns
藤原猫
自由詩
0
16/3/23 1:09
休園日
七
自由詩
37*
16/3/23 1:09
1694
1695
1696
1697
1698
1699
1700
1701
1702
1703
1704
1705
1706
1707
1708
1709
1710
1711
1712
1713
1714
1715
1716
1717
1718
1719
1720
1721
1722
1723
1724
1725
1726
1727
1728
1729
1730
1731
1732
1733
1734
加筆訂正:
jazzと珈琲と火事と詩
/
ただのみきや
[16/3/23 21:26]
「歩いて往くを」を「歩いている」へ、「Swingした」を「Swingして」へ変えました。
7.33sec.