鏡に映ったあなたの胸のなかに、
黒い竜が宿る。
黒い竜はその心臓のなかで増殖し、
血液の海を泳いでいく。

あなたが誰かと手を繋ぐあるいは、
身体を交わす、
黒い竜は毛穴から汗に混じり、 ...
君の色に染まりたくて、
君の汗を願って空を見ている。

鈍色の空が地上に、
絨毯を引きながら影を落とす。
低い声で君がないて、
青い光とともに汗を降らす。

空から、
血をくわえた
...
かなしいがいっぱいになって
泣きだした
よくとおる声で
しゃくりあげ
虐たいではなく
とおり魔でもない
がんぜない
わがまま
しわのない顔をせいいっぱいゆがめ
大つぶの涙おしげもなく ...
うちのタマはでっぷりとした三毛猫で
とても大食らいで
煮干しや猫缶よりも
五百円玉が好きで
日に何枚も飲み込んでしまうのだ

左手で招くように
大粒の硬貨をねだる

体重が増えてきた ...
心明は暗きまま
 あけてはくれて繰り返す放埓に
  やぶにらみのいばら屈辱の叱咤
  (暮れなずむ空に水音蛙の声 ...
貴女がいるから生きて行ける
貴女の優しさに包まれ
心に深手を負っていても
なんとか暮らして行ける
女々しいけど本当で真実なこと
運命の人は貴女だけ
失いかけてやっと分かった
大切な貴女
...
「私」でも「ワタシ」でもなく「わたし」です、「あなた」のそばに寄り添えるのは



許さない、許したくない、許せない、あいつに宛てて最終校正



「きみのため」「きみだけのた ...
飢餓と満月が同居する体
世界の最果ては孤独だと言う

日付変更線を挟みながら
数えきれぬ命の埋葬と
新たな命を取り出す時間が
せめぎ合う度に繰り返される

途上国の過酷な労働に
一滴 ...
   たわいのないことだが
   テレビの予報に反して
  梅雨どきの浅い日差しが
  わがやぜんたいのかげを
 舗道につくってくれるとき
   無聊にあまんじている
卒寿のおひとりさまに ...
修学旅行3日目の日
自由時間の合間に映画でも見ようと
僕達は大阪の適当な駅で降りて
エスカレーターの近くにいた女の子に声をかけた

そしたら不気味なくらい満面の笑みで
自分のスマホの取り出 ...
君の無駄な表情
どうしようもない倫理観
優しい言葉
手を携えて
自己否定
何を信じればいいのか?
信じれるのは
君の手の温もりと
寄り添う時間

空に明滅する光
このまま世界が終 ...
焦れり焦れり、あと数歩、今日は無性、して根拠無根、行ってなんとする従属節、実母の鉄槌ぞありゃせんで、あな麗しや素朴の君、君の事詳しくは忘れてしまうよ、なあ今日玄関に縋る大人は、塾には行かねばな ... 惜しむらくは
想いを告げなかったこと

惜しむらくは
手を差し伸べなかったこと

惜しむらくは
気づかぬふりをしたこと

惜しむらくは
奪ってしまわなかったこと

惜しむらくは ...
雑多な街
ノイジーな喧騒
行き交う人々
ここではない
夜の帳
浮かぶ赤い月
包み込む静寂
ここでもない

在るべき場所を
やるべきことを
探し続けて何千里
幾千幾万の日を跨ぎ
...
#裸
私の曲線という曲線すべてと
貴方から湧き出る荒れ狂った血潮を
すべて交換するかのように
貫いた打ち付けた果てた午後のビーカー。
息切れのアルコールランプ。
結露した私の肌は、まだ足り ...
喉の奥に翼が生えた狼
見た目は笑えない犬
ウェイトで出来たブロックを
上手に心のなかに詰めて

なーぜ?
口笛に惹かれて
断首台を登った

冬の夢に晒されてるこめかみ
どこまでも冷 ...
吐き気がする
自らの言動に
目眩を覚える
間違っているのか
間違っていたのか
一体全体何故に
こんなことになってしまったのか
誰のせいだ
一体どうして

こんな質問を繰り返してもな ...
知らないあの子。知ってる私
話せるのは知ってる私
知らないあの子には話せない
目を見てなんて会話にならない
あの、えっと〜、あれ、
顔を赤く染めて言葉にならない
子どもならそれでもいい
...
夜間にバタンバタンと 階下で扉を
開けたり閉めたりを繰り返す父の扉
私が玄関の扉を開けっぱなしにして遠方に去ってから
ずっと開いていた 扉

帰省する毎に 小さく細く白く可愛く寂れて ...
鎖骨を引き抜いて、
あなたの喉に刺してやりたい。
乳房をもぎ取って、
あなたの口に押し込んでやりたい。
陰部をくりぬいて、
あなたの尻に捩じ込んでやりたい。

俺のオナニーを ...
トランプと言えば
ババ抜きだ
ババアと言えば
クリントンだ
そんなこんなで
二人は結び付いている

ババアでヌキたい奴がいる
DMM.COMを覗いてみれば
一目瞭然だ

ババアだ ...
アスファルトを血に染めて絶望へと転落してゆく
  未来の夢と希望が一瞬にして消え去ってゆく

   ノーブレーキのキラーマシーン クレイジーマシーン
  
  誰がおまえを生み出したのか 快 ...
破壊されそうな心かばいながら

崩れ破落ちて行くこの身体

せめて受け止めてください

黄泉に落ちて行く感覚の中

もがく午前零時過ぎ

鼓動が高鳴り 口が乾く

細い指に絡み ...
細胞が代謝するように
世界は常に変化してゆく

愛されようと愛されまいと
その変化はかわらない

そのなかで安定した日常を
維持しようとする本能と知恵が
文明と文化を支えているが

...
白い波に足をひたして
海に走り込もうとするこどもをつかまえる

波に洗われる砂のうえ
何かの記念の石碑みたいに
ぽつんと残される丸い石

背の立たない輝く水に浮かび
ようやく息を継ぎな ...
(ひとこともしゃべっていない)この歌集にわたしの歌ははいっていない

デミグラスソース一滴一滴と逆さに振った瓶の底から

腹ぺこだ。でも間違えたしゃっくりが空いた空いたと鳴り止まなくて

...
ねえねえあれは何
 
あれかい あれはバカな人間たちが
この神の世界を知ろうとして バカな考えをしている館さ

へんな部屋が3つもあるよ  1つは実無限とかいう部屋
もう1つは可能無限とか ...
飼い猫は掃除機の音に興奮し掃除が終わるまで落ち着かず

愛媛には猫ばかり住む島があるもてなすように人に近づく

土筆摘み出来る場所が減っていくアパートぱかり建ち並ぶ町

道端で出逢った猫が ...
お兄ちゃん
お兄ちゃんあのね

後ろをついて歩いたちっこい妹が
男に振られたんだって

お前だけは幸せになれよって
あれだけ言ったのに
嫌なことなど

いつも
幾らでも
側にあるから
気づかないで生きたりも出来る

大人になると
不条理にいちいち驚かない

透明な何かが
濁ってしまったように見えるけど
違う ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
黒い骨あおい満月自由詩316/6/15 20:58
汗を待つ自由詩116/6/15 20:58
がんぜないものただのみきや自由詩9*16/6/15 20:22
タマレタス自由詩016/6/15 18:58
初夏の刹那るるりら自由詩8*16/6/15 18:30
貴女星丘涙自由詩1*16/6/15 18:10
◆ニュアンス入門千波 一也短歌216/6/15 17:15
命の更新ミナト 螢自由詩216/6/15 12:42
鳴神月(四)信天翁自由詩316/6/15 11:20
でっかいペンギン1486 1...自由詩0*16/6/15 9:51
silenceopus自由詩016/6/15 7:32
塾通い/行かず後家/万年雪なけま、たへ...自由詩016/6/15 4:34
後悔だらけ坂本瞳子自由詩016/6/15 0:50
ロンリーズたいら自由詩016/6/15 0:14
愛の実験梥本 サハラ自由詩216/6/15 0:00
ディスカヴァー・ディスオーダー竜門勇気自由詩016/6/14 23:50
願い坂本瞳子自由詩1*16/6/14 23:16
失恋「2」独奏自由詩116/6/14 22:42
為平 澪自由詩5*16/6/14 21:05
あおい満月自由詩0+*16/6/14 20:52
なんだかおかしい花形新次自由詩016/6/14 18:52
殺人車(殺人者)星丘涙自由詩2*16/6/14 17:24
今夜こそ自由詩0*16/6/14 16:57
コロッセウムにて梅昆布茶自由詩316/6/14 9:41
遊泳禁止区域佐々宝砂自由詩10*16/6/14 9:02
きっと手を動かしたり脳細胞を殺したりするほどの対価は得られな ...ピッピ短歌5*16/6/14 7:27
パラドックスの館st自由詩0*16/6/14 7:04
夏川ゆう短歌016/6/14 5:24
ガト自由詩1*16/6/14 4:07
伏流水自由詩3*16/6/14 3:42

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