160811
古くさいジャズを聴きながら書いている
ベースの音がボンボンと盆踊る火炎瓶
サンバのリズムと喧嘩したいのかと
いつもの買い物に行ってみたのですが
...
彼女は美しかった。彼女は彼に出会い恋をして、結婚した。
職場結婚であった。私はそれを人づてに聞いた。
昔の私には彼女は救世主だった。特に何をしてもらったわけでもない。特に何をもらったわ ...
不安定で不均衡な心は
やじろべえのように
いつまでも揺れている
やじろべえのようにって
もっと他の言い方ができないものか
風見鶏とか
微動し続ける振り子とか
言葉を飾り立てようと ...
言葉にすると
すべてが嘘になってしまいそうで
だから黙っていようと
心に決めたあの日は
もう遠い昔のことだけれど
今も鮮明に残っていて
一瞬が永遠のようで
一歩も踏み出せずに
このまま ...
どす黒い怨念に
まみれに
まみれていて
幸せそうな人間を見ると
内心「死ね、死ね、死ね」と
思っているくせに
表面的には
歯が浮くようなことばかり
言いやがる奴らを見ると
タマキンが ...
おーい と
夢が呼んでいる
稲のなかで
緑色が発酵していく
背中の真ん中をいく夜を追って手が伸びる
それを愛撫と呼ぶかもしれなかった
世界の稜線に
日が沈む
ぎりぎりと 音 ...
たましいよ叫べ
美しさを捨てて
醜さを追わず
叫べ
真っ裸晒して
己が源に叫べ
脈打つ
沸騰する
胎児たちよ
ぜつぼうの前に叫んでくれ
これが生命だと叫んでくれ
...
生きる理由をかぞえている東京の部屋で
だけどつらいと泣いてる独りに
ふと友人からの一通のメール
一枚の花の写真に、添える言葉はなく でも
君はこのさびしい堂堂巡りに句点を届けてくれたんだよ
...
黒い、毛の長いねこを飼っていた
みんなもらわれて
のこった一匹は
白くないしオスじゃなかったけど
玄関に出てきて見上げた
ママに「飼おうよ」って言った
味付け海苔がだいすきで
...
手をにぎれない時も
手をつかめない時も
手ごと切り取ってしまう時もあるよ
人と人は分かり合えなくて
凹凸がぴったりはまっちゃう人と人なんて
本当に少ないと思うんだ
説教はできな ...
真夏の早朝に自転車で出かけると
涼しい風に包まれて
季節はもう秋になっている
こんな人気の少ない秘密の時刻に
秋はこっそりと訪れていた
季節の交代はこのように
少しずつ順を追いなが ...
はるか昔の 虚数時間がながれていたころ
すべては逆に動き 手をはなすとボールは山を登り
空間は七色の虹のようにみえていた
(うまれる前の記憶が 虹色のなかで ...
公園のベンチで鳩にパン屑をまき
ピースする
一応鳩も平和そうにしてる
平和が鳩に見えることはあっても鳩が平和に見えることはない
良いお天気
アトムみたいな寝癖がほしい
鳩の胸がピー ...
春にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね
夏にかなしいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといない
最後の ...
ふゆ
まっ白い雲のうかぶ空は
あおじろい怒りの気配
をたたえ そ
の
下を
煮えきらず
あるいていた
手に
侃々とたぎり
鳴る鍋は なく
白い白い
雲は浮かぶのが
「自由」と ...
遠い夏
街で見かけた少女
名前も
どこに住んでいるかも
知らないで
ただ精一杯
目で追うことしかできずに
それっきり
夢で逢えたらと願いながら
叶う事もなく
今日(四十年後 ...
生きていても可哀想
やさしい人が
やさしい気持ちで
そう思った
そう思った手前
やさしい人は
責任をとって
殺人を決行した
言うだけ人間は良くないから
えっ?そんなの ...
ナイアガラの滝を見ても
グランドキャニオンを見ても
移動するカリブーの群れを見ても
そりゃあ、こんな景色、地球のどこかにあるやろ、
そんなこころしか湧いてこなかった
...
死神に話しかける子秋の蝉
沈黙の点点点や油蝉
白い蝉羽化の途中で落ちにけり
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
光の傷 埃の羽
蜘蛛の巣の雨 風を鳴らし
昼に沈み
夜に揺れる
つぎはぎの声
低空に満ち
矢継ぎ早の虹
径を濡らす
止まっていた渦が動き出し
老いを増 ...
マリーゴールドの香りが染み込んで大気を少し重たくする
ひらく花びらのかずとアスファルトに落としてきた恋のかず
麦わら帽子が風で飛んでいった先にトンボがふわり秋の気配
君と手を繋ぐと空 ...
映画 システム 地獄に落ちろ それはお前の事 砂丘の夜 赤ちゃんの笑い声 広がる緑のアメーバ
成長 切り刻まれる階段 春の伸び切ったバネの スタート準備の結晶 心臓の音 お父さんが落としてしまった音 ...
西の空に希望を背負った夕日が消えてゆく。
黄昏た公園で私は老人を見た。
ベンチに腰掛け自分の両手を見つめている。
その時初めて私にも皺だらけの掌があることに気が付いた。
深 ...
二度と無い(今日)を刻印しよう
ないふのエッジの上で
両腕の翼を広げいつのまにやら、綱渡っていた
無重力な――小人のぼく!
ぎりぎりの日々を
あんのんと{ルビ胡坐=あぐら}かいて
呆け ...
ポケモン語でポケモンGO!
日本語ではなく ポケモン語
ポケモン語でポケモンGO!
英語でもなく ポケモン語
世界の共通語
日本語でもない 英語でもない
...
赤い閃光が
青い空を横切った
雲一つない
真っ青な空を
赤い線が
境界を引いた
横一文字の
真っ赤な直線は
強烈なスピードで
音を立てることもなく
空を裂いたのだ
誰も気づいてい ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
こんな日が
あおば
自由詩
3*
16/8/12 8:42
ひそみに倣う
田園
自由詩
2
16/8/12 4:19
やじろべえ
坂本瞳子
自由詩
0
16/8/11 20:07
止まったまま
〃
自由詩
0*
16/8/11 20:04
タマが痒い
花形新次
自由詩
0
16/8/11 19:36
愛撫、稲のなか
はるな
自由詩
4
16/8/11 19:01
叫べ
田園
自由詩
0
16/8/11 18:32
ギフト
もっぷ
自由詩
6*
16/8/11 17:53
友だちのねこはどこ?
ともちゃん9...
自由詩
7
16/8/11 17:14
手と手をにぎってどんぶらこ
田園
自由詩
0
16/8/11 16:35
夏と秋
葉leaf
自由詩
0
16/8/11 7:32
七色の空間
st
自由詩
0*
16/8/11 6:48
ピース
末下りょう
自由詩
2*
16/8/11 3:28
なみだ暦
もっぷ
自由詩
2*
16/8/11 0:47
(なべ)
「ま」の字
自由詩
2*
16/8/10 23:05
少年少女
ただのみきや
自由詩
7*
16/8/10 20:08
やさしい人
花形新次
自由詩
0
16/8/10 19:37
旅の思い出
吉岡ペペロ
自由詩
1
16/8/10 12:55
死神に話しかける子秋の蝉
北大路京介
俳句
1
16/8/10 12:38
沈黙の点点点や油蝉
〃
俳句
2
16/8/10 12:38
白い蝉羽化の途中で落ちにけり
〃
俳句
0
16/8/10 12:38
庭の蝉目で追いかけて涼しいな飼い猫始めて1年目
猫のひたい撫...
短歌
1
16/8/10 12:34
ごぅーごぅー会社のコピー機の中で誰かが何か叫んでる
〃
短歌
1
16/8/10 12:28
なごり ひびき
木立 悟
自由詩
4
16/8/10 11:23
いま 繋がらない
かんな
自由詩
2*
16/8/10 11:14
コントロール
狩心
自由詩
0
16/8/10 10:00
黄昏時の老人
ヒヤシンス
自由詩
8*
16/8/10 4:50
鳥人間
服部 剛
自由詩
1
16/8/9 23:37
ポケモン語でポケモンGO!
黙考する『叫...
自由詩
1
16/8/9 22:14
ガガガ
坂本瞳子
自由詩
0*
16/8/9 20:36
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
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1618
1619
1620
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1622
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1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
加筆訂正:
少年少女
/
ただのみきや
[16/8/10 20:59]
一連目最後の行変えました。
4.11sec.