少年は足裏を焦がして
靴はいつの日か隠して埋めた
角質、角質、カクシツ
玄関の隅に置いた革靴は
フローラルの香り
白い角質、剥いで
焦げ臭くなるために、外へ出る
自分とは違い過ぎるものの考え方や
受けとめ方や立ち振舞い
自分には思いもよらない
大胆不敵や厚顔無恥
ああはなりたくない、だとか
あんな世代と一緒にはされたくない、だとか
...
消防車のサイレンが街にこだまする真夜中
自発的な夢遊病のゲバラのシャツを着たガキどもが溢れ出て
革命とは程遠い犯行を繰り返す、おお
体制にとって彼らの存在は引っ掻き傷にもならない
...
眠れない夜には
そう
静かな音楽が必要になってしまう
それでも今夜は眠れない
月が満ちて
ゆっくりとしていても
アルテミスの歌が美しくとも
眠れない夜は
どうしても眠れないのだ
...
草ぼうぼうの渋谷スティション
手をつよくつよくぎゅっとしながら
ヒカリエの壁に映った影が存在を主張
これはあたし
ぐしゃぐしゃにつぶれた車たち
あれもあたし
少し未来のファッションでオ ...
高らかに歌を唄う
人に笑われても
いついつまでも
唄い続ける
足蹴にされようと
蔑まれようと
私は歌を唄う
そうしたいから
私の歌は決して
騒音ではない
理解し ...
なんで僕には手があるんだろう
そのせいで物を食べなければいけない
そして箸を使って口に運ばなくてはいけない
順番を決めるときにジャンケンをしないといけない
文字を書かないといけない
トメハネ ...
他人の日記を盗み見る生活に慣れて
部屋の桔梗を枯らしてしまった
あんなに美しく思っていたのに
いつの間にか時間が軽くなった
ことで時に重みがあることを知る
あのはつなつのグラウンドの
...
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ...
自由です迷子ですから自由です あなたに触れて明日も明後日も
迷子です自由ですから迷子です ひとつ触れたらひとつ忘れる
わたしたちどうしてこんなに悲しいのか 倒れながら飛ぶ鳥よりも
雨ごいはこうやるのよ見て ドーナツの穴が落ちてるはやく拾って
意味や色は流行りが過ぎて色あせて いまではみんな灰色の◇
...
明るく生きることは自分を失うこと
明日を悲観して
今日に絶望して
昨日、泣いて
なにをしよう 涙が止まらない
ねえ 落ち込んでいよう
ねえ 周りを不安がらせよう
...
30を過ぎて 夜更かししてたら
心がざわついて 夜は静か
時間を味わえずに 明日のために寝なきゃと思う
たとえ明日がどんなに素晴らしい日でも
無頓着な夜を 過ごせる豊かさに ...
乗り込んだとたんに、
眠りが手を伸ばす列車。
眠りの手を掴んで、
ともに溺れようとする頭のなかで、
死んでしまいそうになるのを恐れて、
目を覚ましても、
窓の外は平行線だ。
その平行線の ...
アメリカ軍の人間による犯罪に
怒りの声を上げた沖縄県のヅラ知事は
アメリカ軍最高司令官の入国を
断固として阻止する旨の声明を発表した
それに対して
肌の色だけで大統領とノーベル賞を
射 ...
白い指が止まり木になって
季節の変わり目を溶かしていく
鳥も空気も光も水も
四角いゼリーの中で蛹になる
いつか君の口が閉じたら
ありったけの体温を渡そう
僕の眼はガラス球みたいにピカピ ...
160520
生まれつきの相違だね
遺伝子の力の凄さには
呆れるね近衛兵の父は
眼瞑っても皇居内は
迷わずに歩けると威張ってた
それが証拠に
戦地に行っても迷子に ...
少しの幸せならどこにだって転がってるって軽くあしらってたらその先の大きな幸せにも気づけなくなってしまう
少しの不幸せでいちいちドン底に突き落とされてたらその先の大きな不幸せに耐えきれなくなって手足を ...
薄い膜に守られ
厚い筋肉に守られた血液が
身体の中心に存在している
肋骨に覆われ
100年の鼓動を約束する存在の原点なのだ
西洋のハートは心臓型をもろに示しているが
この国ではおにぎり ...
医師の言葉に呼応して
治療を始めた
余命半年は拭えた
(彼女はどこ?)
3週間×13
ずっと増え続ける数字
たかが数字 だが重い
できる事はする
頑張れ 私の内臓
今では何処 ...
ぼくは今日ハローワークに行った
あさっての面接の段取りをつけ
神社にお参りをしてうまくいくように祈った
(苦しいときの神頼みだね)
帰りのバス停ベンチに座って
コンビニお ...
ドーナッツの向こう側へ、ゆけば迷わなかったのかもしれない、と、わかったところで迷ってしまったわけで、ほんとは迷ってしまったことにすら気づかなかったわけで、?、星の繋ぎ方すら忘れてしまって、きのう食 ...
臘の街幽霊歩く昼さがり
アスファルト過去纏いだす春の花
閉じる日々アキラムジナへ彷徨うか
やんばるの雨に曇るかたひじをついて吐き出すたばこの煙
黄昏と爆死をつた ...
アメリカ軍の男が
殺人を犯したからと言って
アメリカ軍の前で
「お前らは出ていけ!」等と
言ってのけるのは
日本人拉致が
北朝鮮によって行われたことをもって
朝鮮総連前で
「お前らは出 ...
どうも世の中は愛撫に肯定的ではない
君の乳暈的世界で僕は日夜トレーニングを怠らないが
硬骨魚は自分の砦と離島に棲むのが好きだ
でも女は快感を要求しボンネットが揺れるだけ
柔らかな肉の隙 ...
雨が降ってくることもなければ
泉が湧くこともなかった
川は面に表情を走らせて
風を受けながら凡庸な経路を流れていくだけだ
山の中の細い渓流から始まり
川底の石や魚と戯れ
やがて里に下りて農 ...
をほわか。わた、さばなや
しかなれれとれ
きしよな、たまなまらやま
めだわかあたひぅしらだめん
かひらじぎごぞばれんだべんがぎ
まぱかい、まさおけこ、つ。ら。
ざばぺぶだはたにいき
...
枝に留まった、夜の{ルビ梟=ふくろう}
少々首を傾げ
まっ黒いビー玉の瞳で
あなたをじぃ…と、射る
――梟は、仮の姿で
ふっくりとした着ぐるみの中に
小さな哲学者がいるらしい
...
あなたは、咲こうとしている
――長い間
時に風雨に、身を{ルビ晒=さら}し
時に日向に、身を開き
地中へ…根を張り巡らせて
世界にたった一人の、あなた
という花を咲かせる為に
蕾 ...
俺は物書きなんだ
詩人なんだ。
声を高らかに叫んだ
詩人はクソ強いんだ
誰もできないことを考え、やっているから
悲しみは文字にするんだ
そしたら涙ではなく文字が滲んだ
読み返すことが出来 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
焦がれ
縷々流 縷々
自由詩
1
16/5/21 2:10
レンタルしてもいいですか
千波 一也
自由詩
3
16/5/21 1:15
Side by side
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
16/5/21 1:06
忙中閑
レタス
自由詩
2
16/5/21 1:05
のはら
モリマサ公
自由詩
2*
16/5/21 0:56
歌を唄う
坂本瞳子
自由詩
0
16/5/21 0:55
小学校のときノートに書いた詩
独奏
自由詩
2
16/5/21 0:19
風光る
マチネ
自由詩
2
16/5/20 23:21
おむすび
レタス
自由詩
1
16/5/20 23:15
迷子
はるな
短歌
2
16/5/20 22:55
◇
〃
短歌
0
16/5/20 22:42
悲しみに包まれて
短角牛
自由詩
0
16/5/20 22:30
明日を捨てること
〃
自由詩
1
16/5/20 22:19
耳朶
あおい満月
自由詩
2
16/5/20 21:31
広島と沖縄の全面戦争
花形新次
自由詩
0
16/5/20 21:12
鋼鉄と透明な羊
カマキリ
自由詩
3
16/5/20 21:01
迷子になるとわかること
あおば
自由詩
1*
16/5/20 20:42
生きて逝く人達へ
少年(しょー...
自由詩
1
16/5/20 20:34
害虫
レタス
自由詩
3+
16/5/20 20:04
がんと共に
小川麻由美
自由詩
5*
16/5/20 19:41
佳日邂逅
平瀬たかのり
自由詩
1
16/5/20 19:34
迷子になるとわかること
阿ト理恵
自由詩
4*
16/5/20 15:53
九句一歌
卍
俳句
0
16/5/20 15:36
同じ穴の狢
花形新次
自由詩
1
16/5/20 13:46
愛撫へのエチュード
梅昆布茶
自由詩
6
16/5/20 7:27
川
葉leaf
自由詩
3
16/5/20 1:44
ひらがなせいじんのうた
飯沼ふるい
自由詩
1
16/5/20 0:03
梟の目
服部 剛
自由詩
2
16/5/19 23:06
もう一度、蕾から
〃
自由詩
4
16/5/19 22:51
ひと言は他人事
独奏
自由詩
2
16/5/19 22:47
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
加筆訂正:
大統領よりずっと詳しい
/
るるりら
[16/5/20 6:29]
肩をなで落とす→肩をおろす、に かえました。
4.72sec.