蚕の様に糸を巻き付け
言の葉で 魂ごと包み込むのです
見えないくらい細い繊細な言の葉
バリバリと命を食い尽くしながら
身を震わせ よじらせ 紡ぐのです
繭(まゆ)で ...
加齢と毛髪、反比例
苦労と抜け毛、比例
広くなるおでこ
狭くなる心
ヘンゼルとグレーテルよろしく
なくしたものを拾い集めて
それでいったい何になる
不可逆の道を辿るのか
発毛促 ...
私はあなたの隣りに居るのに
飾り物みたいに息を潜めて
顔色ばかり気にしているけれど
続きが見たくなるドラマのように
あなたのひと言に心踊らせ
時には突き落とされそうになる
...
風と光が蘇えってきた
早苗月は 青天井の昼下がり
小公園の原っぱから
ただよってくる
それは それは
卒寿のおひとりさまには
真 ...
キラキラ輝いていたアイドルは
ギラギラのおばさんタレントに
トロトロに煮込んだはずの愛は
ドロドロの昼ドラ視聴率0.2%
四捨五入で0の手間暇 うそっぱち
愛してあげましょう いつまでも
...
160522
日焼けしましたねぇと
大貫妙子は誰かに決め付けられ
慌てて南極に行ったとかなんとか(嘘でしょう)
なにしろ日焼けには逆療法が効くのですと
北極から南 ...
ひやしたシロクマひやかしたクマ
猫なで声で尾を振るパンダ
日に焼けたプシュケー
それは友人の個展のタイトルで
もう四カ月も連絡してないなって
来月には
連絡します
連絡網に
ア ...
世界の潮の流れがひととき停止する
潮の運行に身を任せて
自動的に動いていた手足が
今朝は世界とともに停止する
人は眠るべき存在であり
眠りにより停止を醸成し
停止をどこまでも浄化し彫琢して ...
アメリカ軍の人間がそばにいるのは
危険な状態で
いつまで、そんな状態を
沖縄に強いるのか
とバカな女政治家が話していたが
こいつは自分が何を言っているのか
分かっているのだろうか?
...
稀に見る真剣な眼差しに
早まる鼓動は
私のものなのか
あなたのそれか
区別がつかないほど
かつてない近い距離で
手に触れることなく
想いが交差するのを感じ
悦に入る既のところで ...
猫の死を看取って
父の死を看取らなかった
看取れなかった
間に合わなかった
タクシーがいけない
わけじゃないたまたま
道路が
父さんの死は私の最初の死、で
その後に仰天の連続たとえ ...
九年前に書いた詩には
そういえばカナリアのこと
雀のことそしてなにより
鴉をあえて黒い鳥として好んで描いた
詩作の真似事始め
弱いものや厭われるものを
徹底的に痛めつけて そして
そ ...
石炭を詰め込んだ袋を背負い、夕焼けの帰路を歩く。丘をなぞるように続く細い道には足跡が続く。その中に昨日の雨水が溜まり、夕日がぽつりと溶け出す。二つ目の峠を下りた頃、炭鉱から帰る途中らしき女性を見つける ...
行き先も告げずに走り、ただぼうっと霞んでいくだけの影がしなる草木に乱されていくやがて夜間が方々で燃やされて(こんな霜焼けみたいな野原をおれは歩いていた)彼女は何も告げずにその中に飛び込んで見えなくなっ ...
向こうに布をかけて、道を閉ざしてしまうことにした。繊維の隙間から街々の影が覗いている。それが次々に増えていって震え出した頃に、わたしは布を撥ね除ける。布の下から青や赤が駆け抜けていって、部屋全体を染め ...
大統領が来るので
私たちの街は
なんとなくそわそわしている
当日は
大渋滞になるだろう
車で来るの やめよっかな
広電ならいいっしょー
みんな人ごとで
どこか
案じて
すで ...
むしょうに反省したくなる
日曜日の朝
自分がちゃんと出来ていない気がする
それは君の口癖
テレビを時計がわりにしてみている
毎日は急にとだえる
それが日曜日の朝
罪をつぐなうよう ...
ほんとうのことは
ネットには出てこない
ランキングにも載ってない
誓って
受け身でいるのはいい
誰かの
せいにできるから
みんな
楽々とルールを破る
私は時々
赤信号で ...
もう一度夕空と雁行が見たい
それだ わたしの望みと言えば
もう二度と命を捨てようとしない
それだ あの少女との約束と言えば
いま迷っているのは この長すぎる髪を
切ってもよいものかという ...
仲間たちと旅に出た
バイクに乗って
海沿いの道を
ぐるり一周するんだ
これから始まる
窮屈で退屈な時間に備えて
最後の自由を味わう旅
僕らはあのとき
確かに青春だったと
...
涙で前が見えなくなった
合法的に暗闇の中に光が見える
ポケットの中で立てた中指を隠す
ギターの音が聞こえる
言いたくないけど人間っていいな
新鮮な牙、磨いた今
相田みつを、2年前に書いた遺 ...
鉛筆の手紙 未練は消しゴムで消したい雑なセックスばかり
自転車で登り坂ゆく鳴り止まぬ音楽はまだあのソロの前
外れくじ捨てなかったねいつだって話の長い君ありがとう
...
死にたいような殺意
もはやもはや夏い
前髪を焦がす爆音がくせぇ
焦燥感に高揚感が鬱屈
番号少女は満員電車の中疾走する
もういいかげん愛想つきた
記念公園にチェインソウが爆笑 ...
「条痕」
ぼくは、〈沈黙〉のまわりで遊んでいたことがある。
なんの裏付けも無いことばよりもそれが信じられたのだ。
大人たちの居間で飛び交う〈ことば〉の
ひどく空ろな虚構より
...
さえずりは無制限に落下して
漲る心臓
内側からほどけ展開する
うすべに浮遊都市
生贄のメリーゴーランド
空を蕩かす視線を
火の羽衣に包み
牡丹
ゆるりと爆ぜ
...
どうか
ワールド エンド フィリフヨンカ
と発音してください
トーベ・ヤンソンの
『ムーミン谷の仲間たち』
という短編集の中に
『この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ』
と ...
肋骨の
埴生 に 牝鹿らが
痩せている あなたの
電流をまわるるる
ピン・ボール!
ピン・ボール!
ピン・ボール!
ホネ・ボネの
ソコ ...
何かしなければ
優秀にはならない
何もしなければ
バカになるというが
何もしないのに
なるはずがないから
バカはバカに
なろうとしているので
邪魔をしてはいけない
まじめがイジメでみじめになって
まじめはまじめにマジ悩む
ケジメのない人まじめに見つめ
バカにされたとマジ悩む
まじめをまじめにやめようと
まじめに努力をしたけれど
まじめだからや ...
日が長くなるにつれ
主張を強める夕焼けの赤
それすら呑み込む灰色の雲
夕陽を吸収して膨れる黒
暗澹たる闇へ
夕と夜の狭間を埋めるように
燃える空を追いやるように
不安を煽るように
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
絹の詩
星丘涙
自由詩
1*
16/5/22 19:26
Hage
たいら
自由詩
2
16/5/22 18:32
ジェットストリーム
ミナト 螢
自由詩
3
16/5/22 18:09
帰郷(六)
信天翁
自由詩
1
16/5/22 16:05
ラフな戯れ
縷々流 縷々
自由詩
1
16/5/22 15:59
ひやけしたシロクマ
あおば
自由詩
2*
16/5/22 15:55
ひやけしたシロクマ/即興ゴルコンダ(仮)投稿
こうだたけみ
自由詩
0*
16/5/22 15:48
休日の唄
葉leaf
自由詩
0
16/5/22 15:38
バカな女政治家
花形新次
自由詩
0
16/5/22 13:39
接近
坂本瞳子
自由詩
4*
16/5/22 12:19
白
もっぷ
自由詩
4
16/5/22 11:51
漣
〃
自由詩
2
16/5/22 11:48
死者の道(化石)
kaz.
自由詩
1*
16/5/22 11:30
再誕した、明月は遠野に
〃
自由詩
0
16/5/22 11:24
窓
〃
自由詩
0
16/5/22 11:18
大統領前夜
uminek...
自由詩
7*
16/5/22 10:35
いつも罪人
朧月
自由詩
3
16/5/22 10:29
プリペア
uminek...
自由詩
7*
16/5/22 10:10
栞
もっぷ
自由詩
2
16/5/22 8:16
67歳
花形新次
自由詩
0*
16/5/22 6:42
詩人は味方
独奏
自由詩
0
16/5/22 1:03
外れくじ
深水遊脚
短歌
2*
16/5/21 23:37
summer zamar colorz
アタマナクス
自由詩
1*
16/5/21 22:22
条痕
ハァモニィベ...
自由詩
2*
16/5/21 21:52
夢と現の境で瑞々しく花首垂れる者あり
ただのみきや
自由詩
8*
16/5/21 21:35
WORLD END FILLYJONK
TAT
自由詩
3*
16/5/21 21:24
詩/肋骨の埴生
草野春心
自由詩
1
16/5/21 19:38
バカ妨害
イオン
自由詩
0*
16/5/21 19:24
まじめ中毒
〃
自由詩
2*
16/5/21 19:23
夕→?→夜
たいら
自由詩
2
16/5/21 18:40
1605
1606
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
4.44sec.