いくつにも分かれた小さな窓から 朝の光が迷い込み
吹き抜けの天井に
響き合う
力の入らない魂が 誘いだされては
光の霧の中を 浮遊している
BGMのピアノの音が
まだ一つに ...
蟹は、
何かの匂いを感じると、
月をぐるぐるまわるように、
先へ先へと急ぐ。
何かの匂い。
それは芳しい花の香りではない。
じっとりとした、
タールのような
油 ...
クリスマスイブの前夜に
ようやく恋人が
同じ携帯電話に
一緒に乗り換えることを
わかってくれる
港町に降りしきる
小雨に濡れて
まるで外国から
貿易船で運ばれた
苺のフランボワー ...
新年早々
称賛を浴びるという
ニュースが飛び込んで来た
さては
大晦日にハイレグレオタードで
サイドからキンタマを
はみ出させた姿で
ボレロを踊った
現代最高のバレエダンサー
ニコラ ...
夏休みの 宿題で
ウケ 狙いなら
どんなモノを 作るだろう
世の中の 夏休みが
恐らく 一段落した後で
ゆっくりと 考えてみる
最近の キーワード
一等先に 思い出すのは
おも ...
お腹が空いたけれど所持金は32円
なにも買えないからレジに向かわないなんて当たり前
コンビニの温い空気、外の辛い寒さ
自転車のかごにアイスと雑誌を入れる2016年
スマートフォンにはいくつ ...
かろうじて寒い冬
かろうじて家族なわたし
かろうじて踏みとどまるポールシフト
かろうじて激情に殉じるわたし
いま核ミサイルが発射された
大義などいくつでも作れる
...
寝息が
夜のカーテンを揺らす
いつくしみという
どこかに潜む母性が呼吸をはじめる
白い肌のわが子の
すーっと通る鼻すじに口づける
溶ける音がした気がした
抱きしめるものがある ...
外に在る木 ガ
気になった ラ
内に鳴る木 ト
響キ愛、捧げ愛
ガラトキ、なら時
生い繁るキ なら
森とナル
もくもく黙々
内は外
えぬ・てぃー・てぃー の
てぃー が少し足りない
なんて
てれふぉにっく・てれふぉにか
てぃー・と てぃー・の
やさしく媒介されて
夜のぽえむの はじま ...
普通の人の三倍も
稼げるようになってみて
三倍高いもの食べる
だけど割り合わない気持ち
三倍多く食べれない
普通の人の三倍も
稼げるようになったので
三倍プライド高くなる
だけど割 ...
ボクがキミに
ボクであることを証明し
キミがボクであることを認証して
ボクはボクを認識する
義理認証
ボクがキミに
キミであることを証明し
キミがキミであることを認証して
キミはボ ...
島の西側には 人は住まない
西方浄土に開かれた島
穢れのない 輝く砂浜が 所々に小さく開かれて
海からの精霊たちが 少しの間休むための 青の洞窟
島を縁取るガジュマルの分厚い林が ...
光りのあしたが私たちの歌を聴いているとしたら
あしたも必ず光りのあしただ
、冬の梢がうなずく
ミモザからの約束のようにみずうみの漣もほほ笑んでいる、
という日になぜか
胸のどこかしらは強 ...
米粒より小さな私がいる
足元の草よりも小さな私は
厳かで巨大な荒削りの岩の上に立つ
海風が吹き荒れる
米粒程度の私を試すかのように
青い地平線が広がる
米粒程度の私を包み込むか ...
白昼バランスでも崩したのかすっ転んで縁石で頭を打って死んでいる老人が漏らしてスラックスに滲んでいる糞を一匹の野良猫が執拗に舐めていてその傍を通り過ぎる子供用の鉛筆みたいな服装をした若い ...
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ
今年こそ世界を恐怖のズンドコにチガ~ウと言う子と結ばれる
ギルバート・オサリバンのオ要らんよな太一郎の太一朗太の太
流言飛語によって
衆愚を煽動し
地獄へと導く
デマゴーグを
大物から
超小物ネトスタ(ネットスターリニスト)
まで捜しだして
引っ捕まえて
水を張った釜に放り込んで
徐々に熱してやる ...
詩は「読む」ものというよりは「触れる」「聴く」ものである。文の論理構造に従って明確な意味を読み取るものというよりは、そこに立ち上る言葉の響きや質感を聴いたり、意味の多義性や構文の揺らぎに触れるも ...
かすかな音に導かれて
薄暗い防砂林をかき分け
青い海が 突然開ける
予想もしない光 自分の胸が裂けて 世界が開かれる
幾層もの複雑な青 視界が波に飲み込まれる
潮風 ...
青い咳は止むことも無く
体温計は上昇するばかり
吐き気とおう吐に力失う
おせちを食えず涙を流す
妻は中トロぼくはビタミンを飲むばかり
餅食えず最低の正月迎えた
ドロ ...
明日はカレーうどんを食べて風邪を吹き飛ばす
でもね 鳥から蕎麦に生たまごも捨てがたい
吉野家のスタミナに呪文を唱える夜
家系のラーメンにニンニクとタマネギ入れて
電話をしても誰 ...
貴方という被写体は
なにをもって 貴方だという
内在しない対象の美しさ
それは観者の心に秘めたもの
五感レベルの知覚など
貴方を語れないでしょう
だから今 わたし ...
いまさら歎くことはできない
この世に生をうけたなら
決して涙を流すなよ
どんなに苦しくても
決して涙を流してはならない
どこまでも
どこまでも
歩き続けて頬笑みを絶やさず
...
新しいメニュウを編み出した
豚バラを賽の目に刻み
ニンニクと生姜をすり込み
唐辛子をまぶし
醤油と酒で煮込み
白髪ねぎを散らし飯にぶっかける
これで風邪なんか一発で退散するはずだ
玄関前に設置した
従家庭慰安夫像の
撤去と引き換えに
小遣いの増額を要求した
キンタマ王子は
結局のところ
「誰があんたなんかで慰安されるか!
このローテク短小野郎!」
という妻の強気 ...
新年早々から体調を崩し
ふうふう言っている
心臓もバクバク高鳴って
死んでしまうのかと思った恐怖に
迎え酒
ようやく眩暈を押さえつけた
大晦日に鴨南蛮を食べてから
元旦は蒲鉾一切れ
...
ちくちくちくちく、
縫い針が私の影を追いかける。
縫う主はにこにこにこにこ、
暑すぎる笑みを浮かべながら。
オネエチャンハココノヒトデスカ
(ワタシハオネエチャンガタベタイ)
ヨカッタラオ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
朝の忘れ物
いねむり猫
自由詩
5*
16/1/3 21:37
月に祈る
あおい満月
自由詩
7
16/1/3 19:57
ストロベリークリスマス
りゅうのあく...
自由詩
6*
16/1/3 19:30
キンタマ王子、栄光
花形新次
自由詩
0
16/1/3 18:44
今は冬休み
藤鈴呼
自由詩
2*
16/1/3 18:38
りゃりりゃっぷ、りろっぷ!
上城レーベ
自由詩
2
16/1/3 17:49
オベリスク
吉岡ペペロ
自由詩
5
16/1/3 17:04
添い寝
かんな
自由詩
14*
16/1/3 15:42
成就ノ森
たけし
自由詩
4*
16/1/3 13:42
夜と 私と 透明と 夜と
ねことら
自由詩
4
16/1/3 13:13
三倍掛算 割り合わ算
イオン
自由詩
5*
16/1/3 12:36
義理認証
〃
自由詩
1*
16/1/3 12:34
神の座
いねむり猫
自由詩
2*
16/1/3 12:29
ミモザと飛礫
もっぷ
自由詩
9
16/1/3 11:12
石廊崎
枝
自由詩
5*
16/1/3 10:32
証拠なんかなくてごちそうさま
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
16/1/3 10:28
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ
北大路京介
短歌
12
16/1/3 10:26
今年こそ世界を恐怖のズンドコにチガ~ウと言う子と結ばれる
〃
短歌
2
16/1/3 10:25
ギルバート・オサリバンのオ要らんよな太一郎の太一朗太の太
〃
短歌
1
16/1/3 10:24
今年の目標
花形新次
自由詩
1
16/1/3 9:12
佐峰存詩集『対岸へと』について
葉leaf
散文(批評...
2
16/1/3 7:14
島
いねむり猫
自由詩
1*
16/1/3 5:39
風邪
レタス
俳句
1*
16/1/3 0:05
明日治りますように
〃
俳句
1
16/1/2 23:20
貴方という風景
えんちゃん
自由詩
2
16/1/2 23:16
凛と
レタス
自由詩
2
16/1/2 23:05
何とかせねば
〃
自由詩
0
16/1/2 21:45
キンタマ王子、交渉
花形新次
自由詩
0
16/1/2 21:19
攪乱
レタス
自由詩
1
16/1/2 21:16
骨
あおい満月
自由詩
3
16/1/2 20:33
1605
1606
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
加筆訂正:
老俳優
/
ただのみきや
[16/1/3 13:21]
脱字修正しました。
3.94sec.