花だから咲いたらすぐに散ります
誰かが言いました

わたしは薄いうすい一枚の紙です
折り鶴が言いました

わしは古いふるい一本の木だよ
仏像が言いました

ぼくは孤独でまぬけな人 ...
わたしのうちの近くには、神社があって、そこの御神木は銀杏の木で、だでわたしんちがあるとこは銀杏木っていう地名になっとって、そいで、公園よりも近くて、その御神木の他にも木とかはえとって、でこぼこして、ス ... 生温い雨に濡れながら午前二時、あらゆる神経が脳天に向かって空虚を届けるころ、おれは寝床を拒否してキーボードを叩いている、ヘッドフォンのなかではインプロビゼイション・ノイズが存分に掻き回している、お ... 今年(2016年)四月。つまり今。
スレッド会議室<詩ヌマデアイ詩テ (雑談系)>で、
私が企画した

★ プチ企画 【幻想30】

が開催中である。

本稿は、そのリアルタイムの経 ...
風にはぐれた椿一輪 川の流れを漂う
冬の終わりに 寄る辺なく揺られて
春咲く花は霞を湧かせて 華やかに
あたしは きみの笑顔を思い出せなくなった


寒さに耐えて 守っていたものは
...
 


 枝分かれした樹木に、自転車のサドルがのっかっている。
 とある駅前の手狭な広場だった。樹木が二本あった。駅側は桜、道路側はたぶん楠。サドル仕様になっていたのは、楠のほうだった。二つに ...
蛇はひと口咬んで
あとは丸呑み
四の五の言わず呑み込んで
ゆっくりと消化する

蜘蛛は牙でひと刺し
注射して中身を溶かす
あとはハンモックで横になり
ゆっくりストロー

蛆は胃液を ...
小さな白雲一つ、
ふわわ漂い流れ来て
唐突スッと消えた、視界の無

己、只只ア然とし
驚キ沈黙の青を凝視スル。






3月25日(金)記.
①年に1000万円以上の就労所得がある
②納税の義務を果たしている
③IQ120以上
④本人にも家族にも犯罪歴がない
⑤結婚している
⑥自称詩人ではない
以上の条件を満たしていれば
銃の ...
ハイバックの助手席じゃあ
帽子のツバが すこしむずかしい
すこし雨滴のあとの残る車窓から見える景色は
映写機のように枠のある動画
だけれども携帯の電池なんて いらないよ
幸運にも にわかに咲 ...
死線狂乱をさ迷いコエ戻り帰れば、
この界もあの界もソレ単独では
只のまぼろし。
       ー壊れた片腕に奥まる意識に   

  ▲○■    ■○▲

千、億、兆
千、億、兆
...
かざし見る 皿倉山に 雪煙り 5寸のびたる 庭のバラの芽

むねおどる 春はきにけり わが里に 霞む鹿の子が 山路を登る
木のかけらと
あたたかい水が
午後と夜の境いめに
蒼い浪となり流れ込む


錆は子らの名をくちずさみ
鉱は荒れ野に伏している
陽を転がす指や指
流れの内に華やいでいる ...
幼い日の霊を求めよ言葉たち

金剛の言葉むすばぬ日の流れ
今年も春が来て
桜を見る

この桜は
いつか誰かと見た桜

私たち人の世を越えて
木はここにあり続ける

子供はやがて大人に
大人がやがて老人になっても

いつもこの美しい花び ...
父よ

あなたの思い出をなぞって

あなたの生まれた街を歩く

春の京都は

この世で一番切ない

枝垂れ桜がはらはらと散り

私はあなたの背中を思い出す
何気ない駅の写真がある
陽射しを受けた春のホーム

でも私は覚えている
どんな気持ちで
この写真を撮ったか

言葉に出来ない悲しみを
誰が知るだろう

いつも祈りながらこの駅で降り ...
武器を持つというのは
実にワクワクするものだ

子供はみんな
武器が大好きだ
スペシウム光線だって
波動砲だって
もしそんな武器が自分にあったらって
想像して興奮するんだ

ところ ...
天界の桃を食べてしまったのは
大きな間違いだった
帝釈天は怒り
死ぬことのできないぼくは
闘いを続けなければならない

ほんの少しの過ちは
誰にでもある事なのに
後戻りができないことが ...
付き合って初めてふたりで観る花 ハンドルで呼び合う家族里桜 姥桜職を失くしてカップ酒 すべてはくたばって散ばり、火をつけられて焼け焦げた炭になってしまうだろう、ポンコツの目玉が呼び起こす小さな頭痛に舌打ちをしながら、長い長い夜の幕開けだ、心臓が轟音を上げている、それは俺に大 ... 生まれては弾いていく、
いくつもの過去たちの脱け殻の
奥には必ず触れなくてはならない
真実がある。
その横たわる真実の瞼の裏側の、
顔を見つめなくてはならない。

目を閉じた瞼の裏に映っ ...
狂った魚は
     おひれはふり
宙に浮かんで
      あなたを捜す

浮かぶ女は
     どこにここで
みなもを割って
       天へと沈む

透明宇宙と地球の真ん中 ...
失ったの鏡 割れるのが鏡
表情を変えないスーパーマン とてもステディ
口をゆがめて 咆哮する声 とっても愛情にあふれているじゃないか
目をゆがめて イメージを放り投げる 天の星の全てが襲い掛かる ...
春か冬かと疑う


まだぬくもりが指先にかからない
冷たさのはざまの或る一夜に
目覚めの雨は降る
膨張した外気温は子が急に大人になったよう
草花は気づきの艶をほんの少し
枯れ葉のうちか ...
丈の長い草密生する
4月の草原を吹き抜ける風は、
艶やかに波打ち移動する緑の透明。

このひたひたと押し寄せる冷気に、
覚醒していく意識の輪郭くっきりと
風の息の律動と 私の命の鼓動が
...
*

 シャッフル


雨合羽の内側みたいに湿った霧の夜
水槽に堕ちた帽子のように少しずつ想い出す
刻まれたまま床に散乱している時間

ボロボロに傷ついた
一枚一枚を拾い集め
...
小さい雨が降ってきた
しとしとしと
オルゴールみたいなガラスの箱の中
ピアノの音が聞こえる
拙いカノン
さくらの花が
ひらりひらり
舞い落ちる
ぽとん
水滴
雨粒か涙か
喜びと悲 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
なんとなく春だからyo-yo自由詩7*16/4/7 7:30
御神木かの自由詩316/4/7 2:21
独白は無責任に(けれど真剣さを持って)ホロウ・シカ...自由詩1*16/4/7 1:49
★ プチ企画 【幻想30】ハァモニィベ...散文(批評...016/4/7 1:19
落花藤原絵理子自由詩116/4/7 0:47
神棚のサドルカンチェルス...散文(批評...116/4/7 0:31
はかないでただのみきや自由詩11*16/4/6 20:42
消失たけし自由詩116/4/6 20:04
目指せ! 銃社会花形新次自由詩016/4/6 17:12
姫たちのお茶会 上るるりら自由詩10*16/4/6 16:41
帰還〇こえぬけたけし自由詩316/4/6 13:19
星野つばき短歌016/4/6 10:39
みどり うたかた Ⅱ木立 悟自由詩1216/4/6 7:11
言葉河瀬由子俳句016/4/6 6:26
ガト自由詩5*16/4/6 4:34
円山自由詩2*16/4/6 4:30
写真自由詩2*16/4/6 4:27
子供の心を大切にする花形新次自由詩016/4/5 23:56
煩悩レタス自由詩316/4/5 23:55
付き合って初めてふたりで観る花北大路京介俳句416/4/5 23:01
ハンドルで呼び合う家族里桜俳句016/4/5 23:01
姥桜職を失くしてカップ酒俳句316/4/5 23:01
撹拌される真夜中の指向性(望まれるのはイレギュラーバウン ...ホロウ・シカ...自由詩0+*16/4/5 22:51
さくらがいあおい満月自由詩316/4/5 22:08
哀しみ〇ひとつたけし自由詩316/4/5 21:24
実験したいのかね黒髪自由詩3*16/4/5 21:04
手と手凛々椿自由詩316/4/5 20:45
旅〇人たけし自由詩1*16/4/5 16:20
シャッフル  /【幻想30】作品ハァモニィベ...自由詩4*16/4/5 16:14
春に思う秋也自由詩1*16/4/5 12:47

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加筆訂正:
姫たちのお茶会 上/るるりら[16/4/6 19:17]
投稿後、時系列訂正ため改編いたしました。
4.27sec.