善も悪も
全てを認めなければ人は生きていけない
ただ一つの生命を沢山奪いながら
ぼくは生きている
幼い頃の疑問は未だに晴れない
曇り空
やがて百八つの鐘は
今年も訪れる
「未来」「永劫」の概念をわすれて
四季の移ろいだけにこだわる
余命わずかの
卒寿となったおひとりさまは
つつじが丘のひだにたたずみ
...
顔を弄りに弄って
弄くり回した結果
前よりも不細工になってしまった
人をよく目にするが
きっと顔よりも
頭がおかしいことに
本人は気づいていないのだ
入院する科が違うんだよ
科が!
...
人類史上最大の大戦争の第二次世界大戦は
1939年~1945年迄の6年間で行われた
昭和天皇に向かい皆「天皇陛下万歳!」と声を上げて
我が日本が勝つ為に特別攻撃隊も命を投げ捨てた
19 ...
国道から路地ひとつ入ったその商店街はかなり古くからあって、そこそこ人通りも
ある。だがしかし交通の便が今ひとつ。圧倒的集客を誇れるようなキーテナントも
なく、それゆえだんだん寂しいことになってしま ...
ふた桁のぬいぐるみたちを所有するわたしの棺はにぎやかだろう
活けるなら白だと思い一輪のスプレー咲きのあなたを買った
歳時記の風を訪ねて父に聞く「あなたの骨はいまどこですか」
...
はい
父は一昨年なくなりました
何でも胃の腑に硬い{ルビ巖=がん}なるものができたとか
何も食べられず痩せおとろへ
眞つ黒な血を幾度も吐いたすえに死にました
よきかなよきかな
...
椅子に例える人がいる
その場所が
そこにあるだけ
つらいのだ、と
痛みに例える人がいる
ひりひりと
やけどのように
滲みるのだ、と
私は
知ってしまったよ
あなたを持た ...
青暗くて遠い夕方
路地から猫が振り返る
だいぶ遅い因果律
いのちの殻が振り返る
今ごろ順番かあ
これが俺の天罰かあ
からだの不調で
俺は死にそうだった
...
時の歩みに歩幅を合わせると見えてくる現実。
真夜中に息を潜めると聞こえてくる騒音。
眠りを妨げる得体の知れないものたち。
そろそろ今年も終わる。
新たな年には新 ...
真夜中に映し出された、
渇ききった林の奥の瞳は知っている。
ほんとうは、
誰にも何にも、
降る雨などないということを。
それは与える愛ではなく、
誰の胸の奥に必ず咲いてしまう
甘ったる ...
音楽が聴こえる
生まれたばかりのまっさらな音楽が
夜明け前の流星群
ふたり一つの毛布に包まって
星を摘んだね
明けの明星が強く輝いていても
私たちの歓びの涙にはかなわなかっ ...
この世の吹きだまりには
決まったように列車が走っている
結論ばかりが吹きだまり
主張ばかりが吹きだまり
静寂が一向に吹きだまらない
静寂は余りにも遠い
距離の概念が消えるところに
...
夏の灼熱の熱さを
秋の黄昏の温度を
凍てつく冬の露の滴を
桜は見ている ただジッと動かずに
桜はその時、何を感じているのだろうか
辛さか
孤独か
悲しみか
何も語らずに 桜は黙して ...
つらいときつらい顔しちゃいけないね
大人になればできるはずだね
現在地 三角すいの ていめん上
おとな以上になりたい子ども
唯一の大好きなひと今もなお
お元気です ...
他に何の才能もないから
一丁、詩でも書いてやるかと
意気込んで書いたものの
そもそも詩なんか読んだことはないし
いきものがかり(ブス一人と
うだつの上がらない男二人のトリオで、
学校で飼っ ...
時は忍び足で通りすぎる
それを知ったのは
先週の水曜日
ぼくは疲れて
回転する部屋の椅子に座った
それから
頬に手を当てて眠った
ひたひたと階段を下りる足音
屋根裏の空を
飛 ...
浅草のそば屋の座敷で、酒を飲む。
年の瀬の店内は無数の会話で、飽和して
向かいの席に数分前、若いふたりが坐った。
隣の机で、三人家族は静かに語らい
幼い息子はパパの{ルビ腿=もも}に、じゃ ...
冬の空の雲は本当に低くて
伯母を見舞った帰り道
北に向かって
車を走れせている
そのフロントガラス越し
遠くの雪かぶるアルプスよりも
先にたどり着いてしまいそうなほ ...
君が手をあげて
頬を打った、訴えた、ギミミミ ミ
海峡も凍る、冷たい身体
薄い刃
三本の裂傷
赤どくんどくんにじむ、さいなむ、
閉鎖した屋上から落ちる夢さえ見せない、見せてくれ、ない、 ...
北
極星のもとに彼は立つ
視界に都市と荒野を広げて
その指先から綴られゆく言葉に
閃く叡智の稲光
西
葡萄色の雲を漂わす
美しい黄昏の瞳
彼は歌う 深々 ...
今年はようやく
雪が画面いっぱいに降ってくれて
忘れた言葉たちみたいに
固く積もってしまった
一足二足
歩くとよみがえる
ぎぎぎぎ
ぼくの埃まみれの靴と靴は
古い苦い音をたてた
わか ...
もしかして
もう1度くらいはあるかも
だからこそ
この身体は
この心象は
今日も張り切って飛び込んでいける
なんとなくでも
勘違いでも
大きくなったり
小さくなったり
...
風帯びてローファー鳴らすハイティーン戻れないわたし片道切符
しあわせになろうと
思っている
大事な人といる時は
喋りすぎず
早歩きせず
気負いせず
気を許しすぎず
しあわせになるために
赤裸々に自分を語ってはいけない
少しばかり
...
ドローンに自分の頭を
括りつけて飛ぶことを
思いついたキンタマ王子は
「それ、ドラえもんのパクリだろ!」
との批判を
持ち前の強心臓で一蹴し
今日、宇宙ステーションに向けて
飛び立ったが ...
幕開けに
ことばを持たずに臨みたい
髪を切って女という味を色濃くしたなら
フリックで弾いた間奏で涙をながして
愛をいただく年の瀬に助走する
底には濁りがある
ひとさじ掬ってわた ...
贅沢な感覚の増す 時を澄ます窮の弓が張る
移ろい四季は何者に身を委ねたのか
とても暖かい
案ずることを止めないが
四季はいつだって研ぎ澄まされた手先からの仰ぎもので
意志を持って ...
記憶体、
ざっく ザックリと 切り開かれます
映像群、
ぽっか ポッカリと 映し出されます
汽笛、
鳴ります 遠い国
流れる流れる追いつけない
洋上の青 浴びる太陽
溶け合 ...
夕暮れに消えた昼間の出来事は記憶の海にぷかぷか浮かぶ
明日以降どんな天気になるだろう超大型の台風の眼
ポジティブに一つのことをやり遂げる美術部員が描く海岸
台風の情報ばかり繰り返すど ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
煩悩
レタス
自由詩
3
15/12/30 15:06
芥子色の北風 七
信天翁
自由詩
4
15/12/30 14:32
吉田B作の元妻
花形新次
自由詩
1
15/12/30 13:55
ニホンコッカ
陽向∮
自由詩
3+*
15/12/30 12:30
きつね
uminek...
自由詩
15*
15/12/30 10:00
「骨」 2015.12.30
もっぷ
短歌
3
15/12/30 9:32
YOKIKANA
山田せばすち...
自由詩
5
15/12/30 9:28
ブラック・スワン
uminek...
自由詩
9*
15/12/30 8:32
いのちの殻
吉岡ペペロ
自由詩
13
15/12/30 7:06
ご挨拶の詩
ヒヤシンス
自由詩
10*
15/12/30 6:17
薔薇
あおい満月
自由詩
7
15/12/30 3:35
メロディ
レモン
自由詩
22*
15/12/30 3:09
年の瀬
葉leaf
自由詩
2
15/12/30 1:59
桜
鷲田
自由詩
3
15/12/30 0:27
SOS
Wasabi...
短歌
2
15/12/29 23:47
今年でやめろ
花形新次
自由詩
0*
15/12/29 23:39
時は
オイタル
自由詩
5
15/12/29 23:38
年の瀬のそば屋にて
服部 剛
自由詩
7
15/12/29 23:33
低い雲
しょだまさし
自由詩
5
15/12/29 21:15
冬の裂傷
ふるる
自由詩
7*
15/12/29 21:13
方位座標系
塔野夏子
自由詩
8*
15/12/29 21:12
理不尽に引き裂かれる靴の二人
オイタル
自由詩
1
15/12/29 21:03
きっと ずっと なんとなく勘違い
komase...
自由詩
4*
15/12/29 19:23
駆ける 今
えんちゃん
短歌
3
15/12/29 18:59
しあわせに
瑞海
自由詩
6*
15/12/29 18:35
キンタマ王子、ドローンを悪用する
花形新次
自由詩
0
15/12/29 17:16
詩忘(しわす)
かんな
自由詩
15*
15/12/29 17:06
贅沢感覚期
朝焼彩茜色
自由詩
12*
15/12/29 14:56
ある日
たけし
自由詩
9*
15/12/29 14:25
夕暮れ
夏川ゆう
短歌
1
15/12/29 13:43
1604
1605
1606
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
4.05sec.