そしてぼくたちは自由になる
愛するたびに愛から
悲しむたびに悲しみから
ぼくたちはわからなくなる
夕暮れにたちどまって
海のうえの光る鳥、
そこのしれない心の闇、
考えて ...
てのひらに転がる
大粒のガーネットは
何処からやって来たのだろう
静脈血のような深い色を湛え
ぼくの手のひらを転がり
グラスの縁を回り
ぽとりと
奈落に落ちた
失われた少女のように ...
一機の ヘリコプターが
交わりをひとつずつ置いていく
海色の稜線、わたしたちの
茹だり、かげ沿いに膿んでくる、疼痛の粘り気
冷えすぎた{ルビ ...
ぼくは楽しい、七日間あが降りつづいて、あに濡れた手のひらのなかでうはちいさな羽を震わせていた、八日目にようやくあが降りやんで、晩ごはんの仕度をはじめたぼくのつに、これはうか?と尋ねる、すると、だに ...
琥珀の一滴が今夜を満たす
疲れ果てた肢体に染み込み
長い眠りに就いていた樹液の色が
今日一日の出来事を慰めてゆく
狂乱と協奏と競争に埋もれ
喘ぎながら走り続けたのは
何時からなのだろう ...
まちは水槽のようになって
ひとびとの思惑を閉じこめた
そこで僕たちはちいさなあわをあつめて
気持を通わせることにした
ひとつ あわを もらっては
ひとつ あわを さしだした
ふたつ ...
あなたへ、
人の顔を見るのが怖かったね
中心にポッカリと空いたブラックホールに吸い込まれて
2度と帰れないと思っていたね
きっと宇宙の中に私はいないと思っていたね
臆病な ...
160531
静かに佇む沼のほとり
ミシシッピーアカミミガメの大群が
小島を占拠している
在来種をあっという間に駆逐してしまったのだろうか
海外からの強力な種に手も ...
緑色の空が
割れた
音を立てて
亀裂が走り
世界中のあらゆる動きを止め
すべての瞳の矛先となり
沈黙がこの世を覆った
その直後
轟音がすべてを掻き消し
涙を誘い
人々から思 ...
羽生が負けた
年下だがほぼ同世代と言っていい
羽生が負けた
自分より20も若い挑戦者に負けた
頭脳スポーツなんだから
若い方が有利に決まっているが
天才の羽生なら
いつまでも勝ち続けると ...
恋人たちは喜びをわかちあい
老人達はバックギャモンに余念がない
子供達は無垢に世界を徘徊し
大人達は株価のチャートに気を取られ
僕はといえば太陽に労いの言葉をかけて
しけた煙草に火を ...
荒れ狂う波にもまれ
心乱れ漂っている
海の底に沈み行く
酸素を吐き出し
泡と化して
沈み行く
静かな暗い海底で
心静かに眠る
カワセミの 失敗つづきの ダイビング 逃げる小魚 もう日が暮れる
いつも星にゆめみがち
あてた牙の先に灰色の
私
NaClだったの
MgClだったの
窓ガラスに横たわり夜を横目に
「星空と眠る」
アルカイックな追悼
睡眠が上手に出来なくて
常に ...
新アメリカ大統領の意向を受け
日本も核兵器保有が可能となったことから
私たちPanasonyも
持ち前の技術力を活かして
高性能の核兵器を大量生産します!
手のひらサイズで
歩きながら発射 ...
海が
光の海が
広がる狭まる
明るみ眩んで
暗まり遠退き
揺らぎ揺らいで
静まる感覚
奥まる意識
秘かな降臨
気づきの一瞬
凝視の継続
...
ちょんちょんと ひょっこりコルリ 藪の中
激痛深夜包む静謐
包む深淵に踏み沈み
朦朧と憧れ昇る境の段、
ハレルヤ飛び降りろ!
溶け消え逝く恍惚迷妄、
抑え抑え意識保ち
内奥の木霊に愛の響き聴く
律動し続ける宇宙に
...
優柔不断に打ち過ぎた
卯月 皐月が素通りとなって
セイロンサファイアの
鳴神月を出迎えた
寒がりな卒寿のおひとりさま
広場の木立ちには
回遊の子雀 ...
騙されたってかまわない
優しいことばが好きだから
信じたふりも上手だし
信じたいうそがいまほしい
騙したってかまわない
優しいことばに限っては
信じたふりなら大丈夫
だけど約束してほ ...
玄関先に
見たこともない塊が
置いて在った
きっと 強風で まとまった落ち葉なんだろうということは
一瞬で 見てとれた
けれども
昨日まで 真っ白だった アスファルトが
...
姉妹は今日も
山間にある店に行く
季節は うつろぐ
路にはスイカズラが咲き
神経の先端が 花の香りに触れると
セカイのことなど すっかり わすれ
やるせなさと はかなさの間に
路が 現わ ...
積もっていく時計の針に
鮮やかな液体がこぼれた
限りなく近い原野では
いつでも表土が逆襲されている
試すことなど何もなかった
挑むことなど何もなかった
すべての仮定は欺瞞的だから
...
元気よく笑うあなたは人気者周りの空気一変させる
詩を書いて心の中に浮かぶ光永遠と呼ぶ愛に変わった
スイーツに囲まれた夢甘過ぎる食べてないのに口の中甘い
覗き穴心の中を覗くため恐れや不 ...
闇夜、午前零時
ひらひらと
羽織っていた服を脱いで
部屋の中央に垂れた紐を引くと
パチンと音がして光が消えた
肢体を浮かべる闇は
今もどこかで葬式が執り行われている、
ということを連 ...
オオタカの幼鳥はかわいい 一月ほどで親と同じ大きさになり
いつの間にか巣立ってしまう 大きすぎて巣に3羽は無理となるためだ
巣立った幼鳥は人を恐れない 1メートルくらいまで近づいた時もある
...
カーテンがぐるぐるになってもわたしまだあなたのこと愛してる
まるであたまが猫のてるてる坊主みたいだ
オルゴールとは女の子の声のことなので聴いてると緊張する
暖かい白黒写真のような人が三日三晩 ...
ちっぽけな舌で
舐める水は
透明で
汚れていない
何もしていないが
何かを残したいと
焦っては
転んでしまう
世界は透明で
朝は鮮明で
夜は虚空だ
夕暮れの川べりを歩 ...
街路樹の若葉のかげに見えている赤風船は僕のかなしさ
キンタマ王子は
長年の広島県民の期待に応え
現職のキンタマ王子としては
初めて広島を訪問することになった
広島のアトミックドロップ記念公園で
演説を行い
「世界からインキンを無くすことが
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
my song
草野春心
自由詩
0*
16/6/1 0:23
珠玉
レタス
自由詩
3
16/6/1 0:10
交わりを置く/そらという球体/見ることの稜線
草野春心
自由詩
2*
16/6/1 0:05
_
ズー
自由詩
2*
16/5/31 23:36
黄金曲
レタス
自由詩
1
16/5/31 23:30
水槽
はるな
自由詩
4
16/5/31 22:31
あなたへ、
ゆるこ
自由詩
6
16/5/31 22:27
からだのもちぐされ
あおば
自由詩
5*
16/5/31 22:26
トゥモロー (二)
坂本瞳子
自由詩
0
16/5/31 22:06
羽生が負けた
花形新次
自由詩
2
16/5/31 19:32
ふたたびスケートボードに乗って
梅昆布茶
自由詩
10
16/5/31 18:39
サイレント
星丘涙
自由詩
2*
16/5/31 17:49
カワセミ
st
短歌
1*
16/5/31 14:19
ぐるぐるメリー
物川祐治
自由詩
1
16/5/31 13:43
お言葉に甘えて
花形新次
自由詩
0
16/5/31 12:57
臨界(改訂)
ひだかたけし
自由詩
2
16/5/31 12:39
コルリ
st
俳句
0*
16/5/31 12:28
均衡(改訂)
ひだかたけし
自由詩
3
16/5/31 12:15
望郷(九)
信天翁
自由詩
4
16/5/31 11:41
優しいことばが好きだから
もっぷ
自由詩
3
16/5/31 11:40
まつかざり
藤鈴呼
自由詩
2*
16/5/31 10:45
姫たちのお茶会 下
るるりら
自由詩
3*
16/5/31 9:46
発火
葉leaf
自由詩
2
16/5/31 6:51
心の中
夏川ゆう
短歌
0
16/5/31 5:17
闇夜、或いは月の朝
村上 和
自由詩
1
16/5/31 5:06
オオタカの幼鳥
st
自由詩
2*
16/5/31 3:55
癒されたい
水宮うみ
自由詩
0*
16/5/31 2:02
blue
within
自由詩
2
16/5/31 1:13
街路樹の若葉のかげに見えている赤風船は僕のかなしさ
フユナ
短歌
1
16/5/31 0:13
キンタマ王子、広島に行く
花形新次
自由詩
0
16/5/30 23:05
1598
1599
1600
1601
1602
1603
1604
1605
1606
1607
1608
1609
1610
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
加筆訂正:
ここ
/
もっぷ
[16/5/31 0:48]
2連3行目「知らなかった眺めを」⇒「在るがままの眺めを」
5sec.