ポケットに
なまりでできたどんぐりをひとつ入れて
川沿いの道を歩いた
地表が
ルーレットみたいにぐるぐる回る朝
僕は ポケットに
色の褪めた赤いどんぐりをひとつ入れて
長い川沿いの道を歩 ...
更地より頭の中に一本のバラあればこそ孤独になれる

エサ発見!骨泳がしが押し寄せて神輿を担ぎ独房へまで

ほんとうにこわいひとはいつまでも笑顔鎧外せば火の粉吹く

何でもあるよ、夢、癒し、 ...
心音を確かめにゆく明日まで今夜の夢で胎児になって


椪柑の味の香りの優しさはいつか会いたい母に重なる
湿った黒髪の纏わりつく夜
子供のように無邪気な指先
で確かめる暗がりのなか憂
欝な鏡面のように光る素裸
のゼラチン質、顔を埋めて
息も絶え絶えに幾度となく
試みられる潜水、ふと見上
げれ ...
メロウなサックス 黒いランジェリーの黒魔術
交錯するグラスの水晶の煌めき じっとりと焼
き爛れてゆく黒い蛇の腰つき そのすこし萎び
た手の冷やかさ 垣間見える策士の法令線 狡
猾な蛇の舌と舌  ...
とおくの海から聞こえる
漁船のエンジン音が
夜の上空にどんよりと膜を張る
夜露に濡れた家々の屋根が
魚の腹のように光る
窓の奥で、
そのようにしっとりと濡れていく
濡れていく
まるで母 ...
けたたましくも激しいこの静寂は
誰のものでもなく
押し寄せる濁流となって勢いを強め
驚愕の声を上げることもできず
もがき、腕を伸ばし、膝は曲がり、四肢が捩れ、足の指を広げようと
抗いはするけ ...
 
窓の外の、
引力や生き物の息遣いから生まれる
有機質の、音を
ラヂオの代わりに耳にいれる

いくつかの後悔や
選択の不安さに沿うように、して
またグラスの氷が揺れる


...
どうしたらいいのかわからないなんてことがあるんだろうか

部屋のなかにいて
どこにいたらいいのかわからない夜
さむすぎるせいか
ゆびさきをすりあわせる

どうしたらいいのか
わからない ...
夫のハンドルネームは千切りキャベツ
妻のハンドルネームはカボス
息子のハンドルネームはチーズかまぼこ

三人揃って
自称ファミリー詩人!

またの名を
3人のビリー・ミリガンと呼ぶ
...
海になりたい

あなたの上に
覆いかぶさり

あなたの上で
おんおん
泣くんだ

あふれんばかりの
わがままで
あなたを
根こそぎ奪うんだ

行かないでって
言えばよかっ ...
キッコは昔11PMの
アシスタントガールだったのだよ
番組が大人の男性向けだから
自然とキッコにも注目が集まったけれど
名前ほど性欲を掻き立てる
存在って訳でもなかったな

旦那は谷だよ ...
遥かなるガダルカナルにキンタマの臭いが届く夢叶うかな?


さあ、この中に一体いくつ、「かな」が含まれているでしょう?
正解の方20名にキンタマ王子清介の実物大キンタマ型イヤリングをプレゼント ...
恋ぐらいひらがなにしてはつざくら だんだらの羽織脱ぎ捨て花の中 姥桜人目避けたる逢瀬かな 海に向かって叫ぶことではなかった 風が額に香りをふくんだ音たてて

飼い主になでられる夢みせている

影のところおとなしくさせながら

みどりが葉裏をはためかせている

この季節が一年中つづくようなら

この国から ...
さらり、さらり、
骨になった粉が、
この手から空間へ流れていく。
さらり、さらり、
手にいれたものはなんだったのか。
なにもなかったのではないか。
私たちは手に入れられないものを手にした。 ...
うすい眠りに包まれて
探っている
五月の風を手招いて萌える木々
光の纏いで取り戻す
ざわめきの形象は
淡く爪先立ち
まどろみに波紋を呼び起こす
山と山との重なりに
隠された遥かなる道程 ...
髪の長い男が好きだと
あなた言ったでしょう
だから私こんなに長く

切ってしまいます
切ってしまいます

ハンドルを
歩行者に向けて

中島みゆきを聞きながら
休日で賑わう通りを ...
どこにもいない人
どこにもいなかった人の
残像
ひぐらしうずまくその中で
黒い影が夕日を浴びる

ですらない
どこにもいない人
行く場もなく
たった一人の夢の中
残像は生活し
...
目を瞑ってはいけない、
口を開いてはいけない、
手の足の動きを止めてはいけない。
あなたはそうやって、
私の心の肩を切り落としていく。
そうして切り落とした肉を、
壁中に張りつけて。
あ ...
優しくするのに理由があるとしたら
されないほうが幸せなのかもしれない
てんびんみたいに均等なんてありえない

庭でつばめが巣をつくる
それをねらってへびがくる
去年へびは雛を喰った
なの ...
リサは
草原に群れるヒツジを描いた

 青い空 緑の大地
 日本の大人なら
 ほとんどの人が知っている
 クラーク博士の指す牧場
 に居た薄茶色のヒツジ
 の群れ

 三々五々 ...
遺骨の暖かさに涙一滴 救急車のあとをチャルメラが追いかける 一滴の滴が山に落ちて
やがて渓を渡り
大海に流れ落ちてゆく

透明な魚たちの飛翔にまなこを落とし
明日を占い
龍脳の墨を摺り
静かに筆を走らせ過去をなぞる

今年も若葉は季節を知り
...
出会い頭の事故というのがある
この狭い家にも

トイレのドアを開けると
出会い頭の事故にあう

風呂に入ろうとして
ドアを開けると
その人はいつもそこにいる

襖を開け ...
静かな部屋で
茶をたて
一輪の椿を散らし
伽羅を聴く
刹那の想いと三千世界を閉じ込めるように
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ポケットにオイタル自由詩116/5/5 10:00
仲よし村唐草フウ短歌5*16/5/5 8:39
「初恋」二首もっぷ短歌216/5/5 6:43
流星本田憲嵩自由詩116/5/5 1:48
黒魔術(改)自由詩016/5/5 1:47
魚(改)自由詩316/5/5 1:46
聞こえる坂本瞳子自由詩0*16/5/5 1:25
真夜中のブレーメンうわの空。自由詩216/5/5 0:31
帰りたいのに家にいるユッカ自由詩3*16/5/4 23:52
ファミリー自称詩人と3人のビリー・ミリガン花形新次自由詩116/5/4 22:19
海になりたいuminek...自由詩13*16/5/4 21:21
マスヲカキッコとは花形新次自由詩1+16/5/4 21:18
キンタマ王子かなかな短歌2短歌016/5/4 20:45
恋ぐらいひらがなにしてはつざくら北大路京介俳句016/5/4 20:11
だんだらの羽織脱ぎ捨て花の中俳句016/5/4 20:11
姥桜人目避けたる逢瀬かな俳句016/5/4 20:11
海に向かって叫ぶことではなかった自由詩516/5/4 20:10
風が額に吉岡ペペロ自由詩316/5/4 19:57
呼吸あおい満月自由詩4*16/5/4 19:08
混濁ただのみきや自由詩9*16/5/4 18:30
長い髪の男花形新次自由詩016/5/4 18:17
どこにもいない人ふるる自由詩7*16/5/4 16:30
心の肩あおい満月自由詩4*16/5/4 10:37
儀式朧月自由詩216/5/4 10:21
茶色いヒツジイナエ自由詩6*16/5/4 9:38
レタス俳句1+16/5/4 4:03
ラーメン食わせろ俳句1+16/5/4 4:00
珠玉自由詩3+16/5/4 3:45
出会い頭の事故小川 葉自由詩716/5/4 3:29
手のひらの黒織部レタス自由詩4+16/5/4 3:04

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