少年は秘密を閉じ込める
美しい叔母のブローチをこっそり隠すように
部屋に鍵をかけ 歩哨さながら見張っていたが
閉ざせば閉ざすほど膨らんで行く 妄想は
秘密を太らせるのにはもってこいの餌だった
...
夜を包む月 月を包むマラ
夜に溶ける灯火 夜と夜の狭間
暗がりの中で紫が踊る
ゆらりゆらりゆらり踊る
罪を深海に沈め片手は眠る
しかしそのまま死んでしまった
深海の中で紫は踊る
ふら ...
ファミリーレストランで
空いた皿を
テーブルの隅に、置く
ウェイトレスが歩いてくる
音楽は
旋律のみでなく
日々のセッションにより
織り成される
日々の舞台で、僕は自らを奏でよう。
私は錆びてそして燃える。
灰の中に埋もれた指輪のトパーズはまだ、青いままか?
空から夏が降ってくる。
澄んだ水の声で生じる
さらさらと1/fのゆらぎ
無温のかげろうのように薄い
そのようにしおらしい
そのように細ながく伸びている
柔木
けれ
ども
ふざけ半分でからませあ ...
つめたいベンチに座ってホットを飲む
日があたっている胸あたりがあたたかい
コーヒーをながしこんだあとの食道や胃も
おんなじくらいのあたたかさだ
太陽のひかりが宇宙の法則どおりに ...
真冬の寒気が囁いてきた
死にたくならない
単純に死にたくならない
殺してあげるよ
殺してあげるから
遠慮はいらない
真冬の寒気が凍りの息を吐きかけてくる
その鋭利な刃物に心臓を切 ...
俳優になった理由を教えてほしい。
なに、SMプレイをしてみたかった。
それは動機であろうな。
私は無駄話をしにきたのではない。
だけども興味が無いわけではない。
そうだな、話を聞 ...
僕たちシルバーは
仏様を待っている
自分は女にもてない
だからなんだあ!
自分は金がない
だからなんだあ!
自分は能力がない
だからなんだあ!
だからの前でとどまっていては
いつまでもだめだあ!!
私にはこどもがいた
誰にも知られることのない
私だけのこどもがいた
男の子だった
その子は口がきけなかった
けれど、目と耳だけは確かだった
彼は目でことばを話し、
耳で私の心を食べていた ...
おかあさん、と呼んでも消え入りそうな
真っ暗な林のなかにいる。お母さん、あ
なたが撫でた頬のぬくもりが、白い月の
輪郭をなぞっていく。あなたのもとへ帰
りたいと願っても、月の光を頼っても、
...
あずさ35号に立って乗っていた
二組のサラリーマンがそこで酒を飲んでいた
プロポーズに失敗したかも知れない話
酒がよわくなった話
家飲みはもうからだが疲れてて一缶飲むのに一時間 ...
自称詩人の肛門に
圧縮空気を送り込んだら
自称風船になって
アルプススタンドを
飛んで行ったので
みんなで吹き矢で狙ったら
破裂して
自称詩人の紙吹雪が
舞い降りて来たので
「わっ、 ...
ほんのりが合間を縫ってココアを持たせた
降らない結晶を望みながら
20年前の手の艶やかさを思い出しながら
ハンドクリームを細かい溝に落としてゆく
心は歳を取らない
鎧の全ては時間に ...
プライドだったと
ずっと頭の片隅ではわかっていた
でも
それとは別の理由を探していた
わかってる
わかってる
わかってても
嫌だ
その繰り返しで生きてきた
そうできるだけのも ...
すべてのジャンクの山のなかからあなたを掘り起こす
随分と埃はかぶっているがすぐにでも使えそうなんだ
すべての汚れたもののなかから抽出された血液だけが
あなたを再生させるものなのかもしれないの ...
甘酸っぱい何かを
めくるめく味わいに替えるために
必要な甘露
葉脈に吸い込まれた
小さく白い卵
底から何が 産まれ出るか
分からないのに
怖くは無いのか
逃げたくはならない ...
青い薔薇咲いてもボクは女だし名古屋章は東京出身
青空に白を吐き出す戦闘機湿り気のあるポテトチップス
左利き用のギターを右で弾く君のピアスが揺れる夕暮れ
肛門は
ウンコのためにあるので
変なことに使ってはならないと
改めて思い知らされた
エア注入したら
死んじゃうんじゃねえか!
ということは
小向美奈子が肛門に
口で空気入れられて
...
レモンよ
お前はどうして
人を殺めるほどに明るいのだ
私の胸の中に溶け込んで
明くる日も明くる日も共に暮らさないか
レモンよ
だけどひとたび中身を開けば
...
あさがやケタァ
ちへどにトラレタァ
はしりまわるナノ花畑水面
反射するソーラー
セイシガになって
パズルのピースのようにカタカタとズレて風景
クチハテテイク
マルのみしてコウナイが
...
体は病の巣
いつ何が出てくるかわからない
自分の知らないところで
恐ろしいことが進行しているかもしれない
検査して
「年相応ですよ」と言われると
ほっとする
長生きも楽じゃない
病気や ...
友達はみんな結婚したらしい良い出逢いから発展した恋
青森の寒いイメージ強くある厚着姿が目に焼きついて
正月の三が日から平日に休み疲れが取れないままに
高台の旅館から見る瀬戸内海温泉に ...
息に揺らぐ火のなかから
手をつなぐ手は現れて
熱から蝶を持ち上げて
小さな火傷を増してゆく
ひかり 涙 ひかり 涙
好きなものを嫌いになる
内と外 ひとりのひと ...
麗しき若葉かな火を噴いて
あの人は自分で醜いと思っている鼻と口を両手で多い
まっすぐな目で私を見て、
俺と本当に一緒になりたい?
と訊いてきた。
私は、鼻と口を覆っているのは鼻水が出ているか ...
何故パンダをもてはやすのか?
それは見た目が良いからだ
単に黒かったり
白かったりするだけでは
山菜採りのジジイやババアの
頭に噛みついた程度のことで
射殺されたりしてしまう
従 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秘密
ただのみきや
自由詩
7*
17/12/20 19:22
暗がり
カッラー
自由詩
0
17/12/20 19:15
日々の対話
服部 剛
自由詩
1
17/12/20 17:46
一行詩 5
〃
自由詩
1
17/12/20 17:26
ジュピター
マリア・ブル...
自由詩
5
17/12/20 13:17
柔木
本田憲嵩
自由詩
5
17/12/20 11:45
エルサレム考
吉岡ペペロ
自由詩
0
17/12/20 10:15
真冬の寒気が
こたきひろし
自由詩
1
17/12/20 10:00
20171220_work0000@poetry
Naúl
自由詩
1
17/12/20 9:15
クリスマス
zenyam...
自由詩
0
17/12/20 7:41
だからなんだあ!
〃
自由詩
3*
17/12/20 7:36
カーネーション
あおい満月
自由詩
2
17/12/20 5:10
うさぎと折鶴
〃
自由詩
3
17/12/20 4:41
あずさ35号
吉岡ペペロ
自由詩
0
17/12/20 1:57
生き埋め
花形新次
自由詩
0
17/12/20 0:43
ココア色の雪
朝焼彩茜色
自由詩
13
17/12/19 23:11
嘆きと慰め
文字綴り屋 ...
自由詩
0
17/12/19 22:50
ジャンクソング
梅昆布茶
自由詩
6*
17/12/19 22:26
檸檬玉
藤鈴呼
自由詩
1*
17/12/19 21:07
青い薔薇咲いてもボクは女だし名古屋章は東京出身
北大路京介
短歌
1
17/12/19 20:36
青空に白を吐き出す戦闘機湿り気のあるポテトチップス
〃
短歌
0
17/12/19 20:36
左利き用のギターを右で弾く君のピアスが揺れる夕暮れ
〃
短歌
1
17/12/19 20:36
肛門の使い方
花形新次
自由詩
1
17/12/19 19:07
レモン
ふじりゅう
自由詩
1
17/12/19 11:54
アルト、フォルテッシモ
狩心
自由詩
0*
17/12/19 10:20
健康と病気
zenyam...
自由詩
0
17/12/19 6:04
高台
夏川ゆう
短歌
0
17/12/19 5:20
宙とひとり Ⅱ
木立 悟
自由詩
5
17/12/18 23:56
偽乙女
マリア・ブル...
自由詩
0
17/12/18 20:20
パンダ人間
花形新次
自由詩
1
17/12/18 19:01
1341
1342
1343
1344
1345
1346
1347
1348
1349
1350
1351
1352
1353
1354
1355
1356
1357
1358
1359
1360
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
6.87sec.