私は今から立ち去りますって
宣言する必要あるか?
押し付けがましいったら
ありゃしない
人知れず
静かに消えりゃあいい
「どうか私を探さないで下さい」
そんな書き置き残して行った ...
四季のなか また四季のある 不思議さに
めぐりてゆくは 一艘の舟
鶯に 浮かれ心を 誘われて
散歩がてらの 春は食卓
春なぞは 素知らぬ素振りの その海を
光で揺らし 照らす ...
糸切り歯がとても尖っていて噛みつかれたら痛そうだった
あんまり見ていると怒るしすぐに横を向いた
彼女は器用に三角をくるっと畳んで口に放り込む
かみさまはきっとそこまで暇じゃないか ...
自由席で
立っている
自由席が
ぜんぜん
自由じゃない
件
ずらっと並ぶ
フックにかけられた
スーツの上着は
剥製
ほぼ 死んでいる
が
生あたたかい
時速2 ...
ふっ
って
知らないうちに
ほら
君のにおいがする
そんなの気のせい
って
ほら
君の声がする
忘れましょ
って
通りすぎてく
...
こちら都会の外れから
見ると 帰っていく今日が置いてく 星一つ
{ルビ夕星=ゆうずつ}だ 星は
星は 星は 星は「無い」
とよそ者、に軽く云われる 云われながら
星は
星よ泣くな 私がわか ...
ああ うんち。
また うんち。
たぶん いつもの奴。
たぶん 近所の野良。
ああ うんち。
また うんち。
また 新聞紙で
また 包むのさ。
ま ...
放課後のラーメン替え玉二つ三つ
「失恋後」プレイリストに名前つけ
登校はメヌエットじゃないロックだぜ
席替えのたびに隣の女子むくれ
恋ネタの伝達速度2秒なり
卓球台バレー ...
一人の生徒がピアノの前で押し黙っている。さきほどから同じ姿勢のままで、身動きをしない。時折顔をぼりぼり掻いたり、腕時計にちらりと目をやったりはするばかりで、鍵盤に触れる様子は全くない。
音楽教師は ...
色とりどりに囲まれて
瞼を閉じている
ここは砂の城で
うみねこが足跡をついばむから
来た道も忘れてしまった
言葉は
その時だけのもので
振り返っても、目を凝らしても
形にはなら ...
わたしたち、枯らした植物埋めちゃって、そこを幕府と呼んでいました。
ドアノブを直せると言う同僚に秘密をちらして直してもらう
とわいらい 眠るあなたが重いのはわたしを忘れたあなたの重さ
...
透明な砂地の樹が倒れ
枝が根に
根が枝になり埋もれている
影が打ち寄せ 去ってゆく
空の名札が剥がれ
旋りながら落ちてきて
やっと捕らえることができても
暗 ...
奥さん、だいぶ忙しそうだね
ただのボランティアですよ
そうとう稼いでいるようだね
ただのボランティアですよ
まったくタダというわけじゃないだろう
朝
おはようを云いたくない時にも
おはよう、と云う
ほんの少しほほえんでいたかもしれない
本意ではないし
嬉しいからではなく
茶柱が立っていたわけでもなく
それは
毎日の習慣だった ...
*** 冬をのりきるためのアレンジコーヒー4種ほか ***
部屋の灯りを消して楽しむ カフェ・ロワイヤルは
かつてナポレオンが愛したもの
ロングスプーンの上で 角砂糖にそそがれた
...
夕暮れどき
一日の仕事を終え
石段を弾むようにかけおりて
家路へと急ぐ、うしろ髪を簡素にたばねた初老の少女
時刻を告げるためのモノラルのスピーカーが
懐かしい音楽の一節で
夕暮れのあたり一 ...
泡立つ海で腕をあらいましょう─
はいわかいましたですか明日のここにならない先方ならのメルか届かなき重くのて名無しさとアノニマスノ焚き火のとこれて待る合わせてかさもってもしょうかないとえもいま現実 ...
自分のことしか話せないなら死ねばいいと思うとき
世界はわたしと脱衣所だけになる
消せない電気と割れた洗面器
コーラ色した夜のコーラは夜より暗い
友達1000人できたらウザかった
みんなきっ ...
冬桜失意の空に咲き居れり
わたしは、過去に、 とんでもない事柄を 発言しました。
『泪、涙、るるりら、る、は、私です。他にも使用しています。』と、もうしあげたこととが五年前にあります。事実ではありません。わたしは、るるりらで ...
「おとうさん、わたし、お話かいたの」
きらきらした目をして、澪は、大好きなおとうさんへ、書き溜めたお話の束を両手いっぱいに持ち走り込んできました。
にこりと笑むと、薄い眼鏡の下の目をやわらかく ...
行方不明の小学生3人が見つかった
そういうニュースのテロップが流れていた
冒険したかったのだという
公園で見つかったそうだ
騒ぎすぎだ、なんかへんだ、この違和感は
正 ...
ふと気づいたら
春が消えていることはないか
胸の中から
抜け落ちていることはないか
そして同時に
舞う人はいないか
真っ暗な舞台で
舞う人はいないか
桜色の花吹雪の中で
踊り狂う奴は ...
ゴミが接近して来ると
地獄の業火に彩られて
アンの娘リラが現れる
私語が多いリラは当然
理系進学コースを選ぶ
対戦相手は東大総長で
墨を吐かれて飛行機が
広い田圃に落ちリラは
負けるが ...
猫がぱくっとかえるを咥えて飲みこむ。そういうことはよくありうることである。猫は垣根なくやり、人間はたまにやっては垣根に足をひっかける。猫のようにはいかない。あちらをやるときは、こちらがお留守、こちらを ...
てめえら本気で言ってんのか?
てめえらの大好きな
民主主義とやらの否定がしたいんか?
就任するのに反対だとしたら
そういうことだろ?
その昔
ゲロ吐く?違うな
ゲロ出る?違う
ゲー ...
昔、女は美しかった。
そして美しさを自らは知らなかった。
知らなくとも美しいということは
幸せなことであろうに。
ある日、天から新しい女が降ってきた、
男どもはすっかりその女に酔ってしま ...
近所にオジサンに
「オジサン、相変わらず貧乏暇なしですかあ!」
と言ったら
「貧乏はしとらん!」
と怒られた
慣用句は気をつけて使わないといけない
鏡に映る人は誰?
姿の無いそくらてすは、遥かな過去から
耳に囁く
――汝自身を知れ
机に置かれた器は何?
音の無い声でぷらとんは、透けた国から
耳に囁く
――ものの背後にいであ在り
...
おばあちゃんと孫らしい女児が
バスに乗ってきた
僕の前に座るとすぐに話し始めた
「おばあちゃん、今夜のおかずはなあに?」
「かれいの煮付けよ」
「おばあちゃん、カレーの煮付けってなあに?」
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
世の中そんなに甘くない
花形新次
自由詩
2
17/1/20 21:00
短歌
グロタン
短歌
0*
17/1/20 20:48
彼女ピザ食うときすごいブスになるの
カマキリ
自由詩
2
17/1/20 20:28
立っている
もり
自由詩
2*
17/1/20 20:22
風
AB(なかほ...
自由詩
3
17/1/20 18:33
星よ
もっぷ
自由詩
4
17/1/20 16:16
運値
komase...
自由詩
0
17/1/20 13:39
スクールデイズ 2
深水遊脚
川柳
1*
17/1/20 13:35
音楽人生
やまうちあつ...
自由詩
0
17/1/20 12:59
別離
獏
自由詩
7*
17/1/20 12:45
それからは賢くしずかに暮らした
初谷むい
短歌
2
17/1/20 12:20
ひとつ 海辺
木立 悟
自由詩
10
17/1/20 8:50
福祉の心
ホカチャン
自由詩
1
17/1/20 8:37
つくろい
そらの珊瑚
自由詩
10*
17/1/20 8:18
可否道その8
st
自由詩
1
17/1/20 5:06
夕暮れ
本田憲嵩
自由詩
9
17/1/20 2:01
1分以内
末下りょう
自由詩
3*
17/1/20 1:22
懐かしくない / ある女の子篇
〃
自由詩
1*
17/1/20 1:21
冬桜
西天 龍
俳句
0
17/1/20 1:05
さようならば
るるりら
散文(批評...
3+*
17/1/20 0:59
創作童話詩
水菜
自由詩
5*
17/1/20 0:34
身から出たモノサシ
吉岡ペペロ
自由詩
5
17/1/20 0:04
プリズム
うみこ
自由詩
4*
17/1/19 23:41
スクールランブルの視聴
間村長
自由詩
3
17/1/19 22:20
プレイ中のしっぽの長さ
次代作吾
散文(批評...
1
17/1/19 22:17
反トランプ
花形新次
散文(批評...
1*
17/1/19 21:26
敗戦
グロタン
自由詩
2*
17/1/19 21:21
慣用句
ホカチャン
自由詩
2
17/1/19 21:08
ユメノセカイ
服部 剛
自由詩
3
17/1/19 21:00
今夜のおかず
ホカチャン
自由詩
2
17/1/19 20:59
1346
1347
1348
1349
1350
1351
1352
1353
1354
1355
1356
1357
1358
1359
1360
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
1384
1385
1386
加筆訂正:
木登りが得意な子のこと
/
凍湖(とおこ)
[17/1/19 21:17]
一部修正後、改題しました
4.32sec.