黄昏は鮮やかにそして静かに去っていった。
闇を目の前にして心はざわついた。
木の実が落ちた。
ピアノが鳴った。
心の暴動だ。
目の玉が飛び出たがへその緒みたいなやつで体と ...
優しさ溢れるその丘で、流れゆく雲を見ている。
草の上に寝転がって思い切り深呼吸。
緑の匂い。小さな花の匂い。澄み切った空気の匂い。
今の僕は寂しくないよ。
あなたの背中を追いかけ ...
街路灯に恋したらしいサルスベリがあって
幹はもう真っ直ぐにはもどれないだろう
と 私などが案じなくとも
それでも愛しくも切ない一本であり
九月の散歩道で出会う度に花の
その数や勢いをまで ...
とてもねむい
まぶたを閉じれば
くらいついている意識もはがれ
夜の底にしずんでしまうだろう
だがわたしはねない
だって金曜の夜だもん
たのしいことがたくさんある
まだまだいろんなこと ...
ダンスを踊ろう
華麗にステップを踏んで
ブルーな気分は踏みつぶしてしまえ
街のノイズが音楽になる
涙なんて雨粒のようなもの
眠れない夜は
ダンスを踊ろう
踊り疲れて眠くなるまで
幸 ...
さすがにもう分かってると思うけど
君の隣で寝て、起きたら君にキスができて
それだけで泣きそうなくらい幸せなんだ
前を行く軽トラックの荷台の上
繋がれたゴールデンレトリーバーが
思慮深い瞳 ...
朝の古びた駅舎で
ペンキのはげた屋根上から
剥き出しの大きな電球が
辺りをそっと照らしている
ひとり、ふたり
音も無く通り過ぎ
これから街へ出てゆく、私も
何者かに淡く照らされて ...
人と人の間は
ひとつの場であり
ふいに風の息吹はふくだろう
互いの瞳の間に
密かな電流の通う
場面を探しに
今日も、私はドアを開け
あなたに
会いにゆく
帰るよ、とか
ケーキ買ったよ、とか
たいがいの報告に
り
ってひと文字で応える
それは、了解ですの意味だって
わかっているけど
少しさみしいから
り、り、ってコオロギかよ!
って ...
呼ばれている呼ばれている
この水の色開けて明るむ空に
アンテナが視界を邪魔しているが
呼ばれている呼ばれている
片足は泥水に浸かったまま
片手は雲を掴んだまま
己魂急かされて
何かが ...
ふるさとの夕暮れは
淋しくて切ない
人声なくただ風の音しか聴こえない
やがて深い闇がおりてくる
この世にただ一人
取り残された気分になる
父母に見守られた子どものころが
懐かしく思い出さ ...
もう
葉を落とすこともなくなった
落葉樹のようなふたりになったら
冬には陽当たりの良い縁側がほしいね
一日中観ていられる
そんなちいさな庭もあれば素敵なことだね
ある日
これから ...
眺めていると
立ち上がったので
触ったら
出てきた
月を
彼女が
あとのことはいいだろ
ていうか分からん
歩こうよ
そこまで行ったら
逃げようよ
空が呼んでるぜ
ふ ...
意気揚々と
泥まみれのスカーフを捨てる
新幹線に信号機に
君に僕に神社の狛犬
誰とも知らぬ靴下の残骸に
独楽 音 小学生の書いた絵
そしてそこに空 そしてそこに曇
赤は赤に吸い込まれ ...
2017年1月に僕は結婚した。
だから僕は結婚しない。
君が僕の内側にいること。
僕だけが知っている。
君の内側には僕がいて
君は僕になって僕は君になった。
完全に ...
椅子を噛んで居る者があったので
ミンナが笑った
近くにジュークボックスがあって
デビューも接近して居る頃だった
「カス」(ハングル語の「歌手」)が
椅子に座るかと思ったら
椅子を噛み出した ...
ならまだ話し合いの余地はあるが
なんだ、民主ってよ
民主の民を正確に
定義してみやがれ
まさか、自称詩人も
入ってんじゃねえだろうな?
舌レロレロの元浣腸暴漢が
レロレロレロレロ言ってる ...
朝八時過ぎに冷えた庭へ出る
日差しが降り注いでいる
枯れた葉が散り落ちている
遅れて咲いた花たちが
弱い抵抗を続けている
もう何もしてやれない
バッサリと時間を切り詰めて
...
遊歩しよう
忘れられた花園を
青ざめた果樹園を
影色の桟橋を
空中に漂う墓標たちのあいだを
谺たちが棲む迷宮を
天使の翼のうえを
玩具箱の中を
空へと伸びつづける孤塔の尖端を
傷だら ...
冷たい冷たい雨が降ってる
悲しい悲しい音を立てて
不機嫌な天使は閉じこもって
私は途方に暮れている
やらなくちゃならないことは山積み
これ以上 天使の機嫌を損ねないように
私ができることは ...
噛み砕いたライトスピカは
超高速で
唾液と絡み
一輪が燦然
とした
百合のように
美しく
僕の胃の中へ消滅していった
ひと晩中
雨が降ってる
長い夜を
長い雨が
覆い尽くして
時が
止まったみたい
許すよ
とか
許さないよって秋の会話が
心の中に始まって
私は目の前が水浸 ...
止まない雨のせいで
人の心が落ちてく
深い水底に
ひとり
またひとり
ゆっくり沈んでいく
かかる電話は悲しい知らせ
孤独と孤独を結ぶ線のはずなのに
聞けばもっと孤独にな ...
紙の上を動き回る鉛筆が面白くて
描いた絵が動いたら面白いのに。と
いつしか思うようになった。
クレヨンと鉛筆を握り続けた幼い手と
走り続けた先で見えたもの。
ここにいる証を残せるよう ...
原爆は持たないし
原発はゼロにする
軍隊反対、戦争反対だけれど
北朝鮮には文句ひとつ言わない
テレビを点けると
そんな奴等が至るところに出てくるが
実際、俺の生活圏では見たことがない
...
流れる血で
自分を 命を 心を
描いてみた
けれど
白いシーツに残ったのは
のたくった赤茶けた染み
いずれ黒くなり
不出来な糊のように固くなるだけ
自分も 命も 心も
き ...
地球の窓からおおきな満月をみあげ
チューチューネズミに変身する少女。
ハイスクールボクだったよる、
菊子に焦がれて鬼道で殺めた。
家にはバカ犬がいなかったため、
空と花 ...
不安で眠れない夜がある
睡眠薬を処方通りに飲んで
朝が来るのを待つだけ
朝になれば不安の正体が分かるはずだから
不安で眠れそうにない夜を繰り返し
もうすっかり不安に慣れたと思っていた
...
手稲山の頂辺りに白いものが見える
――書置き 今朝早く来て行ったのだ
見つめる瞳に来るべき冬が映り込む
雲間の薄青い空
氷水に浸した剃刀をそっと置かれたみたいに
張り詰めて でもどこか 痺れ ...
自傷 と 他傷
大きく違う
してない人には
解らない
自傷が平気だって
他傷は痛いし
他傷が多いからって
自傷の痛みは解らない
自傷 と 他傷
大きく違う
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
、、、
ヒヤシンス
自由詩
3*
17/10/21 5:01
?
〃
自由詩
2*
17/10/21 4:26
いざない
もっぷ
自由詩
5
17/10/21 0:37
金曜の夜
木屋 亞万
自由詩
0
17/10/20 22:48
ダンスを踊ろう
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/20 22:06
花と長い雨
相田 九龍
自由詩
0
17/10/20 21:38
照明灯
服部 剛
自由詩
3
17/10/20 20:04
ドアの向こうに
〃
自由詩
0
17/10/20 19:48
ただいま
佐野ごんた
自由詩
7*
17/10/20 18:23
臨む空
ひだかたけし
自由詩
4
17/10/20 17:08
ふるさとの夕暮れ
zenyam...
自由詩
2*
17/10/20 16:02
ある日
もっぷ
自由詩
6
17/10/20 15:45
空が呼んでるぜ
カッラー
自由詩
2
17/10/20 14:16
鮭の胃
〃
自由詩
1
17/10/20 13:50
結婚
〃
自由詩
2
17/10/20 13:49
可決
間村長
自由詩
2*
17/10/20 12:39
立憲君主党
花形新次
自由詩
2
17/10/20 10:54
終焉を静かに見届けたい
Lucy
自由詩
8*
17/10/20 9:50
遊歩療法
塔野夏子
自由詩
10*
17/10/19 22:16
不機嫌な天使
無限上昇のカ...
自由詩
2
17/10/19 21:15
とある129頁
秋也
自由詩
2
17/10/19 14:28
水と水の間
ガト
自由詩
4*
17/10/19 4:53
光の回路
〃
自由詩
9*
17/10/19 4:48
夢のあと
梓ゆい
自由詩
2
17/10/19 1:56
存在しない
花形新次
自由詩
2
17/10/19 0:05
いのちを描いて
綠春
自由詩
3
17/10/18 21:51
贋作
秋葉竹
自由詩
2
17/10/18 21:50
不安な夜
無限上昇のカ...
自由詩
4
17/10/18 21:44
白髪の朝
ただのみきや
自由詩
12*
17/10/18 21:42
自傷と他傷
綠春
自由詩
1
17/10/18 21:42
1343
1344
1345
1346
1347
1348
1349
1350
1351
1352
1353
1354
1355
1356
1357
1358
1359
1360
1361
1362
1363
1364
1365
1366
1367
1368
1369
1370
1371
1372
1373
1374
1375
1376
1377
1378
1379
1380
1381
1382
1383
加筆訂正:
終焉を静かに見届けたい
/
Lucy
[17/10/20 20:24]
大幅に削除、修正しました。すでにお読みくださったかた、申し訳けありません
白髪の朝
/
ただのみきや
[17/10/19 19:53]
何文字か修正しました。
3.39sec.