今夜最強の
煩悩をもって
この街を
ほろぼします

今夜うちに来た時
みしたげるぜ
感情兵器の
ブレイカーを外すとこ

コンビニエンスストアの明かりが消えて
隠れていた生き物 ...
これは
むかしむかしとちょっとのいま
真夏の壁に
交響曲が残照して
鋭くないガラス片と
青臭い血潮の
散った 咲いた
青春末期のお話で



顔の
みぎはんぶんが
麻痺して ...
行ったり来たりの場面展開
ブランデーに似合うホワイト
真っ黒な猫に 似合う
根っこが確りしてる味
寝っ転がって 認めた
唯一の 甘さ

消しゴムの絞りカスや
カレーに入れる 最後の ...
発車ベルが鳴る
僕は旅の終わりを迎えようとしている
見たい景色が見えるかも知れない
そう思って始めた旅だけど

見たい景色は見えただろうか
それは誰にもわからない

ただ、今わかってい ...
子供の頃蛍日記をつけていた十何年見かけていない

秋となり風は色濃くなっていく徐々に寒さが強く濃くなる

家を出た周りにスイカ畑ある時々貰う極上の味

夢で観た宇宙プカプカ浮かぶ僕数え切れ ...
花心

電卓

夢中
小さな溜め息といっしょに吐き出す
貴女への恋は
あと何度の二酸化炭素にすればいいのでしょうか

小さく繰り出すつま先は
貴女との距離を
あと何歩で埋めてくれるのでしょうか

辛くもない ...
火の消えたタバコを自分の左手に擦り付けた
それがせめてもの断罪だった

罪と知らず犯す罪は
知らずの内に他人の罪になった
償うことも
学ぶこともせず大人になった

誰にも知られず犯す罪 ...
静けさ
ちょこんと
夜底に
座っていた


 剥き出しの界、像なき界
 それは決して混沌ではなく
 何かを伝え何かを造形している 
 響き木霊し無限の力の生動する
 もう一つの界、 ...
先ず、バイト先の店長に
認められるようになりなさい
「この子はよく頑張るな」
と言われて初めて
きみの未来は
切り開かれます

そんなことはバカらしいと
思っているうちは
死んでも
...
よく晴れた初夏の午後
家の庭で、ダウン症児の息子に
青い帽子を被せる

まだ{ルビ喋=しゃべ}れない5才の息子は
うわあっ!と
帽子を脱ぎ捨てる

部屋の中にはBGMの
ロックが流れ ...
生きるとは
自らに内蔵された
ギアを、入れること  




  
長い一本道で、アクセルを踏み込む
遠くから
フロントガラスに小さな太陽を映す車が
近づいて…すれ違う、瞬間
僕はぎらつく光を魂に摂取して
目的地を見据え 走る  
かくも生きづらかった
彼らの声を聞く

声さえ出せなかった
彼らの文字をたどる

文字さえ綴れなかった
彼らの沈黙を察する

自我はもはや
虫の息
消えてゆくのは
超え ...
一回目は
茫然自失の状態だったので
どの看護婦だったか
全然記憶にない
しかし二回目の時はしっかり覚えている
下毛剃りは
てきぱきした感じの若いDさんだった
「この間剃ったばかりだから、 ...
透明な羽が浮かんでいた

透きとおっているけれど
それは無いということではなくて

小さなシャボン玉は
虹を載せてゆくのりもの
パチンとはじければ
虹はふるさとへ還る

ふいに風
...
年を取れば
一病息災だ
病気とともに
生きていくことだ
五十年も六十年も
使っていたら
どこか故障が出るだろう
人間の体も
年をとれば
孫自慢

病気自慢で
盛り上がる
 
「もう、あなたのために何もしてあげられないわ」

そう言って大好きな花は枯れてしまった
 
遠くで響くサイレンの吹鳴に想いを馳せる
少し興奮を覚えると共に罪悪感も抱く
こんな真夜中になにが起きているのだろうかと
妄想が尽きることはないのだが
自らの想像の貧弱さに吐き気を催す
最低最 ...
時雨

蒲公英

蟷螂
私は川べりの道をSと歩いていた
何があるというわけでもなかったが しかし 日が
差していた 昼下がり そして
あまり私は幸せだったというわけでもなく


街は 五月の 光の中 すれ違う
...
暗がりに恋情を隠す
心音が落ちてゆく
水の階段を登り下り
君の肌の質感に流され
簡素な語彙に抗えない
私の内部の熱源に点される
愛にも似たようなもの
鍵はそのままにして
綺 ...
本気になれば
生まれてから死ぬまで
一分一秒もらさず
動画に保存することが
出来る時代になった

超長編ドキュメンタリー映画
「そこらにいる単なる
ジジイババアの90年近い人生の軌跡」 ...
腕を切らなくするのが
ずいぶんとうまくなった
彼女の
シャンプーの
においの横でねむる
ひっかき傷がふさがるくらいのあいだ
夜と朝を交換した気分で
うすい耳たぶを噛んだ
おもったよりし ...
あした生きていたらひばりは80歳になる

酉年に80になるなんてやっぱりひばりだ


レコードデビューまえ9歳の彼女は巡業中バス事故に遭う

死体としてならべられ白い布を顔に被されそうな ...
初夏の兆しが止まない
桜が散ったのはついこの間のことだというのに
雨季をもろともせず
気温とは上がるものだと知らしめる
若々しい緑が輝きを放つ姿を見て
今だけだと鼻で笑ってやろう
夏が来る ...
小島先生の大きな手が
私の後頭部を襲い
私は前歯を机にぶつけて
少し欠けてしまった
思い出せば鉄棒でも
欠けさせた事のある
前歯のすぐ隣の部分が
欠けて居る
思えば小島先生の手が
女 ...
良く見かける 昔ながらの三つ編み
黒く伸びる髪の毛の先に 
赤いリボンが はためいている
拘束された カラフル
誰しもが 似たような意見で 
流されて行く 世の中に
吐き気をもよおした ...
もがいて繋げた糸
11桁の数字の羅列と見えない電波に縋ってみたくなる
電話口の音声は合成音だと誰かが言っていたけれど
匿名の 顔も見えないその声が鼓膜を震わせて
すとんと胸のあたりに落ちたとき ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
弔いが欲望を繋ぎ止めれるように竜門勇気自由詩2*17/5/30 11:13
日々飯沼ふるい自由詩217/5/30 10:39
らヴ・ちょこれいと藤鈴呼自由詩2*17/5/30 10:04
旅の終わり渡辺亘自由詩317/5/30 8:45
夏川ゆう短歌017/5/30 5:21
平成29年5月30日(火)みじんこ自由詩017/5/30 0:46
Detestえこ自由詩317/5/29 23:41
途中からよくわからなくなった習作自由詩317/5/29 23:29
浸透する静けさ(改訂)ひだかたけし自由詩717/5/29 20:35
きみに明日は来ない花形新次自由詩117/5/29 20:06
息子の叫び服部 剛自由詩317/5/29 17:17
ギアを握る自由詩117/5/29 17:14
太陽光自由詩117/5/29 17:08
彼らの彼方シホ.N自由詩417/5/29 17:07
下毛剃りと尿管さしzenyam...自由詩017/5/29 11:41
夏へ向かう羽そらの珊瑚自由詩16*17/5/29 9:39
一病息災zenyam...自由詩017/5/29 8:35
年をとれば自由詩017/5/29 8:31
花言葉徘徊メガネ自由詩217/5/29 0:50
月夜の警報坂本瞳子自由詩1*17/5/29 0:27
平成29年5月29日(月)みじんこ自由詩017/5/29 0:22
光の中で番田 自由詩217/5/28 23:27
トイレの鍵かんな自由詩3*17/5/28 22:18
ドキュメンタリー花形新次自由詩317/5/28 20:57
忘れたころにかえってくるよキクチミョン...自由詩217/5/28 20:04
ひばり讃歌吉岡ペペロ自由詩317/5/28 19:54
夏への扉坂本瞳子自由詩1*17/5/28 17:49
歯医者間村長自由詩617/5/28 16:10
フィッシュボーン藤鈴呼自由詩3*17/5/28 13:45
電話線は何色自由詩417/5/28 12:00

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加筆訂正:
夏へ向かう羽/そらの珊瑚[17/5/29 9:54]
タイトルと内容、修正しました。
5.09sec.