入院したら
猫が心配だというおじいちゃんがいた
また、今回奇跡的に助かったのは
猫のおかげだと言っていた
何匹いるんですか、と尋ねたら
八匹いる、全部野良猫だったやつだ
と言っていた
動 ...
金魚の記憶は
七秒
という説があって。

七秒
という 刹那 を
生きて
泳いで

ゆらゆら と。

赤い金魚 が
ひらひら の
あの
ひらひら の
ガラスの鉢 で
...
丘の上に作られた
恋人の聖地

景色を眺めて
心が静かになれば
素直になれる気がする

寄り添うカップル
老若男女が集まり
幸せオーラでいっぱい

それぞれの愛が自然と一体化
...
 戦い方を知らない僕は狩人だ。
 森の奥に隠れてじっと獲物を待っている。
 獲物を見つけても何も出来ずただ見送るだけ。
 消えるのは簡単だけどそうはいかないんだ。

 人は僕を優しいと言 ...
 明日への旅路の始まりはどうしようもないほどに、ここ、なんだ。
 僕は驚くほど体力を消耗している。
 朝を恐れていくら夜にしがみつこうとしても煙草の灰が増えるだけ。
 人は自分に自信を持てと ...
 炎に燃える薔薇のように生きていたい。
 流離う月日に惑わされずに。
 漂う雲はそのままに。
 決して自分を見失わないように。

 夜毎気の狂いそうな夢を見る。
 精神崩壊するその前に ...
ガイのパイを舐める
プレーンオムレツを食べた後だった
太陽がぎらついて
でも秋の虫も
既に夜には鳴いて居る
ガイのパイが漏って来るから
舐める
あ、土地だ
舐めに行こうと思う
舐めた ...
    頬を濡らすものを拭うこともせず
    ただ手放しであなたは泣く
    抱きしめても嗚咽はやむことなく
    わたしの肩が湿り気を帯びる
    体温の熱さが伝えてくるもの ...
     朝起きて顔を洗うとすぐに
     台所へと向かう
     目覚めのいい朝も、悪い朝も
     遅刻しそうなほどぎりぎりでも
     必ず台所へ向かう
      ...
ゴミのような奴らは
みんな死んでしまえばいい
おまえも
おまえも
おまえも
ついでにおまえも
みんな
7月23日に死ねばいい

横須賀の入れ墨テキヤの孫と
関西の靴屋の息子の柔ちゃ ...
暴れ狂う静寂の中
末期の水に溺れて
いつか見た痛みを
遊びだと思えるくらいの
今日は
今日は
晴れ腐る

虫の湧く場所
弦を垂らした井戸
満足を覚えてる
自分の悲鳴を聞きなが ...
風の行方を知らないままで、


君は風を探している
風は君の唇にさえ宿っているというのに
それとも、それはどこか見知らぬ世界の風で


光がここに射してくる
草の穂の襞にも
僕の心 ...
敗走ではありませんでした。

勝ちとっています。


あなたたちへ
配送状況はぐらぐら揺れますが
小包に戦利品を。




私たちは神から必死を勝ち取っています ...
日記を読み返す
2年前のわたし
そこに生きていたの
苦しんで
もがいて
それでも生きていた

中身は変わったのだろうか
あの時と同じことで悩んでしまって
同じことで躓いてしまって
...
宙に 浮かんだまま 漂っている
意識

ふらふら
 ふわふわ
  流れ続ける時のなか
   痛みながら呻きながら
   肉と繋がり
  引き留められ
 わたしの在り処を
探してい ...
人は人 海は海

だけど私は海になりたい
なぜって 海になれば どこへでも 流れて行ける
アメリカ イギリス オーストラリア.......

深海だってのぞきに行ける
アトランティスの謎 ...
道端で◯を拾った。
◯はシャボン玉みたいにぷかぷか浮かんだり、ビー玉みたいに色鮮やかになったり、独楽みたいにくるくる回ったりする。
お前は何なのかは置いておくとして、とにかく素敵なものであることは ...
陽射しが強いほど
萎えていくこの心は
もうすぐ干からびてしまうのだろう
唸ることもなく
放り出されたこの四肢からも
汗は流出を続ける
目蓋はすでに重く
さらに灼熱の深淵へと
この身体は ...
ペラペラと捲る領収書
最後のペイジで立ち止まる
余白に非ず
白い紙が もう 残ってはいないのだ

束が揺れる
ボールペンの先
華麗な花びらでも 付属されていたなら
暇つぶしに 視線 ...
こすっても
こすっても
もう何も出てこなくなった
EDの哀しみ
若いころは
あんなに出ていたのに
EDになったら
男はもう浮気しない
と思い込んでいる世のワイフたち
とんでもない!
...
どこで
何を
しているか なんて、
知らない。

いまは
何を
見ているか だなんて、
知らない。

わたし の いま は
あなた の、
わたし の、
あの時、あの頃、か ...
樹 の 緑 が
空 の 青 と 一体化して
眩しく、

やけに

眩しく。

桜の頃は
どんなだったかなぁ

思い出しながら 歩く。

わたし 以外に誰もいない
桜道。
...
そんな粗末な寝床にかじりついて
どんな夢を見ようというのだね
おまえは堅実に生きることで
浅ましさを手に入れている

処刑のなされた丘で放置された罪人どもの血が
土に染み込ん ...
上品に澄ました顔のこけし こけし
ほほえみながら くるくる
軸を中心にしてこけし くるくる
和洋折衷な旅館のロビーで
置物達の中に並んでこけし
くるくる くるくる
かわいいこけし くるくる ...
   1

おれはラウンジに横たわっていた、さながら、廃墟に忍び込んで出口を見失い、そのまま干からびてしまった犬の骨のようだった、ラウンジの日当たりはよく、太陽光は大きな窓から見えるフロアーす ...
   恋に焦がれし人魚ウのひれあし
   したびらめのシタゴコロ燃えろ
   焦らすしらす白砂の焦らすなの
   うつくしきこえとひきかえシて
   波打ち際のわかれ際の金輪際の
    ...
真空から
大気圏の涼しさを纏って落ちてくる
たなびく尾の先にしがみついた
流星の切れ切れが
細く薄く白い線を引き書いた
幾何学

薄藍の空に涼しげに線は光り
一瞬の線が表していたもの
...
特大の夢を見ながら眠る君に春という名の毛布をかける

暑いねと微笑む君の声聞いた瞬間世界が夏へと変わる

食欲の秋だねと言って栗食べるくりくりとした瞳が愛しい

冬の夜電話の向こうで泣いて ...
また同じように見晴台のタイルの上で君とミルクを分け合いたい

 忘れないように!

ひかる憂鬱を
輝かしい絶望の日々を覚えている


道に転げている猫、暑い
 永い、太陽は北に
...
窓に差し込む光のパレード
雀が鳴いているうちはまだ良い
目覚まし時計で僕は一度死ぬ

ブラインドの羽根を回す力で
景色を切り刻む夢を見ていた
皆殺しの朝をミルクで薄め
コーヒーはいつもと ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
猫のおかげzenyam...自由詩217/7/22 8:45
金魚の記憶かおり自由詩3*17/7/22 7:31
恋人の聖地夏川ゆう自由詩017/7/22 5:17
獲物の狩人ヒヤシンス自由詩2*17/7/22 4:27
夜の独り言自由詩2*17/7/22 4:01
薔薇自由詩1*17/7/22 3:39
舐めに行く間村長自由詩417/7/22 2:30
夏の陰石田とわ自由詩13*17/7/22 2:25
ご飯と卵とわたし自由詩9*17/7/22 1:37
おまえにおくる花形新次自由詩217/7/22 0:04
人生ごっこ竜門勇気自由詩1*17/7/21 22:33
アルカディア石瀬琳々自由詩9*17/7/21 21:02
Eveの手記幽霊自由詩417/7/21 17:27
日記卯月とわ子自由詩117/7/21 16:18
わたし のひだかたけし自由詩10*17/7/21 13:58
人は人 海は海st自由詩317/7/21 12:20
水宮うみ散文(批評...017/7/21 12:15
熱地獄坂本瞳子自由詩2*17/7/21 10:56
斬新ダンシング藤鈴呼自由詩1*17/7/21 9:39
ラブzenyam...自由詩117/7/21 9:28
知らない。かおり自由詩3*17/7/21 9:26
昨日、梅雨が明けたんだった自由詩2*17/7/21 2:27
試供品の朝ホロウ・シカ...自由詩2*17/7/21 0:51
こけし渡辺八畳@祝...自由詩117/7/20 23:09
日向の標本ホロウ・シカ...自由詩1*17/7/20 22:14
焦げたトースト/即興ゴルコンダ(仮)時間外こうだたけみ自由詩2*17/7/20 22:01
星は数式這 いずる自由詩217/7/20 20:49
四季者水宮うみ短歌017/7/20 16:21
再会哉果自由詩2*17/7/20 14:25
延命装置ミナト 螢自由詩8*17/7/20 11:42

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加筆訂正:
四季者/水宮うみ[17/7/20 18:31]
修正しました
3.9sec.