また同じように見晴台のタイルの上で君とミルクを分け合いたい

 忘れないように!

ひかる憂鬱を
輝かしい絶望の日々を覚えている


道に転げている猫、暑い
 永い、太陽は北に
...
窓に差し込む光のパレード
雀が鳴いているうちはまだ良い
目覚まし時計で僕は一度死ぬ

ブラインドの羽根を回す力で
景色を切り刻む夢を見ていた
皆殺しの朝をミルクで薄め
コーヒーはいつもと ...
ぼくたちは知ってゆく
ありのままではいられないのかもしれないと

人生でたったいちど編んでもらったマフラー
誰もほんとうのレストランを知らない

バイク乗りであまり街歩きもしなかったし
...
2人で歩いていたはずの道をいつの間にか1人で歩いていた

支えられていると思い込んで
どこか気付きながら

君が逃げ出したすべてを私はどう抱きかかえ歩けばいい?

我慢する気持ちは伝えれ ...
心臓の手術をしてわかったことは
「死ぬ」ことよりも
「痛み」のほうが
耐えられないということだ
死ぬのは
抽象的だが
痛みは
具体的で切実だ!
わたしが眠っていてもコンビニの店員は働いている

眠らない街と諦めの悪い人間のために

わたしが眠っていても交番の警官は忙しい

眠らない街と聞き分けの悪い人間のために

わたしが眠っ ...
ゆくえ ゆくえ
しあわせのゆくえ よろこびのゆくえ
この子のゆくえに佳きみちを

ゆくえ なんてつけないでね あたしのなまえ
ママのおなかのなかでたのんだのおぼえてる
ゆくえはそうつぶやい ...
街の粒子が風にのると
夜はやさしくて
うさぎたちは眠ってしまう
はとも
くまも
金魚たちも

ぼくたちだけが起きている
あまりのさびしさに
抱きあうこともままならず
愛してない
ということに
人々が傷ついていたのは
もう昔のことで
いまは愛だけが
ただしく街を削っていく
ことばのないところでおはなししましょう
ひとりっこになったつもりでいきてみましょう
さみしさをいっぱいだいて

しろいひかりのなかで
しゃぼんだまがまいおどるなかで
せかいはいつもへいじょ ...
赦せないとあなたが決めた私の諸諸を
たとえ他の言葉が
赦す
と言って、靡くわけもない
夢みるほかないあの{ルビ娘=こ}にも聞いてみて
尖閣諸島を巡って
日台間の緊張が高まりつつあるなか
人和首相が
「日本は尖閣諸島を今すぐ
台湾に引き渡すべきだ」と発言し
物議をガチョウ、もとい、かもしている

しかし、世論調査では
...
つかみどころのない臓器
痛みはあっても在処のない

つるりと気取った陶器
来客用もちゃんとある

すきま風の絶えないあばら屋
震えている いつからここで

過敏すぎる 肉を削いで裏返 ...
梅雨は明けた
じりじりと太陽は照り
温度計の針は上昇する
真夏到来
来る日も来る日も
天気予報士は熱中症注意報発令
ペットボトルは手放せない
暑い
汗がたらり
エアコンは28度に設定 ...
蒸し暑い梅雨時は アイスコーヒーに誘われて
そぞろ歩きで思い出の 海辺のカフェテラスへ 
  
グラスについた したたり落ちる水滴が
キラキラ光り  ささやきかける

それは遠い記憶の   ...
私は私以外の者ではない

遡ってみれば
三千億の夜と昼を過ごして来た
生と死は読点のようなものであって
輪廻の鎖を引きずっている

いま
この鎖は解かれ
光と螺旋の秘密は
蒼穹を駆 ...
ふしぎだな、ふしぎだな

お土産って、ふしぎだな


お店の陳列品だったのが

お金と交換するとぼくのものになる

お土産だからぼくのだれかのものになる

でもぼくがそのだれかに ...
死んだらどうなるのだろうと
私は考えていたが
わたしは私の体を見ていたから
既に死んでいたわけで
なのに考えているのだから
生きているのか
と思ったが
ひょっとして
思うことは
生き ...
一国の首相は
女房や友達のことよりも
いつも国民全体のことを考えて
仕事をしなければならない
「泣いて馬謖を斬る」
という言葉もある
今は
顔も見たくない
声も聞きたくない
というの ...
燃えている

寝床でノートを一枚破り
くしゃくしゃに丸め宙に投げたら

燃えている

めらめら青白く
宙に浮いたまま

ぼんやり見上げていると
大きくなったり小さくなったりしなが ...
百日紅が咲き始めた地上は非常に暑く
閉口することも許されぬほどに膨らむ
ペットボトルを握りしめて 叫ぶ
薄く気化した炭酸を 追い駆けては
呟きの友と語らう 夢の中

背繋げに啼く鴉の群 ...
きみは√5を演じた。
えいえんの数列をとほく見つめて
限りあるいのちを限りなく近付けていく。
冬生まれのかさぶた、と
言ったの?
きみの生まれた日が
《最初のさんけた》
という『言葉』で ...
ひねた昼間の月は 反射して
あんまりにも眩しい海を投射するので
このまま溶けて
海水の 不純物として疎まれたかった

海辺に蹲るあなたのところまで辿り着き
顔から落ちる 水が 混ざるそのそ ...
病院帰りにコンビニへ入り
いつものように雑誌コーナーへ向かい
いつものように
立ち読みしている学生に
カロリーをチェックしている女に
記号化した挨拶を繰り返す店員に
社会を回している奴らす ...
流れゆくあなたのすべてを抱きしめていたい
たとえそれが崩れゆくとしても

明星光る夜の夜
怪しげに光る塵と砂
あなたの目だけは無限の宇宙の底面をのぞくように
地球の真ん中のごった煮の体
...
赤子よ

つぶらな瞳で

何を見つめている

この世の苦しみか

楽しみか

この街は

この空は

どう見える

教えておくれ

この私は

この世界は

...
自分の子供だからって
なにをしてもいいわけじゃない
当たり前だけど
当たり前に思わない人がいる

たたくことも愛だと
うたう人がいるけど
自分がたたかれても
愛に感じるの?

生ん ...
さよなら昨日
今日に欠伸をして
明日を待つ

退屈な日常は
君に奪われた

世界は破滅に満ちている
だけれども
こんなにも世界は
生まれ
育ち
歩む
変わっていく

変わ ...
遠くで雷が歌っている夕刻
羽が生えた蟻をみつけた
それは
退化だろうか
進化なのだろうか
いずれにしても
この世界にとどまる現実の形だ
つぶされないうちに
飛んで逃げればいいのに
な ...
朝を折りたたみ
昼を折りたたみ
犬を折りたたみ
猫を折りたたみ
自宅を折りたたみ
通りを折りたたみ
横断歩道を折りたたみ
バイパスを折りたたみ
街を折りたたみ
都市を折りたたみ
飛 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
再会哉果自由詩2*17/7/20 14:25
延命装置ミナト 螢自由詩8*17/7/20 11:42
僕のレストラン梅昆布茶自由詩1417/7/20 9:46
君が居たはずの2年間なんて不思議な色の...自由詩017/7/20 9:22
死よりzenyam...自由詩2*17/7/20 8:21
眠らない心臓星丘涙自由詩2*17/7/20 2:32
雁行もっぷ自由詩317/7/19 23:06
デジタル2はるな自由詩217/7/19 22:32
デジタル自由詩017/7/19 22:28
ねむる花町 明自由詩1*17/7/19 21:12
なぜ人はもっぷ自由詩117/7/19 19:10
日台戦争花形新次自由詩117/7/19 19:10
こころただのみきや自由詩9*17/7/19 18:13
汗がたらり星丘涙自由詩1*17/7/19 17:10
梅雨時のアイスコーヒーに想うst自由詩317/7/19 16:37
命の秘密レタス自由詩2*17/7/19 15:14
お土産吉岡ペペロ自由詩017/7/19 14:14
思考ひだかたけし自由詩3*17/7/19 12:30
首相zenyam...自由詩017/7/19 11:39
現象ひだかたけし自由詩217/7/19 10:17
遠くへ藤鈴呼自由詩1*17/7/19 9:36
irrational完備自由詩117/7/19 8:22
崩し砂這 いずる自由詩217/7/19 1:31
失踪するための北井戸 あや...自由詩317/7/19 0:55
布踊る北のかなたのこの塊には  ~あほいすぃ「械躰神書」から ...渡辺八畳@祝...自由詩017/7/18 21:59
赤子よ星丘涙自由詩0*17/7/18 21:10
愛情さがし朧月自由詩117/7/18 21:08
Loss tedious life えこ自由詩017/7/18 20:46
夏の扉が開かれる時そらの珊瑚自由詩6*17/7/18 14:28
折り紙やまうちあつ...自由詩10*17/7/18 13:48

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加筆訂正:
夏の扉が開かれる時/そらの珊瑚[17/7/18 15:03]
少し修正しました。
3.75sec.