雨の夕暮れは静か
魂が濡れるに任せて
ただ風は流れる
雨雲は青々と輝いて
名も知らぬ鳥の姿を溶かす

嗚呼
わたしは安心したいのに
地球が優しく泣くから
その肩をそっと抱いて
慰め ...
背中を左右に開いて
川の水が溢れ出した

(孤独な独白が掘り起こされる)

胸骨の狭間を裂いて
海の水が零れ出した

(虚言を齎す陽が差し込む)

真白い骨が尖ってゆく
鏡の中で ...
炎天下
  暗転する

極めて正直な
光の圧に屈服

発汗 溶解した エロチシズム

レイバンをかけたロダン
    考えない人たち

        薬指に カラスアゲハ
  ...
結びつけること

束縛であろうとちいさなゆびきりであろうと
いつもばらばらになろうとしているものを
とどめようとするきもちがすきなのだ

水引って結んであるでしょ
封印でもありたんなる飾 ...
二重に急落する坂を
ブレーキを絞りながら降りて
ようやく
斜度も緩んで気も緩んで
幅広の川の光が射し 鳥の声が差し
剛健なる自転車は
ただならぬ志操にて縁石にまぐわい
すっ飛ぶ地面と夏に ...
自称詩人の海に飛び込むと
そこが頭おかしい奴だけの世界だと分かる
頭おかしいは
ある人にとっては褒め言葉かも知れない
しかし、ここで言う頭おかしいは
相模原聖斗と同じ意味の頭おかしいだ
気 ...
真っ直ぐ届くよう願っても必ず伝わるという事はない
それでもまっすぐなのは言葉の根なんだろう
捻じ曲がるようで素直な事だと思う

照りつける太陽は熱いようでとても冷たい
なんにもしちゃくれない ...
、伴うかなしみってもう
行き着く涯てなんじゃないかな
神さまはわたしたちが抱え込んで手放さない
憧憬も
現実も
音楽も
何もかもを一つ一つほどきながら丁寧に握り潰してゆく
それって どこ ...
乾いて
皮膚が焼けただれた
地面の上
噴出しては
血飛沫に埋もれていく
生命の後先に
ぼくは囲まれて
右にも左にも動けない


見上げても
見下ろしても
ぼくには
心臓を象っ ...
愛をもたない人形のように
冷淡で詰まらない男

観念世界の海を漂い
非現実をいきる

ぬくもりを抱きしめることもなく
暮れてゆく日々

ザクロのように割れた心から
赤い血が噴き出し ...
地元の散髪屋
中学時代の同級生
顔剃りなしで2500円
入店しても
「いらしゃいませ!」
とも言わない
町の散髪屋
高校時代の先輩
若い娘の顔剃りつきで2500円
会計をすますと
...
擦れ違った何かを探しましょう
ココナツの似合う丘
飲み物に入れることに飽きたから
ヤシの実を探すことにしたの
葉が護ってくれるのは陽射し
落葉の頃に落としておけば良かった枝が
細かく重 ...
ドライフラワーの永遠の命が
アイスティーの上に転がっている
氷に囲まれた部屋が似合う

天使の翼が擦れるように
ガサガサと音を立てるのは何故?

風に揺れるラベンダーの迷いを
聞いてく ...
ある日突然に これまで理解できなかったものが
素晴らしい事に気づく

それはドビュッシーのクァルテット

FMで聞き その不気味ともいえる世界に驚く

こんなに素晴らしいものがあったのか ...
階段の踊り場で
私は立ち止まる
私は

自分の中途半端が嫌い
7階と8階の
どこにも馴染めない
おはようって
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感謝のために生きたいのに
サヨナラを聞くばかり
いつだ ...
絞り出すように今日を歩く

新世紀に生きる私

ずれてしまった時間軸に生きるあなた

鏡の向こうの私はあなた

ほら私のあなたの今日

ほら同じナミダ

ありがとう旧世紀の私、 ...
蚊取り線香の匂いが好きだと
誰かが言った

すごく落ち着くんだって
わかる気がした

猫を抱いて
庭先で蚊取り線香を焚く
とても静かな夜

長い間忘れていたその匂いを
思い出そう ...
何処まで進めば「遠く」なのかを考える

1.あの道は通ったことがある
2.角の公園は行ったことがある
3.1キロ先の家から散歩中の犬に吠えられた

逃げ込む先は固い建物が良いと考える
...
雨が突然降ってきた
強く強く降ってきた
地面を打ち付けるように
私のこの身体を射すように
強い雨が天から一直線に
降って来た

軒先も木陰も見つけられず
強い雨が降る中を
ただ歩くし ...
わたしは、むかし、少女で、女なんてもってなかった。
街灯も、ベルも、雑誌にのってるカフェも、おんなじように憎かった。
破綻した恋をしていて、みじめで、ときどき幸福だった。
だれも、わたしじゃ ...
神様が天の川の向こうから見ている

私の錆びた核を見ている

錆びが広がり崩れ落ちる私

天秤座の反転した夜空

その中の一粒を飲み干して

天の川向こうから見ている

星が一 ...
薔薇園を見に行って
大事なイヤリングを落としてしまった

いつか落とすと思ってはいたけれど
いつ落としたのかわからない

歩いた跡を
再び
たどってみたけれど
ない

ひょっとし ...
「なんにもできない」って君は泣きそうな顔で言う
「なんにもできない」ってため息つきながらいつも言う
「なんにもできない」って言えるのに「できない」って言う
ため息つくまで悩めるのに「できない」っ ...
自称詩人にならないように
日頃から細心の注意を
払う必要があるが
もし万が一
自分の家族が
自称詩人になってしまった場合は
家族の問題で片付けることなく
自治体や保健所、警察
医者また ...
たったひとつの巨木が
萌黄の葉を緩やかに
揺らしていたとしても
これらは夏風の断片ですら
あるのかもしれない

たったひとりの少女が
涙の雫を静かに
流していたとしても
これらは希望 ...
らしくないの一言
それだけで
私は私ではなくなった

小さな心には
とても抱えることは出来ない

心の奥に私を隠し
それでも何とか
生き抜いた

ある時
らしくある為に
私は ...
片思いには質量がある。
だから 好き という気持ちは
不変/普遍 なんです
と酔っ払いの男に云われました。

好きという気持ちを冷凍保存して
必要なときにとりだしてレンジで
チンするので ...
いちねんまえのきょうの夜中の出来事を

ぼくのこころは

毎日三十回くらい思い出している

日々葛藤している

日々価値観を試されるような出来事ばかりだからだ

ぼくはぼくの価値観 ...
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野

酸っぱい空気充ち満ちていた箱たちが
汗だくの肉溜まり又は骨皮を閉じ込めていた箱たちが
その重い戸をついに封しきれな ...
どうせいつか死ぬんだから、が口癖の昌孝は、だからわたしが結婚しようって言った時も素気無く断られてしまった。
「どうせ死ぬんだから」
俺が死んで灰になったらきっとお前は泣くんだろう、俺の仏壇の前 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨鳥ヤスヒロ ハ...自由詩417/7/26 23:46
朝昼夜)顔のない花黒崎 水華自由詩5*17/7/26 22:40
この夏へ捧げるただのみきや自由詩9*17/7/26 21:25
水引梅昆布茶自由詩12*17/7/26 20:57
すっとびオイタル自由詩317/7/26 20:30
ラブドール2花形新次自由詩317/7/26 19:57
言葉の根花町 明自由詩1*17/7/26 18:00
本日休演もっぷ自由詩317/7/26 17:57
摂理寒雪自由詩117/7/26 17:32
ザクロ星丘涙自由詩7*17/7/26 11:45
散髪屋zenyam...自由詩117/7/26 11:25
リード藤鈴呼自由詩1*17/7/26 10:02
Ms.Worldミナト 螢自由詩117/7/26 9:57
理解の連鎖反応st自由詩317/7/26 6:47
サヨナライストuminek...自由詩5*17/7/26 5:39
現代詩、旧現代詩、乖離。倉科 然自由詩117/7/26 3:35
花火ガト自由詩10*17/7/26 2:12
SummerBlue藤鈴呼自由詩1*17/7/26 0:42
夕立ちの想い出坂本瞳子自由詩2*17/7/25 23:25
手を打つのことはるな散文(批評...417/7/25 22:45
錆びた星座の向こう倉科 然自由詩117/7/25 22:28
遺失物Lucy自由詩8*17/7/25 21:02
生存権少年(しょー...自由詩017/7/25 20:50
あなたの家族が自称詩人になってしまったら花形新次自由詩217/7/25 20:28
真夏を過ぎてゆく悲しみの向こうりゅうのあく...自由詩417/7/25 20:14
らしさkino12...自由詩117/7/25 18:47
3 minutes伊藤 大樹自由詩217/7/25 17:04
いちねんまえのきょうの夜中吉岡ペペロ自由詩017/7/25 15:55
現代詩「恒心」渡辺八畳@祝...自由詩217/7/25 12:33
散文哉果散文(批評...117/7/25 12:30

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