竹筒からひとすじの糸が――落ちる
石の器の{ルビ水面=みなも}に、円は広がり
しじまはあふれる

絶え間なく心に注がれるもの

心の{ルビ靄=もや}に穴を空け
密やかに
わたしをみたす ...
掌に乗せた
十円玉の寺院の中に、小さな僕がいる

小さな僕が、院内の
大きな阿弥陀如来像を、仰げば

周囲を
十三体の仏に囲まれながら
薄い目を開いている

その頭上で
小さな仏 ...
海が私のなかにある


遠くなる

遠くなる

私は昔ひとつぶの泡


私のなかには海がある

荒れ狂う

荒れ狂う

誰も知らない海の上で
私は嵐が過ぎ去るのを待つ ...
kiltutoookiinahilyougennwosiyoutoomoltuteitanodatoomoimasu.
keredo,umakuhaikanakaltuta.nazenara,wat ...
づい
すいとうれっか
づ、

とお

dui
suitoureltuka
du,

too

づい
すいとうれっか
づ、

とお


しみ、い

しみ、い
...
頭を垂れて

なにもする気が起きない
そんな日もある

足の甲を伸ばして
床になすりつけて
おかしな音を立てて
耳心地の良さを覚えて
時間を過ごす

雨の音を掻き消して

今 ...
海水の上澄みが

湯葉のように纏まり

ヒトデ型にくり貫かれ

それを渡り鳥がくわえて

南の方の国境へ

ぽとりと落としました

すると、そこからにょきにょきと

裏の ...
{引用=*名を呼ぶ}
名を呼ぶ
ここにいないあなたの
井戸へ放った小石のように
真中深く 微かに響き
瞑っても
抱き寄せることはできず 
こみ上げる揺らめきの 
糖衣はすぐに消えて
...
僕たちの友情はいつまでも
変わらない 乾き物なので
宅配に託しました
三百キロ離れた 友人の住むところへ

僕たちの友情は
花に胸をちぎられて歩きました
高い雲の下を
電線がゆるく垂れ ...
しろく燃える膚のぬくみに
なぐさめられる
ほどこしようのない夜も
あかつきには埋もれて
身体で濾過をする
そむいたところから
咲いてゆく
花のにおいは
もう
饐えている
...
海は悲しく吠え 蝉しぐれが煩くて
わたしは耳をふさいでいた

庭の向日葵がやけに明るく咲き誇り
空に入道雲が暴れていた

夏の日に祖父は逝ってしまった
水平線に舟をこぎ出すように旅立って ...
不均衡の渦 巻き
 ひたすら待つ
平静を保ち
 選び取らず

 (眩む陽射しに
        呑み込まれ
  倒れたまま
       途方に暮れ)

黄白く青に 染まる己

...
こころころころ石っころ
石っころにはこころはあるか
せめても言葉をしってくれ
さびしいかなしい聴いてくれ

こころころころ石っころ
石っころひとつポケットに
せめても少しぬくくなれ
う ...
僕達の山の師匠は大正14年生まれのOさん
師匠といっても僕達が勝手に呼んでいるだけだ
ちっともそんな雰囲気はない
聞かれると大変なことを淡々と話される
シベリア抑留3年
マイナス30℃以下で ...
ちいさな日々がつみかさなってもやはりちいさな日々に
蓄積や安定はたいせつなものだが固定されたくないともおもう

前進とは終焉にむかうことなのかもしれないけれど
ビージーズも人生はレースではない ...
しゅわりとした甘さに
酸っぱさを ちょいと足して
おちゃらかほい

網アミのストッキングじゃあ
縞しま模様はむつかしいのと繰り返す

まだらに焼きたいの応え
懐かしい鯛焼きのソース ...
花火になり
花火になり 消える花冠
打ち寄せる
打ち寄せる空の代わりに


どこまでも
どこまでも弦だけが
響きつづけることについて
ゆっくりと落ち 砕ける筒のな ...
【フルオッキ注意】 韓国の即ハボデカ乳女優が授賞式でハミ乳衣装着てポロリ寸前になってる写真www (画像あり)に吊られてワンクリック詐欺にあった
ローソンのカフェスペースで
ジージーと油蝉が ...
はいっただけでわかる 異様な雰囲気で
何気なく置かれている チェンバロやチェロ 
バイオリンたち  生演奏も時々ある
 
うますぎるコーヒーがだされ
よすぎるオーディオの音がながれ
変人す ...
 黄昏時に降る蝉しぐれ。
 巡る思いは故郷に焼かれ、
 砕ける波には顔が現われ、
 存在すらも消えてゆく。

 幼子の手を引いて寺の参道をゆく。
 夢かうつつか幻か。
 奥手に望む海 ...
夏に投げ出された一冊の本が響いている
怒りでもなく哀しみでもなく喜びでもなく
ただ一冊であることの響きに満ちあふれている
本は活字の結晶として
この夏の暑気により一層硬くなる
これ以 ...
美味しそうな匂い
活き活きとした食材の色

料理を作る妻の後ろ姿
料理を一緒に作ろうと誘われる
教えてもらいながら手伝う

料理を作りたくなるような
雰囲気を持つキッチン
楽しさが増 ...
ドドレミドドドレミレレミレレ
ミミレレミミレレド
ドドレミミミファファミドドドミミファファドレドレドレミミミミレレミミレレ
ミミレドドレミミレレドドドミミファミミミファドレドレドミミファファミミ ...
時間は腐るほどあった、床に俯せになったままピクリとも動かなくなったそいつの美しい頭髪をひと掴み右手に巻き付けて力を込めてゆっくりと引っ張ると、やがて強情な雑草が抜けるみたいにごっそりと取れた、 ... ねぇどっちだとうれしい?
どっちでもいいのよ
教えて上げようか?
ううん教えてくれなくてもいいの
なんで?
だってここにいてくれるだけでいいんだから
ずっとここに?
ずっとはちょっと寂し ...
描くことで忘れられるのなら
つらさから救われるのなら
それで良いのじゃないかと思う私の詩は
民進党や共産党がよく使う
「国民の声」の本質は
お前らの支持率がずっと
5%以下なのを考えれば
自ずと分かるはずだ

それとも何か
何処か見えないところに
お前らを支持する国民が
大 ...
揺らぐ逃げ水に夏が透きとおる
容赦のない日射しに
深く被った帽子を右手で押さえる
アスファルトが反射した熱
吸い込んで汗ばんだシャツ
歩くたびすり減る靴底に
地面との摩擦熱を感 ...
この夏の澄んだ空気の中、あなたの墓前では、存在が、歴史が、社会が、人生が、すべて源泉に遡っていく。存在は素裸になって積み上げられ、歴史はその体躯をいよいよ明らかに投げ出し、社会はその緊密な構造を再 ... ひらひらと横切ってゆく蝶々
つかまえようとして
伸ばされた小さな手
初めての夏という季節の光
街路樹の葉が落とす濃い影
見えない風の気配
蝉のなきごえ

お母さんの胸に抱かれた
その ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
石の器―大原三千院にて―服部 剛自由詩117/7/30 0:14
十円玉の中に―平等院鳳凰堂にてー自由詩217/7/30 0:00
oceanゼロハチ自由詩117/7/29 23:28
oto水菜自由詩017/7/29 22:47
すいとうれっか自由詩017/7/29 22:32
坂本瞳子自由詩1*17/7/29 21:59
夏の幸福ヤスヒロ ハ...自由詩017/7/29 20:33
おかし詰め合わせただのみきや自由詩17*17/7/29 20:22
僕達の友情オイタル自由詩417/7/29 19:59
みずうみむぎのようこ自由詩517/7/29 17:10
向日葵星丘涙自由詩4*17/7/29 15:49
転倒真夏(改訂)ひだかたけし自由詩417/7/29 15:04
こころころころもっぷ自由詩417/7/29 12:07
山の師匠zenyam...自由詩017/7/29 11:34
とっても小さな日々梅昆布茶自由詩1117/7/29 10:57
さくらんぼサイダー藤鈴呼自由詩2*17/7/29 10:46
青と手のひら木立 悟自由詩217/7/29 9:02
【フルオッキ注意】 韓国の即ハボデカ乳女優が授賞式でハミ ...5or6自由詩117/7/29 8:23
可否道その9---行ってはいけないクラシック喫茶店st自由詩217/7/29 7:13
黄昏時ヒヤシンス自由詩4*17/7/29 6:39
夏日葉leaf自由詩117/7/29 5:31
キッチン夏川ゆう自由詩417/7/29 5:13
huugeihakuhuuaotohouseki水菜自由詩017/7/29 2:23
遠い世界の夜ホロウ・シカ...自由詩1*17/7/28 21:52
どちらでもしょだまさし自由詩117/7/28 21:52
すみれ日記 07.28もっぷ自由詩2*17/7/28 20:20
支持率花形新次自由詩117/7/28 19:52
逃げ水、打ち水、この夏、かんな自由詩2*17/7/28 17:10
源泉葉leaf自由詩117/7/28 12:44
青信号に変わるまでの時間にそらの珊瑚自由詩17*17/7/28 12:31

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加筆訂正:
青信号に変わるまでの時間に/そらの珊瑚[17/7/29 11:37]
少し修正しました。
グレーピンクのモーツァルト/Lucy[17/7/28 21:00]
細かい言い回し修正しました。すでに読んでくださった方申し訳ありません。
思うがままに詩を書けたなら/水宮うみ[17/7/28 17:30]
なんか他の詩に変わってたので修正しました
3.73sec.