昔から国語が苦手なのに
部下に対して
威厳のあるところを見せようとして
「これこれ、君の書く文章は
てにおへがなってないな」等と
偉そうなことを言ってみたものの
「月影課長、それを言うなら ...
勝つ気でいたのに
決まろうとすると
空気のような蜃気楼が
鵜に乗せて
私を柚子湯に入れる
付けんとか言っておきながら
付けてくる神は
田圃を沢山所有して居て
詩を読みながら
日の出を ...
春一番が吹くと
春の香りが満ち溢れてくる

木々の新芽の匂い
花の甘い蜜の匂い
それらに釣られて出てくる動物の匂い
また遠く、南海の潮の匂い
春の香りは
暖かい潮風に乗った生きものの匂 ...
思い通りにいかないから
イライラして口の中をかむ
血の味をあじわって我にかえる

洗濯機のすきまから中をのぞく
ぐるぐるまわる今日をみる

おもしろくもないのに笑えないよな
とふっと笑 ...
カフェ店内の化粧室から

戻ってきたクラスメイトに

『あれ?まさし君来てたんだ…

志望校一緒だよね、がんばろね!』

と話しかけられ、

「外からガラス越しに君の

アディ ...
ルシファーが
舌を出し
嗤う
  
混沌とした闇が渦巻く宙に
黒い鱗が飛び散り
不可視での
戦闘が繰り広がれる

とぐろを巻き
獲物を見つめ
昇る大蛇

  
天から白い羽 ...
自称詩人達にとって
目の上のタンコブと化した
丸刈りデブこと私は
自称詩人達の手によって
私の暗殺が企てられているとの情報を得た
暗殺の具体的な方法も分かっていて
横須賀線のホ ...
       東海は きさらぎの
      優柔不断な 虚空から
  ふわふわ 裏庭に 舞ってきた
       不揃いな 粉雪 め
          ひょっとして
  寸暇を つぶして ...
泣きたいほど優しいひとがいて
あるいは いま たったいま
しばらくこのままでいたい
神さまに祈る 明かすと

思春期も反抗期もなかった
そのせいか ふいによぎっても
いつも掴めずに未知の ...
こんぺいとうは
あまいけどとげとげしてる
さっちゃんは
やさしいけどとげとげしてる
しってるの

みんなをあまくきずつける
いいな
さっちゃんはいいな

どうして
みんなはちをな ...
チョコレート

なす

底辺の突端で
まいしんしけるは
てゆりんのはまのね
寄せては返す波
もみもまれ
もまれもみもみ
もみもみはまれなり
もまれまもうしるけんは
しんけい
さいぼう
たいりょくの三拍子
...
拭えない気怠さに埋もれてゆく
居心地の悪さはこの上なく
怒鳴りつけたい心臓は
腹の底へと沈めておく
まばたきをすることさえ煩わしく
ほくそ笑む方法すら忘れ
感情には雁字搦めに鍵をかけて
...
他人のように振る舞っている
似たような奴がいるが
それ以上は突っ込まない
ただ、世の中に
こんなクソみたいなもんを
恥ずかしくもなく
人前に晒せる奴が
こんな至近距離で
二人も三人もい ...
蠅が群れて飛ぶ
光る川面に魚が跳ねる

サラリーマンの
くたびれた背中に群れ

ウォーカーの
急ぎ足の後ろに群れる

渦を巻き
空に舞い上がる


夕暮れに
風は止んだ
...
ちいさなことがらを
責める気持ちになるのは
あなたが鬼だからですか……?
いいえ、ちがいます
あなたが素直過ぎるから
まっさらな気持ちでひらたく今をみたら
なにもかもがやさしくただそこにあ ...
影送りができそうなほど
晴れた日のまま
洗濯が終わった頃には
まだらの雪が降っていました

庭の梅はおおきく
息をしたようです
昨日までは
とりつくしまもないようだったのに

...
独りきり
部屋の明かり
影揺れて

貴方を思い
徒然に
日記にしるし
夢枕

涙こぼし
泣き濡れて
春の便りを
待つ女
海や半島が見える

町が載っている

へばりついている

むこうの山に雪の名残

肉体は懐かしい光と影

セピアをカラーに

女のうでが胸をおさえる

化粧けもない悲しみだ ...
虫に喰われた枯葉
一枚

ギザギザの
迷路
刻まれてる

右か左か
どちらが美味いか
どちらが軟らかいか
思案して迷走した結果でしょうか?

スズメかカラスか
外敵から
身 ...
久しぶりにキャバクラで
おねえちゃんと会話した

お決まりと言っていい
歳の話になった

「俺、いくつに見える?」
「えーっ、いくつだろー?」
「あのね、今年で50」
「ふーん・・・ ...
もう死にたいつらい呟くトークみて相槌充電スポットさがす


コンセント空かず咄嗟に御手洗3パーセント入れエコメロディ


聞き流すだけの返信中味なし裏では必死電源確保


五軒目 ...
自由の日たずねたずねて二十歳の日迎えて視得た手遅れの傷


ふるさとは広尾のベッドのほかになし実家と信じた門は開かず


日が落ちる前にわかるのあたしにはあしたの雨があさっての雨が

...
編成局長、週末の視聴率ですが
また、平日テレビに負けました

「テレビに休日が
 あってもいいじゃないか!」なんていう局が
どうして30%なんだ、ふざけてる!
なぜ一日中CMのみで
番組 ...
赤が追いかけてくる
私、足早に逃げる
不思議とかなしむ
ふとみやると
赤は、傷だらけで
私は、後悔で青に染まる
加熱する時のなかで
あたたかな関わりが風となって惑う
窓から入り込むのは、決して良いことばかりではないけれど
笑っていれば、必ず掬い上げてくれる手があるって
そんな風に風にやわらかになでられる ...


腹具合

宇宙人
父が育てたジャガイモをふかして食べた。
潰したジャガイモに
マヨネーズとハムを混ぜ込んで。

腹が膨れて横になっていたら
父が畑から帰ってきた。
シャワーを浴びた後
気持ちよさそうに頭を ...
最後に流した涙のような
光る透明のしずく。
掌で弾けとび
残した思い出を身体の中へと埋め込んでいった。

真横を見れば
綺麗に咲くあなたの愛した花。
春一番に吹かれても
しっかりと花び ...
声をかけるとむすめが転がってくる。はしるみたいにして。
この神社の参道は長い、すべての鳥居をくぐろうとすると四十分はかかる。むすめの足だと九十分はかかるかもしれない(そのまえに疲れて動かなくなってし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
月影課長「苦手」花形新次自由詩117/2/20 22:06
太陽間村長自由詩13*17/2/20 21:36
はるのかおり長崎哲也自由詩9*17/2/20 21:23
ねこじゃらし朧月自由詩417/2/20 21:00
受験シーズン2017しょだまさし自由詩5*17/2/20 20:37
誘惑星丘涙自由詩2*17/2/20 18:30
暗殺花形新次自由詩317/2/20 18:27
卒寿のかげ(三)信天翁自由詩317/2/20 15:04
Tokyo Blueもっぷ自由詩1017/2/20 12:44
こんぺいとう朧月自由詩417/2/20 7:16
平成29年2月20日(月)みじんこ自由詩117/2/20 2:18
はまのね次代作吾自由詩317/2/20 0:40
自虐の歌坂本瞳子自由詩2*17/2/20 0:23
クソみたいなそっくりさん花形新次自由詩217/2/20 0:19
春一番星丘涙自由詩2*17/2/19 23:10
_水菜自由詩417/2/19 22:24
影送りフユナ自由詩617/2/19 22:21
独り星丘涙自由詩3*17/2/19 21:43
海や半島吉岡ペペロ自由詩517/2/19 21:23
ギザギザのまいこプラズ...自由詩617/2/19 21:09
ゾッとした花形新次自由詩317/2/19 17:16
充電姫深水遊脚短歌4*17/2/19 15:03
「蒼い旗」 一〇首もっぷ短歌1*17/2/19 14:00
平日テレビイオン自由詩017/2/19 11:22
水菜自由詩417/2/19 9:00
加熱する自由詩217/2/19 8:51
平成29年2月19日(日)みじんこ自由詩017/2/19 2:46
畑作り梓ゆい自由詩217/2/19 2:12
夢のあと自由詩117/2/19 1:42
参道はるな散文(批評...317/2/18 23:09

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加筆訂正:
インディアン・サマー/田中修子[17/2/20 12:44]
梅や桜や桃のつぼみ→梅や桃や桜のつぼみ にこっそり訂正しました。
私の中に住む女/宣井龍人[17/2/19 20:39]
タイトル変更 人→女
充電姫/深水遊脚[17/2/19 15:39]
5首目修正しました さっきどうもは→さっきはどうも
/ただのみきや[17/2/19 13:43]
脱字修正しました。
/ただのみきや[17/2/19 13:42]
タイトルを「友の手」から「手」に変えました。
/ただのみきや[17/2/19 11:42]
誤字、脱字など数文字修正しました。
/ただのみきや[17/2/19 11:42]
誤字、脱字など数文字修正しました。
かけるくんの空/深水遊脚[17/2/19 9:30]
他作品との世界観をあわせるために修正しました。 修正前:保育士さんの呼ぶ声に 修正後:理恵先生の呼ぶ声に
4.99sec.