張りつめているのね

 どんな時でも気を抜けない生活

 熱を出すのは金曜の夜

 土曜日は氷枕で横になり

 日曜日には熱も下がっても散歩でも

 月曜日には何事もなかっっ ...
英語も出来ないバカと
英語しか出来ないバカ
一見すると
英語しか出来ないバカの方が
上等のように思えるが
実際は違う
英語が出来ると
それだけで自分が
ひとかどの人間だと
錯覚する輩 ...
寒い夜も 夜にも
そばにいてくれる
ただずっと黙って
次の涙と光を待っている

必要な情報も
必要じゃない情報も
すべてこの目と耳と手が
躰が
掴んで吸い込んでしまう
その中で ...
わたしとすれ違った
年配のご婦人
車いすの
身繕いをした年配の
もうひとりのご婦人を押している
たしかめるようにゆっくりと歩きながら
昼のひかりで満たされた
安全な通りの
木漏れ日のあ ...
かなしみの源泉のかなしさよ
譬えようもないかなしさよ
空すら風景すら映り込む余地のなく
許可を与えず――拒みこばみ
はるかな透明こそが護るべきもの
約束だから約束だったから
遠い日の少女と ...
空からぼくを狙って、
夜を、彷徨った、
眼鏡をかけた月の顔が、
平らな海に、映っていた。

観覧車から雲に手を伸ばし、
星を捕まえた。
その星に、手をかけて、
月と見つめ合い、
絡み ...
くすんだ電灯をよけながら
朝の湿った街路を出勤していると
自分は朝に愛されている
豊かな抱擁と絶え間ない言葉と
この昇りでも下りでもない坂を歩き
最後にたどり着くのは
大地とはまた ...
○(同性婚社会)
結婚して
子孫を残す
ということは
もう時代おくれなのだろうか

○(三万年前)
「この地層は三万年前のカルデラ大爆発で
積もった地層です」
三万年前と聞くと
も ...
私だって色々と考えている
考えては押し黙り
考えては押し黙り
たまに醗酵させ
実践し自害する

私は生き物で
入れ物で
優柔不断

たとえば道に落ちている死体を拾ったとして
その ...
わたし パソコンでした。

あなたがたは小学生のわたしにもコマンドを打ち込みます
わたしはパソコン
かんぺきなセリフと かんぺきな笑顔。

おハシを止めるとおかあさんは
すうっと無表情に ...
突然の矢傷
痛み
虎は逃げる
遠く
雨の中
響く
雷鳴

洞窟に
残された三つ子
知らぬ声で
荒ぶ風
百合 薔薇 向日葵 アストロメリア
雪のふるまち 金魚草
廃品回収 木瓜 紫陽花
開きのちがう菊の花

醒めた夢を温め直すために
電子レンジを買ったんだ
温室は 電池切れ
いまは ...
他人の家の匂いは気になるのに
自分の家の匂いは気にならない
これは、常に漂っている自分の匂いを
脳がかき消しているからだと本で読んだ
確かにしばらくすると慣れる

いつも周りにある匂いを消 ...
地元のガイドボランティアの方たちが
700円の参加費で
10キロの山道コースを案内して
城跡や神社などの歴史などを説明してくださった
途中とゴールでは
ぜんざいや甘酒や漬け物などの
心あた ...
美貌の横顔を真青に埋めて
寂しげな眼差しを遠くに投げる
翼が欲しいと叫びたい心は
襟の白線で縛り付ける
黄金の前髪が耳へかけて描く波は
柔らかに繊細を奏で
そして僕は思い知る
手が届くこ ...
{ルビ彼の人=かのひと}は名をミライという
いつも明日の方を見ている
後退りすることなく
自信に溢れ
畏怖の念を抱き
それでも邁進する
笑顔を輝かせ
力強く
凡の字に似たオッパイに顔うずめ決めた元号諦めた恋 地雷踏むつもりの足がキリギリスより堅実な蟻に似てきた 海底の電話はかつてニンゲンが恋する花火だった名残だ 明日私はあるだけありがたい仕事の内部をかき回すように箒で掃き清め、
月曜から火曜に駒を進めるのだろう。内心もう面倒で、始業5分前にしか到着が出来ない。
遅刻する日も無断欠勤する日もそう遠くないよう ...
愛してる

通じた春の見事さに

わかるる時

花は散りあれは桜と

思出話
花が咲き
落ちる涙の
切なさよ
仮面を被る

泣いた子だあれ?
解き放つ、と書くと 
何処かしら清々しい雰囲気が広がりますが

朱鷺放て、と書いてしまうと 
翼が欲しくなりますね

時が経たなければ 
開放できぬ事象に 

翼ならぬ
唾吐きかけ ...
揺るぎなき愛は幻想しがみついたら振り落とされた

地の果ても地の真ん中も降る雨に傘もささない今宵の君は

身を病んで心も病んでしまうほどむしりとられた私の命

後ろへと束ねた髪をほどくから ...
喧騒に駄菓子屋相場のおやつなし


生きている実感に負け帰宅なう


リア充の着ぐるみ脱いで季語も脱ぐ


よそ者は死ぬまでいても見舞われず


喧騒は代々住む人たちのもの
...
わたしはつらい
って君は背中で言うんだね

わたしうれしい
って君は瞳で言うから


あなたにはなにも
隠し事できない

あなたにはもう
嘘はつけない


いまはわたし
...
 穏やかな秋晴れの日に、絶望の角度を測っていた。
「その角度は、希望だ。死に至る病だ。間違いない」
昂然と、苦渋に満ちた青白い顔を上げて叫ぶ男が近づいてきた。

── おかしな事を言う。 ...
バカが
自分のバカさ加減を
棚にあげてこね繰り回した
屁理屈を見ていると
バカは死ななきゃ治らない
なんてことじゃ済まされなくて
「どの方法で死ぬか、おまえが選べ」
と直接バカを完全治癒 ...
言葉の停滞
言語の解体

  言霊たちの
  本意を求めて

日を見ぬ閉塞
ひそかな生息

  居場所もないまま
  ようやく生かされ

道なき隠遁
未知なる混沌
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
土曜日に風邪をひくあなたへ佐白光自由詩017/12/11 23:52
英語バカ花形新次自由詩117/12/11 23:35
t4u唐草フウ自由詩2*17/12/11 20:19
冬に向かう乾 加津也自由詩4*17/12/11 17:54
約束もっぷ自由詩117/12/11 16:41
砂の月の鼓動秋葉竹自由詩217/12/11 15:41
和解葉leaf自由詩117/12/11 15:03
独り言29集zenyam...自由詩017/12/11 10:14
20171211_work0000@poetryNaúl自由詩017/12/11 9:05
家族という死体のうえに田中修子自由詩4*17/12/11 7:52
lightermizuno...自由詩017/12/11 0:18
温室はるな自由詩017/12/10 23:40
消去法で生きているイオン自由詩017/12/10 23:02
史跡めぐりzenyam...自由詩017/12/10 21:23
『かもめ』に寄せて坂本瞳子自由詩2*17/12/10 21:15
あこがれ自由詩1*17/12/10 20:55
凡の字に似たオッパイに顔うずめ決めた元号諦めた恋北大路京介短歌117/12/10 17:59
地雷踏むつもりの足がキリギリスより堅実な蟻に似てきた短歌017/12/10 17:59
海底の電話はかつてニンゲンが恋する花火だった名残だ短歌017/12/10 17:58
日曜日のブルースマリア・ブル...自由詩017/12/10 17:42
ならず者です花姫川柳017/12/10 17:10
死にうたたね短歌017/12/10 17:04
傷口自由詩017/12/10 16:34
朱鷺放て藤鈴呼自由詩017/12/10 13:46
愛にこたきひろし短歌017/12/10 13:08
喧騒に何をか夢見んよそ者はもっぷ川柳417/12/10 11:27
自由詩117/12/10 10:48
絶望の角度草野大悟2自由詩317/12/10 8:46
バカの屁理屈花形新次自由詩117/12/10 8:14
さまよいシホ.N自由詩417/12/10 4:46

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