夜、貴方が明るい空を見上げて
「月が綺麗ですね」なんて言うから
「わたし、死んでもいいわ」と
有名な文句で返すの。
そしたら、貴方ったら
「お前がいない生活は有り得ない」
なんて、本気 ...
憧れる街は いつもディスプレイの中
モニターに入って人混みに紛れてみると
誰かの指で私はデジタル文字にされたり 欠けた映像として
スクロールされておぼれて消える
明日の浮遊物が明後日の沈 ...
この石の中では
絶えず雨が降っている
そう言って一粒の小石を
娘の手のひらに載せた
その人は叔父だった
いつでも青いマントを着ていた
血の繋がりはないけれど
とある出来事があって ...
私は未来に飛び散る花火。
重箱の隅を突くようなことはしない。
信号機は青だから渡ってもいいはずなのに。
自分を安売りしない。
母上のために。
自分を安売りしない。
父上のために。
...
すぐ買わなければと思う癖が
いつの間にかついている
買う前に
あるものですますことができないか
ほんとうに今必要な物かを
考える必要がある
収入に見合った支出をしなければ
生活が破綻する ...
重力に引かれて眠りに沈みゆく
数多の追憶の断片を
けたたましく喚く時計が
力任せに引き戻そうとするものだから
ほら、シナプスが千切れてしまったじゃないか
無垢な朝の光に出会うたび
鏡の ...
蒼い陽炎が翔ぶ昼下がり、
短い影をアスファルトに刻印する蛇の、
唾液まみれの純白の牙は、
貴女のマシュマロの喉元を、
ぼくの命の軽さほどもない覚悟で、
食い破ろうとする残酷な牙だ。
そ ...
休日、時々街の中を歩く。誰もが、自分の時間の中を生きている。そして、そういうふうに、今の僕には見えた‥。もう友達と会わなくなって、どのくらいだろう。女性となんて、プライベートでは会話することもなくなっ ...
誰もいない
誰かがいるような気のする 夕暮れ
コントローラーを握ってはいないが 固まっていた
そんな日に 僕はいた
そんな心は死んでいくのだろうか
それとも生きてはいないのか
生き ...
都会に行けば田舎に帰りたいと泣き
田舎に帰れば都会が忘れられないという
両親と恋人を秤にかけるくらいの、
推し量れない淋しさと重さを見ていたら
安住の地は無くなった
量り売りが ...
イベントに関する総合雑談用のスレッドですぅ。オフ開催前後の雑談とか、イベントの感想とか。
関連スレ:
イベント情報スレッド
http://po-m.com/forum/threadshow. ...
現代詩フォーラムもオープン以来かれこれ20年となります。様々な方が入会され退会され、多くの方々が関わってこられました。
退会された方も含めてお誘いする形で「現代詩フォーラム同窓会」を行ないます。
...
いま どらびだの駅だ
むかし おなじ名まえのくにを紀行したが
もうずいぶん前だったので
ぼうぼうとした
かぜの中あたりで 周囲を見まわす
駅舎があるとは知らなかった
いや
とうの ...
胸に抱えたコンプレックス
足元から立ち上る不安と苛立ち
自分が壊れそうになって
産んでくれた人に暴言を吐いた
誰にでもある反抗期だったからな
でも
父親には
怖くて従うしかなかっ ...
「私ハ正直者ダ」ト言ウ人ヲ
信ジテハイケナイヨ
真実ヲ語ル人モ
偽リヲ語ル人モ
同ジコトヲ言ウモノダカラ
「私ハ嘘ツキダ」ト言ウ人ヲ
信ジテハイケナイヨ
真実ヲ語ル人モ
偽リヲ語ル ...
夕凪の浜で拾ったビードロの小瓶で眠る誰かのいつか
流木と貝殻たちの沈黙の傍らの海を見るガガーリン
お昼寝を漁師にとわにうばわれたお魚たちのしょっぱいなみだ
地平線越えゆく ...
蛇に出会えない
泉の滸(ほとり)にいない
けれど 硬い 蛇の兄弟の
運命への抗いを 忘れないで
見渡すこの街の遥か西方で
もつれ合うことを嫌った抵抗が
太陽に飛び込み自殺を図っ ...
事件や事故などがあると
真相解明という名のもとに
事実関係だけでなく動機や原因、背景まで
徹底的にテレビで取り上げる
当事者や関係者の心はそっちのけで
寄ってたかるかのように取り上げる
推 ...
肉体の、
肉体の檻が邪魔だ
空間をよぎって その声は
いつも私を焦らせる
部屋を暗くして闇にうずくまる
部屋の心音と私の動悸が重なって
あらゆる、存在に理由を付けたがる私の思考が
膨 ...
あなたがトマトといえばピザやパスタが出てくるのに
わたしがトマトといえば三割引の見切り品を
手渡されるのはなぜだろう
あなたがケーキと呼ぶだけでバースデーケーキが出てきて
わたしが ...
ホメロスを読まばや春の「意味わからん」次女と末っ子はしゃぐ春の陽
カレンダー裏紙争奪戦前夜予定調和に微笑む妻か
近付くなオーラを放つ長女その幼きころの写真の笑顔
お料 ...
生き返ろう
しばらくぶりの きょうだから
せぼねをゆかから
少し離して
元気 ということを
そらせた腰のちょっとへこんだあたりに
滑らせて
生き返ろう さあ
きょうだから
ま ...
ちょっと難しいことを
百人の私達の中に
セイウチの数を数えよう
セイウチは足が早くて
あっという間に廃れてしまう
ので
そんな
セイウチの仲間に おのれを数えよう
おのれを ...
朝陽の「おはよう」って声に「おはよう」と返す。
雨の日にカエルの人生相談に乗ってあげる。
自分の身体より大きなパンケーキをみんなで食べる。
そんな絵本みたいな暮らしがしたい。
冬のはじまりを
ことばにしたくなった
ときすでに、
むかし話のように
ふり続くゆきのような、
文字のられつ
呼ばれなくなった
なまえを口ずさむように
くり返し、くり ...
カローラ
ライダー
看護婦の井田さん
ここでモーニング娘の
二文字しりとりモードを
避けるため
私はポスティングを始めた
ポスティングが右の奥歯に
絡まって来る
戸の援護射撃に
絡 ...
小学生のころ
大きな紙いっぱいに
緻密な迷路を書いた
細いところで二ミリくらい
太いところで五~六ミリくらいの
血管のような道が幾つにもわかれ
そのひとつがまた幾つにもわかれ
それらがま ...
ある人には 最後まで欠けたままのパズルの一ピース
ある人には 心に生まれ持つ鐘ことある毎に鳴り響く
現に映す夢の面差し追いかけて魂の迷酔 わたしには
...
口紅をつけた
自分のか誰のかわからない血の赤
すると足元が浮ついて
堕ちた天使のよう爪先で滑るから
慎ましく知的 胸元に
悶えに悶えた腹を割いて取り出した
真珠ひとつ
それでも世界は殺風 ...
群衆の中で孤独を覚え
ふと虚しさに襲われる
抵抗する術もなく
笑い飛ばす寛大さも持ち合わせず
気づかないふりをすることもできず
時間だけが過ぎてゆく
なんとなく取り繕うために
空 ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
ある夜の恋人たち。
愛心
自由詩
2
17/12/4 22:59
何処
為平 澪
自由詩
4
17/12/4 21:36
アメジスト
やまうちあつ...
自由詩
5
17/12/4 21:12
20171204_work0000@poetry
Naúl
自由詩
0
17/12/4 19:15
買う前に
zenyam...
自由詩
0
17/12/4 10:19
1/365歳、年をとる
のらさんきち
自由詩
1
17/12/4 7:47
夕暮れの街を見下ろす
秋葉竹
自由詩
2*
17/12/4 0:37
時々、電車で
番田
散文(批評...
1
17/12/3 23:57
詩を午後に
〃
自由詩
1
17/12/3 23:50
おいてけぼり
為平 澪
自由詩
5*
17/12/3 21:58
イベント雑談スレッド
会議室
17/12/3 21:38
「現代詩フォーラム同窓会」オフラインミーティング実行委員会
過去ログ倉庫
17/12/3 21:15
どらびだの駅
「ま」の字
自由詩
6*
17/12/3 20:47
未来へ
こたきひろし
自由詩
0
17/12/3 15:11
惑星外生命体
のらさんきち
自由詩
0
17/12/3 12:21
「誰かのいつか」 五首
もっぷ
短歌
6
17/12/3 10:46
残照
秋葉竹
自由詩
3
17/12/3 7:52
テレビの暴力
zenyam...
自由詩
0
17/12/3 7:43
家出娘
為平 澪
自由詩
8
17/12/2 23:51
師走に鬼
〃
自由詩
2
17/12/2 23:42
或いは家族
本木はじめ
短歌
1
17/12/2 21:25
生き返ろう
オイタル
自由詩
5*
17/12/2 20:20
むずか
〃
自由詩
4
17/12/2 20:04
暮らし
水宮うみ
自由詩
2*
17/12/2 18:59
はじまりをことばにしたくなった
かんな
自由詩
5*
17/12/2 18:14
でもしりとりは止めてほしくない
間村長
自由詩
4
17/12/2 16:45
迷路
ただのみきや
自由詩
13*
17/12/2 16:09
しあわせ
〃
自由詩
3*
17/12/2 16:05
太陽は病んでいる
〃
自由詩
4*
17/12/2 15:49
今宵その夜
坂本瞳子
自由詩
1*
17/12/2 11:54
1265
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3.96sec.