嘘にまみれたこの日常
嘘が舞い散る街のなか
僕も私もみんな嘘つき
嘘に喜び嘘に泣き
気づけば嘘に生かされている
嘘が転がる時代の片隅で
嘘を買い漁り嘘を着飾り
ありふれた嘘を求め安堵 ...
望んだ転居ではなかった
仕事の都合で家族で
この街に住んで十四年
小学生だった子供は
社会人になった
嫌なことばかりあって
生まれ故郷に帰りたいと思った
大人になった場所
...
紙ヒコーキが宛もなく漂う部屋に、ため息をつく少女は独りメランコリック。
「ふぅー→」
自身の名と同じ物をしたためては、雪玉にして投げたり、鶴にしては頭を撫でたり。
その用をなさなか ...
ふたり初めて目と目があって、
月天のもと、四月馬鹿の日、
ま白の光を浴びながら。
ふたりして、
ふたりとも、
ふたり出逢って
一目で恋して
泣いて、笑って、ケン ...
父親が危篤だと自ら電話してきた
病院から電話していると言ったが
なんだか元気そうだったから
笑ってしまった
悪い冗談はよせよ
と言ったら
これが冗談だったらお前なんかに電話しねぇ
冗 ...
ときには詩人であることが
まったく賢明でない場合もあるのです
彼らの評価のやり取りが
ただ仲が良かったとか
その人が嫌いだからという理由で
合評会をやっているのであれば
詩人が不満 ...
気温が上がったら
雑草が出てきた!
蚊や蝿も出てきた!
水虫も出てきた!
気温が上がると
押さえられていたものが
一気に出てくる
○ 逮捕劇、自首の電話自ら入るる 心がわりをどうにかこうにか
樹木の雪解け 現れた青い幹、白と混ざり
空を映した、青 春空となる
僕を
桜を照らす、サービス旺盛の光量
足が浮き出す気分
さらわれた君に会いたく
皆(みな)浮かさ ...
夢なんて考えなくなって
現実的な、そういう無気力だけが
日に日に頭蓋に滲みてくる
どんな裏切りにも慣れっこになって
くだらない嘘にも付き合えるし
それにいやみのひとつでも ...
胞子の雲を突き抜けてそそり立つ足跡は
黄土色の夕暮れよりは美しいはず
勿論足跡は言葉を持たない種族なので沈黙が支配する
やがて定番のおろおろと徘徊が始まって
痛みの果てに我々人間を産み落とすの ...
愛していたとあの男は思って今も生きているのだと思う。
突然酸欠で死ぬかと思った思い出ももう消滅しそう。
実際のところ数値が低すぎて治療してること多分知らない。
ドクターに罵倒されて診断書燃やされ ...
私の趣味嗜好におもねって(変換してくれないのでママ、つうか、おもねる?だっけ?こんな言葉あったよね)、ネットフィリックスさんが、火星関連やら宇宙関連をお薦めですよとのことで先日『エウロパ』という蛸映画 ...
箱庭は壊れてしまった
誰も皆 遠くへ行ってしまった
子どもである私が 泣いている
子どもである私を 抱きしめられるのは
大人になっているはずの私だけ なのだけれど
(誰も皆 ...
雨上がりに光は音を脱ぐ風に踊りながら
胸に二マイルめり込んだ古い写真機の中で
クスクスを盛り付けるには相応しくない
冷たすぎる大皿を放り投げるまであと一日
蝶々のようにスカートの裾を掴 ...
涙ぽろ、ぽろぽろぽろぽろ雪の中
ここが新宿ゴールデン街
アルコール消毒なんてオヤジギャグ
潰れるまで飲み記憶を消毒
嫌なことを避けて忘れて明くる朝
「しん」と心が聞き耳たてて ...
ガルシアの首が落ちた
真っ赤な鮮血が暗い物陰の魂に降りかかり
闇の雫が夜中の台所の蛇口から一滴一滴、滴り落ちた
おお、ガルシア
切り落とされた生首
たった一本、床に落ちる針が震えるよ ...
キンタマ袋の筋で
その人の運勢を占います
男性限定です
左右のキンタマの中央に入っている筋が生命線
それぞれのキンタマを横に貫くように
入っている筋が運命線です
あなたは生命線が陰茎ま ...
餌くれる人間が俺撫でながら泣いてる顔がコタツより好き
カラオケのリモコンで殴られたけどGODIVAのチョコで無かったことに
SEXのあとに虚しくなる人は詩人になると良いと言う嫁
言葉とか文字では
上手く伝えられない
だから添えるオノマトペ
聞いておくれ最後まで
「一目見た瞬間ビビッと来た
視線キョロキョロ
汗はダラダラ
ドキドキ聞こえないかハラハラ
めくる ...
不自然な笑い方は
身を守る為の術
へりくだった言い草も
全ては自分の為
自分を下げて
他人を上げる事で
手に入れた安寧
そんな物に意味は無い?
容易く言うな
世渡りジョーズの戯れ言に ...
メトロポリス
乱立ビル群
隙間の影は
深く暗いんだ
光の差さない
風だけが強い
そんな場所で
乾ききった心が
何か叫んだところで
かき消されて中空へ
そうやって無残に散っていった
...
猫も杓子も地鶏が好きとは限らない
自撮りは得意な世代が増えた
手鏡を 机上に置いて 自らの
乱れチェックを したオケ部屋に
響く音量 大きな苦情
あの頃から 口紅なんて 忘れ ...
桜が咲くと
君を思い出す
ふられた君を思い出す
ふった君を思い出す
今ごろどこで桜を見ているだろうか
桜が咲くと
苦しかった過去を思い出す
楽しかった過去を思い出す
若かった青春を ...
暖かさを知らせる桜
春の深まりがそこにある
暖かい午後のひととき
時折吹く風も暖かい
桜が咲く時期
ピンクがかった日常が
幸せ気分を増幅させる
見るもの全てが楽しく見える
...
ながい髪
夜がまとわりつく
公園のブランコ
影をこぐ
噴水は循環する
血液のオマージュ
すこし
透けたからだで
水が、にごる
だれかの
わめく声に安堵する
すっぽりと ...
勝手に、
自分手前、
鬱をも飲んだ桜の美
愉しい気分で、 爽快感
この瞬間のこの桜の乱舞、 知らない誰かと眺めるけれど
誰かの挫折を飲んで、桜の美
誰かの苦悩を飲ん ...
文が泣いておりました。
誰にも読まれず、誰にも気づかれず、誰にも拾ってもらえなかった文は、詩に生まれ変わることもなく、暗がりで泣いて、泣いて、ずぶ濡れになって溶けていくのです。
悲しみのただ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
フールなエイプリル
wakaba
自由詩
1
18/4/1 10:40
三つの故郷
イオン
自由詩
1*
18/4/1 8:09
積もる文
OMEGA
自由詩
2*
18/4/1 7:51
4月1日、月天のもとふたり出逢って
秋葉竹
自由詩
2
18/4/1 7:31
私の体に
こたきひろし
自由詩
1
18/4/1 7:30
エイプリルフール
りゅうさん
自由詩
1
18/4/1 6:18
春動
zenyam...
自由詩
0
18/4/1 5:48
自首の理由(わけ)
暁い夕日
短歌
1*
18/4/1 5:28
晴天キャンバス(春)
〃
自由詩
5*
18/4/1 5:25
煤けた大人に
ペペロ
自由詩
1
18/4/1 3:08
母体血清マーカー検査
腰国改修
自由詩
2*
18/4/1 0:40
若林のルカちゃん
〃
自由詩
2*
18/3/31 23:49
結局火星に行きたいけどその前に死ぬ確実にという件
〃
散文(批評...
0
18/3/31 23:07
とり残された春景
塔野夏子
自由詩
3*
18/3/31 22:27
難題
ただのみきや
自由詩
2*
18/3/31 22:00
恋はピンクといいはるの?
秋葉竹
短歌
2
18/3/31 21:36
ガルシアの首
zitens...
自由詩
2
18/3/31 18:18
キンタマ王子「キンタマ相占い」
花形新次
自由詩
1
18/3/31 13:40
餌くれる人間が俺撫でながら泣いてる顔がコタツより好き
北大路京介
短歌
2
18/3/31 11:38
カラオケのリモコンで殴られたけどGODIVAのチョコで無かっ ...
〃
短歌
1
18/3/31 11:38
SEXのあとに虚しくなる人は詩人になると良いと言う嫁
〃
短歌
1
18/3/31 11:37
オノマトペを添えて
たいら
自由詩
3
18/3/31 10:30
先天性自虐男
〃
自由詩
2
18/3/31 10:16
メトロポリス
〃
自由詩
0
18/3/31 10:09
10年後の姿
藤鈴呼
自由詩
0
18/3/31 10:09
追憶桜
zenyam...
自由詩
4
18/3/31 6:26
桜が咲く時期
夏川ゆう
自由詩
2
18/3/31 5:08
town.
むぎのようこ
自由詩
5
18/3/31 2:55
桜は今年も平等に咲き乱れて
暁い夕日
自由詩
3*
18/3/31 2:04
泣いた文
OMEGA
自由詩
6*
18/3/31 0:39
1264
1265
1266
1267
1268
1269
1270
1271
1272
1273
1274
1275
1276
1277
1278
1279
1280
1281
1282
1283
1284
1285
1286
1287
1288
1289
1290
1291
1292
1293
1294
1295
1296
1297
1298
1299
1300
1301
1302
1303
1304
加筆訂正:
難題
/
ただのみきや
[18/4/1 0:17]
数文字修正
3.39sec.