雨女の女性社員と営業にやっぱり雨が降ったと笑う
晴れになり予定通りにバーベキュー会社仲間と賑やかに過ごす
お茶漬けをたまに食べると美味しくて毎日食べても飽きないだろう
紙芝居娘が作り ...
ささやくように
話しかけてくる
冬の足音
秋の終楽章の
フィナーレは
もう間近
木枯らしのような
冷たい風が
吹き抜け
舞い落ちた枯葉 ...
その頃
私は手紙に執着していた
記憶の引き出しにしまってある
その頃という一定の期間には
時間の埃がそれなりに積もっていた
ある日
何となく引き出しの奥から探し出して
太陽の光に ...
テレビの入った箱があって
その中に僕が入って
目の前には彼女がいて
(実際には彼女に関するデータだが)
二人の間にはガラスで出来たテーブル
その中には彼女が集める美しい切手
僕が集める美し ...
夜の高速フラフラふらり
逃げたばかりのニホンライオン
計算式も忘れちゃって
嘆くよりも笑うよりもフラフラ
自由に出来るプラスチックで
自作の檻を作って
結局は投げ銭目当て
忘れちゃってニ ...
ゆったり周りながら 土星が帰ってきて
きらきら揺れる 環が合図のように
ほら、そろそろ生まれ変わらなきゃと
僕の靴紐を 流れ星が引っ掛けて
解いていった
踏み外した先で
...
ねむたい灯りのすべてにいちいち
湿度や数や記号がついている
おもえば ずうっとまえ
まぶたがまだ無かったころから
ふえることが課題だった
ふえ、進むこと
まだいくらでも捨てるものが ...
浅瀬に住めない深海魚
空を飛ぼうとするにわとり
青い空
ボロい外車とパンクな少女
乾いた匂い
空に浮かんだ石の城
読み手を失くした物語
沖を行 ...
真面目さの欠片もない
承認願望だけは
めったやたらと強くて
表面上は善人気取りだが
痛いところを突かれた途端
とんでもなく下品な
暴言を吐き散らかすか
冷静を装いながら
薄っぺらい ...
スポットライトに
目が疲れると
瞬きの回数が
増えていく
それを誰かが
ウインクと間違え
夜のギターケースの中で
待ち合わせるような
約束をする
赤いビロードが
レ ...
重たいドアを開けると
花瓶がひとつ
テーブルの上に置かれていて
「ここですべてがわかります」
一言だけの手紙に添えられていた
最寄り駅からの地図と鍵
逆光に照らされた
椅子に腰掛 ...
背中を向けたまま返事をしたのは
嫌われた方がいいと思ったから
勝手な男だと怒っているだろう
そのうち忘れてくれたらいい
惚れた女を幸せにするための方法が
これ以外に思いつかなかったんだ
...
。。ここに1枚の詩がある
始まりはこうだ
『猫がきれいに死んでいた。死骸を処理するしかるべき所に電話をかけたが呼出音が鳴り続けるだけ』
。。魂とかあるの?、、。いや、猫ではなく。
1枚の詩を書 ...
土地勘のなさを自覚し
不安を覚える異国の街で
冷たい風にさらされ
笑顔に救われる
三叉路に惑わされ
方向感覚を失い
坂道に押されて
またもや溜息をつく
夕闇に空腹が響きを成し
...
亀の剝製が飾ってある床の間
ゆらゆらと海面を漂い
首を一突きにされた
甲羅は磨きに磨かれている
見事な輝き
太平洋の夜は蒼い
恋するように
旅に出る
夢のスエード
抱きしめると
...
羽
とんぼが旗竿の先にとまつてゐる。
セルロイドのやうな羽の一枚が、半分切れてゐる。
緑の縞の入つた黒い胴を一定のリズムで上下させ、三枚半の羽を震はせながら、とんぼは ...
一日一日確実に年を取っていく
死のゴールへと近づく
こんなに怖いことはない
鏡がくすんで歪んでる
そんな心持ちでは
何を見ても聞いても意味がないし
そうやって何でも言葉にするのも
間違ってる
間違っている
こんな風に
今日の俺もひどい顔で
...
みかんやりんご、お菓子にパン。
半分こするとき、母は大きい方をくれる。
大きい方をもらって喜ぶ時期を過ぎたころ。
冷たい清水がつと胸の奥に流れて、ほろりと目からこぼれ落ちそうにな ...
パジャマ姿で病室に眠る
その腕を繋ぐ点滴のリズム
どこかで落とした涙のように
揺れるカーテンを眺めて思う
向こうの世界へ飛び出す身体に
大きな羽根を与えてくれないか
お弁当箱にしま ...
お互い地味な性格ですから、ベーシックなものでいいんです、目の前に広げられたデザインの贅を凝らした指輪たちに違和を感じ、一番単純なものを選ぶ、そんな僕たちは本当によく似ている、歳を取ってからも着けるもの ...
寂寥が近づいてくる夕暮れは駅の改札素早く抜ける
汚れてた鏡の中に映る顔拭い取れない俺の目線は
生き方を記した地図は襤褸になり風に千切れて拡散しても
気になって仕方ないのにその女抱きた ...
僕はタイのドミトリーにいたのだった
蒸し暑い階段を登る時に思う 僕は 今 タイだ
事前に予約しておいたベッドに案内された
白いシーツに横たわると そこに 四角い窓
僕はそして風の入 ...
毎日見ている通りの街並み
その変化に気づいていない
今の景色を目蓋のシャッターで留め置いて
昔の景色を見るチャンスがあったら気づく
こんなに変化しているのに
...
三二年前に閉鎖された農場の入口、丸太と有刺鉄線の簡素な門の前で、余所者の娘がぼんやりと空を見上げていた、マーゴ・ヘミングウェイみたいな髪型で、痩せぎすののっぽだった、ちょっと引くぐらいどぎつい ...
緑色の葉物4枚差し
ネットでの写真サークルは 初飛行
進路も省みず 飛び急ぎ 無我夢中で空撮 投稿の巡航
嵐の真っ黒い 積乱雲へまっしぐら
突然 管制官からの警告 ルール違反の厳しいコメント
進路変更の為 ...
ふわっと骨が溶けた 蒸発する
瞬間みたいな音がした
弦だ
何を語り何で存在するのか愛さないと獲れない
司り
小僧の奏でられるキザな姿
美少年の枠の先端に陰りを静けさ満ちて ...
本棚に何冊かの聖書がある
俺は幸せになったのか
キリスト教はご利益宗教ではない
ならば洗礼を受けて
生きてきたことも良かったのだろう
ただ茨の道であったことは確かである
ひんがしのくにのね 群らない夜は
だれもか大勢の中で たったひとり
回遊魚のように 周回する深夜バス
満員なのに みんな たったひとりきり
だれもが どろりととけた目をして
混雑した車内 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
紙芝居
夏川ゆう
短歌
3
18/10/23 5:02
過去からの旅人
st
自由詩
5
18/10/23 4:49
恋文がバイクに乗って来たとは言えなくて
こたきひろし
自由詩
3
18/10/23 0:58
箱
腰国改修
自由詩
0*
18/10/23 0:53
ライオン
〃
自由詩
1*
18/10/23 0:24
土星回帰
赤椿
自由詩
2
18/10/22 23:06
ふえる
はるな
自由詩
5
18/10/22 22:03
秋
かば
自由詩
2
18/10/22 20:19
自称詩人が嫌い2
花形新次
自由詩
0
18/10/22 19:56
扉
ミナト 螢
自由詩
1
18/10/22 19:54
すべてが
Seia
自由詩
1
18/10/22 18:52
アディオス
1486 1...
自由詩
2*
18/10/22 18:49
怪談
腰国改修
自由詩
3*
18/10/22 16:27
彼の地にて
坂本瞳子
自由詩
1*
18/10/22 15:11
きらきらと少年
あおいみつる
自由詩
2*
18/10/22 14:16
羽・廊下・絵本
石村
自由詩
24*
18/10/22 11:23
無常迅速
zenyam...
自由詩
1*
18/10/22 10:30
鏡がくすんで歪んでる
AB(なかほ...
自由詩
2
18/10/22 9:49
半分より小さい
天鳥そら
自由詩
4*
18/10/22 8:26
ピクニック
ミナト 螢
自由詩
3*
18/10/22 8:25
指輪
葉leaf
自由詩
1
18/10/22 4:21
人込みは
こたきひろし
短歌
1
18/10/22 0:29
タイの夜のどこかで
番田
自由詩
4*
18/10/22 0:09
気づけない変化
佐白光
自由詩
4*
18/10/21 23:43
運命のまばたきのしかた
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
18/10/21 23:42
パザモ クラリチーナ
6
自由詩
0
18/10/21 23:29
不時着の果に
むっちゃん
自由詩
6*
18/10/21 23:23
委ねられたバイオリン
朝焼彩茜色
自由詩
4
18/10/21 21:34
イエスを信じて
あおいみつる
自由詩
2*
18/10/21 21:27
東の国の眠らない夜
るるりら
自由詩
15*
18/10/21 21:25
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
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1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
1144
1145
1146
1147
3.34sec.