砂漠で見る
オレンジは
鮮やか過ぎて
つらい
────自称詩人 やすじゅん
人質で思い出すのは
黒澤の用心棒だ
良い母親の司葉子が
人質交換されるとき
離れ離れの
幼い息子 ...
美学があるなら
飴玉を舐めよ
ゆっくりと
優しい坂道を
転がる味が
舌の中で
溶けながら
綺麗な透明に
色の付いた
ノスタルジーを
抱えて消えていく
瞳の大きさと ...
ああ風が吹く と
風を浴びる名無し人は
気流の鳴る音を聴きながら
ひたすら途方に暮れて
ああ風が吹く と
この世界は 炎上だ 成り立っているもの
それはほのお。 おかしくて良い
ゴミの臭いがきつい ほのお 力頼らず
溢れる良点焦がし 小さなスキをつつく
ただひとつ
光と影 だとかいう 在り ...
あおい夜だと
常套句からはじまり
永遠の秋だと
月並みな言葉を放ち
考えた末に
寝転んで昼寝をした
いちごジャムのびんに
あおい草を生ける
涙がこぼれそう でも
こぼれないで そうやって
過去に慣れていく
降りてくるアルバトロスを見た
関係ないとあらぬ方向を見つめていた
空いっぱいを占拠した雲を見た
余裕がないと
ただ黙々と大きくなり続けていた
浜に寄せる透明な波を見た
少しだけ俺を落ち着か ...
髪の毛のふさふさした友人が来たので
「それ地毛なの、髪の毛ふさふさしているね、十歳は若くみられるね」
といったら
「そうなんだよ、少しは禿げ上がってないと、貫禄がでないんだよ」
というから
...
今日は一日
女房のいない秋日和
とーっても
のーびりするなあ!
なんでだろう?
男はみな
前立腺やられて
勢いがなくなる
やさしくなったんではない
弱くなったんだ
男の衰えは
急激にくる
君の内なる水面で
睡蓮がうっとりと花ひらく頃
僕らを出会わせる偶然が
またおとずれるだろう
◇
これは片野晃司さん制作のソフト
「マウスで作る一兆の詩」
を使わせていただいて出来た、私の詩作です。厳密には私の最初の詩です。
これまで俳句、短歌、掌編小説、童話等、それらしいもの ...
漠然とした痛みが夜を襲い
ミシンを踏んで絆を作った
上糸と下糸が手を結ぶと
縫い目を増やす足跡のように
0.1ミリの隙間が怖い
どうしてゼロにはならないのかな
追いかけて止まっ ...
突然私が自称詩を
投稿するようになったのは
大好きなカレに振られたから
ううん、この場合のカレは
単に三人称のカレ
彼氏のカレじゃない
だって告白する前に
カレが仲間に
「あのブス ...
汚したくなる
好きだから、かな?
どうでもいいなら
思いもしない
汚したくなるのは
どうしてなんだ?
あなたのこと
綺麗って、思ってるってことだ
綺麗な、真っ白な、
ふにゃふ ...
踏ん切りのつかない弱い雨は中空で折り返して黒雲へと戻って行った、とうに濡れる覚悟が出来ていた俺は拍子抜けを食らってゲーム・センターで結構な金を無駄にしてしまう、どこをどんな風に波立ててみたとこ ...
もう優しさが違うから
グラスの冷たさも忘れるくらい心が凍っているのがわかる
「知らない」ことを恐れていたはずなのに
感情そのものをぶつけてくる瞳がこわい
この沈黙があな ...
変わらないものなんてあるのかな
不意の呟きの真意が分からなくて
曖昧に微笑んでみせた水曜日の夜
降り始めた雨に不安になったのか
ざわめくように木々が揺れていた
変わらないものなんてあ ...
同じフレーズから 導き出される
別の存在
繰り返される後悔は 悪夢として形を成し
心の奥に出現するから
"なかったこと" には 出来ないんです
" ...
昨日でもない
明日でもない
今日でもない
いつだってはじまりだ
まだ死んでない命の
サイケデリックな営みは見てらんないからさ
ちゃちな欲望が錐細胞を燃やし尽くす前に
殺して食うことの何がイケないの?
思い出して
この世に生まれたときの苦しみ
やるせ ...
辛い時 振り返る景色がある
それは若き日溢れんばかりだった感情を
形にしていた場所
いつからか辛い時なにかを
残していく場所になった
その景色は曇っただろうか
それとも濃く ...
このままじゃいけない このままでいたい
動けぬ理由は 涙の中
川となって流れたら
さしこむ光が 穏やかに誘う
あのパーセクの向こう
猫には見えるのだろうか
死んでいった魂が
都会では星さえ見えないが
ほんとうは暗闇の向こうに先があるのだ
しんとした部屋、片付いてはいないが汚くもない
自分は ...
スカートを履くと
股間が震える
解放された
器官を放り出し
投げ売りにする
みたいな軽さを
乾燥した空気が
読み取った
スカートの下に
ジャージを着ると
生々し ...
喜びもない
平安もない
愛もない
ただただ途方に暮れている
人は道徳や戒律では救われない
清く自分を律しても
それでは救われない
人は死ぬまで罪を犯す
罪人だから罪を犯す
...
誰も寝ていない寝台の上に
まだ戒名の付いてない
母の骨箱を座らせる
ダウンロードしておいた
浪曲を流す
追い追いと涙が溢れる
こころに穴がある
その穴を覗くと君が見える
かわりにその穴を塞ぐ人はない
それが夫婦というものかもしれない
落ち葉が舞ってる君を追いかけて
スニーカーの底で中敷になる
君を支えているんだと思える心強さを
震える身体で伝えようとしたのに
眠りに落ちて低くなる体温
君を冷たいまま放置していた
...
愛情はひとつでも
愛情表現は人さまざまだ
黙って見守るのも
愛情表現なら
いちいち心配するのも
愛情表現だ
場合によっては
厳しく注意したり
たたいたりするのも
愛情表現だ
愛情は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
砂漠のオレンジ
花形新次
自由詩
0
18/10/25 20:11
雲
ミナト 螢
自由詩
3*
18/10/25 18:21
秋風○名無し人
ひだかたけし
自由詩
6
18/10/25 18:07
人で遊んだ
ふじりゅう
自由詩
0
18/10/25 17:58
無題
あおいみつる
自由詩
5*
18/10/25 17:41
いちごジャム
はるな
自由詩
5
18/10/25 17:23
浜辺
腰国改修
自由詩
2*
18/10/25 16:39
ハゲ頭
zenyam...
自由詩
1
18/10/25 11:44
秋日和
〃
自由詩
0
18/10/25 11:35
関白亭主
〃
自由詩
0
18/10/25 11:32
淡い約束
塔野夏子
自由詩
2*
18/10/25 11:12
入学式
杉菜 晃
自由詩
2*
18/10/25 9:30
ステッチ
ミナト 螢
自由詩
1*
18/10/25 8:25
つみき
花形新次
自由詩
0
18/10/25 7:08
好き、になる
立見春香
自由詩
2
18/10/25 3:39
穴だらけの心は破れたフィルムの夢を見る
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
18/10/25 0:50
優しさの断面
十一月の失敗...
自由詩
1
18/10/24 23:05
スターチス
1486 1...
自由詩
4*
18/10/24 22:57
春出現
藤鈴呼
自由詩
1*
18/10/24 22:22
はじまり
1486 1...
自由詩
1*
18/10/24 21:01
素心
R
自由詩
0*
18/10/24 20:44
詩というものは
三月雨
自由詩
2*
18/10/24 19:59
立ち上がる
天鳥そら
自由詩
3*
18/10/24 18:51
パーセク
青星円
自由詩
2
18/10/24 16:50
制服
ミナト 螢
自由詩
1*
18/10/24 16:42
信仰によって
あおいみつる
自由詩
1*
18/10/24 13:46
預けるまで
ナンモナイデ...
自由詩
10*
18/10/24 12:55
心の穴
あおいみつる
自由詩
3*
18/10/24 11:31
帰り道の詩
ミナト 螢
自由詩
2*
18/10/24 8:58
愛情表現
zenyam...
自由詩
1*
18/10/24 8:53
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
1143
3.82sec.