気温が上がると
芽が出てくる
草が出てくる
蚊が出てくる
蝿が出てくる
水虫が出てくる
気温って不思議だなあ!
また春がきた
あたたかな陽光に
透ける新緑

新たに芽吹くものたちの息吹き

生まれかわることのない

私のまわりで
愛を直視して、みせて
僕が君を好きな理由を
勢いにまかせて、告げようとした。
私もそうなの、と、
味のないガムを吐き出すより早く
目も見ないで言ってくれて
好きな理由を言わ ...
猫カラスつばめシラカシ雲や雨下南部(しもなべ)二丁目二年暮らしぬ その女は髪を切ったぐらいで
身軽になったという

なくなった後ろ髪の
あった部分に醜い昨日をみる

そうだね
かわいくなったね
みんなは言う口々に

その女の去った後には
少しの ...
О

鳥の囀りも
夏が近づくと
野から
森の奥へと
移っていく

そこだけ
宝石箱を開いたように
光っている

О
О

あまりの
侘しさに
口笛を吹いた

すると
周りで騒いでいた
鳥が
黙った

О
「片付けをしない」のか

「片付けができない」のか

これは

新しくて古い古くて新しい

哲学的大問題である

今朝も

ワイフと議論となる
О

春の野原で
寛ぐ兎が
見え隠れしている
長閑な
春の日といえども
全身を曝してはいられない
小心もので臆病な
野の生き物

その兎が
渓谷の十メートルの激流を
跳んで渡 ...
誰もいない夜に話す
誰もいない国に暮らし

夜のない国に住み
誰もしらない人と
誰もしらない言葉で

どこでも無い場所に住んでいる

彼女のいる部屋で
あるいは彼女がいること ...
冷静になれば何となく見えてくる見落としたもの拾い集める

オープンした行けば何でも揃う店日本にはないような佇まい

神社から流れ出ている神聖な波動の波が町を見守る

海が見え自然も多い住環 ...
7月7日7時77分 ゆっくりと動き出す
睡眠薬を貪って
それまで寝ていよう
中毒にだけはならないよう
刻々と刻むは時にあらず
剝れた竜鱗なのだから
予想通り
クソみたいな自称詩人が
大量発生してきているが
自分の手で始末するのは
正直言って面倒くさい
もう少し我慢すれば
連休後ぐらいに
「やっぱりダメ人間に
行く場所なんかないのね ...
増し増しの
増し増しを俺
わしわしと
がつがつと喰う
黙々と喰う
束の間の輝きが水面に射すと

魚は 眠らない営みにリラリラと

言葉を浮かべ

手に取ろうと揺らめく影を砕いて

その光の枠を抜け出したまま

ほんの夏の終わりの方まで滑ってゆく。 ...
最近はお金があっても楽しくも嬉しくもない




心をどこかに忘れてきたような伽藍洞で




昨日は地震があっ ...
言葉の星が
星座を創った
きらきらりきらら

神話が熱を帯び
胸に光っている
さらさらりさらら

私は欲してしまった
寓意の中のあなたを
たらたらりたらら

夜が明けてしまえば ...
私の好物はリンゴ一択です
リンゴのためならついつい
現実リンゴだけではなくて
仮想リンゴにも手を出して
無限の仮想世界に浸ります

仮想世界でたくましくても
現実世界では存外脆弱です
...
ケチャップが人差し指に付いたら
誰かが舐めてくれたはずなのに
パパとママがいない台所は
甘酸っぱくて思い出に酔った

きっと一度はポケットに隠した
好きですなんてどの星にもある

遥か ...
さくらさくら生まれて初めて見るようにさくら見ました今日も明日も 霧雨と、海の匂いと薄い雲
みどりの針
風向きを解いている


世界は、計算するあてもないかのようです
厳しい風雨に擦れた跡を渡ろうとすれば

みどりの針がいっそう震える
道を忘れたの ...
ある山村にオツナさんという
一人娘がいた
オツナさんは
年ごろになると
エイキチどんという
親を早くになくして苦労していた青年を
婿に迎えた
オツナさんは田畑仕事へ
エイキチどんは山仕 ...
昔々の話だった

緞帳が上がり、死が溢れ出した

この学園に人間は居ない

すべてが女子高生になる

物質が歪み、魂が捻れる

緑色に燃えさかる流星群

なにもかもが喪われ
...
外は天気が悪いので出かけなかった
ただ 夜のほうが 心は落ち着く気がする 
誰も部屋の中のように関わり合いは求めてこないから 
僕は 昼頃 肉を買いには出かけたけれど  


氷に塩をふり ...
どこからも誰からも愛は届かない
心に刺さった釘はずっと刺さったままで錆び初めていた
痛みに勝る生の実感はない
研ぎ澄まされた神経の尖端に抑圧された時間に
私は実体のない感情をたたえていた
左の信号機の下
信号待ちの黒い傘のなかに
髪の毛乱したあの女がいる

憎しみの眼つきで
フロントガラスごしに
僕の目を焼こうとする

さらさらと降る小雨のなか
小さな涙粒のよ ...
光が交差する
クランクを曲がる、一光のバイクが
夜のうねりになって疾走する

テールランプが夜景に溶け込む頃
シグナルは赤から青へかわる
ホイールの芸術的な回転が
少年の目に留まる

...
かお

かわ
いい
から



こと

しな

しな

つくって
いく
ことを
ほんのう
てきに
えとく
して
いる
ごう



...
雨が近づくと
植物の匂いが強くなる
それはまるで
隠す気のない事後のようで
私は好きになれない
(きっと
罪悪感の裏返しね)

彼の車に乗って
高速を使い海へ向かう
やがて雨が降り ...



少女は浴槽に柚子を浮かべ、
指で押して湯に沈めるのが好きだった。
湯に体半分沈んだ柚子を、前へ進めてやるのが好きだった。
少女は一人のときも、母親と一緒に入浴するときも、
湯に浮 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
気温ホカチャン自由詩118/4/17 16:10
切り株の歌うLucy自由詩11*18/4/17 15:44
ただ、好きなだけ。秋葉竹自由詩318/4/17 15:41
自力引っ越しA-29短歌2*18/4/17 13:27
女の髪朧月自由詩118/4/17 13:17
エスキス 6オキ自由詩1*18/4/17 13:01
エスキス 5自由詩0*18/4/17 12:56
哲学的な大問題ホカチャン自由詩118/4/17 8:26
エスキス 4オキ自由詩2*18/4/17 8:24
梅昆布茶自由詩318/4/17 6:40
神聖 夏川ゆう短歌318/4/17 5:20
スロースローセブン秋也自由詩118/4/17 1:26
正直、面倒くさい花形新次自由詩218/4/16 23:01
増し増しの増し増しTAT短歌018/4/16 22:30
束の間のハァモニィベ...自由詩5*18/4/16 22:17
キルケゴールをぶっとばせTAT自由詩218/4/16 22:00
夜話ヤスヒロ ハ...自由詩318/4/16 21:19
リンゴの何を知っているかブルース瀬戸...自由詩1*18/4/16 19:39
赤いメッセージミナト 螢自由詩318/4/16 18:49
パララックスもっぷ短歌518/4/16 13:14
防護林渚鳥自由詩4*18/4/16 12:13
オツナばあちゃんの奇跡ホカチャン自由詩118/4/16 5:56
死立流星群女子学園高原漣自由詩1*18/4/16 1:09
休日の僕番田 自由詩118/4/15 23:51
愛にこたきひろし自由詩118/4/15 21:42
信号待ちでみた白い夢秋葉竹自由詩218/4/15 18:21
By Design暁い夕日自由詩10*18/4/15 17:47
アケイライは地獄語を話す。体重は750ポンド(約340kg) ...6自由詩318/4/15 17:12
隠花植物もとこ自由詩21+*18/4/15 16:53
柚子の海オキ自由詩6*18/4/15 15:49

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