寄せては返す波に
少しずつ後ずさりする
わたしたちは些細な願望や欲望を叶えて
どうにか生きながらえているね、平成
何か言い訳をしたくて仕方ないだけなら、
たとえば、あの鐘を撞いてみれ ...
僕は一人この寒空の下で
座って焚火で君を照らして見ている
僕の青春の情熱は全て君に費やしたんだ
そして君から全てを学んだんだ
僕のオートバイの真上で全てを知れたんだ
興奮と己の無力さ ...
仮面劇
なければ辛いだけだろう
けもののアイツのストレートな愛
もし愛が
なければアイツを覗き込み
どこへ行くのと訊ねはしない
耐えられない
アイツのけものの炎の眼
...
ゴリゴリゴリって描くんだよ
なるべく新鮮な方がいい
血の滲むくらいがいい
ラバーの指サックはめて
己の魂を伝えろ
ゴリゴリゴリって
頬をきざめ
額を
鼻のハイライトを
...
ビールにおつまみ
コーヒー
お弁当はいかがですか
そんな感じの台詞を
抑制の効いた
しかしよく通る声でつぶやきながら
小太りの売り子がカートを押して近づいてくる
月曜の午前中
...
白い紙が浮き上がる
この静かな夜
孤独になり
孤独に孤独を塗り重ね
真っ白になる
真っ白になり
巨大な破壊音
脳髄に響き渡り
次々襲う音の洪水、
噴き出す粘性の音柱、
絶えず絶え間 ...
ぜんぶ、紙吹雪になったらいいのに。
そう呟いた人から順に紙吹雪になっていく。
街は君の涙を無感動に見つめていた。
僕達の毎日は、いつまでたっても世界に届かなくて、
幸福な朝にだって白い孤独がち ...
嫌な思い出を反芻して
家の中に籠もっていても
何かなるもんじゃない
家を出て
外の空気を思いっきり吸おう
Fly high
Fly high
いつか飛ぶんだ
必ず翔ぶんだ
月夜の晩
いつも通り軽く蔑まれて
ふっと笑って家を出る
会いに行くたび
同じことの繰り返し
車を運転しながら
ホッとして
気がつけば泣いてる
母のことを
嫌いだと打ち明けたとき
とてつもなく心が晴れて
そして
私は
その安堵の中で死んだ
言ってはいけない言葉だったのか
わからない
ただ解き放たれた自分が
...
あなたに優しくできないのは何故か
なぜなら私が今も
愛されない子供のままだから
あなたがとてつもなく女で母で
愛されたかった記憶が
胸の中で震えるから
まだ娘二人が幼かった頃に
貸借の棲みかを出て建て売り一戸建てに引っ越した
借金して手に入れた家は
この俺の人生を地獄のローンレンジャーにしてくれた
サイコー
な訳がない
だからと言って ...
一つ屋根の下で
ヒトの男と女が
女と男が
つがいになれば
一つ屋根の下で
飲んだり食べたり
着たり脱いだり
一つのベッドで
よがらせたり
よがったり
その結果
ヒトの数が ...
凍える夜を
満月に見ほれて
ゆっくりと
ゆうっくりと
時間をかけて
お家へ帰ろう。
お風呂に入って
苛立ちや憎しみや傲慢や無知を恥じ
すべてを感謝の泡で洗い流してキレイにな ...
今 この瞬間、私の
魂の模型を造るとするなら
あの烏瓜とほぼ相似かもしれない
止んだ歌が まだ聞こえているうちに
あの人の髪の毛に指をいれたい
ボナールの赤を
敷布にまるく包んで、
心ある人間になりたかった……
陽の光が 目に見えない雪になって
町にふる午後 凄く かなしい
沈黙を白く照らして冬の月
寒月や卒塔婆の梵字流れゆく
ワンルームマンションに独り月氷る
母の笑顔を
知りません
父の背中を
知りません
「私はあなたの
味方なの」
彼女が私に
差し出した手の
毛布のような温かさ
幼い私の行き場所が
愛しい彼女の
髪だ ...
遥か彼方、青い幻
煌めけば
欠伸の最果てからそれは聞こえる
カタン、コトン、カタン、コトン
喧騒は刹那
追懐は日記をつけるかのように
瞑想は鋏
夜のしじまのキリトリ線をめがけて
...
異次元の慰めが
青みを忘れた虹の絵のように
私をすり抜け
漂う
残り香は
何かが腐っていることを事務的に知らせる。
――幸せになりましょう。
うるせえな
――あなたは愛 ...
古物が集積された
墓場のようなビルの前
フェンスにもたれて
剥げた手足を
褪せた顔を
晒しながら
途方に
暮れて
きみは空を斜めに
見つめている
いつか駅にいたきみ
もうなに ...
裏が表を憎み
表が裏を憎み
そして回り始めた
回る 回る
裏が表を亡ぼすために
表が裏を亡ぼすために
回る 回る
己 ...
文字をほとんど書かなくなった
反面
スマホで文字を打たない日はない
いったい何の為にそれをしているのか
実用性のない詩にのめり込んでいる自分がいる
詩にとりつかれている自分がいる ...
文字、ぼやけていく
文字、白い下地に崩れ
雨に濡れた卒塔婆の梵字 浮き出る
梵字、
雨に艶めき不定形の蠢き
異界の冷気流れ込む
一瞬の
梵字、すっと消え
文字、再び黒々と浮 ...
愛を言葉にかえるようになってから
何かがこわれてきたみたい
一途であればあるほど他人の嘲笑をさそうもの
夜を与えることで運命の主導権を手にしたつもりです
愚かだなんて言わな ...
同じテーマで何度も言うのは、ほんとに馬鹿らしい
本当にこれが最後の最後です
言葉そのものには罪は無いのです
言葉そのものは過去であり今であり未来であり
言葉そのものには時間は無いのです ...
母は何処へ
消えたのか
父はどうして
殴るのか
「私もあなたと
おなじなの」
彼女が私に
流してくれた
澄んだ涙の一滴
幼い私の行き場所が
優しい彼女の
胸だとし ...
チョコレート一枚
割っただけで
体が熱くなる
こんな季節は
何も溶かす
もののない指先に
曇りガラスの
結露を集めて
誰かの代わりに
泣いてあげましょう
涙の降りる駅は ...
来なくてもいい。
なんども待ち侘びた声の残滓が
まじわる心のゆく先に咲く
いっぽんのありえない人生に追いついて
その熱さに目もそむけ
2度と見られなくなったと ...
きみの眼が 夕映えて
あかく 冷えていく
ぼくは
せつない気持を刈り取って束ねながら
近づいてくる 死の
穏やかさを
度々 おもう
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
はじまりの鐘
青の群れ
自由詩
7
18/12/28 2:25
バイク
一 二
自由詩
2*
18/12/27 21:43
月下、恋しさ
秋葉竹
短歌
5
18/12/27 20:36
ゴリゴリゴリって描くんだよ
ぽりせつ
自由詩
4
18/12/27 20:33
死んだ感情は線路の上
大覚アキラ
自由詩
2
18/12/27 19:56
ト なって11 フルサトへ
ひだかたけし
自由詩
4
18/12/27 19:11
卒業式
水宮うみ
自由詩
4*
18/12/27 17:53
私の詩は、呟き以上の何物であるか。
渡辺亘
自由詩
0
18/12/27 15:07
1号線
ガト
自由詩
2*
18/12/27 4:35
籠女
〃
自由詩
8*
18/12/27 4:30
母
〃
自由詩
1*
18/12/27 4:29
夢はけして薔薇色じゃないさ
こたきひろし
自由詩
3
18/12/26 23:41
一つ屋根の下で
〃
自由詩
2
18/12/26 22:40
星屑、悲しみの盃を汲め《改》
秋葉竹
自由詩
5
18/12/26 22:00
烏瓜 5
草野春心
自由詩
3
18/12/26 19:59
烏瓜 4
〃
自由詩
2
18/12/26 19:58
冬の月
ひだかたけし
俳句
4*
18/12/26 19:44
南青山八郎feat.セレブおばちゃんズ「南青山ふたりきり 2 ...
花形新次
自由詩
1
18/12/26 19:13
那由多
中原 那由多
自由詩
4
18/12/26 14:51
腐臭を伴うつみき遊び
R
自由詩
4
18/12/26 14:31
いつかの伝言板
帆場蔵人
自由詩
8*
18/12/26 12:44
裏と表と回転と
そおっと生き...
自由詩
4*
18/12/26 11:13
夜が白ける頃に
こたきひろし
自由詩
5
18/12/26 6:56
出来事
ひだかたけし
自由詩
3
18/12/25 22:44
優雅であざやかでそれは孤独で
十一月の失敗...
自由詩
2
18/12/25 22:17
予言(言葉の予知性)
足立らどみ
自由詩
0*
18/12/25 21:26
南青山八郎feat.セレブおばちゃんズ「南青山ふたりきり」
花形新次
自由詩
1
18/12/25 21:15
憑依
ミナト 螢
自由詩
2
18/12/25 19:57
ほころぶほろび
秋葉竹
自由詩
8
18/12/25 19:53
ゆうばえ
はるな
自由詩
3
18/12/25 16:37
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
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1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
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1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
1139
1140
1141
1142
加筆訂正:
裏と表と回転と
/
そおっと生きる
[18/12/27 13:39]
その人だけではできない 追加
6.65sec.