青年もまた樹木です あるいは
月面に向けられたロケットとでもいうのでしょうか
まだ鮭のように勢いよく放つまえのそれを
湿気った寝具のなかで
もうすでに捧げています
その体幹 ...
躰から流れ出て床を這い広がっていくのが言葉じゃなく、僕の意識を撃ち抜いた銃の口からうっすらと天に向かって立ち昇っている煙、それが言葉だ。
そうか、そこにあったのか。
無味の真っ赤なソースと ...
あの歌の中に僕が生きていた
嘘みたいな言葉を本気にして
色褪せずにただ染まっていたくて
君の声だけが道を広げた
抱きしめるように独占できない
メロディはやがて誰かの心を
いっぱいに満た ...
ノブちゃんはね。
むかしも今も女の人でした
私たちは偶然再会しました
その時ノブちゃんはね、鰻屋さんで働いてました
私はお客さん
勤め先の社長や同僚と食べに来ました
鰻重を運んで来 ...
つめたい空がまっすぐに
地上に降り立ち響いている
その響きに応えるために
僕たちはそれぞれの手鏡をそろえた
光が未熟で流動する朝
誰かの唇には鋼鉄が芽吹いている
この建築の群れを貫くに ...
絶望ノートを拾った
絶望的な内容が書かれていた
ゴミ箱に捨て駅に急いだ
私は私を買う
私は私を食べる
ちぎって食べる
私は私を殺して
また私になる
私の欠片たちが売られている
血となり肉となる私の欠片たち
だから私は私を買う
私は私を食べる
ム ...
崩れそうになる
ひび割れた心
あなたの言葉が
唯一の接着剤
偽りの言い訳でも
聞かせて欲しい
唯一の言葉で
あまりに口がくさすぎて
道場を破門された私が
単身勇躍武者修行の旅に出て
世界各地のライバルとしのぎを削り
ついには世界一の称号を手に入れ
私を辱めた因縁の道場へ
最終決戦に行くにあたって ...
内縁の妻がうちを出て行った
私は彼女がのこしていった
食いかけのオートミールを
呆然と咀嚼しながら
これからどうしようと思い
まずは食後にリビングに全裸で
少しオナニーをしかけたのに
急 ...
久しぶりに銭湯へ行ったら
私も含めたお客の全員がことごとく
包茎であったことにびっくりして
まるで仮性パーティーじゃないかと
私が思わずそう言ったら
隣の洗い場で髭を剃っていた爺いが
私に ...
熱々のチキンラーメンを食べながら
断崖絶壁に向かって
車を走らせ
崖から出来るだけ近い位置で止まり
出来るだけ溢さなかった方が勝者
若者達は
自分の勇気を誇示するために
命と皮膚を掛 ...
大人のサリエリは既に有名人で地位もあり多忙でした。
わかってください。
私たちのモーツァルトは、弱々しいのです。
私たちのモーツァルトは、貧乏性なのです。
私たちのモーツァルトは、、情 ...
奥まった意識に
盛んに響いて来るものよ
おまえは鮮明な輪郭保ち
独り存ることの透徹を
直接魂に伝えて来る
この思考透き通る十一月
寄せては返す波のように
おまえの響きは親密に
おれの ...
てき
、とうに
か
いぎょう
し
てみる
そうでないと長い長い長〜い1行が点も丸もなく延々に続いていくだけだから
いい意味での適当にちゃんと聞きました(きっぱり)
撤回する気もない ...
右の頬を叩かれ
左の頬も叩かれ
まったく叩かれてばかりだ
女に叩かれ振られ
男に目つきが悪いと叩かれ
ふらふらして肩がぶつかり叩かれ
まったく叩かれてばかりの人生だが
ぼくだって毎日地球 ...
天国へは
個々に専用のエレベーターでいく
押せるボタンは最上階のみ
そして
最上階が何階かは昇る人しだい
地獄へはエスカレータでいく
階段の上は人人人
死人で溢れ足の踏み場もない
...
太陽の光が当たり光る雪から
美しいメロディが溢れる
いとおしい人よ
あのぼやけつつキラキラ光る川に
僕と飛び込んでおくれ
君の世界の中に入り込んでしまって
あまりにも不思議な幸せ
例えよ ...
優しすぎて何もできないとしても
ひとを平気で傷つけるよりいい
真面目すぎて生きづらくても
それで真理にたどり着ければいい
素直すぎて損ばかりしていたとしても
それで神の御 ...
この世に生きている限り100%安全ということはあり得ない
だから僕は謳うんだ
精一杯の声で
生きていることはそれ自体が悦び
タイムリミットを待っている。
人生の終わりを、境目を、待っている。
もう無駄なんだよ、
全て無意味なんだよ、
もう頑張らなくて良いのだと、
許されるときを待っている。
風の透き通った匂いがする夕べに
螺旋階段を昇っていく
未来から到来する
未知の響きに耳傾けて
優しく渦を巻く木霊の調べに
螺旋階段を昇っていく
波の跡が
空に残って
だけど
いつのまにか風が消していく
秋の雲はことさら
はかなげで
明日にはもう
冬のものになってしまうだろう
空は
海のなれのはて
今はもう絶滅した海 ...
責任感という言葉、または漢字で書いた字面にどういう印象を持つだろうか?何かお硬いような、厳然とした感じを受けるか、或いは何か正義感や道徳観に通じるものを感じるだろうか。
前回、詩や詩作と責任感や ...
なぜか聴きたくなるシューマン
よく聴くのは
バッハ モーツァルト ベートーヴェン
次によく聴く作曲家の一人が
シューマンだ
若くして精神障害の症状に
...
都会には
コーヒーショツプという
居場所がある
コーヒーのいい香りに包まれて
若い従業員の爽やかな声を聞きながら
まったく知らない大勢のお客の中に埋没して
一人本を読んだり独り言を書いたり ...
美しいし詩を書きたいと思っていた。しかし、よく考えたら美しいし詩は書けない。それは、責任ある詩は書けないという話の延長上に関係する話かもしれない。
そもそも、美しい詩などあるだろうか?たとえば、 ...
厚く張った氷を砕くために
ブーツの踵が地上へ届く
心臓が埋められた場所で
掘り起こしてる足跡の形が
誰にも踏まれず残っているのは
きっと一人で歩いたせいだね
氷と永の文字が出会 ...
深夜
運だけ頼りに
歩き出した、情熱もなく
黒のスーツを着た
貼り付けられた影たる己を知り
着飾る自由を求め誇る
街を闊歩する人の目、その喧騒に
落ち着かず
夜の静寂に逃げ込む ...
傾く木
進む人
立ち止まる影
揺れる夕陽
これから必ず来る
闇を知ってのことでしょうか
美しいと
感動するだけではなく
想像するのは 夜の帳だから
貴重な時間を
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月精
本田憲嵩
自由詩
3
18/11/2 12:22
ディナー
山下ヤモリ
自由詩
1
18/11/2 10:11
アカペラ
ミナト 螢
自由詩
2
18/11/2 8:14
ノブちゃんは、ね。
こたきひろし
自由詩
4
18/11/2 7:23
冬の訪れ
葉leaf
自由詩
3
18/11/2 5:55
絶望ノート
腰国改修
自由詩
3*
18/11/2 0:34
カゥ
石佳
自由詩
0
18/11/2 0:13
接着剤
佐白光
自由詩
4*
18/11/2 0:11
創造神
セガール、ご...
自由詩
0
18/11/1 21:57
つらい
〃
自由詩
0
18/11/1 21:51
いたずら
〃
自由詩
2
18/11/1 21:47
チキンラーメン
花形新次
自由詩
0*
18/11/1 21:10
● 貴方の(私の)挑発的な作品との接し方 ●
足立らどみ
自由詩
2*
18/11/1 20:51
詩作・続
ひだかたけし
自由詩
7*
18/11/1 20:33
● 赤は止まれ、黄は注意、青、進め ●
足立らどみ
自由詩
2*
18/11/1 20:31
触れ合う
帆場蔵人
自由詩
4*
18/11/1 20:15
天の国へ地の獄へ
こたきひろし
自由詩
3
18/11/1 20:12
君の世界
moote
自由詩
2
18/11/1 17:24
神の目的ために生きたい
あおいみつる
自由詩
2*
18/11/1 17:03
リスク
渡辺亘
自由詩
1
18/11/1 16:51
タイムリミット
桜木 ハル
自由詩
2
18/11/1 16:43
詩作
ひだかたけし
自由詩
6*
18/11/1 16:28
思慕
そらの珊瑚
自由詩
17*
18/11/1 15:33
詩と責任
腰国改修
散文(批評...
3*
18/11/1 12:53
壮絶な恋の果てに---シューマンの精神分裂病的な美の世界
st
自由詩
3
18/11/1 12:19
コーヒーショツプ
zenyam...
自由詩
0
18/11/1 10:23
美しい詩
腰国改修
散文(批評...
3*
18/11/1 9:12
シャーベット
ミナト 螢
自由詩
1*
18/11/1 8:35
ありか
秋葉竹
自由詩
5
18/11/1 7:41
夕陽好きの人は
藤鈴呼
自由詩
2*
18/11/1 4:31
1098
1099
1100
1101
1102
1103
1104
1105
1106
1107
1108
1109
1110
1111
1112
1113
1114
1115
1116
1117
1118
1119
1120
1121
1122
1123
1124
1125
1126
1127
1128
1129
1130
1131
1132
1133
1134
1135
1136
1137
1138
加筆訂正:
詩と責任
/
腰国改修
[18/11/2 0:07]
孤蓬さんのご指摘を受け一部修正しました。
思慕
/
そらの珊瑚
[18/11/1 16:36]
少し修正加筆しました。
4.58sec.