山からはキンチョール
海からはフマキラー

虫は震えている
足場の悪い磯辺で

蚊取り線香の煙は揺らいで
遠く乱れ雲が重い

わたしの足元で
虫はつぶれている
闇の中で燃える火よ。泣き疲れた女、マラルメよ。軌道の果てに行き着くことはないと正しく異なるステップで奏でた草花。夢から夢へと遍歴する、酩酊ののちの酩酊、燃え尽きたページをめくる骨の手の群れ。ぼくらは死 ... 乾いて荒れた
まぶたが開いて
かすれた小さな
産声が午前を揺らす
きみは何度目かの
救済と絶望のなかで
目に見える世界は
たしかなものではないと知る


クロー ...
人とうまくやってけないんだよ
解き明かせたら
その原因と理由は
いたって単純かもしれないし
その反対かもしれないんだが
人とうまくやってけないんだよ

それは子供の頃から
大人への階段 ...
わずかに開いた
夜の扉
ふくらはぎを
受信する耳


ふるえ ふるえ
どこか冷たい
縦も横も
どこか離れて


どの扉にも
開けたあとがあり
その幾 ...
鉱のような
父の服がある
洗ったはずだが
そうは見えない
裏地に牙が
見え隠れしている



















...
育てた蜘蛛が
ある日いなくなり
用意した餌の山を
生きたまま噛んでいる
ステージが替わると
アルファベットはカタカナになり
午前5時は夜から朝になり
妥協点と思っていたすべてが沸点になる
かつて愛した爆音
こんにちは安心安全
無限はイオンモールに散らばっていた ...
化石した
遠い遠い
昼下がり
わたしは
人を離れ
故郷を離れ

海へ向かった

知らなかった
心さえ向けば
海とわたしとは
一本道なのだ

そんなことすら
知らないほど
...
人魚姫は逃げた

愚かな人の子狩人を
眩ますため
水浴みしていた
砂に埋もれそうな
砂漠に埋もれかけた
小さな小さな泉を
碧の湖に変えて
そうして2度とは
現れなかった

オア ...
子供のころに姉とけんかして
ムキョーと発狂するほど悔しくて
髪を引っ張った
頻繁に

 今では僕が他の人にそんな思いをさせているのかもしれませんね

子供のころに隣の席の女の子が好きで
...
信号を抜けると駅が小さな口を開け
その口の中にざぶざぶと雨が流れる
その口の中をしきりと鴉が覗き込み
鴉が入っては抜け 入っては抜けして
鋭利な風が立つ

風の中
おんなが頭を垂れて
...
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷

みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日

あ ...
○後から苦しそうに登ってくるのが
リタイア夫です

○道を譲っているのでは
ありません
ただ休んでいるだけです

○たまには苦しみを与えないと
どんどん老化するこの肉体

○登山は ...
片道切符で揺れる電車に
もう引き返せないと決めた心の
熱い塊がトンネルの中で
燃料となって明日を照らす

言いたいことなら溢れ出していく
後から先へと繋ぐ虹のよう

黒く光る長靴に詰め ...
はらはらと 降る粉雪に ハラハラと
シャッターチャンス 見逃しはせず

チャンスのみ ギュッと握って 離さずに
ぼやけた姿 画面の向こう

ふわふわの 着ぐるみよりも 見たくれは
...
昨日と変わらない今日
今日のまんまで明日も来て欲しい

人生を一変させてしまう
革命的な変化なんて起こる訳がない
とは言い切れないけれど
それを望まない自分が確かにいて
どこまでも平凡の ...
恋が浮かんでいるのを
あたしはジ~ッと
睨みつけていた

恋が、ふわわわ、と
ほんとうの意味なんて知らないけど
モノマネをして
ふわわわ、と微笑んでいるのを
あたしは
あたし ...
マスカットの中には

小さな 赤い心臓が

微かに 鼓動していて

薄い 綺麗な黄緑色の中に

その心臓の赤が

微かに 透けていて

あまりに 綺麗で

ぱくりと 食べて ...
夕べのそらの木の下で
かぜふくしげみにひざをかかえた
おれの顔のちいさい一人がすわっている
きまじめな面つきの
むかしのテレビドラマのような
ひどく地味なふうていで
(なあに 貧しいだけさ ...
健康なゾンビがダンス

ぼくをつくりだして苦悩している

少女は少女がつくりだしたぼくだ

だからかっこいいのだ

潮と砂糖のにおいなんて捨てるよ


秋夜のくもが月のひかりにわ ...
ホテルの駐車場に白黒のネコが迷いこんでいた。
都市を見舞った大雪をカーテンの隙間から見つめていた。
敵を五人殺した。四人かも知れない。うち一人は敵ではなく民間人だったかも知れない。
あと二人、も ...
右腕の痺れと乱視と空腹と眩しさと
カイロウドウケツの中で一生を
眠っているうちに過ごした気分だ
ゆるく握った手の中に
かなしみの感情だけを残して
早朝に目が覚めてしまった
歪む顔を隠すよう ...
優しさの、
止まらない疾走に
目が回る

こころの上で掬い取られた
優しさはまるで
枯れ果てて茶色の種をバラまくまえの
向日葵の花びらを枯らした姿で
花としては終わり果ててい ...
繰り返される プロペラの連打
小気味よい音が響くは タイピング
キーボードの上で 鍵盤を弾く
例えば 裏返したら スケボーになる
子供の玩具は 何時だって 便利
算盤でも 剣玉でも  ...
月にむかって
すこしだけ、声をかけている

さっきまでいっしょだった彼のこと
すこしだけ、尋ねてみてもいい?
いまの彼って、どんな顔してる?

私みたいな幸せを
噛みしめた顔してい ...
幾重もの色彩に包まれて
女は刻々と移ろう季節を呼吸する
命がさめざめと血を流した日に
女は故郷の水を潜った
命が新しい命を噴き出した日に
女は異郷の火をまとった
すべてがくだらなく ...
 北欧の地の寒空にカモメが何羽も飛んで行く。
 機嫌を損ねた海原に彼女の顔を重ね見る。
 愛は飛んで行った。
 この悲しみはなんだ。

 共に過ごした年月に期限などないと思っていた。
...
 日本の庭に金木星が匂い立つ。
 鼻腔への刺激に私の心は宙に浮く。
 ほんの少しの優しさを取り戻すと、
 明日への希望が胸を透く。

 一人の友人が去ってゆくと、
 二人の友人が現れる ...
「神はどこ?」と少女の声燃える街煤色の空照らす三日月
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
山海虫柔刃自由詩418/9/25 1:35
月―Mallarmé春日線香自由詩318/9/25 1:14
モメンタリ・モーニングホロウ・シカ...自由詩4*18/9/24 23:58
人とうまくやってけないんだよこたきひろし自由詩418/9/24 23:52
闇に在って木立 悟自由詩218/9/24 20:24
ノート(牙)自由詩318/9/24 20:22
ノート(噛む)自由詩118/9/24 20:21
ファミリアnm6自由詩318/9/24 20:18
記憶Giovan...自由詩4*18/9/24 18:32
オアシスのほとりで自由詩4*18/9/24 18:16
生まれる前の殻りゅうさん自由詩018/9/24 14:52
雨の町オイタル自由詩318/9/24 13:36
い、は、 犬、の、い。犬絵自由詩618/9/24 10:46
登山道zenyam...自由詩118/9/24 10:33
雪解けの詩ミナト 螢自由詩318/9/24 9:55
雪の結晶藤鈴呼自由詩3*18/9/24 9:31
悪意の連鎖こたきひろし自由詩218/9/24 6:02
恋愛至上主義立見春香自由詩118/9/24 2:24
黄緑と赤のゆめ赤椿自由詩418/9/24 0:26
ちいさいひとり「ま」の字自由詩7*18/9/23 23:42
少女はぼくペペロ自由詩118/9/23 23:00
ネコと逃げる自由詩018/9/23 21:12
偕老同穴Seia自由詩118/9/23 21:06
優しい疾走秋葉竹自由詩1018/9/23 15:15
空を走る藤鈴呼自由詩018/9/23 11:49
月よ立見春香自由詩318/9/23 8:10
葉leaf自由詩118/9/23 7:47
透明の地ヒヤシンス自由詩6*18/9/23 5:13
秋への入り口自由詩5*18/9/23 4:48
少女の願い一兎堂短歌218/9/23 3:07

Home 戻る 最新へ 次へ
1098 1099 1100 1101 1102 1103 1104 1105 1106 1107 1108 1109 1110 1111 1112 1113 1114 1115 1116 1117 1118 1119 1120 1121 1122 1123 1124 1125 1126 1127 1128 1129 1130 1131 1132 1133 1134 1135 1136 1137 1138 
5.76sec.