ろうそくがゆれた
消えそうだったから
両手で壁をつくる
やっぱりあつくて
ひとみのかたちで
すこしはなすと
ろうそくがゆれた
消えそうだったから
両手で壁をつくる
やっぱりあつくて
...
「お前がここまで疲れているのは仕事で疲れているからなのだ仕事がきついからそうなるのだお前の為にそう言っているお前の身体を心配しているからそういっているのだ仕事を続けるのはお前のワガママでお前の好き放題 ... こぼれなかった 涙のあと

かすれた声

裂けた音色

歪んだ夜から


この雑踏に似せた 朝にまぎれ
指を絡めてしまおう
野菜が食べたい
なっぱが食べたい
ハムも少し入れて

野菜が食べたい
どんなのが食べたい
煮たのや
お浸し

おいしいご飯に
納豆
葱を忘れず

カレーもラーメンもパスタも揚 ...
駄々をこね泣き叫ぶ子どもの声に
不思議な感慨

そんなに大きな声で
我の欲求を叫べるなんて
呆れるような羨ましいような

私の幼い頃は
母の要求の声のほうが
大きくて強かったから
...
横のローリングでいつだって世界は回っているのだと知った

カニ歩き

電話ボックスに貼り付けてあった
未知の銀世界へ飛び出したいのは判るけど
10円玉も持ってなかったし
テレカはすでに蝉 ...
なにひとつ選ぶことなく空に舞う恋に似たもの水蒸気になれ

ぼそぼそとつぶやく君の独白を私は聞いていてもいいのか

「迷うという時点でそれは偽り」と決めつけられど、まだ迷う吾

「その通り。 ...
不意打ちに
「がんばっているかい」と聞かれて
戸惑ったわたし
「うん。」とだけ答えて、

わたしは嘘をついた
話題をかえて逃げようとした
そのことにきみが気づかなくても
何時ものように口ずさんだ歌は
受けとめてくれるはずの
君の笑顔をすり抜け
秋の日の溜め息となる


少し言い過ぎたのかな
でも一度口にした言葉は
もう取り消せなくて
気まずい思いを残 ...
果てしない闇の向こうにあるものを恐れず
目の前のありふれたことと戦おう
闇は常に向こうにあるし
光もまた同じだ。
つまり、
光も闇も
ここにある

怖くない。
みんな昔はとうもろこし
みんなおなじかたち
ちがったスパイスをまぶされて
ちがった袋に入れられて
買われたり 売れ残ったり
うまいとほめられたり まずいとけなされたり
ひといきにかじられた ...
風が吹く。

風が鳴る。

西も東も風の音だけ。

さわさわと擦れ合う草の音。

風の音が聞きたくてここへ来たはずなのに。

地平線に、人陰を期待するのはどういう訳だ。
今は

音が いい

ことばも

色も

かたちも

いらない

今は

音が いい
五億積まれる(それでもイヤ)

五億積まれた族

五億積まれ得る積まれぷりん

積まれ、プリン

五億積まれのこのこ

やって来る

五億積まれ損


奴は五りむじん
...
夏ではない海に
沈めてしまえるものでしょうか
私たちが紡いだ金色の思い出
もう 灰色の霧に閉ざされて
セピア色の彼方の風景

春ではない草むらに
置いていけるものでしょうか
遠くか ...
なつかしげに からまった
毛糸玉をほどけば
ふわふわと 手触り柔らかに
つながっている糸

すべてほどいてしまったら
もう一度 からまりあった玉に
丸めてゆきましょう

もう一度 ...
都市の地下には、巨大なトンネルがある。
憶えておくといい。この地面の下にトンネルがあると。
「工事再開まで後わずか―、」一面を飾った新聞記事。
鼠たちは配水管のなかを走り回っている。男たちが
...
おれはきっとやっていけるわ
やっとのことで
手順や矛盾のやり方を
覚えたの
仕事でもへまでも
存分に愛想笑いをして
それとなく何かに感謝するしぐさを

どうも。
どうも。
どうもど ...
みずに浮く 葉と葉、茎、の愛だ いずれ沈む前に ふやける

角部屋 20度くらいの きわどさで 口をついばみ合う恋

迷い恋 うたにもならず 聞かせれず 只あるのはピアノがない自由  
なんでこそくを漢字では姑息と表すのか
それとも姑息が先でこそくと読ましたのか
分からないけど
姑息な結論は止めにして
冷え切った
西瓜を割ることにした
一週間前に
1割引で買 ...
そう {ルビ譬=たと}えるなら 

他の誰に許されなくても
全てを敵に回しても

嗚呼 信仰にも似た 凍てつく火焔

蒼い{ルビ焔=ほのお}のようなひとだと
{ルビ皓 ...
一日はそのように始まって
一日はそのように終わっていく
きっと



部屋の隅、テレビの上
ほんの少しの暖かさ、の裏側で
空が重心を失って色を零していく
十時十分
並んでいる時計の ...
よるはあるところでとどまっているのだけれど
よいにまかせてとどめをゆるめ
ふかくなっていくばかりの(まどごしの)
つきあかりのうすぼんやりの(どのすぎた)
ねむれないといううその( ...
俳優だった夫は
有名なSF映画の主役で


宇宙飛行士の卵を
何人も産んだ


男の貴方も子供が産めたのね

からかうと
真面目な顔で
これからも励みます

言い返した ...
真っ白な雪野原での事でした



真っ白いその空気の中
インクを垂らしたように
その黒い人は立っていました


時折はためく

やはり

黒いマフラーが
降る雪と交差し ...
母にとって
父の面影を落とす
私は
悪そのものでした


父が何をした人だったのか
母がどんな目に合わされたのか
そんな小さな事は
どうでも良かったのです


ただひたすら ...
青い砂時計

あの日ひとりで回転させた

さらさら流れ落ちる細かな粒子が
私に教える


青い砂時計

たぶんあなたも持っている

あの日偶然回転させた

さらさら流れる細 ...
君の無防備な声と
少しの戯れだけで

ごはん
三杯くらい食べられるよ。

うーん、

一週間くらい生きられる
って言ったほうが
いいかな。

いまは

腹ペコで
死んでる ...
{引用=からだ
すこし熱くして
あなたは
立っていました}







だらしのない
ゆびさきがふれた
ちいさなしぐさで あふれてゆく浴場
朝が来て
また
あさのくる ...
たぶん少し疲れたのだ、という理由で床に転がる。
ごつごつとした床が柔らかい耳を飲み込んでいく。
徐々に徐々にそれに慣れる頃‥。
時間はとうに何日か、を刻んでいた。



空調機の「ブーン」と唸る音を拾 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
少女米倉瑠学自由詩4+*05/10/21 11:27
君のためシンドロームuminek...自由詩5+*05/10/21 10:58
迷いなく和歌こゆみ自由詩3*05/10/21 10:08
野菜が食べたい欲求蒼木りん未詩・独白3+05/10/21 9:44
平日休み未詩・独白105/10/21 9:24
だんせつ。示唆ウゲツ自由詩105/10/21 7:38
空模様一代 歩短歌3*05/10/21 6:55
あのときの質問について自由詩2+*05/10/21 6:36
秋の日の溜め息の恋月 ぴの自由詩20*05/10/21 6:33
距離一代 歩自由詩005/10/21 6:31
うまいぼうやまかつ自由詩1*05/10/21 3:18
恭二自由詩0+05/10/21 2:28
こむ自由詩1*05/10/21 2:15
五億積まれて第二次テーブ...自由詩2*05/10/21 2:08
水と風こむ自由詩3+*05/10/21 2:01
ほどく自由詩4*05/10/21 1:59
「トンネル」プテラノドン自由詩2*05/10/21 1:44
気持ち捨て彦自由詩5+05/10/21 1:39
くらべ(3)よりこ短歌2+05/10/21 1:21
姑息あおば未詩・独白3+*05/10/21 0:26
蒼焔自由詩3*05/10/21 0:08
サボテン霜天自由詩705/10/21 0:07
まぶたのうらがわにおぼえておくところnm6自由詩2+05/10/20 23:22
星葬蒸発王自由詩105/10/20 23:20
雪葬自由詩205/10/20 23:18
花葬自由詩105/10/20 23:16
青い砂時計mayaco未詩・独白1*05/10/20 23:03
はんぐりぃ蒼木りん未詩・独白0+05/10/20 22:55
女生徒はな 未詩・独白9*05/10/20 22:54
ないしょ話LEO自由詩2*05/10/20 22:54

Home 戻る 最新へ 次へ
6543 6544 6545 6546 6547 6548 6549 6550 6551 6552 6553 6554 6555 6556 6557 6558 6559 6560 6561 6562 6563 6564 6565 6566 6567 6568 6569 6570 6571 6572 6573 6574 6575 6576 6577 6578 6579 6580 6581 6582 6583 
加筆訂正:
ローカル線で携帯をスクロールする/たりぽん(大理 奔)[05/10/20 23:19]
2段目全部削除。全体的に推敲。
5.84sec.