ただ夜が訪れたというだけで
たまらなく悲しくなって
涙がこぼれることもある
出窓に置かれたサボテンが
月の光に絞められて
かぼそい声で私を呼んでも
ごめんね今夜は
...
淀川のほとり
息子に川の名を聞かれた
ミシシッピと答えた
みもふたもないはなしである
漱石の夢十夜の第一話
おんなはあっさりと死んで行く
おとこは大きな真珠貝を手にとって
庭に穴を掘り埋葬する
死亡診断書は何処にある
埋葬許可書はもらったか
...
パパはね うならい やってんの
うれしそうに 駆け寄ってきた ちいさな女の子
これはね パパの おみくじ
と さしだした小さな手には いちまいのカード
単勝 ディープインパクト ...
まだ暗いうちにふと目を覚ますと枕元に少女がいた。眼を見開いて私の顔を粘っこく見ていた。しかし熱のこもった眼ではなく、私を通してはるか向こうを見ているような、澄んではいるが遠い眼だった。少女は16、7 ...
夕日に照らされた川の向こうの観覧車は
ゆっくりゆっくりおんなじ所を巡る
そして鉄の箱の中では幾万の恋が
おんなじように回ってるんだろう
川辺は静かで夜を待つばかり
この水だっていつかの水 ...
ポテトを食べている
短いポテトをつまんで拾いながら時々長いポテトを食べる
店の中は客でいっぱい
僕だけがひとりだ
一人でポテトを食べているのでいろんなことを考えるほんとうの思考は無心のときし ...
夜のプールで
水音だけ響かせ
泳いでいたのだ
足がつって
息苦しさに気が遠くなる
魚になりたかった
暗い水底どこまでも落ち
全ての境界があやふやになる
開放は絶望のかわいい双子
...
あなたの言葉には 素直なあたしでいられる
彼の眼は遠くの風景を見る
地平に沈む夕陽の色
冬に砕ける灰色の海
湿地を覆う冷たい霧
彼の耳は遠くの音を聞く
森に降る激しい雨
向こう岸の教会の鐘
鉄橋を越える貨車の響き
...
心臓を抱えて何度も考えた
いざとなったら死んじゃえばいい
秋はいいよね
ストーブは焚けない季節だから
おふとんの中
冬のおふとんはあったかすぎるから
パジャマのボタンを外して
背中に手を伸ばし合う
私の胸の脂肪は つぶれて横にはみ出る
私は君の ...
私は解っている
貴方がもう居ない事
何処を捜しても
どんなに待っていても
どんなに願っても
帰っては来られない事
知っていても
頭で理解していても・・・
心が治まらない
寂しさは ...
ただひたすらに俺、煙草
吸っては吐いて
吸っては吐いて
ただひたすらに煙草吸う
ただひたすらに俺、焼酎
飲んでは吐いて
飲んでは吐いて
ただひたすらに焼酎しばく
目の前には煙草 ...
観てみたいのは
くろいふじ
雲がさっさっさっと
北斎風な夜に
自転車
神無月だ
静岡県民ならば観れるのだろう
くろふじ
ただなんとなく
観るつもりで
未来都市を
...
木の葉が水面に舞い
遠い街の音楽隊が通りを行く時
私の想いはそこはかとなく乱れ
思わずイギリスの賛美歌を口ずさむ
耳を凝らし密かに求める主の言葉
祈りの後に祈りを重ね
右であろうか 左 ...
カーブミラーの中に
今日のエンディングが流れた
橙色のスクリーンにのぼってゆく
僕が発した言葉達
明日へ行けない言葉は
電線にひっかかって
澄み切った空を台無しにする
悔いることもできず ...
旦那さま 秋が私に 見えまする
私の中に
深く 深く
埋められたものたちを
日々に 深く
掘り返している
とても
大きな穴が
あく
おまえは いらない と
なにか かたちのないものが
あらわれて いいつのる
そんなことはない
わたしは ここにあるべきだ と
わたしも ぶつぶつと
いいつのる まいにち
それでも ...
花をめざしたのか
鳥をめざしたのか
風が吹いて
たかだかと のぼり
雨が降って
ふかぶかと しみこむ
そうだ
火をつけて
燃やしたのだ
だから
大きく 大きく
ひろ ...
校舎の四階の窓から見える
真っ赤な夕陽が。
あたしを責めているようにしか見えなかった。
あまりに綺麗で
まっすぐで
避けて、逃げて、ばかりいるのあたしを
蔑むかのように
赤く ...
始まってからは あっという間に過ぎ
本気なやつらが 空振り喰らう
向かい風に吹き飛ばされ
あの頃の夢は まだ夢のままで
未だ冷たい風が吹き付ける
「明日は変わるさ。」
不安を希 ...
分からない。先のことなんて。いつまでも解らない。
だったらイッソの事、今を生きよう!
明日ばっかり見てたら、踏み外しちゃうよ、これまでの道。
矛盾してようが格好が悪かろうが声にして吐 ...
?.
Good morning。もう いまは 16:32でそろそろBerry barに行く用意をしなきゃいけないころだけど、
なんだかきゅうに君になにかかかなきゃいけないような気もちがおこったので ...
天気雨を見つめる瞳の
涙はとどく
空の王座に
外に出ない 誰にも会わない 暗い部屋
愛しい動物!
わたしの主人よ!
今はとっくに夜なんだけど
ここのオープンカフェは
宇宙から見たどんな都会より
優雅に輝いているはずさ
君の好きなこと喋っていいよ
僕もそうするから
ここではどんな会話も
風が鳴る ...
泣くために悲しんだことがある
砂浜にかじりつくようにくいこんでいた白い貝は
まるで生きているみたいに艶やかな色をしていたから
指先で撫でたら深くもぐりこんで逃げてしまうような気がした
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サボテンの啾く夜
相馬四弦
自由詩
2*
05/10/24 23:34
教育
米倉瑠学
未詩・独白
5*
05/10/24 23:31
この馬鹿野郎!
あおば
未詩・独白
7*
05/10/24 23:15
うならい
やまかつ
自由詩
3
05/10/24 23:13
少女飛遊
日雇いくん◆...
散文(批評...
1+*
05/10/24 23:10
観覧車
王
自由詩
1
05/10/24 23:06
ポテト
大小島
自由詩
2*
05/10/24 23:00
夜のプール
王
自由詩
3
05/10/24 22:38
なんでだろう。
くるす
自由詩
1*
05/10/24 22:26
遠近法
安部行人
自由詩
6
05/10/24 22:06
中学三年思春期女子
ゆみ
短歌
1
05/10/24 21:57
おふとんのとり
たちばなまこ...
自由詩
6
05/10/24 21:48
「現実」
ピーコちゃん
自由詩
0
05/10/24 21:47
スプラッター
快晴
自由詩
3*
05/10/24 21:29
夜の散策
什蔵
自由詩
2*
05/10/24 21:18
風の囁き
けんご
自由詩
4
05/10/24 20:42
ラストシーン
椎名乃逢
自由詩
4*
05/10/24 19:51
一里毎
環
俳句
4
05/10/24 19:44
穴
こむ
未詩・独白
4*
05/10/24 19:12
いらない
〃
未詩・独白
3*
05/10/24 19:12
君は
〃
自由詩
2*
05/10/24 19:10
夕陽
ことは
自由詩
1*
05/10/24 19:04
未来へのダーツ
いとやん
自由詩
2
05/10/24 19:01
応援してます。
Orange...
自由詩
0
05/10/24 18:34
どくはくめいたラブとレター
あまくちペル...
未詩・独白
1*
05/10/24 18:00
ノート(37Y.9・10)
木立 悟
未詩・独白
2
05/10/24 17:38
究想の平和
完食
川柳
2*
05/10/24 16:42
無題
むらさき
自由詩
2+*
05/10/24 16:39
オープンカフェーSt.Alulu-
第二次テーブ...
自由詩
0*
05/10/24 16:21
砂浜で拾った貝殻はどこまでも沈んでいった
ベンジャミン
自由詩
11+*
05/10/24 16:15
6537
6538
6539
6540
6541
6542
6543
6544
6545
6546
6547
6548
6549
6550
6551
6552
6553
6554
6555
6556
6557
6558
6559
6560
6561
6562
6563
6564
6565
6566
6567
6568
6569
6570
6571
6572
6573
6574
6575
6576
6577
加筆訂正:
ローカル線で携帯をスクロールする
/
たりぽん(大理 奔)
[05/10/24 17:35]
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5.79sec.