僕が住んでいるのは風の街
東からも西からも 北からも南からも
風が吹いて人は舞う
街路樹も風に舞って踊ってる
風の街では
どこかで捨てられた言葉も飛んでくる
寂しい ...
#11
この世でいちばん恐ろしいもの
それは
まなざしだ
まなざしは
簡単に人を殺す
意図するとしないとにかかわらず
交錯したまなざしは
レーザー光線よりも熱く ...
#01
だれかが しんでしまった日を
なぜ 命日 というのでしょうか
きのうは だれかの命日で
たぶん きょうも だれかの命日で
そして あしたもまた だれかの命日です
...
あかいぬにあかちょこれいと
くろいぬにくろちょこれいと
あさぎりの
かげにかくれて
おどるいぬたち
しろいぬにしろちょこれいと
あおいぬにあおちょこれいと
かおのただれた
...
叙述のおばけ
まず茶柱があるそれは静岡の農家がのほほん本当にへらへらと育てて送り出すものであるはずがなくそんなささいな多大な苦労苦渋の選択を迫られる小作農とはいつの時代だ分化し分解される産業新興 ...
縦置きのものを横にして
その日を玄関から送り出す
今日も使い切れなかったことを
引きずるようにして家を出る
君にまた「よろしく」と言う
溶けかかった指と指で、今日もその日を受け渡す
...
君の名前を入れてみて
検索ボタンを押したなら
数千件の検索結果
どれも君じゃないけれど
思い出したくないって
何をしてようが関係ないって
何度嘯いてみたとしても
何度言い放ってみたと ...
黒猫はどうして皆から嫌われるの?
黒犬は好かれるのに。
同じ猫科の黒豹は持て囃されるのに。
黒猫は悪くない。
...
一日に何度も何度も
「わたしのこと好き?」
って聞いちゃうのは
あなたがわたしのことを好きだって
信じているから
だから
しつこいって怒らないでね
もしもあなたの気持ちが
変わるような ...
{取消=君の名を}
これくらい
簡単であればいい
君がはしゃぎながら口にする
何だか騒がしいだけの歌はさ
元々は昔の哀しいお話なんだぜ
だけど君はニヤニヤと
崩れた表情を晒しながら
唾を飛ばしながら歌ってんな
カバーだかパクリだか ...
なみだかわきよきおもいでふりかえる わすれなきようあすにしおりを
{ルビ弘明寺=ぐみょうじ}のもみじ茜の延長で熔けゆく夕日 夜を連れ来る
スペースをあけた言葉のためらいがふわり消えゆく コ ...
1)知らない
ゆるやかな流れをたどり
登りつめれば
そしてそこは
おまえの来るところではない
そいからかしずかれ
そいから食べられちゃえ
そいからおまえが
どれだけ女らしくなっ ...
終わりそうで
終わらない10月
蹴っ飛ばしたい
嫌味な女に
詰らぬ男
私の背中に
いつも銃を突きつけて
びくついてるお前
誰だ
狭くて不便な環境で
眉間に皴つく ...
もちろん君のいない森の中で木が
倒れようと何の音もしはしない
一生を何に捧げるでもなく終わる人の
命を絶ったところでどの神も怒りはしない
そして誰も傷つけまいとじっとしていても
...
カタチ ノ ナイ ココロ
ヨミトル ノワ ムズカシク
イツモ テサグリ・・・。
キョウモ ワタシノ セイデ・・・
コンナニ 好き ナノニ・・・。
夕闇が水面を眠らせる
山頂に並ぶ鉄塔が月輪を支えて
溜池の柵に突き刺さった雲影
何処へつづくのか知らない獣道を
あなたの手を引いて走った
互いの体温は確かなものだったけど ...
ほほほと笑う
かにかにかにと縋る
草臥れた王様たち
不満だらけの猫
傷ついたサソリ
みんなの地球が
細くなるね
鉛筆削り
お金が欲しいと
知らん顔する
僕の良心に
ふ ...
砂丘に行けば
明日があるかも知れないと
とぼとぼと足跡を残します、そして
砂を数えたのです
波を数えたのです
灯台の明滅を
数えたのです
星を教えてください
色 ...
にんげんを神の家畜だと思った人がいる
あるいはそうかもしれない
そんなのおかしいよと誰かはいうだろう
あるいはそうかもしれない
じゃあほんとの家畜はどうなるんだと
ニュースキ ...
誰かわたしを飼ってください
朝 かろうじて
そう わたしの耳がささやいたとき
ひとが姿を現しはじめた
かつて わたしがどんぞこで
まだ 形をとりもどしていない頃だった
...
おそらが
あんまり
たかく
あおく
すみきってくると
あかいふうせんが
恋しくなる
ふわ
ふわ
ひらりと
風にのり
ひつじの群れを
追い駆けたい
...
嵐の夜
白と黒の町
{ルビ礫=つぶて}のなかの
廃屋をめぐるまわり道
螺旋階段に立つ人々
雨のなかの天使を見下ろしている
瞳から瞳へ落ちてゆく滴
水彩の ...
焼死体が三つある
引き出しの奥に腐ったオレンジが
わたし
湿り気のガラス窓で
手を切る
切ない気分でいる
洗濯機の中
誰も知らない命が
無邪気に
...
ふと鏡を のぞきこんだら
あたしの頭がいこつが
透けてみえた
「いつもここにいた」
と云った
「知ってる」
と思った
この目でみたことは
ないけ ...
萎えてしまった
すっかり萎えてしまった
鶏の手羽を酒と醤油で炊いたものを
ラスカルの皿に一盛り食べながら
黒霧島を飲みながら
お湯割で飲みながら
テレビを見ていた
テレビではカンニングの ...
えんじ色の椅子が整然と備え付けられた区民会館の端の席に、太一はめったに袖を通さない濃紺のスーツを着けて座っている。成人式らしく客席にはあでやかな色の和服を着付けた同世代の娘たちも目につく。館内禁煙と ...
疎まれて、嫌われる
一本づつの僕らも
たくさん集まって
命咲かせれば
ひととき、こんなに綺麗。
愛されて、慈しまれる
一人づつの人間も
たくさん集まって
命咲かせれば
ひ ...
母親が三回 部屋にやってきた
一回目は 猫の話
二回目は 姉を駅に送ってくれないかと
三回目は この前会った 若い視覚障害者の女の子の事
点字で本が出したいと言うので 話を聞 ...
田舎から出てきたばかりで
胸膨らます新入生
4月からどこに住むのかな
不動産屋は待ってます
みんなが喜ぶ学生さん
重要事項説明書
ひらひらさせて待ってます
これでもわりと良心的なほうよ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
風の街で
炭本 樹宏
自由詩
4+*
05/10/27 1:10
フラグメンツ #11〜20
大覚アキラ
自由詩
6+
05/10/27 0:59
フラグメンツ #01〜10
〃
自由詩
4*
05/10/27 0:55
バレンタイン
いとう
未詩・独白
2+*
05/10/27 0:50
ばけものずかん
stiGma
自由詩
1
05/10/27 0:48
その日のリレー
霜天
自由詩
2+
05/10/27 0:40
search
松本 卓也
自由詩
4*
05/10/27 0:33
黒猫
依玖侘 なつ...
自由詩
0+*
05/10/27 0:06
わたしのこと好き?
チアーヌ
自由詩
11
05/10/27 0:00
君の名を
一代 歩
自由詩
2+*
05/10/26 23:33
隷属者たちへ
松本 卓也
未詩・独白
0
05/10/26 23:12
夕凪黄昏さようなら
一代 歩
短歌
3*
05/10/26 23:05
少女に捧げる4つのストラテジー
たかぼ
自由詩
2+
05/10/26 22:50
りんさんご機嫌斜めお天気下り坂へそ曲がり
蒼木りん
未詩・独白
2*
05/10/26 22:44
ANGEL EYE (モノローグ)
クリ
自由詩
1
05/10/26 22:35
ゴメンナサイ。
空 春色
自由詩
0*
05/10/26 22:22
密触
相馬四弦
自由詩
2*
05/10/26 21:39
鉛筆削り
あおば
未詩・独白
4+*
05/10/26 21:36
さがしものを教えて
たりぽん(大...
自由詩
7
05/10/26 21:28
ニュース
石川和広
自由詩
4*
05/10/26 18:28
ハウス
〃
自由詩
8*
05/10/26 18:26
*ふうせん*
かおる
自由詩
6+*
05/10/26 17:53
円原視座
木立 悟
自由詩
10
05/10/26 17:52
リゾート
カンチェルス...
自由詩
3
05/10/26 17:49
頭がいこつ
かなひめ
自由詩
1*
05/10/26 17:11
秋枯れ
黒田康之
自由詩
1
05/10/26 14:10
太一の成人式
MOJO
散文(批評...
2*
05/10/26 13:12
つぶやける絨毯
たりぽん(大...
携帯写真+...
9*
05/10/26 13:00
ついさっき
トラック
自由詩
1
05/10/26 12:10
ほんとうのこと
チアーヌ
自由詩
2+
05/10/26 11:46
6534
6535
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6551
6552
6553
6554
6555
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6557
6558
6559
6560
6561
6562
6563
6564
6565
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6567
6568
6569
6570
6571
6572
6573
6574
5.96sec.