生まれてこの方
一度も女の子に相手にされた事のない
卑しい男

不憫に思った神様は ある日言いました

「一日だけ世界中の異性の好意を独占させてやろう
その中から一人 お前の生涯の伴侶を ...
あ、


あ、鳩の
光、銀杏の
光、それらの



ぱた、ぱた、


一時的な昼下がりが
水銀の微粒子の鳩として
アスファルトの日向へ、群がり
アスファルト ...
ぐしょ濡れ靴に、ひそむ小虫が
俺の靴ひもを何度もほどく

そのたびに結び直すのは
迷いか
恐れか
Uターンして帰宅するチャンスを
何度も与えてくれる
サンクス、小虫
...
満水の夜に
感覚をとぎすませながら
無数の魚が泳いでいる
距離と、位置と、
上昇する体温と、
そういうものを
止めてしまわないように


蛇口に口をつけて
あふれ出すカルキを吸うと ...
かかないほうが
異常であること
いくらでも つくれる
魔法の装置になって
詩を ほろぼすこと
生き物が
自分の力 信じて
自分の可能性に挑む時
とても強い 光を放つ

小鳥も
カエルも
みんな輝く

この星の輝きは
そうして力を増している

僕も君も
もっともっと強い ...
世界が眠る だぁれもいない
刹那の時刻に ポツネンと
舗道の敷石 そっと外したら
空と海が キスしてたよ

僕は 君を傷つけて
君は僕を忘れかけた
そうしたくてやったんじゃないって
隅 ...
 何もしらない幼児には

 世界は不思議と恐れに溢れている

 知らなくていい

 知りたくなかったたくさんの

 経験

 後戻りできない

 先にしかすすめない

 我 ...
地下を抜けて
階段を昇り外へ出ると

どこからか雨が降っている。

どこから降るのか見上げると
灰色の空が視界を埋める。

空一面から
雨の音がする
 突然走りたくなる衝動にかられた
 真夜中の街灯が灯る住宅地を
 気温5度の中を疾走した

 思いのほか身体が軽い
 夜の冷気が心地よい

 トラックが走る横を通りすぎる
 排気ガスを ...
何時まで寝ているつもりだい?
布団の外へと飛び出して
窓を開けてご覧よ
大雪が降っているでしょう

部屋で煙草を吸うのに飽きたら
火炎瓶でも作りながら
朝日新聞本社の住所を調べよう
つ ...
重々しい灰色が包む脳天から
力技で星を眺めようと画策してみる
天に唾を吐きかける回数は
ここ一週間で食ったおにぎりと比べて
どちらの方が多いかなど
顔も知らない隣人に尋ねたくなる

誰も ...
君からもらった
たった一通の封筒は
古びて黄色く灼けてしまいました

その中に大切に抱かれた
数枚の便箋も
古びて黄色く灼けてしまいました

今にも崩れそうな酸性紙の上
ボールペンの ...
{引用=  空をイチョウが渡っていった
  最初は一枚
  次には乱舞

  真上を通った瞬間に
  くるくるイチョウの形が見えた

  落ちてきながら
  落ちてはこずに

   ...
猫みたいにおとなしく犬みたいにはしゃぎまわり
いっつもあなたを見上げて少しだけ唇を開いている

あなたが好きなあたしを
あたしは完璧に演じ続けることができる
それを延々と続けられたら
それ ...
どんよりとした静かで重そうな空を
支えとなるものもないまま「それ以上近づくな」と
睨み付ける

午後三時

そこここに散らばっていた子供たちは
おやつの時間だ、と我先にと暖かな愛に包 ...
白い雪の中 必死に走ってる人がいます。

寒い冬の中 必死に走ってる人がいます。

その人は 愛する人をおもって走っています。

白い息を吐きながら 愛する人のために走っています。
...
捕まえてごらん

物事の本質や中心は

あっけなく

そっけなく

鰻みたいにぬるりと

その手から容易く逃げる

亀を捕まえるように

簡単にはいかないんだ
パハリ葉の法則
あとは野となれ山となれ
ぴちゃん
深爪したいんだしたいんだしたいんだ
引っ掻かないためにさ
俺もみんなもあの娘もさ

ビンの上、ビニルくしゃくしゃにさ
昨 ...
小さい頃から僕は 人に愛されたことがなかった。

僕がずっと1人だったことにまだ気付いてない時

ずっとずっと、誰かに振り向いてもらおうと必死だった。

けれどね、ココには誰もいなかっ ...
158センチの君を、僕は156センチだと思っていた
172センチの僕を、君は170センチだと思っていた
2センチ
僕たち二人が一緒にいると、世界は2センチ縮んでしまう

(2004)
逢瀬を望んでなかったの
そんな遠回しな逢い方
運命を察しても
どんな表現で、自分を見てもらおうか、
わからないぢゃない

会いたいと本望で。
スナオになれないアタシ達
そのままならば
...
世の中は

宮崎 勤の部屋の

ように雑然としていて

綾波 レイの部屋の

ように殺伐としている
目を閉じ
緑はほとばしる
陽の音が 陽の熱が
やわらかな迷路に落ちてゆく


川に沿って光は曲がり
風は遅れてあとを追う
土のかけらは水のなか
異なる火となり揺れている
...
私の右耳には、いわくつきのピアスの穴がある。

この穴をあけたのは大学に入った初夏だった。
いたく衝動的に、ある日、安全ピンで、ぐりぐりと、
部屋にいて突然に思い立った事をそのままに
実行に ...
口と口合わせて起こる反応を知りたくてした初めてのキス

草むらの匂いと鼓動それのみを残すファーストキスの実験


放課後に答えあわせをしたが為クラスメイトが恋人になる

抱くことも抱かれ ...
笑うことしかできなかった
嫌なことを
嫌と言える
そんな勇気が
なかったのだろうか

前を向くしかできなかった
みんなが
思ってるほど
明るくなんてない
知ってる?

そうする ...
静かな
人気のない草むらの片隅に
穴が空いていた。
小指ほどの大きさの穴だった。
つぎの日
穴はにぎりこぶしほどの大きさになった。
そのつぎの日
穴は子猫が入ることのできる ...
地下倉庫で遊ぼう。
と友達が言うので遊びに行った。
と言ってもついさっき知りあったばかりなので、
友達と呼べるほど彼の事を何も知らない。でも仲は良い。

降りて行くと、そこは地下とい ...
切り取りし うたの一節 風景画 部屋に積もるは記憶の断片


椿の木根元をご覧よ白い指あすこに昨日金魚を埋めたの


水鏡 円の中へと囚われし人魚の瞳の黒きこと


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ダイヤモンド和泉 誠自由詩0*05/12/10 13:22
明るい成り行きA道化自由詩705/12/10 13:08
サンクス、小虫jei自由詩005/12/10 12:53
夜明けの水位望月 ゆき自由詩57*05/12/10 11:45
そろもん(テーゼの話)みつべえ自由詩305/12/10 10:08
輝き日朗歩野自由詩105/12/10 9:34
プレゼントクリ自由詩2*05/12/10 2:58
笑顔が満ちるまで炭本 樹宏自由詩1*05/12/10 2:52
佐藤伊織自由詩5*05/12/10 2:42
真夜中の疾走炭本 樹宏自由詩2*05/12/10 2:27
垂直落下気味脳天砕虹村 凌自由詩0*05/12/10 1:26
自虐志向松本 卓也自由詩1*05/12/10 0:45
古びた便箋の青い文字たりぽん(大...自由詩805/12/10 0:42
渡り銀杏小池房枝自由詩2105/12/9 23:34
あなた待ちとびまる。自由詩2*05/12/9 22:55
雪をまつ街角からもこもこわた...自由詩3*05/12/9 22:17
SnowMan天使自由詩1*05/12/9 20:41
中心たかよし自由詩2*05/12/9 20:40
パハリ葉の法則チQ自由詩205/12/9 20:22
僕ノ痛ミハ・・・・天使自由詩005/12/9 20:21
2センチ英水自由詩4*05/12/9 20:14
「i」麗魅自由詩005/12/9 19:11
世の中たかよし自由詩2*05/12/9 18:21
午後の水木立 悟自由詩605/12/9 17:04
ボディピアスあまくちペル...散文(批評...3*05/12/9 16:28
キスの思い出一代 歩短歌6*05/12/9 15:57
笑う義務羽音-fin...自由詩205/12/9 15:54
チQ散文(批評...005/12/9 15:16
デク(ミク)散文(批評...005/12/9 15:14
泡を吐くミゼット短歌0*05/12/9 14:22

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加筆訂正:
空想う/こしごえ[05/12/10 9:03]
3連、「影ろう」を「影ろふ」に変更しました。
冬の葬列/こしごえ[05/12/10 7:49]
すみません。若干修正しました。
日々を抱いて/ののの[05/12/9 22:02]
タイトルを変えましたの
東京 2004/英水[05/12/9 20:31]
大幅に変更をしました
5.81sec.