冷たくないと
生きていない
熱いと
いうのに
息に かかる
さませないのに
まじれないのに
欠けて
すべって
あらい
まま
さくり
踏まれる
少しずつ蒸発していく
海に入ればいいのに
あのマツの木の陰で
思いだけ積乱する
潮は去り気なく
静かに広がる
砂を齧りながらも
生まれ変わろうとして
こんなに明るい場所に
迷 ...
絶滅のかけらを掴みそこに透く生物たちの重みで沈む
生まれたのが坂の上だから 死ぬまでは下り坂のが一つ多いよ
爪に刺す赤は死因で最終の電車に名前はつけられていない ...
僕は君に少しでもしあわせを作ってあげられているのだろうか。
君が僕にくれるしあわせを見ていると、いつも僕はそう思うんだ。
君はどんなところにしあわせを感じてくれるのだろうか。
それを聞くこと ...
高層マンションの谷間に
ひっそりと公園
そこだけは昔のまま変わらずに
闇の中に
ぽっかりと
術後麻酔のなかで
すべてをかけた無意識で
あなたがいま
探しつづけている
あなた自 ...
昔 同じ職場の人に 「几帳面な字ね性格が出るんだよ」って言われた
私は一つのことにこだわりだすと止まらない。でも 几帳面とは思ったことが
無いからびっくりした。
仕事で気が張ってるか ...
疲れ果てて座り込んでいた
あなたは
公園のベンチで
まるで影が貼りついているみたいに
立ち上がることができないほどの
そんな悲しみでした
いつしかそれは
頬つ ...
鉛筆の先は街の香りがして
スピーカーからは東京が流れ
自転車は猫間川沿いを走るだろう
さっきから歩いている場所は
消えたり現れたり薄ぼんやりしたり
アスファルトをひっぱがす音だけが
よく聞 ...
椅子が まわる
( )に すわる
椅子は さわる
椅子が かわる
( )に すわる
椅子は よわる
おわる
台風が接近している、と
ラジオのニュースで聞いた。
簡単な荷物を抱え、
早朝の駅へと急いだ。
波や風をしたがえ、
陸地を呑み込む。
恐ろしいエネルギーが、
私の心を、
なぜか、踊ら ...
もういいよ
降ろしていいから・・・もう、その荷物
感じたままに、顔を変えればいい。格好つけて何になる?後悔しないのかい?
もっとまわりを受け入れて・・雑音を聞いてみて欲しい。
もしかし ...
うちの親父。
親父のまくらは、マイルドセブンの薫りがする
最近は、薄くなってきた
俺とおなじで、数学ができない。
ただひとつ違う点は、意欲があるかないかってこと
洗剤会社 ...
思い描いてた夢
理想の類
そこには悩みも苦しみもない
ただ 幸せだけが約束された地
そのはずだった
僕が見たのは
憧れた景色とはかけ離れたもの
止む事のない嵐と
満たされる ...
いやぁ、ベンリな世の中になったもんだね?
最近のコンビニじゃぁ 愛も売ってるんだって?
低コストで ハイブリッドな 超磁力合金な 愛だってね?
いやぁ、ベンリな世の中になったもん ...
スマイルひとつ スマイルひとつ
でも
本当にほしいスマイルは
ひとつだけなんかじゃ
ないはず
スマイルひとつ スマイルふたつ
みっつ よっつ。
うちのクラスの山田くんは いつも
弁当をもってこない。
昨日は
ホームレスのおじちゃんが ひもじそうだったので
あげてきた、と
寂しい目で 語ってた
一昨日は
おなかがいっぱいだ ...
まだ行けるよね?
まだまだ、飛べるさ
冷たくなった幼子を
か弱き両手にひしと抱き
二度と帰らぬ温もりに
涙を流す母と子に
一体何が言えるでしょう
甘きは全て子に与え
苦きは我が身に受け止める
其れが母と知っていて
私に ...
冬の夜の草原の中ただ一人全てを包む星に溶け込む
夜の風すさまじきかなこの我の心の曇り飛ばす如くに
山寺の人気も消えた本堂の屋根に掛かりしひとひらの月
残業を終えて帰りの駅出ればほのか ...
甘くない珈琲を
手の中で
大事そうにしていた
猫舌だと言って
大事そうにずっと
両手の中で
十二月に降る雪のように
ま ...
高い 山の 頂きには
何もない
だが
あなたの 心の
死に場所だけは
誰にも 触る事が
出来なかった
今 ここで
歌おう
自殺の 歌 生まれ変わり
死ぬ 寸前の 宗教の歌
...
傷ついた
というより
どうしようもなかった
話がある
洗濯物をたたんでいく
パンツ
シャツ
ヨーロッパ
僕の無器用さは消えない
どうしても嫌なことは嫌といってしまう
言 ...
玄関に立っていたのは畳だった
今日は暑いですね
そう言うわりには
畳なので汗ひとつかいてなかった
畳は座敷に上がりこむと座し
良い畳ですね、と手で撫でている
それからいくつかの世間話を ...
人魚姫って切ないね
幼子の呟きに
なぜかあたしは驚かされて
あたしはこんなこともわかってなかったのかって
ショックだった
人魚姫は王子様のためだけに、人間になり
王子様のためだけに ...
ふたつ先の しずかな私鉄の駅でおりて
ふたりは歩いた チャボとスミレ
おだやかな秋の風がふいていた
さほど高くない丘を見上げるように
さほど広くない その公園はあって
まばらな紅葉が ...
問い
「ドーナッツのあなだけ残して
ドーナッツを食べなさい。」
ふとんのなかで
かんがえた
ドーナッツふたりで食べこぼしながら
答え
は忘れてしまった
...
私+僕+俺+あちし+自分+拙者+我+I+Je=
大まかなあいどるでないおのれ
それは河じゃないんだっ
といって
橋を渡らせない陽同作戦
握った手と手を
さとらせない鍵のない扉の
意識 ...
君と出会った時間になるともう日は落ちた
世界の終わりと僕は手を繋いでた
多分、いつか君がはいた白い溜息
何回太陽を見てまぶしいといった?
与えた暖かさの中で僕は泣いていた?
この日の ...
それが欲しいなら
相手に求めてはいけない
相手にねだってもいけない
相手から奪ってもいけない
ただ相手が求めた分だけ与えること
それはとても疲れること
ちっとも楽しくないこと
君 ...
この空間が歪んだって
止まらない
そんな衝動だって在っていい
置いてけぼりな最先端
どっちだっていいじゃないか
あいだとればなんでも一緒
美しいものは醜く変わり
綺麗なものは汚く ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
殻雪
砂木
自由詩
2*
05/12/10 23:33
Linn
chocoa
自由詩
1
05/12/10 23:09
絶滅のかけら
ピッピ
短歌
4
05/12/10 23:04
しあわせとさみしさ
とびまる。
未詩・独白
0*
05/12/10 22:45
公園
草野大悟
自由詩
4
05/12/10 22:35
文字
renchu
自由詩
3
05/12/10 22:18
名前の無い涙のために
ベンジャミン
自由詩
3*
05/12/10 21:27
スピーカー
太郎冠者
自由詩
1
05/12/10 21:19
椅子
たかぼ
自由詩
1
05/12/10 21:06
荒海の招き
手嶋純
自由詩
0
05/12/10 21:03
労働者諸君へ。独身貴族より
Orange...
自由詩
1
05/12/10 20:51
うちの親父。
仲本いすら
未詩・独白
2*
05/12/10 20:50
夢と嵐
和泉 誠
自由詩
0*
05/12/10 20:42
ベンリな世の中。
仲本いすら
自由詩
1
05/12/10 20:38
スマイルくださいな。
〃
自由詩
1
05/12/10 20:35
山田くんのお弁当
〃
自由詩
8*
05/12/10 20:33
上へ向かって
ポンテク
携帯写真+...
1*
05/12/10 20:20
私は何も語れない
ひろよ
自由詩
6*
05/12/10 19:10
冬の夜
中音 涼
短歌
2*
05/12/10 18:24
十二月に降る雪のように
嘉野千尋
自由詩
17*
05/12/10 18:20
死に場所
奥津 強
自由詩
2
05/12/10 18:08
暮れ方
石川和広
自由詩
14*
05/12/10 17:59
世間話
たもつ
自由詩
7
05/12/10 17:51
人魚姫
ことは
未詩・独白
1*
05/12/10 17:47
残酷!怪人スミレ女(愛と哀しみのMr. チャボ)
角田寿星
自由詩
7*
05/12/10 16:37
宿題
ZUZU
自由詩
6*
05/12/10 16:21
A. N. Other
かぜきり
自由詩
0*
05/12/10 15:29
朽ち
Yuno
自由詩
0
05/12/10 15:00
愛情の逆説方程式
和泉 誠
自由詩
2*
05/12/10 14:01
自棄
羽音-fin...
自由詩
0
05/12/10 13:27
6472
6473
6474
6475
6476
6477
6478
6479
6480
6481
6482
6483
6484
6485
6486
6487
6488
6489
6490
6491
6492
6493
6494
6495
6496
6497
6498
6499
6500
6501
6502
6503
6504
6505
6506
6507
6508
6509
6510
6511
6512
加筆訂正:
古びた便箋の青い文字
/
たりぽん(大理 奔)
[05/12/10 22:03]
最終連推敲
暮れ方
/
石川和広
[05/12/10 18:03]
タイトル変え横書きにして若干修正後再投稿
一歩、踏み出す時
/
逢坂桜
[05/12/10 15:32]
タイトル変更。
7.63sec.