金田一耕助は、
はたして自分が小説の主人公だと思った事はないのだろうか?
あまりにもよくできた巡り合わせ。
きっと彼はそれを疑うことなく
現実として受け止めているだろう。
彼にとって目の ...
『じいちゃんとたばこ』
ねぇねぇね ねだる先には爺様のまあるい輪っかがプカプカ浮かぶ
天使の輪作ってくれたら大好きよ膝の間でワクワクキララ
『ばあちゃんとおんがく』
お出か ...
足並み揃えて歩く新兵さんは
どこか物悲しげで
それを見送る白いドレスの女の子は
真っ赤な唇で こう叫ぶのさ
「私の元へ帰ってきて」
カメラを覗いている若者は
小さな硝子越しに見る世 ...
見えぬが故に
彩り溢れ
語れぬが故に
言葉繁り
聞こえぬが故に
音色輝く
何れが引き潮か
何れが満ち潮か
何時の時にも
円は丸く
影をうつすは
鏡なりや
少しづつ 咲く花も
少しづつ 枯れる花も
同じ時の中で 生を流れる
めざめて
めばえて
よりそい
続かなくなる息なのに
止める事に こだわり
いつまで夢をみるの
...
あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか
あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ
磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
...
青い表紙アルバムの
厚さの分の年月と
重さの分の思い出が
一頁めくるごとに
セピアの匂い
胸にあふれる
微笑み手を振る
写真の中のその顔は
ふくよかな紅色の頬も
まるく黒い瞳の色 ...
夜の鳴き声に目を覚ます、
右手に残った青いインク
思わず舐めながら
指を折って過ぎた日々を数える
ラジオが壊れたみたいに
あなた突然喋らなくなった
蒼ざめた満月に祈りを込めて
この恋心を ...
ジーザス、許して御呉れよ
6枚切のパンを買わずに8枚切のパンを買ってきた女を
万年床で殴り殺した
彼女は死んだ
流れ出る血を見せびらかすように
こちらを見つめて
彼女は死んだ
ジーザ ...
言葉よ
臆病にならないで
勇気をだしてそこから飛び出しておいで
ふたりの唇は
こんな近くにあるのに
人差し指でかたどれるほど傍にあるのに
きみはいつも私たちに背をむけて
あらぬ方向に ...
草原を駆け抜けるのは
怠惰な 者
名は 丸く
彼は 賢い
自由へと 紫煙が
上がっていく中
5月の 幽霊が 発した
大麻の 香りが
彼の 名を 汚していく
たがいに ガラスの顎を
つきだして うちあった
なかまたち 言葉はいつでも
致命傷になるから タフネス!
生きていたら また会おう
牡丹雪の日は君を迎えに行く
傘は持ってゆかない
いつだって
君は雪を掴もうと傘を飛び出してゆくから
町の街灯の下で
やさしい君が待っている
ひっそりと
ゆるやかな呼吸をしながら私を待 ...
生まれたことを
ふだんから考えているかわからないで
生まれたことにささる月影がきれいで
わたしはここにいました
犬が吠えていて
寒くて
でも
少しずつ
結晶になる世界
お母さ ...
幹さん詩の朗読を教えてください
というメールがさいたま県草加市の女子高生から来たので
月曜に池袋で待ち合わせた
新宿のMARZで見たのだという
体験したのだと!
つまり、既におれを知っている ...
人は死んだらどうなるのか?
死んでからでも好きにするとよい。
だから、
俺は死んだらどうなるのか?
空気か、
...
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ
くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ
青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
かすれた声で
おめでとう
実家からもってきた赤飯は
冷たくておいしい
氷のようだ
誕生日
からだが溶けはじめる
誕生日
わたしは
生きていて
頭がざわめいて
こんにちは
わ ...
冬は真っ白いんだよ
いつもと同じ笑顔で君が言ったんだ
息も雪も白いよ
空にしても、景色にしても白く見えて不思議の国に居るみたいじゃない?
その国は人の心も真っ白にしてしまうんだよ
...
ころがってゆくならば
さいごは
ざぶんと海へ
逆さまに落ちてゆく
かろやかに舞うならば
いつのまにか
ふんわり空へ
昇り消えてゆく
生まれた時から
にぎりしめてきた
種を
...
意味がない、甘いコーヒー
意味がない、君の入れる紅茶
無駄のない、動作で茶を入れ
無駄のない、動作で僕に渡す
無駄の多い、僕がそれを飲み干せば
無駄の多い、プログ ...
別れは
恋のデフォルト
だから
デザート
みたいなもんです
あなたの胸に
魚群探知機
押しあてて
耳を澄ませて
あと
どれくらいありますか
時間という
さかなたち
今
あなたの胸に
泳いでいるのは誰ですか
それは
夕焼け雲で ...
すき
きみがぽいんとをいれた し は、ぜんぶすき
よまなくてもすきで
よまないのに、ぽいんとをいれるのがすき
によいもすき
いんたーねっとの がめんのによいがすき
もじをよませる かいせ ...
年が明けてから まだ太陽を見ていない
外には{ルビ只=ただ} 冷たい雨音
静かで薄暗い正月
朝
神棚に手を合わせたら
{ルビ揃=そろ}えた足元の床がへこんでいた
町では偽 ...
喪中はがきのイラストに
スズランの写真をのせてみる
あの人は 花が好きだった
だから もう
それでいいよと親がいう
何十年払い続けた
「年金」を
あともう少しで受け取れるというときに ...
ぼくは孤独を満喫していた
一人でいるとこうも時が過ぎるのが
遅いんだなと
ぼくは昨日別れた君のことを思い出した
結構長いつきあいだったが
けっこう退屈だった
毎日が ...
心がきしんだ音がして
心配になっておびえていた
ぜったいれいどぼくの体の
心は氷っていたんだ
腕には手錠をかけられて
誰もいないのに話しかけた
なんで僕はここにいる ...
ぼくは何も感じなく
ただ破壊を繰り返していた
誰もぼくのことなんかなにもしらないのに
おまえらは何故こうも
冷たい目でぼくをみる
ただなにもなく
なにをすことまなく ...
鱗粉を 撒く蝶々を 姉が追い「もう帰ろうよ」「行かないでよ」 ねぇ
死してなほ国歌と定めし売女を罵った兄 頬の引き攣れ
抗菌の ボールペン握り 立ち尽くす 書くこと以上の理由を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ドラマを観ていて考えた事
和泉 誠
未詩・独白
1*
06/1/6 23:45
幼き日(2〜3歳)
十六夜
短歌
0
06/1/6 23:44
まほろば
maumi
自由詩
1*
06/1/6 23:36
指先で円をえがく
かぜきり
自由詩
3*
06/1/6 23:11
閉じて
砂木
自由詩
9*
06/1/6 22:58
フレミングという方法
たりぽん(大...
自由詩
14*
06/1/6 22:43
アルバム セピア色の匂い
LEO
自由詩
4*
06/1/6 22:39
青いカナリヤ
スイレンユキ...
自由詩
3
06/1/6 22:36
Jealous Christ the SuperStar
虹村 凌
自由詩
0
06/1/6 21:37
コミュニケート
梢
自由詩
1*
06/1/6 21:07
草原
奥津 強
自由詩
5*
06/1/6 20:39
そろもん(わが友の話)
みつべえ
自由詩
6
06/1/6 20:39
牡丹雪
日和
自由詩
9*
06/1/6 20:36
生まれたことを
石川和広
自由詩
11*
06/1/6 20:03
ハーケンクロイツ
馬野ミキ
自由詩
12*
06/1/6 19:05
グレートクリスタルドレイク
〃
自由詩
8*
06/1/6 18:59
くじら
日朗歩野
自由詩
5
06/1/6 18:39
シチュー、誕生日
石川和広
自由詩
4*
06/1/6 18:09
まっしろ
兎乃 しずる
自由詩
1
06/1/6 17:11
初夢・初嘘
yangja...
自由詩
1
06/1/6 16:32
メイドロボ
完食
自由詩
1*
06/1/6 16:18
デフォルト
uminek...
自由詩
2*
06/1/6 16:04
魚群探知機
〃
自由詩
9*
06/1/6 16:02
すき魔法
馬野ミキ
自由詩
5
06/1/6 15:40
初夢の青年
服部 剛
自由詩
13*
06/1/6 15:28
スズラン
阿麻
自由詩
20*
06/1/6 14:29
チキン
こめ
自由詩
2
06/1/6 13:08
心
〃
自由詩
4
06/1/6 13:07
破壊
〃
自由詩
1
06/1/6 13:06
【MIX&REMIX】白日夢
一代 歩
短歌
8+*
06/1/6 13:01
6432
6433
6434
6435
6436
6437
6438
6439
6440
6441
6442
6443
6444
6445
6446
6447
6448
6449
6450
6451
6452
6453
6454
6455
6456
6457
6458
6459
6460
6461
6462
6463
6464
6465
6466
6467
6468
6469
6470
6471
6472
加筆訂正:
Coffee Beat
/
恋月 ぴの
[06/1/6 17:26]
多少校正いれました
のっかりりずむ
/
馬野ミキ
[06/1/6 15:28]
2006 1/6ちょっこり修正
スズラン
/
阿麻
[06/1/6 14:45]
改題その他
6.48sec.