いつもの道を少し遅刻しそうな時間帯
僕はいつも通り自転車を走らせる

今日はちょっと寒くて
冬物のダッフルをタンスの奥から取り戻したよ

寒い日はわりと好きで
冷たい風に頬をはられ
僕 ...
特別な思いは全部
紙につつんで捨ててって
ドアを開けた人がいる

いつもの朝が
いやにまぶしいのは
今まで下をむいていたから

足元を見すぎて失った
光と憧れに気付いた

どこに ...
    いつであったか忘れてしまいましたが
かって「死と生を考える」というテレビ対談で
   上智大の教授であったA・デーケン氏は
     アナウンサーに答えられていました

       ...
だれかれかまわず 噛みついて 
信者をふやしているが
きみだけは天然のまま
わたしを
蹴ってほしい
議事録 01
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67405


 まぁいい、わかった。
 ご主人様→(雇う)→メイド
 という構図ではないわけだ。 ...
ひとはとしをとれば しんでしまうよ
どんなに ながいきしても
いなくなるよ
うつくしいひとも ふつうのひとも
せのひくいひとも ようきなひとも
としとれば としとらなくても
ひとはしんで  ...
しごとのかえりにあるいていたら
いぬがよってきて
ぼくにこえをかけてきた

「たろうさん たろうさん」

ぼくは たろうじゃないし!

「だんごくれたらついていくよ」

こられても ...
月は満ち
体は徐々に
開いてゆく

体外に出た
血液は
ほんわか
あったかい
布に受け止められる

布を水で洗う
ついでに心も洗う

水の冷たさは和らぎ
春の訪れを感じる
...
ピアノのピノキの傍でいて
ゆるい手足を縛ってみて
つまらないことで泣くと
水のように冷たい水が地面を這う

暖かくはない
生ぬるいそれと
時を共に
彼と椅子を取り合う
四六時中

机に描いた絵の具の残るカスを
爪で削りとって
地面にはおが屑がいっぱいで
遊園地のブランコがないみたいなもんで

紅色の唇形した地面の跡へ
丸い手足をその場に投げ出す

...
*

三月の寒すぎる日。曇天。
家を飛び出た時には、雪すら降っていた。
今は、部屋の灯りは点けていないから、雲間から漏れてくる光が僅かに部屋を照らすだけ。薄暗い日。
aikoを部屋いっ ...
ノスタルジア

いつもこうやって
桜がひた隠すものに手を伸ばして
節目を告げる煙を掴むと
光が彼らを追撃した

西に傾いた太陽は
尊大で
不吉で
鐘を左手で鳴らした
国が死んだあ ...
なまぬるい水道水がでてくるように
母の
セリフめいた会話にみえかくれするようになったやさしさ
ささくれ
父の所在
定点カメラから送られてくる映像
兄弟のマグあるいは祖母のゆのみ
あるいは ...
  

藻採り雪の近づくと
炉端できゅうきゅうと
支度をする祖母は
乙女に変わる
潮の滲みて来ないよう
きゅうきゅうと
生憎の戻り雪になるも
膝をさすりながら
華の起つ藻場
の向 ...
ふきっさらしの荒野だ
 私に遺されたのは 道なき道
この生命のゆらめく灯火のなかに
 失った君の幻影をとどめ
  ずっとずっと 歩いてゆこう

永遠の 静寂を生きる君
目を閉じれば 鮮や ...
今年も寒さが

深まると、

冬の将軍

雲にのり、

真白い花びら

まきにくる。




桜もいちょうも

ぺんぺん草も、

真白い花を

咲かせてく。
...
「凡人」は難しい方程式を前にして
じっと眺めて悩み続ける。
正解を出すには・・・、
正解だけを出すには・・・、と。
時だけが過ぎていく・・・。

「秀才」はその問題を見て、
誰もが知って ...
春の息吹はすぐ傍に来ているの言うのに
貴方はその場を立ち去ってしまった

空に散りえる星々の数
{ルビ宙=そら}を流れ一瞬の輝きを発し
私たちの目の前から消えた

流れ星をいつから綺麗と ...
水に溺れて
魚は魚でいられる

空に溺れて
鳥は鳥でいられる

土に 木に
溺れて
虫は虫でいられる

世に溺れて
人は人でいられる


ともよ ともよ
私たちは
...
人には決められた運命がある
人の歩く道には決められた道がある
神には誰も逆らえない
運命を切り拓くなら神に祈れ

Jesus--Please help him!

神には決められる気まぐ ...
夏風邪の悪化した僕には似あわなかった
安っぽい向日葵の柄のワンピースを着た君にだって似あわなかった
この部屋の築弐拾年という白かったはずの壁にはもっとずっと似あわなかった
どこにおこうか、買って ...
今朝の新聞は白紙であった
そして
少しのポエムが余白をさらに白くさせていた
誰も何とも向き合いたくは無かった
あるいは
とても向かい合いたいという気持ちが
無力さあまりの孤独を超えていた
...
?


おやすみなさい
の 一歩手前で
あなたが瞼に口づけするたび
生まれて初めて目にした光
を思い出しました


ツキン、と 氷の欠片が飛び散って
あなたが狩人の鋭さでもって
...
物事は身

その本質は骨



言葉は身

言いたい事は骨



食べるのは身

捨てるのは骨



見えてるようで見えてない

大切なのは知ってるけど
命は全て平等だと云うけれど
君たちの命はあまりに軽すぎます

並べられた写真は
死刑囚のようです
あと数日後に
君たちはもしかしたら
この世にいないかもしれません

出来る事ならば
...
午前二時の町に
星空はなかった

海の向こうの国に
旅立ったまま
この町の空は留守になっている

遠い都会に行ってしまった
若者はもう生まれた町のことなど
忘れてしまっただろうか
...
17時の眠りから
22時の目覚めを経て
1時に途方に暮れる
今は月曜日だというのに

喉に注ぐお茶
吸い続ける煙草
秒針は滑らかに
目覚ましを回っている

散らばった部屋で
一人 ...
  
芙蓉散る冬の朝 砂礫梳いて礎くコンロ

アルカロイド晒す寒天と 三毛犬ロース食べる

妄想フロンティア 黒い放蕩息子と天幕航路

食物塩基と瑠璃の窯遣い 永久凍土を往く
また、君を待っていたいから
静かに爪を切るたびに
振り分けられる私を想う
君が生まれる
空をもう一度構築したい、から
また少しの嘘を零した
細分化された過去が、崩れて
いくつかの今に私が ...
春の陽射しに 
紅い花びらが開いてゆく 
美しさはあまりに{ルビ脆=もろ}く 
我がものとして抱き寄せられずに
私は長い間眺めていた

今まで「手に入れたもの」はあったろうか 
遠い真夏 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春の雪、キミの夢mac自由詩1*06/3/13 23:05
foundingじゃこ自由詩106/3/13 22:53
迷路(九)信天翁自由詩106/3/13 22:38
そろもん(ドラキュラの話)みつべえ自由詩606/3/13 22:24
メイド喫茶検討会 議事録 02Monk散文(批評...1106/3/13 21:48
たぶん刑部憲暁自由詩206/3/13 21:27
よりみち日朗歩野自由詩806/3/13 21:21
鮮やかな赤アザラシと戦...未詩・独白2*06/3/13 21:16
_当麻完二短歌006/3/13 19:43
作られても揺られても自由詩206/3/13 19:40
3月13日 手記。かのこ散文(批評...106/3/13 17:44
Z真風 波太自由詩206/3/13 16:58
パーチーモリマサ公自由詩4+*06/3/13 16:08
トキは来ないAB(なかほ...自由詩206/3/13 16:04
永遠の 現在水無瀬 咲耶自由詩1*06/3/13 13:45
冬桜m自由詩006/3/13 13:33
原点Yousuk...散文(批評...1*06/3/13 12:10
蓮野 唯様のベアへ海月自由詩1*06/3/13 10:02
いられる ?まどろむ海月自由詩5*06/3/13 9:29
Jesús--por favor ay&uac ...電脳ノコギリ自由詩106/3/13 7:57
メロン自由詩206/3/13 6:38
ここであるということ ここにありということa.u.i.自由詩206/3/13 6:30
氷の瞳まほし自由詩9*06/3/13 6:04
さかなエンジニア猿自由詩206/3/13 3:19
祈りキリヱ自由詩106/3/13 2:03
夜空マッドビース...自由詩206/3/13 1:58
週の隙間に挟む詩(うた)松本 卓也自由詩0*06/3/13 1:53
妄想フロンティア三浦謙樹自由詩006/3/13 1:12
元年霜天自由詩306/3/13 0:50
夕暮れの並木道服部 剛自由詩14*06/3/13 0:25

Home 戻る 最新へ 次へ
6306 6307 6308 6309 6310 6311 6312 6313 6314 6315 6316 6317 6318 6319 6320 6321 6322 6323 6324 6325 6326 6327 6328 6329 6330 6331 6332 6333 6334 6335 6336 6337 6338 6339 6340 6341 6342 6343 6344 6345 6346 
加筆訂正:
荒地/さいらと[06/3/13 22:45]
改行修正
鮮やかな赤/アザラシと戦うんだ[06/3/13 22:07]
表題変え^^;
*ぬくもりは*/かおる[06/3/13 8:15]
最後の一行、変えました
*ぬくもりは*/かおる[06/3/13 8:07]
すみません.てにをは間違えました。
6.14sec.