まだ空が暗いな
と呟く貴方の唇に
もう触れることなどできない
全てが涙を誘うよ
毎朝 駆け足で通っていた
このアスファルトの道も
7時50分
あと5分が勝負だって
いつも笑いな ...
窓越しに見るソラがいちばん好き
朝の、昼の、夜の、ソラが好き
どのソラも好き
全く同じじゃないソラが好き
青空の日は何もなくても楽しく過ごせそうで、
嬉しかった
...
高原行きの{ルビ汽車=ディーゼル}を待つ間
プラットホームの先っぽで
二人は駅弁を食べるんだ
二段になった折り詰めの
おしゃれな駅弁を
うれしそうに開けるんだ
中央アルプスの山嶺に ...
最近噂のポーションの愚痴を並べる
値段が不自然な程高く
その分か瓶は出来栄えが良い
味は美味しくはない
その分身体に言い訳ではない
青一号発ガン性分質
ダメージを受ける
値段 ...
きっと僕等は探してる
太陽に当たると虹色に光るような
ソーダ水にいれるとシュワッと音をたてて
泡になって消えるような
晴れの日しか見れない
青空に浮かぶ白い雲のうえにあるような
脆 ...
あなたを好き過ぎてイヤになる
自分と同じように相手を思って大切にしてくれる人が
あなたであってほしいと
この不安な気持ちを包んでほしい
小さなハートを温めれるのは
あなた以外誰もいない
...
春の暖かさは、寒い雪の降る夜コタツにうずくまっている暖かさとは違う。
外に一歩飛び出しただけで心が ふかふかになるような温かさ。
北風におびえて震えていたのが嘘のよう。
春という響き ...
ピチリ
動きが止まる
その瞬間をねらって
ピチリ
(爪は、どこまでのびるの?
問われた僕は
細心の注意を払うあまり、つい
どこまでもだよ
なんて
いい加減に答えてしまう
...
わさえ
にすんいりん
ぬさえ
のまた
のさのさ
げんせんじょうどん
いでんひがすん
すばさ
のさのさ
わんさちどさけさ
どさけさ
...
そこにやさしく出来そうな気がして
後ろに回した手でしっかりと繋ぎ合わせて
周回遅れの二順目で考え込んでいる
白く霞んで、言葉は
国語の教科書の裏側の回りくどさで
声を揃えて読まなければ
先 ...
ことばさえ
なければ
こんな
うろうろ
せずにすむのに
ね。
ことばさえ
なければ
ああだこうだ
そんなむりだ
せずにすむから
な。
ことばさえ
なければ
...
定位、位置がずれて、朗らかに回転するきのう、三枚目で溺れたはずで、橙や赤、濃紺なんかをうすめずに、厚く塗りたくった回覧板、カンバスの匂い、ここで止めてしまった回覧板、玄関前で立ちつくし――ずれた。する ...
星砂は生物の死骸で
きらきら光ったりはしない
でも星砂はそれなりに夢の結晶
そういうものならあげられる
ビオトープには囚われのメダカ
アクアリウムには透明なナガスクジラ
プラネタリウム ...
地球上に私の居場所はない
でも居場所くらい自分でつくれると思った
でかい大陸は無理だったが
ちいさな島をつくるのはそんなに難しくなかった
島をつくったとたん流人たちがやってきた
できたて ...
何が残っていただろうかとポケットをひっくり返す
というのは私の好きな詩人がすでにやったことの二番煎じなので
これはまずいと思い
何が残っていただろうかと自分を裏返す
粘膜
血液
脳漿
...
霊魂のような声が聴きたい
身をよじらせるだけで震えるだけのこの小さな存在を
昇華して光は色になるのだ。
ただ奇妙に笑う君の夢をみた
君の小さな手を握る夢だ
齧られてしまったキャベツの行方は
前向きに決定されているらしい
後ろはそっちで
前はこっち、と
確認しあうふたりの指先はばらばらで
溶けそうな春先なのに
震える言葉がよく、似合ってしまう
...
響いては消える鐘の音のように流れる時間と人の群れ
咲いた花も枯れ果てて散っていく 街の景色も昨日と違う
流動していく空気と秒針 止まらん流れに逆らえず
風に飛び散る塵のように果てていく姿は儚き事 ...
花はそのままで美しい
草木もそのままで美しい
根も葉も茎も枝も美しい
葉が還る土も美しい
あれらは光の受け手である
ケイソウはそのままで美しい
渦鞭毛藻類もそのままで美しい ...
向かい風が強く
帰路を遮っていた
ネクタイに残る斑点
三月に降る雪はいつもより
駆け足に融けていくようだ
見上げた街頭が染める
閉じ行く季節の徒花は
移ろう時に逆らいながら
自 ...
風車が
巨きな時計のようだ
三つの針を吹雪にまかせて
早回しで、ゆっくりとまわる
うなっているのは
雪を孕んで吹く北風
だろうか
誘導電流を生み出すコイルの声
それとも
ただの ...
なかなかにして勘のいい
うつらうつらと縁側で
まるくまとまり大あくび
鶯の鳴くのよりも早く
キミは春を見つけたのですね
陽射しがポカポカ
昼下がり
あなたの言うとおりになりたくない
でも世の中
そのとおりが大多数だったりすると
口惜しい
想われニキビが駄々をこねている
そっとなでてみると
「もっと、愛されなさい」と言っている
暗いはずのその部屋は
細い光の糸で織られた薄い布で包まれていた
あるいは深い海の底から はるか上方の水面の瞬きに 憧れるように
その部屋で静かに息をしているのは 私の家族たち
そ ...
戦争に行きたいと
妹は泣いた
誰かを殺めたくて
仕方ないと言った
兄ちゃんを殺していいから
お前は戦争に行くな
と宥めて
固い指切りをし合って
その日は一緒に寝た
明くる日
妹 ...
私のいうあなたが、いつもあなたであってほしいのですが、
私のいうあなたは、たまにあなたではないあなたになり、
私はいつかまた、帯状疱疹になるかもしれません、
そのときに私は、あなたを頼り ...
あなたの寝息に欲情する夜
疼痛のようなそれを抱えたまま
来る春を想う
開け放した窓のカーテンを揺らし,
夜光虫の群れが舞う
季節外れの風鈴が
時を支配する観覧車の軋みのように
静かに叫ぶ ...
まあるい塊を君の目の中に押し込んでみる
それは僕自身じゃなくて良い
僕が好きなものでいっぱいの塊で良い
とても純白に見えたものは
ただイラだちの対象ではなかったのだろうかと思うぐらいの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
バス停7:55
Keico
自由詩
3*
06/3/15 16:25
あおいそら
依玖侘 なつ...
自由詩
1
06/3/15 16:08
駅・小淵沢
たりぽん(大...
自由詩
7*
06/3/15 16:00
FFのポーション
海月
自由詩
2+*
06/3/15 15:59
きっと僕等は探してる-繊細な世界-
Keico
自由詩
2*
06/3/15 15:46
イヤ
saya
自由詩
0
06/3/15 15:40
ぽかぽか
renchu
自由詩
3
06/3/15 15:11
のびる詩人
佐野権太
自由詩
7*
06/3/15 14:06
はしっこの村
AB(なかほ...
自由詩
7
06/3/15 14:04
土筆
霜天
自由詩
3
06/3/15 13:17
あったりまえ
よーかん
自由詩
1*
06/3/15 5:15
凝視する紙
ミクタギラッ...
自由詩
1
06/3/15 3:13
I gotta love you
佐々宝砂
自由詩
7
06/3/15 3:12
流人
〃
自由詩
3
06/3/15 2:39
さよなら
〃
自由詩
4
06/3/15 2:20
声
佐藤伊織
自由詩
2*
06/3/15 1:31
夢
〃
自由詩
2*
06/3/15 1:29
およそ、ふたつ分の夜
霜天
自由詩
2
06/3/15 1:26
静脈
電脳ノコギリ
自由詩
0
06/3/15 1:09
たとえないばなし
小池房枝
自由詩
20*
06/3/15 0:31
きっと、忘れない
松本 卓也
自由詩
2*
06/3/15 0:18
さよなら、風車をまわすもの
たりぽん(大...
自由詩
11*
06/3/15 0:11
縁側にて
mac
自由詩
1
06/3/15 0:01
おかしい
蒼木りん
未詩・独白
2
06/3/14 23:58
そっと
〃
未詩・独白
3
06/3/14 23:53
明るい闇の訪れ
いねむり猫
自由詩
1
06/3/14 23:48
制御
ピッピ
自由詩
7
06/3/14 23:45
ちとにくとほねをたたえよ
k o u ...
自由詩
3*
06/3/14 22:45
「来る,春,狂う」
do_pi_...
自由詩
0
06/3/14 22:39
助けはよほど遠い
たけ いたけ
自由詩
0
06/3/14 22:22
6304
6305
6306
6307
6308
6309
6310
6311
6312
6313
6314
6315
6316
6317
6318
6319
6320
6321
6322
6323
6324
6325
6326
6327
6328
6329
6330
6331
6332
6333
6334
6335
6336
6337
6338
6339
6340
6341
6342
6343
6344
加筆訂正:
さよなら、風車をまわすもの
/
たりぽん(大理 奔)
[06/3/15 9:39]
最終行追加。他、推敲。
未完の夜
/
岡部淳太郎
[06/3/15 0:20]
9行目、「騒霊として」を「騒霊となって」に変更。
6.26sec.