いくじなしのぼくは
竜なんかと戦いたくないので
なまけもののロバとサボテンのよこで
だってさ〜
でもさあ〜
なんて言い訳ばかりしてると

白い馬にのったお姫様が
さっそうとやってきて
...
{引用=357番の札をお持ちのお客様ー}


はい、睡眠口座の開設ですね
定期預かりにしますか
普通預かりにしますか

はい、普通預かりですね
いつでも定期に変えられますから
定期の ...
風吹いて物音すれば日暮れなり身近な人の誰もあらねば 朝が昼に
昼が夜に
夜が朝に
かわってゆくのを
空を
見つめていると
ああわかる
さかいめなんて何処にもないよ


こころもきっとおなじ
つらいこころも
かなしいこころも
み ...
月がポキリと折れてゐる
誰かが失恋したやうだ

静粛に!
静粛に!
詩人が失恋したぞ!
あいつめ、どんな詩を書くだらう?

恋が終はりかけると、きっと彼が現れる
優美なアンドロギュノ ...
春のひかりの
切れ間で
思いがけず
君と逢えた

容赦ない歳月は
君の何か大切なものを
くすませてしまったように
見えるけど

君の疲れたこころが
まだ冷たい水底で眠り

君 ...
 人と人
 巡り合っては
 別れていくもの

 心と心は一つになったり
 はじきあったり

 越えなければならない試練は
 時に僕達を試す

 冷気が身も心も冷やす
 暖かい毛布 ...
{引用=───それは全宇宙での
   些細な惑星衝突なのだ
   おまえとわたし
   という星の}


角を曲がったとたんに
猫と目があった
どこにでもいるような
ありふれた灰色猫 ...
わたしが恐れるのは、
綺麗につぎはぎした
現実とヴァーチャル
を、生み出す力


怖いほどなめらかな
球面ばかりの世界は
近未来というらしい


さよならを言え ...
カナリアの声を
一枚の手紙に文字を綴る指に感じながら
また人を好きになることがあるものだと不思議に感じていた
     
インドでは後幾らかで日が沈むらしい
その街を包むほどの大きな夕日 ...
物怪が動く
第二日曜日
静かに眠る
もがき出す

悲しい人生
寂しい人生
人の嫌がる
ことばかり

魂を売って
快楽を得る
クダを巻き
酔い潰れる
藤沢のビジネスホテルに泊まりけり明りを消せばのぞき穴ひとつ 憧れはわたしに
足りないものを教えてくれるけれど
足りないものを足す方法は
教えてくれない

どんな大人になったらいいかを
わたしは知らなくて
憧れる人はいたけれど
どんなに頑張っても ...
今日は晴れたので
畑の土に足を踏み入れてみました
乾いた土が靴の中に入って
ついには裸足で歩きました

今日は晴れたので
あいさつがいつもよりも
大きな声でした
返事も大きな声で
つ ...
みどりいろの切符を買って錆びた電車に乗りましょう
髪にすみ家を作っている鳥は「火ぃや、火ぃや」と鳴きますので
火が欲しいのでしょうね
さむいのでしょうね昨日しとしとと降る
           ...
もう、冬だね。

ほら、世界も白くなってきたよ。

手、繋ぎたいね。

あったまろ。
ひとつの炎がてのひらにいて
手のひらのかたちからあふれては
熱も音も伝えずに
あふれつづけるそのままでいる


蒼い羽とむらさきの矢が
吹き荒れていた夜は明け
白い髪 白い ...
ぼうぼう山の狸が言った
そっちの煙がくさいから
こっちも負けじと火を付けた

乾いた木々が燃えていく
嗚呼燃えていく燃えていく
これであんたの山の煙も
気にならなくなった
...
碧の海 砂の珊瑚色
青深き遠 黒深き深

板根のもごよう森の床
少女の裸足

太陽の斑点と汽水域
泥を馳せ蟹をとらえる

森の精が瞳を閉じたまま
揺らす少女のキャミソール

鉛 ...
散乱するテトリス/展覧さる璃とす
(さんらんするてとりす/てんらんさるりとす)


トリスは決して居ないテトラを口にしない。
それは沈黙にも似た餓えであった。
テトラは必ず、いつか ...
湯船に
アヒルが浮かんでいて
わたしは
とっても不安
テーブルに
知らない人が
座っていて
やっぱり
とっても不安
冷蔵庫を開けたら
包丁の先が
こっちを向いていて
とにかく不 ...
僕の心の海鳥たちよ
涙を拭いてやって来い
白い翼広げて潮風をつれて来い
悲しくなんかはないけれど
僕の心の海鳥たちよ
僕に勇気を与えておくれ
たったひとつの道をみつけるために
大空へはば ...
彼は終わったことを知らない
彼は終わったことを知らない
だから裸足で駆け回る
放蕩息子の気軽さで
幼年時代の無邪気さで
気ままに主役を演じきる

彼は終わりを知らない
彼は終わりを知ら ...
夜ごと歩く月を追い、
旅に出る。
月は夜ごと、
誰かに囓られている。


夜ごと歩く月を追う旅は、
太陽の下を歩く。
容赦なく照りつける、
我が儘な太 ...
もうこれ以上失わずにすみますようにと祈るように残ったがらくたを数える一番大切なものはまだ失っていないはずとは言うものの確信はない一番大切なものはまだ失われていないのではなく残ったものの中から選ぶだけの ... 不安は伝染するのに
どうして好きは空気感染しないんだろう

あの日
冗談でも君とキスをすればよかった
ロウ石の描いてゆく円のあどけなさで
季節を跳ねわたる赤い女の子は
その胸に、またひとつ
ちいさな宝石をあつめて

伸ばしかけた指先
静かにたたむ陽だまり

いつか
桃いろの少女へ
決して静かとは言えない、
荒々しい音を立て、
狂ったように踊っている、
いくつもの赤い光。

椅子を引き寄せ、
猫と犬の走る音を聴きながら、
それを見つめていたら、
静かに世界が変わっ ...
あたしとあだしのくんは、
大恋愛の末に結ばれた。

はじめて、
あだしのくんに告白されたとき、
あたしは別の人と付き合っていた。

一年後、
またあだし ...
ひとり上手な
ひとり好き
ひとり上手な
ひとり嫌い

ひとり下手な
ひとり好き
ひとり下手な
ひとり嫌い


あれは
はっきりしてる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いつかお姫様がしゃしゃり自由詩1306/11/13 19:56
睡眠バンク士狼(銀)自由詩9*06/11/13 19:24
十一月十三日A-29短歌206/11/13 18:58
こころはグラデーションふぁんバーバ...自由詩7*06/11/13 18:41
詩人の恋が終はる時三州生桑自由詩6*06/11/13 18:23
再会佐羽美乃利自由詩506/11/13 18:16
影法師山崎 風雅自由詩706/11/13 16:28
灰色猫とわたし石瀬琳々自由詩20*06/11/13 16:27
進化lazy自由詩1*06/11/13 15:47
好きになるということたにがわR自由詩406/11/13 15:20
オーミゼラブル!ペポパンプ自由詩4*06/11/13 15:14
十一月十日A-29短歌006/11/13 14:44
走光性北野つづみ自由詩6*06/11/13 14:43
今日は晴れたのでぽえむ君自由詩10*06/11/13 14:10
錆びた電車でふるる自由詩16*06/11/13 14:04
創書日和。「空、冬色。」狠志携帯写真+...606/11/13 14:01
ひとつ かぞえて木立 悟自由詩606/11/13 13:41
タヌキなかがわひろ...自由詩4*06/11/13 13:30
*琥珀と私・その4<試論無修正版>知風自由詩306/11/13 12:36
無題 3(TETRIS)10010自由詩106/11/13 12:21
居場所チアーヌ自由詩1006/11/13 11:12
旅立ち未有花自由詩9*06/11/13 10:29
天井桟敷に上がって竜一郎自由詩0*06/11/13 10:14
「 月宴。 」PULL.自由詩7*06/11/13 10:08
欲深い祈り渦巻二三五未詩・独白406/11/13 9:54
感染瑠音携帯写真+...106/11/13 9:24
桃いろのつぼみ佐野権太携帯写真+...22*06/11/13 8:53
希望野薔薇自由詩1+*06/11/13 8:43
「 あたしのあだしのくん、二。 」PULL.自由詩5*06/11/13 6:55
残されたものだって美しいFUBAR自由詩1*06/11/13 4:50

Home 戻る 最新へ 次へ
5944 5945 5946 5947 5948 5949 5950 5951 5952 5953 5954 5955 5956 5957 5958 5959 5960 5961 5962 5963 5964 5965 5966 5967 5968 5969 5970 5971 5972 5973 5974 5975 5976 5977 5978 5979 5980 5981 5982 5983 5984 
8.22sec.