ベッドが泣きべそをかきながら
部屋の中をうろうろしていた
寝ぼけて
もう何が何だかわからないのだ
思わず笑いそうになったけれど
どの引き出しが口なのか
自分でも判別がつかなかった
...
グラスは唇へ。
酔った男の胸の内を、
言葉に照れる思いを溶かしながら
グイッと流し込む。
レーザーディスクの光の中に、
幻想の時間が映される。
言葉少ない二人の空間で、
君は濡れ ...
排気ガス、
吐いて過ぎ去る車の後を、
いい匂いとパクパクさせて
近代化の波が{ルビ集落=むら}にも来たよと、
みんなそろって追いかけた。
そんな子供らの姿を
川面に浮かぶ鮒の死に思い出す。 ...
現在の世界は狂ってきている。そう感じるのは、僕だけじゃないはずだ。
そう言う私も以前、狂気を体験した。ひどい被害妄想、誇大妄想、その果てに躁鬱病。
薬の服薬、そして、養生のためにアメリカ滞在 ...
山肌が幅広く剥落して
日に晒されてゐる
真昼時は
まだいいとして
日が傾いて
夕日の色が
濃くなるにつれて
幅広の滝が
血を流し ...
人前で唄うのは苦手だけど、
あなたが望むなら、
そっとだけど唄えそう。
銃を握るのが好きだけど、
あなたが望むなら、
手が一番になれると思う。
コーヒーをまともに淹れたことない ...
燃え拡がる炎の
最初の一点が
マッチにあるとしたら
いのちの一点は
種子にあるだらうか
いや
それはいくら
伸び拡がつて
地球を埋めようとも
炎に包まれれば
消滅してしまふ ...
風呂を浴び
ビール片手に
つまみのチーズ
頭を丁寧に洗った。
後を見ていると
落ち着きの無い{ルビ子=せいと}と
言われてもなんのその
クラスの空気を読む
小さい時グミを食べる ...
l i m 世界 = 収束
n→∞
森の中を歩いていた
何かを探しているわけでもなく
何かに追われているわけでもない
ただ単に 森の中を歩いていた
しばらく歩くと ある空間に辿り着く
おそらくは森の中心なのだろう
大きく空が ...
その日は仕事納めだったので、午後4時を過ぎると、事務所の中で掃除をし出す者が現れはじめた。掃除をする者は時間の経過とともに増えていき、それと同時に躁ぎ気味の喧騒も広がっていった。もっとも、全員揃って ...
どこか遠くの
名もない寒村の廃屋で
最後の詩人が
おしまいの言葉を
震える手で書き記そうとしている
彼の思考の荒野を
舐めるように滑っては消えてゆく
文字列
この世界の
あら ...
耳を澄ます
君の声が聞きたくて
優しい眠りから覚めたくて
大きなあくびした
君の潤んだ目を見てたら
不意にかみしめた
二人だけの幸せ
朝色のコーヒーには
ミルクを何杯入れるの? ...
高く澄み切った青空が
宇宙に向かって
ぽっかり
口を開けている
そんな午後三時二十七分
たそがれまで
ほんの一時間とちょっと
それでも夜になると
街の灯りに負けずに
宇宙はこんな ...
「怨念だけが残るのです。身体がなくなって、感情がなくなって、さいごに、怨念だけが残るのです」
博士が女生徒に話しかけた。博士は疲れたような顔をしている。丁寧に撫で付けられた白髪と、プレスの行き届い ...
いつか投げ捨てた祈りを
今更泣きながら探すあなたを見て
僕はただ物音をたてずに遠くから眺めていた
優しさが欲しい と
激しさも欲しい と
あなたは何度もわめいていたから
...
もやもやとココロうずき。
タバコやめたいなと吸いながら熟考す。
現状を変えるとは自分が変わることか。
空の青さに訳なんてないのに。
もやもやとココロうずき ...
布をひらき 布を折り
隙間を残し さらに布を折り
ひとつの色に定まらぬ陽は
ひとつのうたをくちずさむ
暗がりの宙に浮かぶ音
変わりつづける一瞬を
意味とは異なる姿の方へ ...
若しも私の目が光を失ったなら
貴方の手で導いてほしい
貴方の言葉で伝えてほしい
貴方の体温で生きていることを実感させてほしい
傍に居て 居なくならないで
...
ガラスに溺れている
他愛のない光の粒
漫画のような宇宙と
十月に揺れる何かを
五線譜のお皿に
のせたまま
すべての嘘が
優しくほほえんで
窓辺に腰をおろして
待っている
海 ...
電車で席を譲ると何故か優しいねといわれる。
優しいねはちょっと違うんじゃないの?
いつも思いながら、うん。
暗黙のルールって言うじゃん。
ああ、それ?
よく ...
私達 決して とせぬもの
短い 亡霊の 手足を 取れば
世界へと 変わる
亡霊の 手足など とるな
現存していないものなど ないのだが
私達 決して 外せぬもの
それは 存在しない 全 ...
壊れた自転車が
冷たい雨に打たれて
泣いている
さっきから
何を君は耳打ちして
探しているのだろう
切れたブレーキワイヤーが
大地に触手を伸ばす
生き物みたい
五分後には ...
ワインをかたむけて
フランスで
中山美穂を口説いた辻君のようには
俺たちはけっしてなれないんだよジョニー
お前のクレヨン描きのユニフォーム
どうしてはじめっから
泥で汚れているんだい
...
風に
どこまでゆくの?
と尋ねたら
わからないけれど
吹けるところまで
と返事をして
どこかへ行ってしまいました
雲に
どこまでゆくの?
と尋ねたら
わからないけれど
...
俺は、恋愛詩を書く奴の頭脳から太陽が覗けてみえる。
誰だって、本能より、早くは走れないだろう。
だから、そいつ等の太陽は、幾千年の歴史の真実。
毎日、浮かび上がっていた。
毎日、行ってきた。
...
振り返る
後ろから来る君がはぐれないか
振り返ること
振り返る
君がいなくても
他にはぐれた人がいないか
振り返ること
多分そんなことを教わったのだと思う
それが本当の愛な ...
意志を持ち
貯水槽を
這い上がってくる
長い長い背骨 ごうごう
列車がその上を
ちがうんだ
街は繁栄する
うは
お前の言ってたとおりだ
あるよ
間違いのない木漏れ日和
信じられないほど柔らかに吹く風も
明日を語らっているような
木の葉のさざめきも
目を奪う光の木漏れ日も
あぁ
なんか ...
光る窓の向こうは、
空ですか。
海ですか。
私の望んでいる、
現実ですか。
夢ですか。
ちょっと高いけど。
鍵を開けてみましょうか。
そっと。
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
たんす
たもつ
自由詩
12
06/11/8 22:27
フローチャート
ネコ助
自由詩
0
06/11/8 22:15
鮒の死
〃
自由詩
2
06/11/8 22:07
パトリオット
山崎 風雅
散文(批評...
5
06/11/8 21:37
赤い山肌
杉菜 晃
自由詩
13*
06/11/8 21:22
アナタです。
狠志
自由詩
1
06/11/8 21:11
いのちの種子
杉菜 晃
自由詩
4*
06/11/8 20:22
ビール
ペポパンプ
自由詩
5*
06/11/8 20:05
収束
まっさ
未詩・独白
0
06/11/8 19:56
ハローグッバイ
青山スイ
自由詩
16
06/11/8 19:54
浴 室
「Y」
散文(批評...
3
06/11/8 19:16
beyond the words
大覚アキラ
自由詩
8
06/11/8 19:15
ハッピーのウタ
愛心
自由詩
3
06/11/8 19:05
*午後の空室*
かおる
自由詩
13*
06/11/8 19:00
怨念マリモ
「Y」
散文(批評...
3
06/11/8 18:54
祈り
ごまたれ
自由詩
5*
06/11/8 17:58
もやもや。
もののあはれ
自由詩
5*
06/11/8 17:47
おりて おりて
木立 悟
自由詩
3
06/11/8 17:47
ひかり
朽木 裕
自由詩
2*
06/11/8 17:31
十月、ダンス
はらだまさる
自由詩
11*
06/11/8 17:22
『優先席』
李恵
散文(批評...
1*
06/11/8 16:35
私達
奥津 強
自由詩
2*
06/11/8 15:56
ごみの日
はらだまさる
自由詩
7*
06/11/8 15:10
ジョニーと草野球
しゃしゃり
自由詩
7
06/11/8 15:02
分かれ道
ぽえむ君
自由詩
14*
06/11/8 14:29
本能より回る世界
奥津 強
散文(批評...
2*
06/11/8 14:24
愛
たもつ
自由詩
12
06/11/8 14:21
いきものになりたかった
黒川排除 (...
自由詩
5
06/11/8 13:55
木漏れ日和
美味
自由詩
7
06/11/8 13:47
窓を開ける力。
狠志
携帯写真+...
2
06/11/8 13:11
5952
5953
5954
5955
5956
5957
5958
5959
5960
5961
5962
5963
5964
5965
5966
5967
5968
5969
5970
5971
5972
5973
5974
5975
5976
5977
5978
5979
5980
5981
5982
5983
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
加筆訂正:
あれ
/
肉食のすずめ
[06/11/8 13:40]
たくさん付け足してみました。
7.63sec.