ふられてここがよかった。
第十位
映画のすみっこのシーンがこころにしみて、
だれも泣かないところで泣けたりする。
第九位
音楽を聞いていると、
まるでじぶんのうたのように聞こえてき ...
飲み屋を出たばかりの
ほてった{ルビ頬=ほほ}を夜風に受けて
改札に入ってゆく
友の背中を見送っていた
気がつくと
「友情」という像の前に
僕は独り立っていた
...
{ルビH=ハー}と
{ルビG=ゲー}とが
織り成す {ルビ旋 律=メロディー}
空白 に聞こえる 音
見えない いない
いえない 癒えない
走る 速さに
次第 ...
一生、向けられることのない視線に
絶望するのは簡単だから
目 も
耳 も
全部 塞いで
何も 感じられないように
君のこと 忘れよう
明日に なったら
君のこと 忘れよう
この世は悪循環だらけの裏切りの世界だぉ
昨日の夜にね真っ赤なお月さまが出てきて
でも夜中にちょっとだけ隠れちゃったの
だからあたしは隠れ蓑にしてた分厚い雲を
ぎゅっ ...
この植物公園に薔薇の花が咲いております
あの日貴方と歩き回った道は今でも変わらず
芳しい香りを満たしております
貴方に抱かれることだけを想い
この日を待ち望んでおりました
後悔はしており ...
雨が降ってくると
金沢を思い出します。
金沢は年間六十日しか
晴れの日がありません。
大体曇りか雨です。
空はいつも
ブルーグレイの薄雲がかかっています。
雲のない ...
丘の上には
{ルビ幼子=おさなご}を抱くマリア像
周囲で秋風に揺られ
{ルビ頭=こうべ}を{ルビ垂=た}れるススキ達
丘の上から
見渡せば 一面の海
きらきらと日の光が踊る ...
一日の仕事始めにコピーした
今日の日付けの書類には
一枚の{ルビ付箋=ふせん}が貼られていた
「 使ってください 」
向いてなかった職場に{ルビ棄=す}てられて
縁 ...
寒い空気が時を包むようになった
帰る途中に嫌でも見る 茶色くなった秋桜
真赤な枯葉の間にうなだれた
みすぼらしいその花を
私はじっと見つめてた
はら はら はら はら ...
笑って過ごした時もある
肩を並べた時もある
いつでもあなたは前向きで
見るのは ずっとずっと先
横の私には目もくれず 永遠の旅路を走っていく
ああ 恋人よ 聞かせて欲しい ...
ね。
この広がるあおぞらを、
どうやって伝えたら良いかな。
伝えたいんだよ。
あの人に。
-----
秋の空から声が聞こえてくる
そろそろ交代だね
気が早いね
もう少しいるよ
今年もがんばったね
まあね
白く塗るのがもったいないね
今年はがんばれたよ
...
フワ フワ シャボン玉
真っ赤な風船
くるくる回るメリーゴーランド
夢は淡いトーンの中
空想の少女が
夢・夢・夢と歌っているの
そして彼は土に還る。
再び芽を出すことがあるのだろうか。
再び目を開くことがあるのだろうか。
そこに待っているのが、エデンの園なのか、カインの土なのかは分からない。
確かなことは、
...
深夜のスーパーで
値引きされたフライドチキン二本と
食パンとフルーツ・オレを買う
「袋にお入れしましょうか」
「あ、お願いします」
店員の声が少し優しかったような気がして
青年は傷ついてし ...
(誰も)[帰途の光]
いない
アスファルトは、
黒すぎるアスファルトは
重すぎる
(反射)足音は/白線は
寂しい
電燈の電柱
電線のカラス
雨
マンホール ...
太陽が、浩々と照らしていた。心地よい晴れ具合の下に、喪服を着た葬列があった。棺はなく、代わりに僧侶が、数人の焼け爛れた顔の男達に抱かれていた。雲などない、明るい五月晴れの中で、僧侶の今際の言葉のような ...
冷蔵庫を開けて卵を取り出す。
卵は冷えていて、
すこし硬い。
手の上で卵を転がす。
卵はなめらかで、
とてもすべすべしている。
頬に当てると、
ひんや ...
少女が爆死したその瞬間は
少年の爆死したその瞬間だった
少女が生きたその時間は
少年の生きたその時間でもあった
少女が愛した世界は
少年の愛した世界ではなかった
少女が憎んだ敵 ...
を探しながら
歩く必然性
内外の動向を
探りながらも
全くの本然としての
我々の言葉が
あまりにも、力をもたないのは
空や恐れを忘れた、瞬間
に或る
...
小さき ふとんに くるまれた きみの 未来は いかほどか 。
大きな 声で 我に 告ぐる
小さき 事ごと いと いとをしき
今日も また 小さき 理由 吾に いいて きみの 未来は ど ...
公園を ぐるっとかこむ 金網から
この花は 出てゆきたいの だって
アスファルトの 道路で 生るのは
とても とても 大変だと言っても
聞きやしない
僕と おなじ
...
泣きたいだけだ
ただ泣きたいだけだ
けれども理由が必要らしい
1000字相当の空欄を埋められずに
「ただ泣きたいだけです」と書いて出したら
担当のひとは怒った
「お ...
初めて走った時を覚えていますか?
歩いたんじゃなく
走った時のことを
初めて自分で風を創ったことを
鳥達は笑いましたか?
あなたが鳴らす地球の音は
雲の流速を緩めましたか?
野良 ...
わたしたちぬけがら
中身なんていらないわね
足してふたりで十分
本当に欲しいのは皮でしょう
内側は暑苦しくて困るわね
ここならそんな心配ないのにね
だめだめ
間違えて ...
小さな足音が耳の横で止まり
「お兄ちゃんはうそつきだ」
と声がします
それはまるで今の心の中を引き裂くように
鋭い声で叫びます
私はただただ
恐ろしくなって
恐ろしく なって
...
姉がニートになった
僕は家出した
母は「育て方を間違えた」と泣いた
父は必死に捜してくれた
僕はとても悲しくなった
滝のように流れる
鼓動は高まる
遠ざかっていく情景が
崩れた笑い顔で手を差し伸べている
僕はなにもできない
僕はなにもできない
僕は
唇を噛みしめて ...
星の欠片が
孤独な空を舞っている
異国の空からやってきた
B型肝炎
狼鳴くより
恐ろしく
月に向かって吼えまくり
とうの昔に破った約束
天才は忘れた頃にやって ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ふられてここがよかったベストテン
しゃしゃり
自由詩
10
06/11/6 19:44
「友情の像」
服部 剛
自由詩
7*
06/11/6 19:06
l o v e l e s s
李伍 翔
携帯写真+...
2*
06/11/6 19:06
l e a p
〃
携帯写真+...
1
06/11/6 19:00
回顧
瀬冬翼流
未詩・独白
1
06/11/6 18:48
薔薇の想い
茉莉香
未詩・独白
2*
06/11/6 18:43
北と南のあいだ
とうどうせい...
自由詩
28*
06/11/6 18:29
海の見える駅 〜江ノ電・鎌倉高校前〜
服部 剛
自由詩
9*
06/11/6 18:27
付箋
〃
自由詩
6*
06/11/6 17:57
枯れかけた秋桜
愛心
自由詩
3
06/11/6 17:46
夢追い人へ送る詩
朱桜天 遊雨
自由詩
2
06/11/6 15:35
あおぞら。
狠志
携帯写真+...
6
06/11/6 15:12
秋の空から
ぽえむ君
自由詩
7*
06/11/6 12:23
夢
未有花
自由詩
5*
06/11/6 12:21
無題 2
10010
自由詩
0
06/11/6 11:20
スーパー
肉食のすずめ
自由詩
4*
06/11/6 9:40
水のリズム
結城 森士
自由詩
6*
06/11/6 9:10
終戦
奥津 強
自由詩
3*
06/11/6 8:20
「 たららま。 」
PULL.
自由詩
8*
06/11/6 8:04
*琥珀と私・その3<試論無修正版>
知風
自由詩
3
06/11/6 7:48
山と道路
くつろぎの
自由詩
0
06/11/6 6:13
雑歌 七首
すぬかんなが...
自由詩
1
06/11/6 4:03
λουλουδια
moritu...
携帯写真+...
3
06/11/6 3:52
泣きたいだけだ
haniwa
自由詩
3*
06/11/6 3:22
初めて走る
ススメ
自由詩
1
06/11/6 2:14
ぬけがらのおんなのこ
アサリナ
自由詩
18*
06/11/6 1:51
チューニング
プル式
自由詩
7*
06/11/6 1:31
母さん…
moritu...
自由詩
1
06/11/6 1:16
nothing
れるむ
自由詩
1
06/11/6 0:21
蛍の光
山崎 風雅
自由詩
8
06/11/6 0:15
5956
5957
5958
5959
5960
5961
5962
5963
5964
5965
5966
5967
5968
5969
5970
5971
5972
5973
5974
5975
5976
5977
5978
5979
5980
5981
5982
5983
5984
5985
5986
5987
5988
5989
5990
5991
5992
5993
5994
5995
5996
加筆訂正:
北と南のあいだ
/
とうどうせいら
[06/11/6 19:01]
縦書き投稿にあたり60、15、12を漢数字に。
水のリズム
/
結城 森士
[06/11/6 9:35]
部分的に修正。
水のリズム
/
結城 森士
[06/11/6 9:13]
タイトル変更
愛
/
下門鮎子
[06/11/6 2:00]
最終聯微修正
5.51sec.