僕は、これから






自己満足






という言葉を



使わずに、生きてみようと思う


...
深夜のオフィス街
ライトアップされた鉦鼓楼
闇をつないだしゃぼんだま

淡い黄金色
フルートグラスの中
立ち上る泡

夜の灯火{ルビ=ともしび}
紫煙
球形の氷と深い琥珀色

...
あなたの花開くようなお口へ
鈴の音の鳴る金のスプーンに
一さじの杏ジャムを載せて
含ませたいの 
とても穏やかな様子で
わたくしの はやる気持ちを隠して


柔らかな顎に そ と手 ...
このナミダは
可愛がってくれたあなたのため

生まれ変わったら
私また
逢いに来る

毎日やさしいことばをかけてくれてありがとう

私ひとりにじゃないとわかっていても嬉しかった

...
よっぱらって 詩を
かけなかった
まっさおな いいわけ
色彩論では
まっかな 嘘である
  五月の青い闇の中
  私はか細い少年になり
  夢の迷路へ踏み入った


  白いうなじに風を受け
  はだしの足で土を蹴り
  煙る街灯はすに見て
  ネオン流れる色街へ

...
冬の青空を
鳥が飛んでゆく
まっすぐに
きりっとした冬の翼で
空を切ってゆく

何もない空の一瞬の変化が
大地への躍動を与え
その羽ばたきは
心の波となり
生に響きを与える

...
時折、死んだように目を伏せる君を
パラドクスを完成させた完璧な死体と思い、
その横顔に恋をした。

僕はネクロフィリアなんだろうか?
自分の皮膚の下におぞましい欲を感じる。

...
欠けている
それだけで思い悩む
砂のようないのち
たとえば
ふたつの石を打ち合わせて
火をつくる
そのために
石が欠けたとしても
かまわずに石を打つ
ただ
火をつくる
それだけの ...
果たされない約束など
交わさなければ良かった

費やした言葉が無為に過ぎ去る
遠くで手を振っている影が
単なる錯覚だと気づいた時
壊れた傘の骨が頬を突いてきた

見向きもされない視線に ...
歓喜は無限に
君にとってぼくはなんだいと尋ねた
無限は歓喜に
気の利いたことは言えないよと言った

歓喜は少し悲しかった
それを見た無限は
君にとってはぼくはなんだいと尋ねた ...
もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
まぁだだよ

もういーかい
もういーよ

鬼が探し始めた
子供たちは息を潜めた
だだだだーっ 走ってる音
がさごそ 何か探ってる音
...
 詩とはそもそも預言の性質を持っていると、
私は考えている。過去をさぐって、未来に役
立てるのが歴史とすれば、詩とはもっと漠然
としたものを、実証に基づかずに、さらに言
えば、無責任に ...
葬儀場建設反対
という札のかかった民家
の向かいに建っている葬儀場

人生を説く有名占い師
によって人生を左右される人
の家族が流した不幸の涙

ユビキタスとかマイナスイオン
という ...
友達が 死んだ




そう聞いた瞬間は    涙も出てこなかった




「交通事故だったの・・・・・車にはねられて・・・・・」



...
麻生深月嬢の短歌からヒントを得た連想歌です。
上が深月嬢ので下が私のです。


 何してる?誰といるの?は聞かないさ代わりに何が見えるかおしえて
■君と見たテトラポッドも夕暮れも、たわいもな ...
一日を積み重ねていくと日々になる

日々を束ねていくと年月になる

年月を固めていくと人生になる

まずは一日がある
なんで出て来るんだ
つい口をついてしまって
なんでいつも
そうなんだ

自分を守るために出た
言葉が
今の自分を苦しめてるんだ

きみが好きだから
嫌われたくないから


出 ...
目は的を眼差して

鏃は心臓を刺す


殺すのは、嘘で、悪で、醜

生かすのは、真で、善で、美


焼いて、矯めて、鍛えた意志をさらに研いで

向かう的はひとつ


...
キミのまちで火事があった
新聞買ってきた
見つからないキミの名前

ラジオの交通情報で
事故のしらせに耳をすます
聞こえないキミの名前

ボクをふったキミなんて
灰になってしまえばい ...
孤独と背中合わせな毎日
誰もいない教室
沈みかけてる太陽が
僕の机のラクガキ
少しだけ映して 消えた

そこに寂しさだけ残って
暗くなり始めた教室の片隅
僕は声も出せず
ただ 泣いて ...
ひびくものなく
もとめもせずに
おなじところを
わたしはまわる



五秒にひとつ
昇るあしおと
たどりつかない
ひくこともない



わたしは崩し
わたしを ...
たんたんと、
すき。

たんたんと、
きらい。

たんたんと、
しぬ。

たんたんと、
いきた。

たんたんと、
かく。

たんたんと、
うたう。

たんたんと、
...
色を持たない水彩画のように
雨が。

数えてよ そのいくすじか
みつめてよ その息づかい

ふるふれ 雨の無表情

  
...
ああ 晴れてきた
孔雀の 模倣である 傘よ
折れろ 私の手を 打て
私の手は 姦淫を 弔う
決して 汚れない
孔雀は 空を 飛ぶ
がぁがぁ 鳴いては

暗い 谷間などなく
眼前には  ...
その夜は、どうも、ワル酔いをしちまったらしい。

おれが、あの後、ヘドをぶちまけていたことなんて、
おまえは知らないんだろう。


「飲み明かすなら、 つきあってやる」 なんて、

調 ...
寒いのは嫌いだって、
冬になると毎日、恨めしそうに空を見上げる。
曇りがちな12月。
街中にはクリスマスの音楽が溢れていて、
何がそんなに楽しいの?
よく判らない。


冬の陽は暮 ...
とりあえず、アイツをぶん殴りに行こうか。

もし、君の話が本当なら。

これほどムカついたのは久しぶりだ。

とりあえず、で良いから。

殴らせてよ。

自分のタネを撒き散らす、アイツを。

責任も取 ...
この街にまだ雪は降らない
灰鼠色の空は浅い冬のまま
恋人たちの吐息や
ブランコを揺らす手に護られている


わたしの何処か深くにある黒いものや
寒い、と寂しい、が似ていること
それに気 ...
羽が
風を巻いている
葉から 黒から
生まれてはもどり
消えかけた輪を空に置く


折れた枝
弓なりの雪
空へかがやき
問いを放ち
誰も恨まぬ応えを浴びる


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【 自己満足 】豊嶋祐匠未詩・独白0*06/12/8 0:00
金曜日月焦狼未詩・独白1*06/12/7 23:59
ナイチンゲール千月 話子自由詩18*06/12/7 23:53
うめバア自由詩306/12/7 23:33
そろもん(学術の話)みつべえ自由詩306/12/7 23:32
色街幻想月夜野自由詩18*06/12/7 22:59
冬の翼ぽえむ君自由詩11*06/12/7 22:36
ネクロフィリア幻想朽木 裕自由詩2*06/12/7 22:33
eclipse *岡部淳太郎自由詩13*06/12/7 22:13
無月松本 卓也自由詩406/12/7 22:03
歓喜と無限なかがわひろ...自由詩2*06/12/7 22:02
かくれんぼの思い出えりす未詩・独白4*06/12/7 21:48
わたしは、アルファであり、オメガである杉菜 晃散文(批評...12*06/12/7 21:42
見えない戦争436自由詩4*06/12/7 21:39
溢れた愛心自由詩6*06/12/7 21:38
れんそうか3chica短歌3*06/12/7 21:34
原材料は436自由詩2*06/12/7 21:18
・嘘・はち自由詩506/12/7 21:10
『射』しろいぬ自由詩4*06/12/7 21:05
childish水中原動機自由詩006/12/7 21:01
孤独でもここに・・・eris自由詩3*06/12/7 20:50
ノート(43Y.12・7)木立 悟未詩・独白106/12/7 20:08
たんたん。狠志自由詩206/12/7 19:52
色を持たない水彩画のように藍静自由詩23*06/12/7 19:35
孔雀傘奥津 強自由詩2*06/12/7 18:47
道程わら自由詩5*06/12/7 18:32
オリオン。有邑空玖自由詩3*06/12/7 18:26
責任を自分の拳に。狠志携帯写真+...406/12/7 17:27
雪待ち草銀猫自由詩21*06/12/7 16:16
午後の息木立 悟自由詩506/12/7 14:30

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加筆訂正:
故郷/chica[06/12/7 18:26]
>来年からは のブロックを大幅修正
6.35sec.