糸の光
曇に沈み
雨は低く
小声 小声


まぶた かけら
冷えて重なり
愚かしさのまま
流れ 昇る


高く積まれたもののなかから
少しだけ見える鏡の先端
ま ...
 時の流れは砂時計
 糸の切れた風船のように
 狭い部屋で漂うだけ
 今日は朝から誰からも
 連絡がない
 そんな日も悪くないものだ
 しばしの怠惰な時間を背に背負う

 曇天の空の下 ...
ねえ…
ここはどうしてこんなに暗いの?
もう、戻れないの?
なんで、私は独りなの?
けしてよ、私なんて。
なんで、生きてなきゃいけないの?
いやだよ、一人なんて、
世界なんてもう見えない ...
 
 
焦がれ

ブリュレ
香ばしく



甘過ぎず

君は
レアチーズの謙虚さで


焼きたてシフォンの上に
とろけるヴァニラアイス


クレ-プ

...
いつの頃からか
人は言葉を読むことから
言葉を見るようになった

歩きながら
食べながら
話しながら

読む言葉から
見る言葉へと変わっていった

布団の中でも
地下の中でも
...
水戸黄門の印籠がミトコンドリアになった、と昼のニュースで


これがミトコンドリアです、と書いた近く日直の僕の名がある


明日からあなたが使うベッドを夜中に一人で組み立てている
...
雨の日は、きらい。

雨の日は、こわい。

雨の日は、さむい。

雨の日は、いたい。

雨の日は、つつぐ。
みずうみの名は
みどりこ
といいます
その昔、此処は険しい谷で
人も獣も草も水もありませんでした
みどりこは
ちょうど五本指の掌みたいなかたちをした
ゼリィ状のみどりこでした
ひら ...
糸島の{ルビ芥屋=けや}の浜辺の浜砂鉄君が素足の白き色映ゆ 心をうばわれた


覚悟を感じた


貴女を胸に刻む
いつも一緒にいるふたり
趣味や考え方はすごく似ているのだけれど
人に対する価値観が全然似ていない

ひとりは考えすぎ
 あの子はこう思ったかな
 ああ言ったのはまずかったかな
 きっとこ ...
青い空と碧い海と積乱雲
果てしない空間がそこにはあった

油断でもしようものなら
水平線に吸い込まれてしまいそう

波音と潮風と笑い声
澄みきった空間がそこにはあった

...
平和は
広い

安全は
狭い
ひらひらと黄色の葉が落ちてくる。
それがどこから流れてくるのか気になって
思わず上を見上げた。

「うわぁ!」
イチョウが見事に黄色に染まっていて
それが雲ひとつない空の青と調和して
...
お隣の洗濯物も
そのお隣の洗濯物も
そのまたお隣の洗濯物も
ふんわり今日は乾くだろうと
あったかい陽射しに
目を細めずにはいられない
冬だというのに
春の匂いがするのは
あなたの
洗 ...
 一人ぼっちで 山小屋で過ごす 夜ってやつは恐ろしい。
 眠りにつくまであと少し。そこでまた再開するように
口火を切ったのは流れ星。真っ先に迎撃されたのは
真っ赤な唇―、吐き出された白い吐息は男 ...
中目黒。
都会なんか大嫌いで
ましてや渋谷から二駅のこんな駅で
あんたと暮らすこと夢みてたなんて
ほんと論外。

この5年でこんなに苦くなった。
『思い出は美化される』
あの法則はどこ ...
あいつはあの子と付き合ッタラシイ
いつも二人で一緒に居ルシ
家とか行ってるミタイダシ
ツマンナイヨ

それからちびのあいつは家出シテタノニ
どうやら連れ戻されたミタイダ
ザマミロッテンダ ...
 俺は一人だった
 親兄弟は俺を見捨て
 友達は卑屈になった俺を疎い
 甲斐性もない俺に付いてくる女はいなかった

 一人繁華街をうろつき
 ぽん引き相手にケンカをしかけ
 街を横切る河 ...
新しい年

正月も終って、神社に人が減った頃

ボクの年もひとつ増えた。

もう直ぐ20歳

いい事も悪い事も覚えた

とがってた所も丸くなったり、曲がったり

...
詳しい事は実は知らない
それでも少しの記憶があった。

東京の何処かで俺は生まれた。
俺の親は暫くその何処かで住んでいたらしい。
何があったかは知らない
けど、それで俺が ...
パソコンをカタカタ音をさせながら
この詩は何処に行くのかと考える。
若し何処に逝かないなら
この詩はなにに意味があるのかと考える。
自己愛の結末と
他者愛の結末は
少し微妙な方を向かって歩 ...
「夢を捨てるな」とある人はいう

「勝ち続けろ」とある人はいう

「休んでもいい」とある人はいう

捨てました負けました
休める場所なんて何処にも無いじゃないですか

そりゃ死ぬわ
何考えてんだ
さっきから
頭に
電動ドリル突きつけて
頭の中でも
覗こうと思ってるのか
馬鹿やろうめ
早く指に力を込めろよ
さぁ 早く
さぁ 早く
さぁ 早く
新しい世界がみたい ...
用意するのは窓際カーテン
そこにくるっと包まれば
外部接続シャットダウン

ここに居れば周りを気にせず
思う存分独りになれます

冬はとても心地よいので
寒さを紛らす事ができます

...
思い出す
あの日を、思い出す
遠いあの日を、思い出す
あぁ 今 風に吹かれて

最後に笑った
あの日のことを
最後に道を選んだ
あの日のことを

一瞬に嗅いだ 風の匂いで
心はい ...
  言いたい言葉は短いのに
  伝えたい事は単純なのに
  どこまでも膨らんでしまう



  破裂しそうな心と身体を
  布団の下に隠して暮らして
  なにもかも見えなくなる ...
 自殺で死んで次に目を開けた僕は心底がっかりした





  同じ病室で同じ母親の下に生まれたからだ
     干瓢もなく、
    胡瓜も
   ピンク色した田麩も
     高野豆腐もないままに
    風は吹き

    サラダ巻きでも、
     納豆巻きでも、
      鉄 ...
答えが見つからないと
三色定理の話をする人

答えは教科書にはない
と叫ぶ人

明日の君達へ
鼻をたらしながら
ただの棒切れで遊んでいただけの僕も
瞳は輝いていたのかな


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ノート(指記)木立 悟自由詩806/11/23 17:24
羽ばたくために山崎 風雅自由詩606/11/23 16:22
for sook桜木 ハル自由詩606/11/23 15:17
スウィーツの恋人橘のの自由詩206/11/23 14:21
いつの頃からかぽえむ君自由詩11*06/11/23 13:56
ミトコンドリア系たもつ短歌9*06/11/23 12:30
雨の日。狠志携帯写真+...106/11/23 12:00
みどりこピクルス自由詩8*06/11/23 11:43
ある夏A-29短歌106/11/23 11:10
創書日和「白」 凜逢坂桜携帯写真+...8*06/11/23 9:28
ふたりと さんにんめアキラ自由詩1*06/11/23 7:06
sea of summerれるむ自由詩106/11/23 6:13
つぶやきFUBAR未詩・独白1*06/11/23 5:15
すばらしい日々はるこ散文(批評...2*06/11/23 2:43
so feel goodLEO自由詩26*06/11/23 2:10
「山小屋」プテラノドン自由詩3*06/11/23 2:09
中目黒の馬鹿女ごまたれ自由詩21*06/11/23 1:34
僕が居なくなっても世界は変わらなかったプル式自由詩5*06/11/23 1:24
祝、人間山崎 風雅自由詩1106/11/23 1:19
【20歳】Taka★H...自由詩106/11/23 1:10
幼少記散文(批評...006/11/23 0:59
マァ いいか。そんなとこ 。   すぬかんなが...散文(批評...3*06/11/23 0:51
格言は聞き飽きたさえ自由詩6*06/11/23 0:49
ハッピーニューワールドkei99自由詩106/11/23 0:38
学校内でひきこもるさえ自由詩2*06/11/23 0:35
59、あの日 【あのひ】雨宮 之人自由詩4*06/11/23 0:26
真夜中の電話草野春心自由詩406/11/23 0:23
again?ピッピ未詩・独白506/11/23 0:10
竜巻atsuch...自由詩11*06/11/23 0:06
答えAB(なかほ...未詩・独白406/11/22 23:56

Home 戻る 最新へ 次へ
5926 5927 5928 5929 5930 5931 5932 5933 5934 5935 5936 5937 5938 5939 5940 5941 5942 5943 5944 5945 5946 5947 5948 5949 5950 5951 5952 5953 5954 5955 5956 5957 5958 5959 5960 5961 5962 5963 5964 5965 5966 
加筆訂正:
祝、人間/山崎 風雅[06/11/23 2:30]
タイトル変えました
幼少記/Taka★Hajime[06/11/23 1:08]
孤蓬さんご指摘ありがとうございました
59、あの日 【あのひ】/雨宮 之人[06/11/23 0:27]
2006.10.29初出。改変なし。
眠れない夜、虹色の夢に支配される/結城 森士[06/11/23 0:21]
タイトル変更
6.55sec.