人里離れた静かな丘に立った
 風が悠々と流れる様を感じながら
 子供の頃にみたような記憶のある夕陽を眺めた
 息を呑むような迫力、美しさ
 ゆっくり、ゆっくり西の地平線に落ちて行く
 その ...
元結のほどけし髪
正体を弄り合ふ君と僕
追ひつ追はれつしては
群青の海に共に沈まむ
寂しきは浜辺の波音
私は忘れてしまった。
大事な言葉を告げようと思っていたのに。
唇の動きをなぞってみても言葉になっていない。    ...
精霊が来て、持ち去った
取りこぼすのは私
廊下に生温い王冠が落ちている

寒い、
寒いこの手をご覧
肺が裂けてしたたるよクリクーシカ

嘘つき女
私をご覧
私の肌は今、色を変える
...
僕らの言葉が
いつか大気圏に届く頃
きっと僕らは化石になっているだろう

あのつらいとき笑った君も
きっと化石になっている

隣にはいてあげられないかもしれないけど
化石になっても
...
朝五時半犬を散歩に連れてゆく七十の父達者であれ 明日と書かれた本が
売られていました
中を開けることができないその本が
不思議と気になって
ふと買いました

明日と書かれた本を
買ってきました
中を開けてみるとその本は
不思議にも ...
夜道で
目の前を歩いている女性の存在に耐えられず
追い抜こうと早歩きをはじめた瞬間に
その女性が早歩きをはじめたので
追い抜こうと走り出したら
その女の人も走り出して
誰か助けてといった
...
鳥はそらをとぶ魚
地は往かず
なのになぜ
鳥のみが
寂しい風土を暗示する
海上に 白き海嘯を湧かすことなく
羽ばたき軋む骨格のゆえか 
それとも
その骨奥にほそぼそと伝えられきた捕食と ...
わたしたちは


『すき』、だとか

『きらい』、だとか


感情に名前をつけることに忙しくて



だれも、本当の気持ちなんか見ちゃいない



みかけの『言葉』に振 ...
いつも北を向いている少年について
話をしようとおもってたんですが
ひどい雨が降ってきてしまいました
とりあえず雨に注意を払いましょう
雨のほうが重要です
少年はほうっておいても大丈夫です
...
夜の公園。

あの日の約束。

消えちゃってた。

夜のブランコ。

ひっそりと。
風が冷たくて

頬がちくちくした

ぼくは足を前に出そうとするけれど

足元はひどくごつごつしていておぼつかない

いたい

でも疲れて

寒くて

何も考えられない

...
目の前の言葉は
私の見たくなかった言葉

知らなければ笑えたのに
顔は強張り手は震える
信じたかった疲れきってた

言葉は呪文元には戻れず
呪いはずっと心の底へ
不安嘆きの扉を開けて ...
羽がはえる
墜落をも抱き込み
くちびるが歌う
ながい夜の
電灯がうるさすぎて
実感にしないと
うまれ得ない

とどけた瞬間
いったい何年前の
扉をたたいた

むかえ入 ...
自由

正義

私にはこれらが胡散臭くてたまらない。

自由の定義など無いのに
人は
自由とはなんぞやと考える

愛のマニュアルなどないのに
僕は私は
愛されているか日々考え ...
叱られる覚悟で来し子の瞳見てきっと叱る 中庭に
シダがある
岩がある

中庭に
カニクサがある
玉石がある

中庭に
コケがある
時間が止まっている。
光キラキラあふれて
その胸に熱きもの
抱きしめて
空に青
髪に風
頬ゆるませ
未来しか見えない


自転車こいで
ゆるい坂道
見慣れた景色さいて走れば
ほら
草の波
風の匂 ...
おばあちゃん
亡くなる何ヶ月か前に
ぼくのアパートにやってきた
外車に乗りたかったので
おばさんの買ったヴォルヴォ

だけどぼくんちなんか来たって
そりゃやることもないので
縁側から外 ...
その
青い腕が捥がれるような感覚はいつからだったでしょうか。
青い腕は空を飛び、地を跳ね、思うように風に乗れたというのに。

オレンジの世界は、私にはまだ明るすぎてうまく泳げない ...
禁欲の 雲雀
邪宗の 太陽の 金泥する様よ
ああ 曇った 日差しが
真実の 雲雀を 照らす
私は まぶしい
新しい 禁欲が
感情の 閉鎖が
閉じこもり気味の
女と 子供達よ
君らに  ...
朝が来ない
くらい夢が覚めない
フリルの服を着た
残酷な力を持つ
太った女
私の脳をすくう事に夢中
私は正座の姿勢で耐えている
同じような正座の人々が密集する
この部屋で
私に興味が ...
おれは今日
すれ違った女子高生の
毛先15センチの緩やかなウェーブが放つ
甘いフローラルの香りに潜む閃光に
一撃で命を奪われてしまいたい
そんな気分なんだ

ベギラマ一発で瀕死に陥ってし ...
Vanishing out of mind
A flame of passion
She jilts me.

Destroyer of my dream
Teardrops come do ...
あたしは一人がいい

その子はぶっきらぼうにそう言った

たしかにその子はひとりぼっちで いつも皆を眺めていた

なんで?

わたしは聞く

一人なら 傷つかなくていいもの

...

林檎は何時でも
小気味よい音を立てて
裸になってくれる
こんな女の人がいたらいいなと思う
十月の昼間は少し暑くて
隣家から
おもいっきりテレビの音声が聞こえる
シンクには
小腸み ...
わたしはあなたを生んだ

でもわたしは あなたを抱けない

わたしの身体は灼熱の炎

あなたが燃え尽きてしまうから

わたしの吐息は害毒の霧

あなたを侵してしまうから

ああ ...
両手のひらに
こっそり書いた「冷」の文字
僕は忘れん坊だから

冷え性対策の頁を見てたから
布団からはみだした足先が
とっても冷たかったから
今日は帰りに
ちょっと入りづらいあの店で
...
夕食を食べ終えた革命家は
中国で批判され始めた魯迅を読みつつ、
その狂人と凡人の差異について暫し記憶を手繰り寄せるように、
かの英雄ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャをして
「狂気の沙汰だ」と罵 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
時が止まった山崎 風雅自由詩606/11/1 23:23
竜宮の乙姫の元結の切はずしWILLY自由詩2+*06/11/1 23:18
キスネコ助自由詩006/11/1 23:09
果実ミゼット自由詩3*06/11/1 23:02
大気圏にたどり着く頃ごまたれ自由詩206/11/1 23:00
七十の父の朝WILLY短歌206/11/1 22:51
明日と書かれた本ぽえむ君自由詩10*06/11/1 22:31
66馬野ミキ自由詩1406/11/1 22:16
無意なる旋回(改)「ま」の字自由詩3*06/11/1 22:01
Namelessことは未詩・独白3*06/11/1 21:50
いつも北を向いている少年aruka自由詩406/11/1 21:48
約束のあいあいがさ。狠志携帯写真+...306/11/1 21:45
どこか水平線自由詩1*06/11/1 21:27
守り茉莉香自由詩106/11/1 21:19
エクセリオンキメラ自由詩606/11/1 21:12
みはるまきび自由詩206/11/1 20:35
叱咤WILLY俳句106/11/1 20:31
窓越しに見るペポパンプ自由詩3*06/11/1 20:10
さくらほ自由詩14*06/11/1 19:52
おばあちゃんの洗濯物しゃしゃり自由詩806/11/1 19:23
対色ふく未詩・独白3*06/11/1 18:46
新しい 太陽奥津 強自由詩2*06/11/1 18:35
夢中肉食のすずめ自由詩7*06/11/1 17:07
パルプンテ大覚アキラ自由詩306/11/1 16:57
Laugh at meペポパンプ自由詩2*06/11/1 16:22
ニンゲンずきのヒトぎらい朱桜天 遊雨自由詩306/11/1 16:06
所感吉田ぐんじょ...自由詩1806/11/1 15:39
太陽の女神朱桜天 遊雨自由詩206/11/1 15:32
冷え性対策佐野権太自由詩18*06/11/1 15:11
エーロゾルはらだまさる自由詩5*06/11/1 15:06

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