ノロウイルスの流行で
デイサービスの部屋はすっからかん
いつもにぎわう30人のお婆ちゃん達も
いつのまにやら5〜6人
職員は皆マスクをして
消毒液にひたしたぼろきれで
あち ...
よくここまでやってきたね
そしてよく知らせてくれた
よく分かったよ
一匹潰したら
三千匹くらいは
うようよしてるということかな
それならば
刀に打ち粉をして
...
その立方体を
どの角度から見ようかと
考えているのだが
角度が決まらない
或いは
最初から決まっている
それは感情による
悲しい時と
嬉しい時では
まったく違う
その直 ...
あの日
君と出会ったことは
偶然じゃなくて
必然だった
出会えたことは
きっと
私と君との間に
なにかが生まれようとしたから
だから
明日を信じてみても
いいよね
やっぱり、
夕焼けが、
綺麗に、
映る。
一面に広がる{ルビ金色=こんじき}の
麦畑の上に浮かぶ
一本の道
飛び込み台のように
道の途切れた向こうに浮かぶ
{ルビ一艘=いっそう}の船
途切れた道先に
組んだ ...
ひとは
おもいを
すべて
ナミダタンクに
うつす
ひとによっては
ナミダタンクの
おおきさがちがう
あたしのんは
めっちゃちっちゃい
...
ハレルヤ
例えば
線路に人が立ち入った為に30分停止していた夕刻の下り埼京線車内で
四方といわず八方を
ミニスカートの女に囲まれてさえ
音符が揺れる空中から視線を離すことのない
日系キムの ...
それは只の憧れ
ひとつの夜の幻覚か
理想
思念することにより
創りあげられた
霧氷の幻人
緑の綺麗な茶碗に
お前が
今宵吸い込む
真実を集めよう
それは或いは悲 ...
一人きりの夜には
君が残した最後の言葉が
走馬灯のように甦る
夢の中でさえ君は
私を許してはくれない
一人きりの夜には
携帯電話を握り締めながら
ボタンを押す事を躊 ...
三つの詩を読んで
現代詩フォーラム、を初めて訪れた。わたしは詩をかなり書いた。なにか詩を書くことに飽きたらず、他の人の詩をもっと見ようと思った。それで自由詩の欄を開いてみた。ポイントの入っている ...
くちびるは濡れるから
ことばもいつか
濡れてしまう
めぐみと呼ぶには
砂ぼこりが多すぎる
古びてゆく壁に耳を寄せたら
わからない音だけが
あふれて
古びていたの ...
外に出ると鈍い光がまとわりついてきた
いつもの道を導かれるように歩くと
そこには自然に古い家が佇む
黄色と紅色に染まった蔦が揺れ、
冬に備えた小太りな雀が
私の身長よりも低い電線に
落ちそ ...
煙草はポリシーだよ。
38歳になった先輩はそういう。
黄色い歯もポリシーなんすね。
僕は答える。
疲れが取れねーよ。
38歳になった先輩はそういう。
老いですね。
僕は答える。
...
かたたん かたたん
夜のようだ
かたたん かたたん
まだ夜のようだ
かたたん かたたん
かたたん かたたん
いくつもの夜を越えて
目覚めても
やはり夜だった
眠る ...
どうして夢の中でも走れないんだろう
いつも足がもつれてしまう
あれってほんとに歯痒いよね
せめて夢の中でくらい颯爽と走りたいものだ、、、
苛立ちとか、
悲しみとか。
ごちゃごちゃしてきて。
たまには、ね。
いいでしょ。
12月に雨は
不意に止み
突然降り出し
しかし僕は夏のさなかとかわらず
鬱蒼とした森の奥の洞窟
その奥の方へ
ぼんやりと
歩く
黄色い毛並みの蜂蜜熊のよ ...
少し、空に近付けたかな。
街灯一つ無い深い森の中で
木々の隙間からの月明かりを頼りに歩く
濃霧に見舞われて
1メートル先が見えない
銃声が聞こえて
薬きょうが落ちたままにされている ...
水の中に住む人があると聞いた
僕はその川辺に足を運んだ
静かな水を覗き込むと
空を貫く孤独が映った
僕は深く息を吸い込んで
あなたの名前を呼んだ
あなたの名前を叫んだ
声を出さずに叫 ...
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている
道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って
君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている
道の上には ...
笑ってないと
君らしくないなんて
言わないでほしかった
怒っているのも私
泣いているのも私
全部の私を認めてほしかった
笑っていたって
こんなにも寂しい
病気で欠席
心配は心配だけど
仕事はこんなにたまってます
がんばってはいるけれど
やっぱりあなたの代わりは無理
この紙の山がその証拠
一日ならもちこたえてみせる ...
病院の古い長椅子は
もうすっかりガタがきて
座るとギシギシと
独り言でも言ってるみたいだ
そこにはいつも
お爺さんやお婆さんが座るから
僕はめったに座らないのだけど
ちょっと興味があ ...
つまさきが冷えるので
靴下を買おうと思って
鳥の格好をして表へ出た
別に態とではない
暖かそうな上着を着て
マフラーをきちきちに巻いたら
鳥の格好になってしまったのである
ためしに玄関マ ...
ぐうぜんにころぶ
それは必然なんだ
窓辺から流れるやさしいアヴェ・マリア
おねえさまの奏でる白い指先
つい見とれてしまうほどとても綺麗で
おねえさまと呼べる喜び
今深く心に感じています
親愛なるおねえさま
あなたはもうす ...
まだ 行ったことのない 場所
静かに 雪の落ちる 北の国
広場に 夢の イルミネーション
降り来る 聖霊と 光のつぶて
夕の祈りを告げる教会の鐘
聖夜に降り来る雪を震わす
生か ...
白いセーターに、薄茶色のボーダーライン。
冗談で時速三十キロで、ランバック。
ススキの中のススキの中のススキ。
バス停でやけにデカイ奴が立っているなと思ったら、家出中の猫でした。
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
もみの木を囲んで
服部 剛
自由詩
7*
06/12/20 21:33
平成の以蔵
ジム・プリマ...
自由詩
0+
06/12/20 21:32
三次理想
ねなぎ
自由詩
0
06/12/20 21:21
信じてみても
緋月 衣瑠香
自由詩
4*
06/12/20 21:13
最期には。
狠志
携帯写真+...
2
06/12/20 20:32
麦畑の舟
服部 剛
自由詩
16*
06/12/20 20:20
ナミダタンク
愛心
自由詩
4*
06/12/20 20:15
ハレルヤ
馬野ミキ
自由詩
6
06/12/20 19:11
カリン樹
キメラ
自由詩
5
06/12/20 18:38
一人きりの夜には
1486 1...
自由詩
3*
06/12/20 18:08
三つの詩を読んで
生田 稔
散文(批評...
4
06/12/20 17:36
遠雷
千波 一也
自由詩
20*
06/12/20 17:33
悴んだ手
茉莉香
未詩・独白
4*
06/12/20 17:20
続。一問一答
もののあはれ
散文(批評...
6*
06/12/20 16:48
金星列車
肉食のすずめ
自由詩
4*
06/12/20 15:55
「不器用な足」
404 no...
自由詩
4*
06/12/20 15:35
ごめんなさい。
狠志
携帯写真+...
2
06/12/20 14:44
くまの
水町綜助
自由詩
3*
06/12/20 14:40
階段の上。
狠志
携帯写真+...
2
06/12/20 14:36
まるでフロンティア
おっとっと
未詩・独白
1*
06/12/20 13:30
水面
P.B.
未詩・独白
7*
06/12/20 13:04
友情
ぽえむ君
自由詩
11*
06/12/20 13:00
12月の向日葵
weed &...
携帯写真+...
2*
06/12/20 12:47
創書日和「紙」 たよりにしてます!
逢坂桜
携帯写真+...
3*
06/12/20 12:31
「長椅子」
ベンジャミン
自由詩
7*
06/12/20 12:18
靴下売りと指人形
吉田ぐんじょ...
自由詩
10
06/12/20 12:12
偶然
etienn...
自由詩
1
06/12/20 12:02
おねえさまへ
未有花
自由詩
11*
06/12/20 10:41
北の国
アハウ
自由詩
3*
06/12/20 9:47
湾岸テトリス
緑茶塵
自由詩
3
06/12/20 8:40
5927
5928
5929
5930
5931
5932
5933
5934
5935
5936
5937
5938
5939
5940
5941
5942
5943
5944
5945
5946
5947
5948
5949
5950
5951
5952
5953
5954
5955
5956
5957
5958
5959
5960
5961
5962
5963
5964
5965
5966
5967
5.66sec.