実家の庭のみかんの木
みかんなんかいちども成ったことがないのに
なぜか今年
まるまる大きなみかんをつけた
突然変異のように
おいっこがはしゃいで飛び回る
あまいみかんだ
きいろいみか ...
蟹が見える。蟹は真正面から私を見据えている。なので蟹の甲羅の色がよく見えない。黄ばんでいる、グロテスクな模様の腹ばかりが見えて気持が悪い。蟹のハサミは、外側が標準よりも少し長い。それ以外に変わったとこ ...
僕は時々
内側に小さな戦いを強いる
今にも1つの隕石が
消し飛ばしそうな地球の片隅で
夕暮れ 矢田川に棲む黄金の龍の傍で
幾人かが
髪を振り乱して 健康を探し回る
何かの懲罰のように ...
命題
[ナイーブ≒ナイフ・秋雨]
対話:質問形式
Q.
『ring-0℃、炉'p ルゥ・鳥a 血ェロ-Lu
キッチンの方'lly-へ?』
A.
『 ...
君という風をはらんで海原へ進む大きな船になりたい
わたしという風をはらんで海原を進むあなたの船がみたいの
染み渡る様に蒼い
冬の明け方の空に
朱い明け方の光をはらみ
ぴんと帆を張った上弦の月が
地平線の彼方から昇る
遠い異国の夜の帳を抜け出て
いまだ夢みるこの街の空を
ひんやりした風とともに ...
もしもあなたが
おちこんで
泣きたい日があるのなら
わたしに愚痴を言っても
いいんだよ?
もしもあなたが
なにかに耐えられなくなったら
わたしをたよってくれればいい。
...
{引用=
虹色に燦めく
蜉蝣の羽をまとって
あなたは透き通り
去っていった
あれ以来
導く天使の声を
失ってしまったようだ
舞うような仕草が
刻印されているの ...
せめて一つだけでもいいからさ
願いを叶えてよ神様よ
不敵に微笑む神の影は
僕を見下ろし踏みつぶした
そんな夢を見て何回目か
消えていく君と僕との平衡感覚
...
「ここじゃあ 夢は釣れないか」
神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した
人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている
神様は眠そうな目をこすり ...
父よ
今日も変わらず ...
二人の御使いが、私の前を横切る。
振り向いたその時。
麻の被りのその奥で、悲しい目が語 ...
土を返して、日は落ちた。
今日の労は汗が知る。
肌着の臭いと、肉のこわばりが ...
細長い緑の廊下
暗い足音を響かせ
連れられてゆく黒い囚人
彼の手から発する不思議な力
病の男の腫瘍を吸い取り
哀しむ女の涙を拭い
踏み潰された{ルビ鼠=ねずみ}を再び走らせた ...
例えば核の脅威におびえない
六カ国協議とか何かよくわかんない青空
コンセプトモンゴル
どこまでもどこまでもつづく広がるあお空のしたで
本当に全員が全員ほっぺを真っ赤にして
てをつなごう
隆没をたゆたわせれば僕らいつか仲良し一緒になれるかも、ってね
セックスの後に知ったのは涙って舐めるとしょっぱいんだってこと
いつも降るわけじゃないから雨なんて絵になるのにね ...
たとえ
罪に赤く塗れても、
許しはいつも傍にいてくれる
酷くさむい朝、
遅れて目覚めた僕に
「おはよう。
という、君の柔らかな笑み
テーブルの上のベーコンエッグ
淹れたての ...
亜熱帯
別世界
スコール
気狂いじみてるホンコンヤン
偽物の時計
黒土色の手のひらの中で時間を流し続けてる
屋根の壊れた二階建てバス
頭のてっぺんをかすめるネオンサインネオンサインネオン ...
ひっつきむし
晩秋の駐車場で
戯れたまま
動かない
夏の終わりに
青と白の小さな花を咲かせていた
ひっつきむしは
秋の初めに
実をつけて
小便する猫の後ろ足や
横を通るズボ ...
「すべては やっぱり、
そうだったんだね。」
今は もう、
思い出すのが こわくなっている
あのとき、 そのとき、
...
一
今、僕の手元には、「{ルビ思推=しゆう}」 落合朱美 という{ルビ凛=りん}とした縦書きの
文字が記された一冊の詩集が置かれている。朱色一色の表紙には、
白い輪郭で描かれた一輪の薔薇の ...
きっちりきっちり巻いたのに
はなれてみると優しく見える毛糸だま
早く終わらせたくて必死だったのに
もう少しで終わりと思うと
何故か腕に鍵が掛かる
はやくはやく巻き終えて
マフラーと手袋 ...
あのクエスチョンマークのような雲は
描いたの
ひみつのゆびが
あの子の涙は
ぬぐったの
ひみつのゆびが
涙でちょっとしょっぱくなったから
海で洗ったら
もっとしょっぱくなった
...
寒くなってきたので
言葉のタンスから
言葉のコートを取り出しました
一年ぶりに着る言葉のコート
冷たい北風も
これを着ていれば凍える心配もありません
どこか出かけてみよう
どうせ ...
すぐに腹を立てる。
条件反射の如く。
すぐに忘れる。
様にする。
胃潰瘍が悪化しないように。
だってだって。
バキャらしいのよ。
あらゆる場面で腹を立てるのは。
...
愛する人よ
私は今愛を告白しようと思うのです
物憂い黄昏の中を
あの偉大な日輪が沈んで行くように
私の心はあなたへと傾いて行きます
そしていつしかあなたの愛の中へ
すっかり肩まで浸かっ ...
一粒の雨が傘に弾いて
百匹の蛙になった
百粒弾いて
一万匹の蛙になった
一万匹は
すぐさま姿をくらまして
それっきり雨は止んでしまったから
微かに地面の濡れたところが
...
椿の花が、
吹き零れて、
足踏みしていた、
夜が、
膝を、
抱え込むように、
小さく、
小さく、
うずくまって、
いつの間にか、
シャボンのように、
消えたので、
...
ボディ冷、ホワイト息ですれ違う季節来たる挨拶。深夜に予感ぼくらをひっかけるフック。通りを抜ける救急車近づいて頂点遠のく。光るコンビニ。通過するその頂点で光るコンビニ。残響く/回転る、してゆ ...
僕が現代詩フォーラムという詩のサイトと出逢い、自作の詩を載
せ始め様々な人の詩を読むようになってから三年の月日が過ぎた。
自分の詩作について言えばまだ課題はあるが、只、間違いなく言え
ること ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
庭のみかんの木
しゃしゃり
自由詩
3
06/11/22 22:19
イメージ・ストリーミング
加藤泰清
未詩・独白
0*
06/11/22 21:47
ロードワーク
yukimu...
自由詩
2*
06/11/22 21:15
信仰に関するテキスト
六崎杏介
自由詩
1*
06/11/22 21:11
Bon Voyage(よい旅を)!〜ふたりいっしょに五七五
AKINON...
短歌
2
06/11/22 20:57
明け方の船のソネット
〃
自由詩
7
06/11/22 20:52
信じてる
黒花
自由詩
5*
06/11/22 20:38
日だまりの空
まどろむ海月
自由詩
5*
06/11/22 20:22
ジグゾーパズル
こめ
自由詩
8
06/11/22 19:54
神様の仕事
ごまたれ
自由詩
11*
06/11/22 19:53
朝 食
ネコ助
自由詩
5
06/11/22 19:31
二人の御使い
〃
自由詩
0
06/11/22 19:30
お日様
〃
自由詩
2
06/11/22 19:29
贖いの囚人
服部 剛
自由詩
12*
06/11/22 19:01
コンセプト・モンゴル
馬野ミキ
自由詩
10
06/11/22 17:34
S[E/H]I (生死)
ピッピ
短歌
7
06/11/22 17:33
冬空に手を高くあげて
atsuch...
自由詩
10*
06/11/22 17:32
香港℃
水町綜助
自由詩
4*
06/11/22 16:37
ひっつきむし
肉食のすずめ
自由詩
2*
06/11/22 16:34
時が くれたもの
わら
自由詩
8*
06/11/22 14:26
詩人・一期一会 〜其の一・落合朱美詩集「思推」を読んで(上) ...
服部 剛
散文(批評...
11*
06/11/22 14:25
まだ、夏かと。
長谷伸太
自由詩
6
06/11/22 14:03
ひみつのゆび
ふるる
自由詩
16*
06/11/22 13:49
言葉のコート
ぽえむ君
自由詩
15*
06/11/22 13:26
顔。
もののあはれ
自由詩
6*
06/11/22 13:15
告白
未有花
自由詩
7*
06/11/22 12:55
夕日のマフラー
杉菜 晃
未詩・独白
15*
06/11/22 12:47
花瓶の底、龍の眼
はらだまさる
自由詩
8*
06/11/22 12:05
(b)o-de-lay
nm6
自由詩
7
06/11/22 11:52
詩人・一期一会 〜序章・誰も知らない一本の大樹について 〜
服部 剛
散文(批評...
19*
06/11/22 10:57
5927
5928
5929
5930
5931
5932
5933
5934
5935
5936
5937
5938
5939
5940
5941
5942
5943
5944
5945
5946
5947
5948
5949
5950
5951
5952
5953
5954
5955
5956
5957
5958
5959
5960
5961
5962
5963
5964
5965
5966
5967
加筆訂正:
贖いの囚人
/
服部 剛
[06/11/22 19:53]
節々を推敲しました。
贖いの囚人
/
服部 剛
[06/11/22 19:24]
お陰様で300作目の投稿です。今まで僕の詩と出逢った人と、これから出逢う人に感謝をこめて。
5.39sec.