伝書鳩 彼の窓辺へ 飛ばすより
むしろ私が 鳩になりたい

恋愛と いう合戦(たたかい)に 火がついた
のろしをあげろ このハートから

メールでは この吐息(ためいき)は 届かない
絵 ...
こんな夜は
星なんかいらない
いろんな自分が壊れて

 風の吹き抜ける地下通路を
 歩くのはひとりだけど
 橋の向こうをめざしていく
 笑いながら

どこで夢見たのだったか、きみ ...
それは孤独な死であった
ハエが卵を産みつけ、蛆がわき、そいつらがまた蝿になって卵を産みつけた
それでもまだ、躯には肉が残っていた
それは孤独な死であった

妻を娶らず、子を成さず、誰も殺さな ...
お香の煙が立ち昇る 
傾き揺れる炎の指さき 
すうっとのびて 
天をさす 


  * 


{ルビ蝋燭=ろうそく}は 
人と似ている 

明かりを灯し 
身を溶かし 
や ...
ゆっくりと水位が下がる速さで
湯船の底に
夜がすいこまれていく
排水溝を通り抜けた夜が
ひんやりと
海まで流れて
水面で
光とすれ違った。

その
速度を捕まえて
ポケットに ...
子猫を見てた
子猫を見てた

子猫を見つけた
子猫を見つけた

子猫を見捨てた
子猫を見捨てた

子猫を助けなかった
子猫を助けなかった

子猫を忘れた ...
真っ暗な世界へ
お帰りなさい
夢見る兵隊さん
 恋する君があらららんと笑うよ
 あらららんあらららん
 その笑い声はM45星雲のカリペニ星人のキャットコピィ
 君の名前はグルゥビー 僕の名前はフォロワァ

 アッテンボローは言うよ
「 ...
気が付けば ポイント減ってる 辞めないで 球体を愛せよ 宇宙を敬えよ その外の世界を敬信せよ
神の側に立って万物の蠢きを見据えよ 後は果てしない彼方を眺めて感慨に耽よ
洗剤の匂いに満ちた朝の空気を胸一杯に吸い 清められた思考で詩作に励め
...
あなたが私の車に乗る時は
いつも決まって後ろの座席
助手席は 恋人のものだから





ミラー越し それは二人の秘密の通信回路
その瞳を見つめて話せる専用線

だから

...
さよならサニー また来て試作
ハロー現実 そっちはどうだい
叱られるために生きるのさ
わからぬふりも役立つさ

布切れありゃ 地面で寝れる
ああまだ宿も職もあった
幸せ者だぜ ...
{ルビ冷奴=ひややっこ}夜が大きい{ルビ他所=よそ}の街 俺達はそこで異常にセックスをしたが異常ではなかった寧ろ正常位だった
正しい行いの後で必ず天罰が下るように下痢を催したゲリラが俺達だった
墓穴を掘った思い出という尻のような場所に帰結する事は許されな ...
手があなただけに触れて

ひまわりが雨に打たれて

うな垂れる

声が震えないように

祈った

言葉以外のことの方が

伝わってしまいそうな 雨の 日

足音が長く  ...
今日 旅先で

梅の木から梅の実が落ちるのを見た

君もまた

あの梅の実のように誰かの手に落ちるのだろうか

僕ではない誰かの手に
お酒が入ったからでしょうか。

文章を見てしまったからでしょうか。

最近元気が無いからでしょうか。

何だか切ないです。

誰かと、ゆったりと。

コンビニで買ったチューハイで良 ...
使い古した心にナイフ突きつけ立て籠もる
ためらい傷を掲げる罪を問う
限りない調和を求める安穏とした世界で
憎しみをいだく罪


万能の神すら恨まれる


聖人君子よ
ひとは憎み
...
抑えられて ふくらむ青
咳一つごとに 飛び散る景色
定まらぬ正中線が
欠片を探している

打ち上げられた海鳥が一声鳴いたとか

なぞったものを 刷り込めば
たがうことなく歩む夏
しば ...
車のトランクに乗せられた女と墓穴を掘る男
それが日常の風景
子供の質問に全て応えることはできない
大人はそれほどまでに賢くはないから

家具に灯りをつけましょう
見つめ合う男と女
パトカ ...
無職になってしまった
のら猫にエサをやる
ドブ川の浅瀬を渡る
涼風に
酔いしれながら
手弁当で道草こいてたら
いつの間にかすっかり日暮れて
帰り道がわからなくなってしまった

火薬の ...
らうあ らうあ
翳りの帆
道を泳ぐ道を読む


悲しさになると
消える悲しさ
空と水をつなぐ坂


そばだてた耳が唱になり
影を踏まない影の足もと
ほころびをひとつ ...
高い空から照りつける
強い陽射しがじりじりと
焦がれた土は風の手に
夏の匂いと蜃気楼

細い川から流れ出す
静かな音でさらさらと
潤う水は風の手に
夏の匂いと糸トンボ

小さな店に ...
いつまで経っても動くことのない
「もう一度」
を求めながら
僕は夢遊病者のように歩くよ
 
 
てとてと、と踏んだ畳には
陽にやけた跡が真新しく
そこにあったある物を思い出させた
  ...
…時代が腐ってゆくとともに
それも腐ってゆく
もう戻る事のない
過去の栄光に
踊らされたくないの…

もうブランドと化したそれに
過去の面影はなかった

Dは8を刻み
Fは12を刻んだ
次々と産み出さ ...
ご機嫌斜めの横隔膜と 瞼の重そうな君を横に
見上げる夜空は格別で でも素直になれなくて
まだ ちゃんと 見つめられないでいる

幸せになる方法 愛の確かめ方
平和への方程式 煩悩の消しかた
...
勢いに任せて 何となく今日まで生きてみたよ
違うよ 生かされているんだ ああ言えば こう言う
もうどっちだっていいよ どっちかなんて 決めたくないよ

何とかなるだろって 切羽詰まって
結果 ...
雨粒の滑り出す夜間
光りの集いに誘われて
虜は踊る

はためかす羽の美しさは束の間
秒針だけが見届ける
華麗なまでの毒牙

瞳を流し
甘い罠を香らせ
一夜を
蜘蛛に捧げたなら
瞼に焼き尽くほどの毒で
...
(おしえて
 
そっとめをとじるだけでは
 くらやみのうまれるまえになってしまうから

 もうすこし おかおのみえるばしょで
 やさしく すいこんでほしい

 こどもだとおもっても
...
見慣れた校庭が
一晩だけ様変わりする

綿菓子、水飴、金魚すくい…
走り回る僕ら

ここは夢のような異世界



雑踏に沈む大人たち
今は絵日記も自由工作も追いかけてこない

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
古今東西〜恋を伝える五七五AKINON...短歌007/8/6 0:39
アルクトゥルスの頃たりぽん(大...自由詩7+*07/8/6 0:39
_rabbit...未詩・独白207/8/6 0:38
蝋燭の灯 服部 剛自由詩607/8/6 0:18
ポケットに速度もろ未詩・独白407/8/6 0:14
■■■   黒い小さな物体   ■■■じゃんじゃっ...自由詩107/8/6 0:14
真っ暗な世界チアーヌ自由詩407/8/6 0:13
しねしね団本部は四国在住監獄影山影司自由詩007/8/6 0:12
情けは人のためならずつむじまがり川柳4*07/8/6 0:12
創造せよ円谷一自由詩1*07/8/6 0:08
【ルームミラー】つむじまがり自由詩1*07/8/5 23:45
サニー自由詩307/8/5 23:38
A-29俳句2*07/8/5 23:36
廃墟ツアー作戦会議狩心自由詩0*07/8/5 23:20
雨の日自由詩2*07/8/5 23:12
【ジェラシー】つむじまがり自由詩2*07/8/5 22:56
おぼろづき。狠志自由詩307/8/5 22:56
リーサルウエポン悠詩自由詩1*07/8/5 22:50
夏しずか木葉 揺自由詩707/8/5 22:38
他殺事件と、そこで生まれた愛狩心自由詩1*07/8/5 22:29
手弁当自由詩8*07/8/5 22:18
ノート(昼)木立 悟自由詩807/8/5 21:48
夏の匂いぽえむ君自由詩11*07/8/5 21:46
今世紀ランナー青井 茜自由詩6*07/8/5 21:39
『D&F』神楽坂 猶叉自由詩1*07/8/5 21:21
はてな蒼穹自由詩5*07/8/5 21:18
優しい言葉自由詩7*07/8/5 21:18
想撮空間「いきもの」より〜スパイダー〜見崎 光携帯写真+...3*07/8/5 21:13
夜中唐草フウ未詩・独白8*07/8/5 20:20
夏祭り由希自由詩2*07/8/5 20:02

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