きみが送ってくれた写真集に
きみを探した
夏の祭囃子のなかに
霧のかかった銀嶺に
深い翡翠の珊瑚礁に
悲鳴の上がる戦場に
闇の群がる爆心地に
きみの姿はどこにもなかった
あ ...
沢山 沢山
愛でた花は
いつの間にか
僕の身長よりも
伸び て
初めて買った
赤いガーベラのように
僕の右眼は紅くなった
細かな艶やかさを
「綺麗 ...
あたしはエゴイストだから
自分のしあわせしか考えない
だから
笑って
あなたの笑顔が
あたしをしあわせにする
他の誰かとでもいい
笑って
あなたに
しあわせになってほしい ...
二人が出会ってから
いくつもの電車が通り過ぎた
始発の準備をするあなたが
終電の窓の向こう側に見える
わたしはあなたに
ありがとう
と言った
次の瞬間にはもう
始発に乗っている ...
偶然だから当然のこととして
2番目の順位を獲得したので
Aのつぎ、B級とされておるが
おるが
おるがの手足はなぜ伸びる
と
祖先伝来の
B級の物差しで測ってみたが
1mmたりとも狂って ...
すじ雲が広がる空の中で
遠くの方で飛行機が弧を描く
ゆっくりと大きな旋回だった
夕陽に反射する銀色が
勇ましかった
飛行機は目的地に向かうための
方向を変えるというよりも
今の空をす ...
君の中で流れる音楽を聴いてみたくて。
イヤフォンジャックを探してみた。
どこを探しても見つからなくて。
僕は君に聞いてみた。
けれど、君の耳は塞がれてた。
どうしても聴い ...
砂漠の王様に
すべてを捧げたサティ
月が昇り
希望に満ちた今夜
サティは眩く輝いた
大道芸人は
すべてが美しく見えるよう
呪いの言葉と共に
七匹のコブラを
火の釜へ
投げ込んだ
台風一過の夕焼けには
いつだって
涙を浮かべて
手を振ってしまう
『台風のクジラ』
僕は台風の前日には
落ち着かない子供だった
ずんずんと迫ってくる
雲の足音や ...
干し物をたためる時の充足を
胸に満たしめ一日が過ぎぬ
八十路まで あとわづかなり吾が側に
五才の犬が ひるねしている
梅雨空を狭めて広がるバショウの葉
微動だにせず風も無きらし
今日も部屋は止まっていて
わたしをどんどん越えて行く
青い空に擦り切れたような雲
部屋はわたしをどんどん越えていく
戻ってきて繰り返して
戻ってきて繰り返して
何度もプロペラを回すけどエン ...
剥離する夏と
隣に立つあなたの
好きな花は桜
夏は蝉しぐれの木に変わる
あの
時間を燃やす歌声が
肌に刺さって
泣いたのは
悲しかったからじゃなくて
羨ましかったからだと
...
何かについて述べる際、先ず辞書の定義を持ち出す輩は何を考えているのでしょう。
彼らは考えていないのです。
自分で考えずに読書ばかりに耽溺して、知識ばかりを溜め込む連中の仲間です。
定義とは各人が ...
ひさしぶりに
呼吸を怠けていたら
わたしの
ずっとむこうまで
誰も気付かない白い歩道が
続いていて
その白い歩道のうえで
ぐるぐるとわたしを起点に
折り返しては
また むこう ...
水を零さないように、下を向かない夜に。
地図を失くさないないように、下を見れない夜に。
夜のはお空は、海の満ち引き、月の距離、
きっと。
今夜は晴れますように、月があが ...
1*
あなたとつきあっている
もっぱらの噂よ
そんな事実ないのにね
でも 知らないでしょう
そんな現実を求めている
私の姿を
2*
...
1*
↓
きずつきながらも
みんなから認められなくても
がんばってみるよ
すべては君のため
きっと振り向かせてみせる
2*
↓
...
夕方の海は
ひとも去って
見捨てられた波は
静かに静かに音もなく
けれど
夕方の色彩
こんなグラデーション
あたたかな海の水に
想いを溶かして
高校生だったとき 詩を書きたいと思った
テストが終わって せいせいしたときに
その割に 「ゆらゆら」とかと
原稿用紙に書き殴った覚えがある。
山のふもとの小さな町で
自分が船に乗っているかの ...
先月私は「猫とたんぽぽ」と題した短い散文をここに投稿した。25ポイント入ったら消すとコメントに書いておいたところ25ポイントかっきり入ってしまったので削除した。私本人は、「猫とたんぽぽ」という私の散文 ...
鳥の泣き声が
朝を告げて
あなたはあの空へと
羽ばたいていった
残された羽根は
栞ではなく
さよならを告げるための
置き手紙になった
最愛なる他人を罵倒し
それでも今夜
性器を求める
あたしはおんなだから
精液の温かさ
性器の熱さは
解るのだけれども君の
こころだけが
ひとは自由に ...
きみは旋律だ
最初の旋律であり
最後の旋律そのものだ
目を閉じて思い描く光り輝く十字架だ
書き尽された全ての文字を初期化する黙示録だ
星間を行き来するめくるめく通信だ
都市を跳梁するしなや ...
ホントのことなんだけど
ウソみたいに思えて
日記なんかを読み返す
すべてのことは虚構ですと
主体の意識がそそのかすので
はい、そうです 夢だったんです ゴメンナサイ
イザカマク ...
いくつもの停留場が
いっせいに
羽を広げ
南の方へ渡って行った
停まるべき場所を
失ったバスは
大人たちの口から口へと
走り続けている
高層ビルが突き刺さった
地平線の向こう側
...
夏バテの深海魚が
歩いている松の木に
君の手が植わっていた
それが非常に涼しく見えている
齧られた世界に
君の唾液が混じっているかと思うと
それだけで明日のことは考えなくて済むし
虫 ...
夏の虫 怒らないから 鳴き止むな
迷ふ者は盲目
杖を与へてやれ
翳が隣家の壁に浮いて
陽が涼しい部屋を睨んでゐる
しゃぼん玉なのだ
割れろ 割れろ
紙を引き裂け 輪をなせ
泡は漂ふ
三日月の周りをゆらゆらと
心は ...
だいだい色の派手なチョッキを身につけて
長身のヤマカガシが慌てて駆けていく
私たちの足音に驚ろいて
くねくねと小刻みに男っぽく腰を振り
短く刈りあげられた堤の上を ...
通学途中のサイクリングロード
今日、
見つけた屍骸は5匹。
太陽は
相も変わらず肌を痛めつけるが
もう 日焼け止めなどは塗らずに
あえて抵抗しないことに ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アリバイ写真
悠詩
自由詩
2*
07/8/7 21:31
さなぎ
青井 茜
自由詩
4*
07/8/7 21:30
エゴイスト
風音
携帯写真+...
1*
07/8/7 21:11
電車
小川 葉
自由詩
3
07/8/7 20:51
B級ホラー
あおば
自由詩
2*
07/8/7 20:48
空を旋回する
ぽえむ君
自由詩
6*
07/8/7 20:16
僕らの音楽。
狠志
自由詩
2
07/8/7 20:13
サティ
チアーヌ
自由詩
3
07/8/7 20:12
台風のクジラ
蒸発王
自由詩
9
07/8/7 20:12
平成十九年八月六日
むさこ
短歌
3*
07/8/7 20:07
タイムマシーン
チアーヌ
自由詩
2
07/8/7 19:57
夏の振動
瀧田 右恭
自由詩
3
07/8/7 19:37
辞書を引用する不埒な人々
蘆琴
散文(批評...
1+*
07/8/7 19:22
循環呼吸
南 広一
自由詩
1
07/8/7 18:49
sorry with seawater
やまぐちふぢ...
自由詩
2
07/8/7 18:28
届かなくても
森下 流華
自由詩
5*
07/8/7 18:20
願い
〃
自由詩
2*
07/8/7 18:11
夕海
風音
携帯写真+...
4*
07/8/7 18:11
At Sea
N.K.
自由詩
4*
07/8/7 18:08
猫とたんぽぽ再び&感動に関するまとまらない考察
佐々宝砂
散文(批評...
2+*
07/8/7 17:54
置き手紙
小川 葉
自由詩
3
07/8/7 17:16
あいまいな関係
吉岡ペペロ
自由詩
2
07/8/7 16:43
きみは止むことのない旋律で世界を奏でよ
大覚アキラ
自由詩
4
07/8/7 16:36
無窮動
あおば
自由詩
3*
07/8/7 16:33
のまど
Tsu-Yo
自由詩
4
07/8/7 15:44
今日
たけ いたけ
自由詩
4
07/8/7 15:37
夏の日盛り
こうや
俳句
0*
07/8/7 14:56
空
蘆琴
自由詩
1
07/8/7 14:54
13時の雉
あおば
自由詩
0
07/8/7 14:49
セブンデイズ
かとうゆえ
自由詩
2
07/8/7 14:48
5402
5403
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
5419
5420
5421
5422
5423
5424
5425
5426
5427
5428
5429
5430
5431
5432
5433
5434
5435
5436
5437
5438
5439
5440
5441
5442
加筆訂正:
眠れぬ夜に
/
ポッケ
[07/8/7 19:38]
推敲しました、すみません。
9.57sec.