捨てられた子犬のような心のまま
静まりかえったホームで君を待ってた
かわいいとか嬉しいとか
そういう言葉をくれる代わりに
すねた目をしてみせる人だったから
気付いた時にはもう全部
あなたの ...
淋しさを知らなそうな
青い空に染まろうと
重いペダルを
さらに力をいれて漕いで
汗がぽとり
四十八色の折り紙で
継ぎ接ぎされた丘が
さらに
進めと囃したてて
ぽとりと ...
なぜ
目があり
その上に眉があり
今日の雨は涼しくて
そして
私は何がしたいのか
君は何がしたかったのか
魔法の言葉「ありがとう」を繰り返し
風船は空 ...
どうせみんな
機械から生まれて
機械に繋がれて
死んでいく
ラヴ・マシーン
メキシコシティ生まれの農夫には
かえるところがない
八戸生まれの漁師には
かえるところがない ...
あの夏はもう過ぎてしまった
まだ子どもの頃
特に待ち合わせをしなくても
いつもの公園に集まって
そこから林に探検へ
入ってはいけないような場所に
金網をよじ登る
そうすることが夏だった
...
ドブの中からでも
星空は見上げられると誰かが言う
一人で見る星空はあまりにも遠く
それが屑星であるのかそうでないのかさえ
ドブに塗れて見えなくなった
ただ、あの輝きを
あなたと見つめら ...
通り雨を
息継ぎしながら
ぼくたちは急いでいた
離れることを
急いでいた
手のなかの熱は
次から次へ
一秒後
つよくなろう、と
{ルビ翳=かげ}りをひそ ...
豆電球の灯り 息を落とす ひとり
幸せに ほろり 熱を分ける ふたり
夜の海を渡り 繋ぎ合う 鎖
それは つまり 朝焼けに ニ ...
希望を下さい。
皆、両手を揚げて下さい。
煙草を吸う人はライターの火を揚げて下さい。
手の無い人は空を見上げて下さい。
信じることをやめないで下さい。
何の、誰のためでも ...
去っていくこと
散っていくこと
快く気の向くままに
雨の合間の曇り空の下
揺れる草花を眺めているよ
風に吹かれて
先取りの不安涌き出てくるも
一期一会
二 ...
俺はここでマネばかりをしているやつらに中指を立てた
紙に墨で文字を書いていくと
真夜中にどんどん溢れ出ていって
覚醒し始める
気付くと消耗が激しくてまいるよ、オコーネル
戦争地帯 ...
崖の途中に
かろうじて
引っかかっていた
私
に
ロープを投げてくれた
あなた。
あなたの隣まで
引き上げてくれた
あなた。
私の黒い心臓を ...
優しい気持ちを交し合って
寂しさを一つずつ埋め合って
想いを丁寧に紡ぎ合って
彼方から伸ばした合った手が
触れ合って握り締め合えたなら
それをきっと幸せと呼ぶのでしょう
...
乾いた灰を
ふるい積もらす
都市の息吹
鋼鉄とガラスの高層ビルの輝き
ターミナル駅の喧騒も
ジーゼルエンジンから吐き出される
車酔いの成分も
灰として積もる
夜の煌びやかな ...
ひとりきり頬杖ついて
ため息つく雨の午後
紫陽花の青い花びら
みつめては悲しくて
まるで報われない恋に落ちた
悲劇のヒロインみたいに
あなたが好きよ
くもりガラスに書いてみても
このせ ...
桜草
薄桃色に
染まったら
君の頬にも
朱が差し染まる
向日葵と
麦わら帽子と
ワンピース
青い背景
よく映える君
奥山へ
紅葉踏み入り
歩いては
赤の隙間に
...
今宵の透き通った月に誘われて
くり出した散歩道
頬をくすぐる風が
密かに運んでくれるのは
遠い夏の記憶
線香花火と消えかけの蝋燭
揺らめくあなたの笑顔
儚いのは時の流 ...
あい で空中はべたべたしている
ことのロウディングは、火の車なのか
潜って息をする世界のなかに
金を食べる魚、うまれたときから
何がそこから見えるの
尾を振らして遊泳
砂糖菓子は水に溶け ...
何かにかまけて 全て嫌になって
おざなりな暮らしのなか
答えなんて始めからないのかも なんて
そんな知ったような台詞はくには
僕はまだ何も解っちゃいない
雨が止んで雲間から虹 ...
電話が鳴る。着信は独身独り暮らし27歳女子とわかる。
「聞いてよ、今日さ、また例のバカな上司がね、、」
そんなに上司が嫌いなら会社を辞めてしまえば?
「違うの、会社のやり方がね、、」
がんばれ ...
そらが
あおい
きみの眼とおんなじに
きみはともかくきみの青い眼はすきだよ
悔しそうにも
哀しそうにも
荒野の来し方を
見つめるようにも見えた
セピアのなかは真空だった
息のできる真空だった
ブラジャーで固くした
からだは青くて冷 ...
ともすれば
ばらばらになってしまいそうな感覚を
この中に 抱いている
思考停止。
それは逃げだと わかっていても
あのかけらたちを かき集めていないと
割れてしまう
だから
リアル ...
真夏の砂浜の
パラソルの下の
ちゃぶ台に
貧乏な親子の
食卓があって
その隣には
サンオイルで
てかてかと輝く
若い女が
こうらぼしをしていて
やきすぎると
肌に悪いと思ったのか ...
静かな演説中に無意識の内に人を殺めてしまうような
一行毎に予告されていて
時間が無いような空間で着実に時間が経過している
もはや舞台は、記憶とたった一枚の写真で十分だ
そして、未来から流れてく ...
ビルに横になる 空と心がくっつく
様々な角度から見た景色がビルにくっついていく
巨大な塊となって宙に浮かんでいる
まるでルネ・マグリットのピレネーの城のようだ
どの方向から見ても二次 ...
夜更けの雨を好み候
しゃがんだら、ズボンの中でパンツが破けた。
「ビリっ」
お気に入りだったのに。招き猫の模様がかわいいって、
あの子も笑ってくれたのに。
お尻が破けているから、うんこをするときにパンツを脱がなく ...
ゆらりゆれゆく水面に
魚のかげはうつらない
深く沈んだ自転車の
かすかなひびきが ぽつり
雨をよび
あらしを誘う
梅雨の日々は湿っていて
すべてをひらたくさせる
私も 床も 土も
...
仕事を終え
パソコンを終了すると
そこには何も無かった
テラテラと光る黒い画面の中に
僕の顔がただ映ってた
三十歳を過ぎた僕がいた
白黒割り切れない僕がいた
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
てのひら
和歌こゆみ
自由詩
10
07/7/11 14:44
サイクリング
乱太郎
自由詩
13*
07/7/11 14:10
こんにちは
七味とうがら...
自由詩
6*
07/7/11 14:06
ラヴ・マシーン
大覚アキラ
自由詩
4
07/7/11 14:00
あの夏はもう過ぎてしまった
ぽえむ君
自由詩
15*
07/7/11 13:41
星神
アマル・シャ...
自由詩
9
07/7/11 12:26
飴細工
千波 一也
自由詩
21*
07/7/11 12:07
ふたり
北大路京介
自由詩
9*
07/7/11 11:35
朝の缶コーヒーの輝き
過去ログ倉庫
07/7/11 11:16
風に吹かれて
山崎 風雅
自由詩
3
07/7/11 11:15
残像として
那津
自由詩
3*
07/7/11 11:12
BLACK
桜井小春
自由詩
1
07/7/11 10:46
恋紡ぎ
あずみの
自由詩
9*
07/7/11 10:26
灰
アハウ
自由詩
12
07/7/11 9:55
ヒロインみたいに
未有花
自由詩
20+*
07/7/11 9:15
春夏秋冬
秋桜
短歌
7*
07/7/11 9:09
夏の散歩道
優飛
自由詩
12*
07/7/11 6:53
シュガー
唐草フウ
自由詩
6*
07/7/11 6:37
終わらない唄
雨宮優希
自由詩
3*
07/7/11 5:17
満月のよるに、さまようハート。
阿片孫郎
散文(批評...
1
07/7/11 3:05
「extreme」
ソティロ
自由詩
2*
07/7/11 2:43
遠くを見つめないで
吉岡ペペロ
自由詩
3
07/7/11 2:37
破片
麻生ゆり
自由詩
5+*
07/7/11 2:31
パラソル
小川 葉
自由詩
3*
07/7/11 2:30
男と女
狩心
自由詩
3*
07/7/11 2:12
詩のキュビズム
円谷一
自由詩
4*
07/7/11 2:12
夜更け
A-29
俳句
1*
07/7/11 2:12
パンツが破けた。
阿片孫郎
自由詩
0
07/7/11 1:53
湿った日々
竹節一二三
自由詩
5
07/7/11 1:04
僕がいた。
もののあはれ
自由詩
20*
07/7/11 0:59
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
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5430
5431
5432
5433
5434
5435
5436
5437
5438
5439
5440
5441
5442
5443
5444
加筆訂正:
星神
/
アマル・シャタカ
[07/7/11 13:04]
クズ星→屑星に変更しました。
4.87sec.