この手が
いくつもいくつもあったなら
泣いて光をうしなっている
あの子の
背中を
なぜてあげたい
頬にこぼれるものを
ひろってこの川に捨てたい
この手が
いくつもいくつも ...
会社のトイレの窓から下を見ると
目玉がポロリとふたつ
これはいけないと
同僚を巻き込んでの大捜索
どうやら落とし所が悪かったのだろう
見つかった目をはめ込むと
六角形の世界が並んでいる
...
きみは煙突の上に立っている
煙突の上に立っている
夜景をマジックでひきつぶしたような
煙突の上に立っている
燃える夜空の裂け目のような
煙突はそびえ立つ
きみは煙突のへりに立ち ...
星空を見上げると星空に磔にされ
星座達と同じ気分を味わう
罪を犯し 罰として世界中を回って己の醜態を晒すのだ
星空は刑務所のようで
糞尿は流星となるし 不安定な天候の中雨の流星群を打ち付けられ ...
1
どこかで
仔羊が鳴いている
めぇぇえ
仔羊は迷いながら
堂々巡りをしている
めぇぇえ
嗚呼
何が幸いや幸いや
めぇぇえ
苦しんでいる人を
助けるこ ...
大きく
小さく
響きつづける鐘の音
体の内側で
反射を繰り返す
わたしの音
体を震わせ
心を震わせ
空を震わせる
あなたの音と
永遠に奏でつづける
魂の和音
まずは小話を一つ。
かつて若かりしころに罪なき党員にスパイの嫌疑をかけ、査問中に死に至らしめたミヤケンこと故宮本顕治日本共産党名誉議長であったが、実は晩年、病に倒れて後、夜な夜な枕元に当時殺した ...
サンディエゴ
サンディエゴはサンディエゴという意味を必要としなかった
A型はA型の血を守るためにA型と結婚した
イカレポンチは振るー^ツポンチの中で混ざって
ああ! 時代の波が押し寄せてくる! ...
何も決められずに俺は疾走した
全てを保留にしたままで迷い続けた
迷っていた
それがまさに迷いがない証拠だった
書ける地平から書けない地平へ
俺の意識から感覚へのバトンタッチ
亡霊ミサイルも ...
あの日が来る
あの日の蝉を聴いている
時計がちっちと針を進める
白
あの日が来る
あの日の蝉を聴いている
時計がちっ ...
ふと
街で
耳にした音楽から
わたしの声がして
びっくりしてしまった
あの日あなたと過ごした半日で
わたしのどこかが変化したよ
あの日の前と後で
わたしはずいぶん違うみたい
西葛西の ...
中上忌今年は浅田彰来ず
あきらかに
宇宙人だと
ばれるやつ
{引用=隊長、昨日日比谷線内で接近遭遇しました。普通の人間ではありえない目の動きをしておりました。絶対宇宙人だと思います。}
おっ
きょうは
露天風呂だな
いこう
この丘をのぼったら
一面の星空みたいに、きらきら輝く町並が見下ろせるんだ
キミの手をつないでゆくよ
いこう
澄んだ夏の青は
海を宝石のように輝かせるんだ
...
弱くなりたい。
弱くなりたい。
一人で居れる。
強さは要らない。
夜の冷たい川沿いに
軽やかな秒針の音
寝静まる畦道の空想
蟋蟀数えて更ける
誰か の物思い と
雨が降って大気を導き
水待つ蛙の物憂げ
風の鳴る音 戸を叩き
葉裏にとまる蝶 ...
世に出るか知らぬ我が子の名を夢み
望み託すは卑しき頭脳
イーダちゃん
62年目の朝が来ました
日本には あなたを苦しめた
原爆は 落ちていません
だけど この地球上で
戦争によってばらまかれた
放射能で
殺され 傷つき ...
祭の金魚すくいで義理でもらった
間に合わせの小さな薄いビニール袋に
入れられた時から
すでに水がこぼれていた
それでもそこから漏れてくる水を
押さえながら
そろりそろりと家に持ち帰る
...
夕凪にざわりと
ちいさな君の髪
真っ赤にしたその表情の下に
たくさんの宝石を隠して
何度かの孵化を繰り返しながら
その心を美しく成長させてくれれば
それは私を
百年眠らせてくれる
...
きのうの じぶんを
コピーする だけですから
いくらでも すぐできます
じまんするようで てれますが
なかみは なんにもありません
「5本目の煙草・滲む画面」
僕が彼女の家を訪れてからしばらく、彼女に関する出来事は無い。
僕はライチとモメ事を起こし、かなりテンパっていたので、
ロイドに関わる余裕が微塵も無かったのだ。
...
オルガンはもっと
びろびろならなければ
びろびろなって たいへんびろびろ
ひきかえせないびろびろ
どこまで、も、あつく
きっついきっつい
夏がみえたら
はまりにゆける
(もうち ...
永い永い年月をひとり
暗い暗い土中で過ごし
目舞うくらい天声聞くや
紅い紅い太陽の下へ
木に綴るは たった数日の命
単りの虫 と書いて「蝉」
叫び声のす ...
火と花と手
小さな胸
火は花は手
風と声が水になり
窓の外を流れている
音の影は 鳥に分かれる
古い息が聞こえくる
指に触れて 景は走る
何かから逃れようと振り ...
まばゆいばかりの酸素に
唇を押し当てて
小さな喘ぎを零しながら
私は生を感じる
生温い風が
吹いている時は特に
窒素と二酸化炭素の分離
あぁ
呼吸してる
...
ヒグラシの声が
夕焼け空に木霊して
夜を誘う夏の宵
沈みゆく夕陽に
背を向け歩き出す
影法師を連れて
我が家へ
煌々と光る月を見れば
頬に伝う雫
何故か懐かし ...
Ginger ale。
そっと、置いてこよう。そうしよう。
気の抜けた、Ginger ale。
ウィルキンソンのカライやつ、
誰にも見つからないように、、
...
トイレで用を足したなら
ちゃんと流す
それがおとなの対応
いくら大好きな彼のであっても
普段は決してあからさまにすることの無い
若かった頃の女性遍歴やら
誰かと何を食べたのか見せつ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
この手
唐草フウ
自由詩
13*
07/8/7 5:18
飛ぶ事は出来ぬが
プル式
自由詩
1*
07/8/7 4:56
煙突
haniwa
自由詩
3
07/8/7 3:58
狂人への警告
円谷一
自由詩
0*
07/8/7 3:23
仔羊の唄
麻生ゆり
自由詩
3*
07/8/7 2:25
カンパネラ
436
携帯写真+...
0
07/8/7 1:50
ラブアンドピース?いいやラブはピースをも駆逐するのかもしれな ...
山田せばすち...
散文(批評...
6+*
07/8/7 1:42
サジェッション・サドミシビシミシミゴシュム
狩心
自由詩
1+*
07/8/7 1:35
まよなかのまよい
〃
自由詩
1*
07/8/7 1:26
あの日の蝉
吉岡ペペロ
自由詩
0
07/8/7 0:56
削られた一部
チアーヌ
自由詩
1
07/8/7 0:51
熊野大学
A-29
俳句
0*
07/8/7 0:40
電車内にて
青色銀河団
川柳
5
07/8/7 0:27
また真夏の庭
weed &...
携帯写真+...
2*
07/8/7 0:22
1945
わら
自由詩
15*
07/8/7 0:01
弱音は口だけ。
狠志
自由詩
6
07/8/6 23:51
静かな夜
及川三貴
自由詩
3
07/8/6 23:45
眠れぬ夜に
ポッケ
短歌
3*
07/8/6 23:33
イーダちゃんへ
池中茉莉花
自由詩
3*
07/8/6 23:18
祭の金魚
ぽえむ君
自由詩
5*
07/8/6 23:15
もちも-ち
ゆるこ
自由詩
2*
07/8/6 23:13
そろもん(私詩の話)
みつべえ
自由詩
5
07/8/6 22:37
記憶の断片小説・ショートシネマ 「ロイド」
虹村 凌
散文(批評...
0
07/8/6 22:35
オルガンと夏と×××
美砂
自由詩
4*
07/8/6 22:29
ひとりの虫
むむ
自由詩
2
07/8/6 22:15
降り来る言葉 XXXII
木立 悟
自由詩
4
07/8/6 22:11
生きたいと思う瞬間の化学
青井 茜
自由詩
3*
07/8/6 22:00
ヒグラシ
秋桜
短歌
2*
07/8/6 21:10
ジンヂャーエール
やまぐちふぢ...
自由詩
1
07/8/6 20:42
笑って許して
恋月 ぴの
自由詩
17*
07/8/6 20:39
5404
5405
5406
5407
5408
5409
5410
5411
5412
5413
5414
5415
5416
5417
5418
5419
5420
5421
5422
5423
5424
5425
5426
5427
5428
5429
5430
5431
5432
5433
5434
5435
5436
5437
5438
5439
5440
5441
5442
5443
5444
加筆訂正:
ラブアンドピース?いいやラブはピースをも駆逐するのかもしれない。
/
山田せばすちゃん
[07/8/7 1:56]
一部加筆
6.31sec.