夏の渓谷
そろりそろりと川の水へ
足を踏み入れる
心地よい冷たさが体の中へ
冷房の涼しさとは違う
透き通る水底には
兄弟なのか姉妹なのか
小魚が二匹泳いでる
夏の渓谷
どこから流 ...
泣くなって言ってくれた
君の
笑顔はもはや今
輪郭だけ
最後の剥がれてしまいそうな
一枚の組織だけ
単純に君のぬくもりが欲しかった
、わけじゃない
君の誇りになりたかった
君 ...
かなしい
さびしい
つらい
くるしい
どんなにならべても
ぼくのきもちにはちかづかない
線香の
香りだけで
静かに狂乱する
セルシン呑んでも
こころが痛い
蝋燭はこんなにもきれいなのに
お盆のお墓は
どこもきれいだ
隅々まで洗われた墓石は
水を浴びてきらきらと
新しくい花たちは生き生きと
風で消えないよう
守られた蝋燭
絶え間なく供えられるお線香
そんなときだけ
今はもういない ...
駅ナカのカフェで一休み
こんな時は甘いもの欲しかったりして
ストレス解消だからと自分に言い訳
隣の席にはおんなのひとがふたり
何やら話し込んでいる
意味深そうな話
そして遠い世界の ...
友達は精神活性剤
どんな栄養ドリンクよりも
確実に着実に
私の心を元気づけてくれる
友達は精神活性剤
好きな人は精神安定剤
ホットミルクよりも
あったかくて安心できて
私の心を休ま ...
幼い頃、年明けには凧上げ。
冷たい北風の中、
小さな手で一生懸命糸にしがみついていた。
その手からざぁっと凧を連れ去ったあの風は、
友達がほしかったのでしょうか。
桜咲く春の日。
鬼ご ...
所狭しと立ち並ぶ家々を見ると
さながら箱庭のよう
走りゆく電車をみれば
そこは鉄道模型の世界
久しぶりに感じた鳥の視点
僕の心は夕焼け空に溶けてった
{引用=
1997
...
夏も過ぎ
秋きたるらし
食欲の秋
梨なんて無い
葡萄は酸っぱい
花火は終わり
秋刀魚だ
松茸だ
栗だ
冬支度で
大忙し
雪よ舞え!
白いプラスチックの大きな箱の中で
さっきから火事
もうもうとグレーの煙
激しい咳き込み
箱の下からは
ちょろりちょろりと流れ
とても清そう
ひとくち飲んでみたい
箱の上空では
...
本屋が好きだ
本屋が落ちつく
なぜなんだろう
たくさんの本
積み重なる本
大量のパルプ
それはやっぱり
どこかの国の
山を削り
森を消し
緑を失 ...
あなたは極相林というものを知っていますか?
植物群集が遷移し
いちばん最後に行き着く姿のことです
つまり、木々の集落が
ヒトの干渉を受けなかった場合の、
最終形態
では ...
日照り続きの夏に
育つのですと稲穂
刈り取られたあとは
脱穀されて籾摺りされて
精米されて
美味しいお米に生まれ変わり
スーパーの
コンビニの
商品棚に並べられ
熱湯で茹でら ...
明日は晴れろよ
特に何もないけれど
たまにはわがまま聞いてくれよな
冷たい雨に打たれ続けて
雑な彫刻が出来上がっちまった
素材は「消耗品」または「使い捨て」
何が出来た?
悲しい ...
いつのまにか背中に生えた白い翼が
私の透明な涙とリンクしている
豊かな純白はまるで
私の心と
同じ色だった
知らないうちに
君に出逢って
君に惹かれて
...
君に出会えて本当に良かった
共通の話題、ユーモア、泣き所
なかなかいないよ
今度、ギターを教えてね
笑えない親父ギャグも
後、真面目な人生訓も
褒めてくれてありがとう
自 ...
七色をくりやのサッシに散りばめて
夕陽は秋の入日を急ぐ
絵の具にてぬりしか如き文鳥の
若草色の胸毛がふるふ
喧噪の巷を逃れ花野ゆく
嵯峨の小径は露しとどなり
その名もて紫式 ...
あふれるほどの人々の思いを両手にしたわたし
前に進もうと動くと ゆれてこぼれそうになってしまう
{引用=
こ わ い な
}
大切なものこぼして失ってしまうの
...
死にたい と
高齢社会に溶けた脳で
夏の高い湿度の中
叫ぶ
肌にまとわりつく
生き甲斐 は
段々と煩わしいものになってゆく
短い命で
生きることを精一杯謳う
セミに ...
コラボレーションしようぜ
っていわれて行ってみたら
ただのセックスだったりとか
有り金全部花火買って
そのまま公園に捨てたり
タバコの銘柄を気まぐれに変えまくってみたり
目が覚めたら夕方の ...
その色鮮やかな蝶は
夏日に照らされ
美しいまま
けれど
完全に死んでいた
きっと
生きている時は
甘い甘い蜜を吸い
葉影で雨をしのぎ
やわらかい草の上を自在に飛び回り
夜は木にとまって休んだのかも ...
天の川
地で仰ぎ見る我の血の
醜さを知る美しき夜
いつの間にか
喧嘩になった
瞼の奥の埃が積もって
想いが行き過ぎてしまったのか
あどけなく
そして
空ろに
互いの気持ちを
飛ばしたね。
だから
言葉が刃 ...
こんなにも
青い青い空。
雲も空も
もうすぐ秋に変わる。
それまでのひととき、
一瞬の夏が終わろうとしている。
光が伸びていく方に
魂があるように
牛もまた
どこかへ向かって
伸びていった
お母さん
と呼べば
お墓の中から
鳴き声が聞こえる
膝をかかえたまま
じっとして
夏の一日だ ...
morph
は腕に軟膏を塗りました
てらてらと光ったその部分は次第
...
すごーく久しぶりの「わたしの感想」。
自分しかポイントを入れていない詩についてあれこれ短い感想を書いていきます。
良かったら読んでください。
未詩・独白カテゴリのものはのぞいてあります。
最近 ...
微かにまるみを帯びた水平線から
紺、と翡翠色は曖昧に溶け合い
蛍光色のブイを揺らしながら
海風がしろい道を無数に拓いている
目の前に置かれたグラスの透明も
水晶の粒と汗をかき
夕闇 ...
星のみえないまちで
拾った青黒い石を
隕石標本だといって
ポケットにしまう
今夜、星をわけよう
はくちょうと
おやこのくまは
君にあげる
いっかくじゅうさえ
あればいいんだ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の渓谷
ぽえむ君
自由詩
5*
07/8/17 20:59
エーテル(孤独)
かのこ
未詩・独白
2
07/8/17 20:55
ゆらぐ
ゆうと
自由詩
3*
07/8/17 20:51
線香
風音
携帯写真+...
1*
07/8/17 20:50
墓石
〃
携帯写真+...
2*
07/8/17 20:49
水辺のタトゥー
恋月 ぴの
自由詩
15*
07/8/17 20:43
精神活性剤・精神安定剤
明楽
自由詩
1
07/8/17 20:41
風の名前
〃
自由詩
5
07/8/17 20:41
キュウスイトウ
〃
自由詩
4
07/8/17 20:40
アジアンタイフーン
ペポパンプ
自由詩
4*
07/8/17 20:31
火事
ふるる
自由詩
12*
07/8/15 21:10
■■■ the book store -- 僕の森 ...
じゃんじゃっ...
自由詩
0
07/8/15 21:09
少しだけ、怖いお話
由希
自由詩
0*
07/8/15 20:55
生き甲斐
あおば
自由詩
0*
07/8/15 20:51
雨雨雨雨
太陽の獣
自由詩
0
07/8/15 20:21
天使の翼
愛心
自由詩
1*
07/8/15 20:13
君へ
西平よしゆき
自由詩
1*
07/8/15 19:49
55P 「短歌2」より
むさこ
短歌
4*
07/8/15 19:37
君がとなりにいる事
あゆの ひよ...
自由詩
3*
07/8/15 19:07
生きたがり屋
青井 茜
自由詩
4*
07/8/15 18:21
パーマネントヴァケイション
大覚アキラ
自由詩
3
07/8/15 17:35
美しき死
風音
携帯写真+...
1*
07/8/15 16:50
醜き血
〃
短歌
1*
07/8/15 16:27
電話
はらだよしひ...
自由詩
3
07/8/15 15:52
透かし見る空
風音
携帯写真+...
2*
07/8/15 15:46
牛車
小川 葉
自由詩
2
07/8/15 14:38
MORPHO
鏡文字
自由詩
2
07/8/15 14:06
わたしの感想 7
チアーヌ
散文(批評...
3
07/8/15 13:38
夜間飛行
銀猫
自由詩
14*
07/8/15 12:36
流星のふりつもる夜は
佐野権太
自由詩
15*
07/8/15 11:50
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
5341
5342
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
5351
5352
5353
5354
5355
5356
5357
5358
5359
5360
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
5369
5370
7.54sec.