乳白色の星粒が
漆黒の夜空を横切っていた
天の川
私達はふたり
地上に横たわり
声も無く天空を見上げた
端から端まで
散らばった星たちは
たとえだれも見るものがいなくても
...
好きって気持ちは
言葉だけじゃないんだね
愛しく想うコトも
失いたくないと想うコトも
好きって言葉
それは伝えなくても
心で伝わる大切な言葉
あの夏の日の遊園地
父に風船を買ってもらった
赤くて丸くて
自分の顔より大きいやつを
風船を手に
浮かれてはしゃぐ私を見て
父は「手を離しちゃ駄目だよ」と言った
私はこくりとうなずい ...
あたしのは
すーぱーすーぱーぼーるだもん
わたしのは
スーパースーパースーパーボールだもんね〜
雲まで弾む
すーぱーすーぱーぼーると
月まで弾む
スーパースーパースーパーボールの
...
寒い夏の切符の手の中に
こけし、氷細工で棍棒みたく
相手は雪おんな
まだ抱き合わずに耳首へと冷たい吐息を吹きかけあう
うしろからうなじを舐めると氷柱の味がする
練乳を ...
即席のバーベキューセットで
思い出を焼いた
崖から海へ降りる際に
つかんだ植物さえ
根こそぎ収穫した
無人島生活は今日で
一ヶ月目になる
暦の上ではすでに
夏は終わっていたはずなのに
...
線路の上に
等間隔に人が寝そべった
その上を
列車が通り抜けていった
バラバラになった体を
適当につなぎ合わせて
新しい組み合わせの人間が作られた
通勤途中だったサ ...
雲に切れ目があり
青が覗く
夕が始まるのか
やや
部分的に
オレンジがかる
それでも
多くは
白く
そして
青い
バックグラウンド
雲が
不規則に
重なり
当たり前だけど ...
Seaside ROCKを耳に飲むビール
梅酒ロックの君と乾杯
我が国は 情熱の国 ジパングさ
炎天下でもロックンロール
ノリノリで跳ねているはず ウサギさん
月に中継 ...
いつまでも下降ループを繰り返す思考の波に飲まれながら、
マゼンタの花弁から滴り落ちた一滴に想いを膨らませていた
物事を割り切ることはなんて純粋で不誠実なんだろう
地下鉄で、機械の風に当てられ ...
07/08/18
夏は早いと
春は激怒して
秋と冬とを手懐けて
金属バットで叩きのめす
酷たらしいリンチ殺人
いつまでも
夏が来ないから
心配 ...
[ チュン、チュン ]
その朝、生まれたての寝ぼけた空気は、人々の生活の動線によって掻き回され始め、
太陽は生き急ぐナメクジの速さで、よく磨かれた青いガラスの内側を這い昇っていた。
「 ...
私にはさびしいというおっきな穴が開いている
この穴がなくなるなら、私は死ぬだろう
さびしい
一人になりたくない
あなたは一人じゃないよというやつがいるから
私は期待してしまう ...
教室の扉をあけると机が整然とならんでいる
錆のこびりついたロッカー、同じような景色の描かれたいくつものデッサンが壁に貼られている。窓から俯瞰された線画、L字型の校舎と塀に囲まれたグラウンド、校舎は塀 ...
むかしのにっきを ひもといた
みたくなかった あいたかった
ごちゃまぜだけど なつかしい
あのひ あのとき あいつらと
つるんで だべって わらって
おばかで よかった ...
電算機の描く夢は
完璧なシンメトリー
剥ぎ取られた発汗性を嘆くことなく
ぼくはきみの秘密を語り続ける
3.14159265358979323846264338327950288
...
コップのなかに すこし
みあげれば みずのしたたる くち
ぽとり
ぽたり
ぽぽ ...
アスファルトに焦げ付いた影を切り取って
家へ持って帰った
壁に立て掛けて
白いチョークで
目を描いた
耳を描いた
鼻を描いた
口を描いた途端
影はしゃべり出した ...
木の幹にとまり
無心に鳴いて一週間
地に落ちて
引っくり返った蝉の亡骸
無数の蟻に
体を喰われながら
丸い瞳に陽の光をうつし
両手を合わせていた
理解不能の川よ
わたしたちを隔てるならば
いっそ渡れないくらい
どうか深く暗く
光も届かないくらい
どうか広く遠く
自分を正しいと信じ込んだあなたは
戦うなと声を張り上げて
お ...
わたしってもっと強いと思ってた
ううん
ホントは弱いって知ってた
最近は毎日が楽しいと思ってた
ううん
最近は毎日を楽しいと思ってた
最近あんまり泣いていな ...
{ルビ蜩=ひぐらし}の鳴く
夏の夕空に
紅く滲んだ雲のシルクハットが
傾いて浮かんでいた
{ルビ鍔=つば}の下に
もうこの世にはいない
あの人の顔が
見える気がした
...
アポリアが首を擡げる猛暑かな
ただ立ち尽くしているだけで
汗が噴き出してくる夕暮れ
唐突に思い出した笑顔 声 温もり 涙
何となく確信した事が一つだけあった
きっともう君はこの世に存在しない
幾月幾年と囚われていた
...
もう戻らない
時計の針は
覆水盆に返らず
もう遅い
今じゃもう無理
随分経った
時計の針は
回りすぎた
何処にも
誰にも
分からない
だってそうだろ
あ ...
君は言ったね
たくさんの苦労も
少しの弾薬で
失われる
って
それを理解出来たのは
今さら、だったよ
道には死体
空には爆撃機
なんて
辛すぎる
悲しすぎ ...
――わらった―――――――――――――――――――
―――――――――――――面白かった――――――――
―――――――それだけの――――――――――――――
――――――――――――――――― ...
月のあたり
大きな風が
愛撫する夜
点滅する滑走路は
俯き加減でも歌った
それが二人の
着陸を許した
火に焼けた可憐は
明け暮れのごと
肌を透かせゆらめき
...
早朝の蝉達は
すでに目覚め
茂る緑の木々に隠れ
全身を震わせ、鳴いていた。
無人の母校の校庭で
跪き、両手を合わせ
朝焼けの空を仰げば
悔し涙は{ルビ搾=しぼ}り落ちる ...
点滅
路面の平坦を胸に
ハンドルを愛撫する
わたしたちは
口をきかない
街灯シンメトリーの
寄せて返すさざ波
リズム
いとしい人
鼓動の残像は
眠りの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みるくいろの光
風音
自由詩
1*
07/8/18 6:44
言葉
ばーびぃ
自由詩
0
07/8/18 6:11
赤い風船
快晴
自由詩
4*
07/8/18 4:58
生平
FUBAR
自由詩
2*
07/8/18 4:44
氷水
ヨルノテガム
自由詩
1*
07/8/18 4:33
光速の美夏
小川 葉
自由詩
4*
07/8/18 3:11
線路上の人
なかがわひろ...
自由詩
1*
07/8/18 2:34
宙からの雲間
秋也
自由詩
1*
07/8/18 1:50
渚ロック らいぶれぽーと
北大路京介
短歌
7*
07/8/18 1:43
MAGENTA
結城 森士
自由詩
2*
07/8/18 1:35
光速の美夏
あおば
自由詩
5*
07/8/18 1:31
PETEN IN THE C.M.B (ペテン主よ、我が家に ...
人間
自由詩
1
07/8/18 1:25
ありがとう
raira
自由詩
0
07/8/18 1:25
メッセージ(稿6
ワタナベ
自由詩
3*
07/8/18 1:23
そら
長谷川智子
自由詩
2*
07/8/18 1:14
π≒
悠詩
自由詩
0*
07/8/18 1:07
たりない。
長谷川智子
自由詩
1*
07/8/18 1:05
焦げ付いた影
なかがわひろ...
自由詩
4*
07/8/18 0:44
いのり
服部 剛
自由詩
6
07/8/18 0:28
川の話
曳舟
自由詩
2
07/8/18 0:24
最近あんまり泣いていない
夕焼け空
自由詩
4*
07/8/18 0:23
雲の帽子
服部 剛
自由詩
5
07/8/18 0:03
猛暑
A-29
俳句
1+*
07/8/18 0:03
放熱
松本 卓也
自由詩
0
07/8/18 0:03
時
kei99
自由詩
1
07/8/17 23:54
反戦フォークより四畳半フォークが好き
ブロッコリー...
自由詩
0
07/8/17 23:51
31(中横罫)
零椅
自由詩
1*
07/8/17 23:49
想像
ルイーノ
自由詩
5
07/8/17 23:45
向日葵の声援
服部 剛
自由詩
5
07/8/17 23:44
点滅
ルイーノ
自由詩
2
07/8/17 23:42
5328
5329
5330
5331
5332
5333
5334
5335
5336
5337
5338
5339
5340
5341
5342
5343
5344
5345
5346
5347
5348
5349
5350
5351
5352
5353
5354
5355
5356
5357
5358
5359
5360
5361
5362
5363
5364
5365
5366
5367
5368
6.11sec.