831 手に手を取って 夏と逃げ 付けっぱなしのテレビから
砂嵐が流れてきました
コオロギの鳴き声も
少しずつ増えていきます
私は耳をすませて
色々な音を聞いているうちに
どこか遠くへと
意識を流しました
暗い部屋の中 ...
鏡を見ると耳がない

ああ、なんて愚かなんだろう
僕はいつの間にか落としてしまったのだ

どの路地にも落ちているたくさんの耳
あの中に僕のも落ちているんだ

耳とは喧嘩したことさえなか ...
冬、夜の霧雨
ダンボール屑が散らばる
指先でつまめばいともたやすく引き裂かれる

ダンボール屑の前には公園
入口で何度も何度もバイクのキーを回し続ける青年
横には彼女らしき女性が ...
 テレビから目を離すと、部屋が真っ白になっていた。壁には昨日買ったばかりの彼女の薄いピンクのワンピースがかかっていた。ワンピースは脱色されたように色を失ってだらりと下がっている。一人でいるのが不安にな ... 粉雪 降る中
 
歩く
ふたり

企業戦士のあなたが
病気になって
始めて 訪れた

たおやかな 日々

あなたには 悪いけど
経過も いいと
先生の折り紙付きだし

仕 ...
 
蝉の鳴かない朝でした
胸の端からほどけてゆくひかり
できたばかりの海は睫毛に乗る軽さ
静かに浮かぶ顔に人知れず声を燃やす

髪を結んで横たわる
約束、と呟いて水より生まれし数字を ...
二十歳の黒髪のような、
ブルックリン橋から、曙橋を繋ぐ空が、
未踏の朝焼けを浴びてから、
青く剥落して、雨は降ることを拒絶した。
とりどりの青さを、さらに青く波打って、
空は、傘を持たずに、 ...
 炭 酸 ペ ッ ト ボ ト ル の 蓋 を あ け れ ば





 名 前 の な い 星 た ち が 突 然 あ ら わ れ て





 天 ...
BGMは
ラブランドアイランド
ボロボロのサンダルが
歩くたび地面とこすれて
気持ちいい

けだるさ
全速力で駆け抜けたら
オアシス、はどこだ

途中コンビニで
エロ本を買おうと ...
過去にどんだけ後悔があっても

今にどんだけ情熱を注いでも

ぼくは。


反省はしても後悔はするな、なんていわれても

やってみなけりゃわからない、と背中を押されても

ぼくは ...
野っ花


なんで花は

こんなに美しいのか

僕はいつも不思議に思う
鍵っ子が道を尋ねてきた
僕の帰る方向はどちらですか
僕は少しいじわるをして
どちらでもない真反対の道を指さした

鍵っ子はありがとうとお礼を言って
その方向へと歩き出した
僕 ...
お母さん
ぼくのパンに
そんなにごてごてと
ピーナッツバターを塗るのは
やめてください

まったく
胸糞が悪くなるんです
春の息吹に薫る若草よりも

熟れた艶やかな林檎よりも

蜩の鳴く暑さに揺れる海よりも

あたしはもっと輝いている人と思われるのです。


ふわふわ浮かぶ風よりも

さらさら流れる ...
完全な中庸などないと知った日に
校舎の壁は夕日に照らされ
赤々と美しかった

{引用=あの日
誰かが言った
「さよなら」に
返事をしてしまった
僕がきっと馬鹿だったのだ}

泥に被 ...
                070913



ぼん ぼん ぼん
ぽろろん ぽろろん ぼろろんろん
ぼろぼろ ぼろろん ぼろろんぼん
ボボボボ ボボボボ ボボボホボボ
ふーふる ふ ...
<学校について>

「教科書でおぼえた名詩」という本を読んだのだが、残念ながらぼくが教科書でおぼえた詩はひとつしかなかった。
というか、そもそも教科書で詩を覚えるものなのだろうか? 
ぼくはあ ...
白く閉じた世界で
差し延べる手を待って
ただここでうずくまって
心は冷えていくの

白く閉じた世界で
零れた熱はどこへ?
いつかの虹も枯れて
消えていく空の色

...
昨日 死んだ筈の鳥が
黙って 今日 生き返っている
其れは結局意味の無いことだと気付いて
今更 涙が出る
感情なんて
要らないものだろ
燃やしてしまえよ
憎しみしか生まれないだろ

...
ツナの油を切ってる
そんな君の手はコーティングされて。

きらきら光る
そして




  ローションより
  ローションより
  ローションより




もう 舐めて ...
ちょっとだけ
前向きな自分
ちょっとだけ
頑張ってる自分
そんな自分を
好きと思える自分

ちいさなしあわせ
探し歩いて
遠回りして
やっと少し見えてくる
ずっとそれの繰り返し

失敗するのが怖かった
同じことを繰り返すのが怖かった
でも始めなきゃわからない
始めてみなきゃ終わりもない

...
きみが眠っている間に、
きみをゆるめる。
きみは包帯に巻かれていて、
包帯はとてもきつく巻かれていて、
ぼくはいつもゆるめたくなる。
自分がきらいで、
自分 ...
ゆきやないさむくはないしあつくもない轟音のジェットいちおの平和

故郷たち叱られ和創る神々のいかり静かに血潮が騒ぐ

たからかに踊る琉球舞人は永遠を知り愛をおしえる

打つ巫女の挫恩のおと ...
大人は大概
子どもに無理に
ピーマンを食べさせますが
実際のところ
ピーマンの栄養価なんて
たいしたことはありません。

だというのに
子どもが美味しいと思うはずもない
緑色してひど ...
ひねった!

手首が痛い!!!

やってやんねえ。。。



ゴミ大家。。。

鼻毛出てるぞ。。。

ゴミ大家。。。

口が臭いぞ。。。

ゴミ大家。。。



...
上昇気流

跋扈閉じて

跋扈と化す

あくなき闘争と

美談



不思議に思う私

いつの日にか
また会える
その日をノゾミ
カナエタマエ

...
ここをまっすぐ行くと自由になれる
そう言われて
僕は街灯の下に立っていた

街の光は
人々を魅了し
増えていった

僕の後ろには
小さな明かりの
小さな町

僕は本当に
これ ...
ほっとけないほっとけない

ほっとけないほっとけない

ほっとけないおまえがほっとけない

ほっとけないと思っていたおまえが

いまはほったらかしているおまえが

ほっとけないほっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
逃亡記曳舟俳句207/9/14 2:48
九月十四日、夜の街灯白昼夢自由詩0*07/9/14 2:03
耳の囁き柾定位置自由詩2*07/9/14 1:37
冬、夜、消失宮市菜央自由詩3*07/9/14 1:31
色が溶けていく散文(批評...1*07/9/14 1:27
Touch   〜あしたの蕾〜Lucy.M...自由詩007/9/14 0:57
鎌倉ピクルス自由詩8*07/9/14 0:51
夕暮れの光景の彼方から前田ふむふむ自由詩18*07/9/14 0:48
89番目になりたくてピッピ自由詩507/9/14 0:39
かえりみちゆうさく自由詩2*07/9/13 23:51
眠いときの巡る思考短角牛自由詩107/9/13 23:23
 野っ花高木 しおへ...自由詩1*07/9/13 23:14
鍵っ子の行く道なかがわひろ...自由詩007/9/13 23:11
ピーナッツバターネット詩の悪...自由詩207/9/13 23:00
ゆうるり時雨自由詩407/9/13 22:30
赤い校舎にさよならと亜樹自由詩107/9/13 22:08
美しかった国あおば自由詩6*07/9/13 21:50
学校について、投稿についてんなこたーな...散文(批評...207/9/13 21:46
『White Out』しろいぬ自由詩207/9/13 21:25
Firebird000自由詩207/9/13 20:07
ツナ缶フクロネヅミ未詩・独白1*07/9/13 19:44
ちいさなしあわせ優羽自由詩7*07/9/13 19:09
私というもの自由詩1*07/9/13 19:02
「 ゆル。 」PULL.自由詩14*07/9/13 18:47
おきなわ紅山「そわか...短歌307/9/13 18:45
ピーマンの教え亜樹自由詩107/9/13 18:38
あっ!森川仁司自由詩0*07/9/13 17:56
ミセスカンジタアプリオリ自由詩007/9/13 17:40
自由の街ニコ自由詩207/9/13 17:35
ケツのアヌスudegeu...自由詩0*07/9/13 15:20

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