ぼくとぼくとぼくというのがぼくたちのことだが
そのぼくたちのなんということもない
へそで茶でも沸くような
毎日のことを
(毎日とは日と日と日と日と日と……)
前評判を置き去りにでもした形で
...
淡く闇に溶けそうな
静かなる夜に
人知れず月を見ていた
主張した金色に比べれば
あまりにもちっぽけで
風が下手くそな歌を
届けてくれるから
儚くとも愛して居 ...
先日拾った?ついてきた猫くんが(以下君)
帰ってくるとなにやら足取りがおぼつきませんでした
いままで生き物を拾った事はありませんでした
情が湧いたらてばなせなくなるし
てばなされたくなくな ...
赤い羽根募金の横に
血だらけの赤い鳥が突っ立ってた
ひきつった笑顔で
それを見て僕は泣いた
でも、あいつは笑ってた
無人駅の廃れたホームに立ち
缶コーラの
残り数滴を啜り
サヨナラのハンカチがたくさん舞うような
一月の空のメランコリーを見ていた
時間は午後
暫定的に午後
そうと知ってい ...
まるで
学額縁のように
天窓から
月が見えた
わたしの病室に
やわらかな光を
射し込んで
わたしは
月に手を伸ばす
届かないと
知っているから
毛を刈るために羊を飼うことを
今、どのくらいの人が思い出せるだろう
つやつや光る糞の転がる野原
綿が種を抱いてはじけるさまを
今、どのくらいの人が知っているだろう
大きな花と土と肥料の匂 ...
落ち込んだとき
泣きそうなとき
励ましてくれた あなたが好き
哀しいとき
嬉しいとき
じっと話に耳を傾ける あなたが好き
二人でならこえてゆける
ハードルってあるね
ひとりでは ...
こんな日は眠りたくないのです
あなたとせめて話せるのなら
眠れるのかもしれません
あなたはもはやとおいひと
あなたももはやそんなふうで
わかっています
知っています
かなしみがかなし ...
『無理しないで』
って君が言ってくれた
なんだか 心 が あったかく なった
ただそれだけ
こんな風に言ってくれる君が 愛しくて仕方なかった
俺の心
...
080114
90万円のクルマ
ホイホイ
希望を乗せて
山のような荷物を載せて
北から来たのだと
大人のような顔つきの
青年達が
温和しく坐ってい ...
うつ、という言葉が好きではありません
その言葉で
ああ、自分は、そううつというヤツなのだ、
と思えば
すこし、居場所をあたえられたような気にもなりますが
なんだか、その言葉ひとつで
自 ...
出逢ったら食べてしまう
だから僕は孤独を叫ぶ
まばたきをしても夜
何時だってそう
針葉樹森の道の上
光のなかで見た君を
ずっと忘れない
きらきら生きていた
...
どんよりとした
うっすらとした冬の空
その淡い光は
雲の彼方に
太陽がいることを示している
この冬の空を越えて
大きな太陽に出会いたい
愛穂(22歳 ...
私はマンションだ。
各階の住人はバラバラだ。
真夜中、隣人の騒々しさに腹を立てる302号室の住人。
夜泣きが止まないと育児ノイローゼになる405号室の住人。
ロケット花火を打ち上げたり ...
与えられたものは何でも口に
鳴り止まない耳の奥
張り詰める神経
肌を走る痛みで全て忘れそうさ
可哀想にと蔑んでくれ
低音の呟きを背中に落とされれば
どれほど楽になれるのか ...
波は寄せたり引いたり
ゆっくり変化し続ける。
月の力は大きい
右から欠け、右から現れる。
人間のいる前の太古から
存在していた。
月を自分のもののように
考え、兎が居るんだって
...
あなただけが、俺を解除してくれる。
昼間は無理みたいなんだ。夜しか、集中できない。昼間は敏感になってしまっている聴覚のせいで邪魔が入り、人 ...
ライト
ペンライト
レフト
ライムライト
ナイト
テント
ダイナマイト
嘔吐
アルバイト
コート
事故
センターゴロ
ダイナマイト
デート
ライトライト
...
シートに座る前からメーターはColdを振り切っていた
それでも彼は
あたしを見捨てない
ふふー
もしもし
おもちゃん?
でた?
あいすくいーむが※○☆♪
いらないよー?
(だぁれ?かわってくれる?)
ちょ、ちょーまって
ふふー
...
先生、ボクは学校を卒業したら
印税を稼げる詩人になりたいんです
そうか、難しい相談だな
いいかい、千円の本が百万部売れて
一億円の印税だ
会社に四十年間勤めると
生涯賃金は、だいたい二 ...
モスクで無限に循環する神
完成されたこの世を称える歌
文明の始まりにして終着点
アラーの慧眼
だから アバーヤとスカーフから垣間見える
美しい娘のまなざしが
私に微笑んでくれている ...
初雀飛び立つ前の準備かな
冬銀河愛の告白応援す
蝋梅の香りに人は酔いしれる
影よ
遠い影よ
宇宙は雨のあと
虹を渡らせた
いのちは
悲しみの代わりに
消えるよ
影よ
遠い影よ
宇宙は雨のあと
虹を渡らせた
窓硝子越しに見えますは
黒装束の参列です
列の中央に柩らしき箱
あの中には無数の過去の粒子よ
誰が眠っているのでしょう
わざとらしく顔を伏せ
道をゆっくり歩き
向かう先は大きな墓地で ...
真昼の夜の中
並べられている標本
椅子に縛り付けられている私には名前が無い
視界は隠されてネジを巻く音がする
12時の鳩時計
暗さとは無縁のはずなのに
繰り返し繰り返し
...
一人ワインを開ける
一人ワインを空ける
欲しいのは
合鍵で部屋のドアを開けるあなた
私の部屋の鍵を持っているあなた
冬が深まるにつれ
春に近づいているとは思えず
記憶はあなたを探し彷徨い ...
カメラマニアの父は
ファインダーを通してでしか
娘を見たことがなかった
娘の結婚式の日
撮影は業者に任せたので
父ははじめて娘を
ファインダーを通さずに見た
僕が欲しかったのはこ ...
死んでしまえ
いっそのこと
死んであげよう
いっそのこと
あんたなんか、世界にいらない
あたしなんかも、世界にいらない
死んでしまおう
死んでお詫びだ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
90’s
水町綜助
自由詩
5*
08/1/15 0:35
月見草
蟹太郎
自由詩
0
08/1/15 0:31
カギしっぽのねこと僕
水平線
自由詩
0
08/1/14 23:36
赤い羽根
青木龍一郎
自由詩
3*
08/1/14 23:16
もう風の中にもない(教えてくれなんて初めから言ってなかった)
ホロウ・シカ...
自由詩
6*
08/1/14 22:25
天窓の月を
風音
携帯写真+...
4*
08/1/14 22:01
忘れたものフォーラム
小池房枝
自由詩
10
08/1/14 22:00
勿忘草〜わすれなぐさ〜
いすず
自由詩
5*
08/1/14 21:51
眠らない理由
九谷夏紀
自由詩
0
08/1/14 21:27
心の%
fuji
自由詩
2
08/1/14 20:43
解体
あおば
自由詩
6*
08/1/14 20:43
そして、光
わら
自由詩
20*
08/1/14 19:57
オオカミの唄
からくり
自由詩
5*
08/1/14 19:32
雲の彼方
愛穂
自由詩
2
08/1/14 18:44
「私」
菊尾
自由詩
2*
08/1/14 18:10
「妥当な夜」
〃
自由詩
1*
08/1/14 18:07
月の歌
ペポパンプ
自由詩
6*
08/1/14 17:53
セキュリティ・ロック。
榊 慧
自由詩
4
08/1/14 15:50
ライトライト
楢山孝介
自由詩
4
08/1/14 14:14
発車
瑠音
携帯写真+...
1
08/1/14 13:50
にさいのぽえむ でんわ
フクロネヅミ
自由詩
0*
08/1/14 13:38
印税詩人
イオン
自由詩
2*
08/1/14 13:26
モスク幻想 宝石のまなざし
いねむり猫
自由詩
0
08/1/14 9:59
初雀
夏川ゆう
俳句
1
08/1/14 7:49
遠い影よ
吉岡ペペロ
自由詩
0
08/1/14 7:45
参列
AKiHiC...
自由詩
3
08/1/14 4:50
「地下へ続く夢」
菊尾
自由詩
2*
08/1/14 3:17
称可視?
智哉
自由詩
1
08/1/14 1:49
カメラマニア
小川 葉
自由詩
4
08/1/14 1:31
愛していいの
猫のひたい撫...
自由詩
1
08/1/14 1:21
5141
5142
5143
5144
5145
5146
5147
5148
5149
5150
5151
5152
5153
5154
5155
5156
5157
5158
5159
5160
5161
5162
5163
5164
5165
5166
5167
5168
5169
5170
5171
5172
5173
5174
5175
5176
5177
5178
5179
5180
5181
加筆訂正:
ガラスの風景
/
いねむり猫
[08/1/14 9:39]
一部修正しました
ガラスの風景
/
いねむり猫
[08/1/14 9:38]
一部修正しました
6.65sec.