山々の間の空を
喜び一杯に翼をひろげ
流れていった
雀の群
{ルビ翻=ひるがえ}り
枝々に小さい太陽を灯す
柿の林に舞い降りて
無数の黒い音符になった
天 ...
壁に埋め込まれた青のガラス球が
深く次元を縫いとめて
どこか知らぬ土地の街角を写している
白い壁に埋め込まれた青ガラスの半球は
日の光を浴びることができない
でも これ以上何処へも転が ...
迷える羊の群の
一匹であるわたしは
たとえ世の牧場が
冷たい雨に打たれる日さえ
何を思い煩うこと無く
風の首輪で牽かれるように
只わたしは従いてゆく
天に向けて角笛を鳴 ...
まことの恋は
いつも風となり過ぎ去る
誰かに掘られ口を開けた
夜の墓場の前を
白い 渦をまいた貝
(ふふ ふ)
ばらまかれた月は
きれいな はなみたいはなみたい
緑いろのいい 目をしているね
...
じっとして
動かないでいたら
首が折れた
ショートカットして 編集される 僕の心臓の位置が間違ってる
僕は警告を鳴らす マクドナルドの店員のような笑顔で
白い黒板に向かって 正しい位置はここだと
工場で作 ...
はじめの一歩
踏み出すのに躊躇い
はじめの一歩
踏み出す前に考え込み
はじめの一歩
踏み出すことが できなくて
はじめの一歩
きっと考えるより踏み出した方が早いなぁ なん ...
ほらドアを閉めれば一人きり
ステレオはオフにして
雨がフロントガラスを弾く
時折タイヤが水溜りを踏みつける
音しか聞こえない
オレンジを灯す ...
朝がくるまでに
悪いことしましょ
朝がくる前に
悪いことしましょ
願いごと叶えてあげるわ
悪魔のKissしてあげるわ
朝がくるまでに
悪いことしましょ
...
朝のひかりがさし込んで
おいでよ、と
気もちのいい ハンモックが
てを招く
まよっていたさまよっていた
さ
自分のそんとくは
消すことできないよ
空ながれて
ひとりひとりが、 ...
象の足なら足跡を刻む事が出来るか
一瞬の内に門を開いて頂けるでしょうか?
私の世界には林檎が足りません
バナナなら有り余るほど
入園口で僅かに目を合わした程度
そんな人に林檎を欲しが ...
蛸壺の中で何人も嫌味を言い合っている 煙で見えなくした無表情の顔で
三秒間で繰り出した言葉が 何人もの内臓をえぐり 来世さえ摘み取ってゆく
知らない顔も知ってる顔も ホッチキス ...
冷凍庫に
たくさんの思い出が保存されている
消費期限が古いものから解凍して
毎晩妻と二人で食べる
これは去年の夏の海ね
妻がうれしそうに話す
去年の梅雨の日のドライブ
まだ残って ...
華やかなのは
時代ではなくて
なあ、おまえ
今どうしている
青い影を歩くのか
友よ
夏の日の葉裏よ
秋の日のコンビニよ
冬よ
春の夜のセックス ...
今日選んだ三つの詩
詩の批評をまたしてみようと、1月に作られた詩から3つを選んだ。いずれも心を惹いたという単純な理由からである。しかし文学においては心を惹く好ましいなどということは、はなはだ大切 ...
何か大切なことを知らないまま
僕らは生まれた
何か大切なことを見つけるため
僕らは生まれてきた
僕らはまるで
食べても食べても太らない
アフリカの子供
満たされない気持ちは
...
曇へ向かう本
曇へ向かう本
忘れられた頁の
砂と波と息
羽に包まれ
石が流れつく
本は見つめ
火をふりかえる
雨が雨に落ち
空になる
手のひらの空
し ...
しなやかな早足で
若い犬が旅をする
自分を妨げるものが
けっして後ろから追いつけない速さで
険しい瓦礫のスラムは
犬の柔らかな足先で
まるで草原を走るように乗り越えられる
強 ...
正義は必ず勝つ!!
そんな世界で
一度生きてみたい
生き残れるかは、
分からないけれど
季節を先取りして
甘い甘い苺を
口にする
この甘い香りに
誰が寄ってくるのだろう
甘い甘い苺は
わたしを誘惑して
わたしを虜にして
噛みしめたら
ジュッと甘い
香りと
味が突き抜けた
ハスキーな瞳の夢を抱いて寝る執行猶予がきれる前の日
エイエムと言う名の午前に永遠と言う名の嘘に呑み込まれそう
街灯に群がるみんな寂しがり だからそんなに独りなんだな
...
しんえん と呟きながら
浅瀬をえらんで 辿ってゆく
夢をつたうひんやりとした風が
時折 うなじに触れてゆく
誰かが指をつないでくれているような
そうでないような気がする
深淵
踏み込 ...
「赤い空って見たことあるか?」
「あは、夕焼けとは違うよ」
「どっちかっつうと朝焼けかな」
「でも違うよ」
「赤いんだわ」
「雨上がりに見えるんさ」
「ちょうど今日みたいな、傘 ...
愛から 一つの 砂塵に対する散骨 続いて 老人達の 生ぬるい 語り部! が
鐘 鐘 希望より 手紙が来たが 太陽は! 続いて 黒陽は 胡散臭い
匂いと 私は 山中lost氏と 時効であり
バイア ...
下をむいて咲く水仙は
ナルシスト
あまりの自己愛に
水辺で自分だけを
見ていたナルシスは
女神の怒りを受け
ついには水仙に姿を変えた
今でも
水辺で
己が姿を見つめる
水仙
そんな神話をよそに
...
何もかなしいことはないのさ
僕は僕の歌いたい歌を歌おう
間違いだらけで間違っていないはずだよ
もうすこしで僕の良さがわかる
いつか君にも会える日がくる
うれしくてさ
...
傷ついた黒板にチョークでキキキと悲鳴を書いた聴こえてますか?。
感情が通ります白線の内側までお下がりください「バカ!。」
口数の少ない入り口 ...
明日には賀状が届く音もなく
日差し浴び寒さ誤魔化す睦月かな
冬の夜街のネオンが冴えており
近くに森があった
そこは僕しか知らない 僕しか見えない不思議な森
いろんな樹があって いろんな花が咲いていて
とても好きだった
知っている それだけで 誇らしくて
ある ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
空の窓 〜明日香村にて〜
服部 剛
自由詩
3
08/1/13 22:28
ガラスの風景
いねむり猫
自由詩
1
08/1/13 22:20
風の首輪
服部 剛
自由詩
2
08/1/13 22:05
恋の墓場
〃
自由詩
0
08/1/13 21:54
彼女たちの 潮騒
森さかな
自由詩
2
08/1/13 21:50
ひきこもり川柳その4
udegeu...
川柳
0
08/1/13 21:02
ひどい塊
カンチェルス...
自由詩
3
08/1/13 21:02
はじめの
具壱言
自由詩
1
08/1/13 20:31
雨の中のサイレントツアー
一ノ瀬凛
自由詩
1
08/1/13 19:15
悪いことしましょ
北大路京介
自由詩
14*
08/1/13 19:05
エン
唐草フウ
自由詩
6*
08/1/13 18:21
主人にいらない物は多いのに
酸素の枷
自由詩
2
08/1/13 18:08
それが何だったかもうわからない
カンチェルス...
自由詩
1
08/1/13 17:40
記憶
小川 葉
自由詩
6
08/1/13 16:52
青い影
吉岡ペペロ
自由詩
5
08/1/13 16:46
今日選んだ三つの詩
生田 稔
散文(批評...
6*
08/1/13 16:09
アフリカの子供
小川 葉
自由詩
3*
08/1/13 15:45
跡音
木立 悟
自由詩
2
08/1/13 14:56
若い犬の旅
いねむり猫
自由詩
2
08/1/13 13:54
17
次元☆★
自由詩
0
08/1/13 13:26
甘い甘い蜜の味
風音
携帯写真+...
3*
08/1/13 13:23
永遠と孤独についての考察
黒子 恭
短歌
1
08/1/13 11:25
拡 散
塔野夏子
自由詩
12*
08/1/13 11:09
「見せてやんよ」
太陽の獣
自由詩
1
08/1/13 10:55
温泉
奥津 強
自由詩
0
08/1/13 8:18
水仙あるいはナルシスト
風音
携帯写真+...
2*
08/1/13 8:08
すずめの涙
udegeu...
自由詩
0*
08/1/13 7:17
「 キキキ。 」
PULL.
短歌
5*
08/1/13 7:14
睦月
夏川ゆう
俳句
0+
08/1/13 7:08
森
tatsuy...
自由詩
0
08/1/13 6:35
5144
5145
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5148
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5156
5157
5158
5159
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5161
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5164
5165
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5167
5168
5169
5170
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8.52sec.