私の心は 不純である
なりたくてなった訳ではなく
他人に汚された訳でもない

ただ 毎日
そう 毎日の中で
自分が
自分自身にさえ
気持ちを偽り続け
いつの間にか
それが当たり前と ...
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように    想いを、想いを、想いを
つるべを握って         しのばせて
雨よ、雨           降るのは花 ...
君のまますべてに到く君であれそう言わずにはいられない揺れ



望むとも望まないとも知らぬまに変わりつづける歩むものの背



午後になり来そうで来ない雨があり斜め ...
あなたの
エアコンを修理する電器屋さんは
あなたの恋人になるでしょう

ほんとうは
電器屋さんでもないのにその人は
あなたのエアコンを修理するでしょう

あなたのエアコンを
修理でき ...
 詩誌「あんど」8号に掲載された井川博年氏の「期待しない ――若い詩人への手紙のようなもの」と題する文章は、これほどまでにひどい文章を読んだのはいつ以来であるか思い出せないというくらいにひどい、長年に ... どうろのまんなか
ぼくひとり
あかしんごうを
わたってる

こわくないよ
こわくないよ
こわくないよ
だれも
だれもいないから

ネオン
ネオンはぼくをよわす
ネオン
...
 ウォッカ、テキーラ、スピリッツ、宙をひ
と呑み五臓六腑にスペースシップ。酔いが回
れば漕ぎ出して、あてもないのに宇宙探索。
隣の星雲きれいだけれど、今夜のお宿に ...
俺のクラスには 姫がいる

―{ルビ小鳥姫=コトリヒメ}―



小鳥姫は 俺の恋人であり みんなのアイドルだ



白鳥と インコと 燕

それらの良い所だけを 寄せ集めた彼 ...
窓から降りそそぐ光に
神の手をまねて
祈りを添える
風が始まりのように吹いてくる
命の悲鳴を聞くまえに
私たちは
ドアを開けて
地平線へと向かうのだ。
サヨナラバード
冬の月をのりこえて
きみは、きみの場所へ帰る
たくさんたくさん手を振った
またねと云うのが本当はさみしかった

たぶんぼくは忘れるだろう
毎日の雑多におわれて
そして空 ...
暖かくなる少し前のこと
この地方では年に一度あるかないかの雪が
めずらしく降り積もった ここ2、3年で
街の概観が真っ白な大体の景色になることはなかった
家々の夜は、魔法使いの逆鱗に触 ...
さけられない出会いと別れもある だから台本通りにいけばいい春


きみという切ない迷路にまよいこみゴールがないの?この思いには


もも色と緑のわりあい 何対何で春を形成できるんだろう
...
骸骨の運転する車を隣町へ走らせて
無人の街へ降り立ち、ひとり遊びに疲れると
電車に乗って帰って来、立ち食いソバなんかで済ます
その隣町もそのまた隣町も区別がつかない程
同じ様子で無 ...
名前も知らない君に宛てて
手紙を書いてみた

むしりとられた花の発狂
野イチゴの赤の絶叫

青い空の下で散歩しよう
手をつないだら
君の手は汗ばんでいて
遠く聞こえる汽笛の音に
錆 ...
月が好きなふたりだった

いくつもの月がふたりを照らした

あのころの轍に

いさぎよくSAYONARAしよう


春なのに月は

霞みが微塵もなかった

真昼のしろさだった ...
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から

一通の手紙が粉雪のように

宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒

糊づけもされていないので ...
今、ねっころがって空を見てます。

地球はホントに丸いのかなぁ、とか考えてます。

あ、あなたのことも考えてますよ?

あっちの空、綺麗なんですが、あなたは今どこにいますか?

空が綺麗です。

空は ...
キレイな唄が流れると、
小鳥の鳴き声が聞こえてくる。

この前、「羽があったら、君の元へ飛んで行きたい」と誰かが行っていた。

この前、ちょこちょこと走る鳥を見た。

人は翼が欲しいと云 ...
いくつもの読点で、あなたを区切って
体内へと運ぶ


元のカタチを、思いだすこともできないくらいに
細切れに、咀嚼していく
小指の爪から、過日の砂が落ちて
潮の匂いがした


...
{ルビ鉄=くろがね}の手が赤くさび
冷酷をはなす湾岸道路
半円をなす耳が赤く、そまる

天涯をみちる
行方不明の響きは 無音をくだす
奇跡の軌道

おさけをくださいな
のどを焼く流れ ...
自分を1つの固体だと考えた時

自分の存在がわからなくなった


自分の中でもう一人の自分を作った時

自分とは一体何なのだろうと思う



もう一人の自分が自分として行動をし ...
春の光を浴び
菜の花が咲き
正しい言葉を語り
正しい努力をする

メロディーは心を癒す。
楽観主義は夢を叶える
攻撃の人生
笑顔の人生

世の中が楽しい
世の中は美しい
助け合 ...
 

その呼吸すら純潔、

されど言ふあなたは
まごうことなく悪辣。




(恋をしていると

   楽しいけれど



      恋をしている人間は

...
コピー機の隣に
幼なじみが立っていた
靴を片方なくしてしまったと
挿絵のように
静かに泣いていた

右手を左手首のあたりに添えるしぐさは
昔と同じ感じだった
野で摘んできた白い花を ...
{画像=080322120856.jpg}
耕ちゃんは泣いた。
泣いて 泣いて
耕ちゃんは
ウサギになった。
耕ちゃんが眠った
原っぱの上に
丸い大きなお月さま。
耕ちゃんはウサギにな ...
知っていました、
漠然と、
そんな気がしていました、
ずっと前から、

だって、
そう願ったのは私なのだから。



神様 ありがとう、

僕がもう隣に居られなくても、
君が ...
「ただの人」に成り下がった 自分には
あの日放った金色の光は もはやなく
鈍色の影を身に纏っている

わたしは「ただの人」ではなかった

そう、何度も、何度も、何度も、何度も、

床に ...
やわらかいサクラ木のチップを踏みしめるとつんとして春

子犬の茶色い足首が白くかすむ雲の春


おとーさんは今日も仕事です

わたしはキレイを集めて花束にします


オツカレサマ
...
霧立ちこめる
蒼白い朝もやの中
ぼんやり浮かび上がる
朱色の門

奇跡的に護られたという
幾年もの時代
立ち続け
幾人もの人々を
見送った

陽はゆるやかに昇り
山々を包み込む ...
一。


 この街ではつめたくて、誰もが当然のような顔をして、歩いて、いる。ぼくらは他人のふりをするのが得意だから、みんなすぐに誰かに成り切って、誰にも知られない ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
不純J.M自由詩008/3/22 22:18
しのばせてふるる自由詩18*08/3/22 21:55
そこにあらず木立 悟短歌208/3/22 21:52
エアコン小川 葉自由詩108/3/22 21:48
記名の呪縛岡部淳太郎散文(批評...9+08/3/22 21:38
ネオンゆうと自由詩1*08/3/22 21:23
「 五臓六腑にスペースシップ。 」PULL.自由詩2*08/3/22 21:21
小鳥姫愛心自由詩1*08/3/22 21:04
果てしない旅Etuji自由詩208/3/22 20:36
サヨナラバード唐草フウ自由詩11*08/3/22 19:42
白雪ヨルノテガム自由詩108/3/22 18:36
この存在の理由をおしえて春日短歌2*08/3/22 18:22
適当な世界ヨルノテガム自由詩308/3/22 18:16
手紙 〜春〜日野 タマ自由詩108/3/22 17:54
SAYONARA吉岡ペペロ自由詩508/3/22 17:51
オリオン乱太郎自由詩20*08/3/22 17:11
いつまでも綺麗な空。狠志携帯写真+...208/3/22 16:56
創書日和「何の予定もないお昼過ぎ。」自由詩108/3/22 16:43
カニバリズム望月 ゆき自由詩43*08/3/22 14:34
兆しこしごえ自由詩1*08/3/22 14:21
相互関係同時存在異常症唏羅自由詩108/3/22 13:38
ひねもすのたりかなペポパンプ自由詩10*08/3/22 12:57
恋、哀詩自由詩008/3/22 12:50
挿絵たもつ自由詩1208/3/22 12:28
耕ちゃんbeebee自由詩1*08/3/22 12:07
I know,具壱言自由詩108/3/22 11:51
月夜燕(ツバメ)自由詩108/3/22 11:30
キレイな春西日 茜自由詩9*08/3/22 8:09
見送りの門こゆり自由詩6*08/3/22 7:48
「 ぼくらのつめたい亡命都市。 」PULL.自由詩8*08/3/22 6:54

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加筆訂正:
兆し/こしごえ[08/3/22 16:50]
2文字修正しました。失礼致しました。と注釈追加しました。
6.86sec.