キミの中にしたたる 一筋の 
ふるえが 滴り落ちる

それは零れて 何処へと行くあてもなく
どんどん どんどん どんどん
ちらばってちらばってとびちって
いつの時かボクの中に入り込んできた ...
夕日のこもる部屋で
淀んだ空気が揺れる

窓際に立ったぼくは
ただ明日の空を眺めて

明日もぼくは此処にいるのか

明日も君は其処にいるのか

そこはかとなく
こみ上げる憂いが
...
きみは いつも 僕を見上げる
信頼しきったまなざしで

ある日 僕が、
きみが トイレに行っている間に
いつものかばんを持って
きみの病室から出て
デールームに 隠れる いたずらを した ...
開けるまでが

どきどきして

なかなか
開けられないの

えいって
気合いを
込めなきゃね

贈ってくれたひとの
気持ちが飛び出すから

ありがと

ありがと
土と肉の熱を計る
なかば眠りながら
蝉の幼虫がさくらを吸っている
土をほじくり返し
あやしたすずめをその手ずからうずめ
いらなくなった枝を突けば
まるでそこだけが日溜まりのようです
...
もしかしたら
体操着にむしり付いた草色の滲み
それが好きだったのかもしれませんね

ちかくにある明かりは 忘れがちですが いつもあぶないのです
ぐんぐん伸びた背たけ
そういえば電球 ...
ただ隣にいるだけだった

ただ隣で笑っていた


「今日はどこ行こっか」


そんな言葉が懐かしい

笑い声がこだまする

思い出の写真が突き刺さる

失って初めて気づく
...
港で毛並みのいい犬が火を吐いている

母屋の息苦しさと隣り合わせ箪笥軋む

茂みの兵に気付かず船膨らみ撃たれる

揺らぐ門の前に立ちペットボトル覗く

細かい交差の中火となる鉄幾重に伸 ...
あの古い家の二階の窓に
いつか見た雲が流れてゆく
雲はいつもあの窓に吸い込まれ
戻って来ない日を数える
そっと指折りをする


窓ガラスに昼の陽がさして
辺りはぱっと明るくなった
物 ...
あなたが美しすぎるから 僕らは狂ってしまう
時間も距離も歪んで 上手に掴めなくなってる

錆びないセンス ステンレス
たまたま言霊 手玉に取って

夢を見てるだけでしょう
わかってて ...
               08/02/20





テレビ画面の伊勢エビは
すいすいすいと透きとおり
卵を抱いてのんびりと
海の底を歩いてる

ネズミの親子もお人好 ...
 幾つかを証言し、幾つかを黙秘する。

 私とは多面体であるが、その中身は「がらんどう」なのではないか、と私自身が知覚し、取り扱っている面の殆どが思っている。実際にどうかは知らないし、その点をとや ...
恋の年表


朝ご飯
昼ご飯
夜ご飯
を毎日食べるように
彼女からのメールが届いていたのに
何故か

絶食中
お腹はペコペコ
心もペコペコ
頭だけが
ドンヨリと
黒い重 ...
静かに、ただ静かに

自分を見つめ、解放したい。

向上心が自分を苦しめ

劣等感に苛まれる。

そんなときは旅に出るんだ。

タイの何もない静かな孤島へ。

あるのは一面に広 ...
 くちぐちにわめき散らした街頭
 濁音をことさらに強く

 街なかを わき腹よりみぎ胸に向けて
 ハープ 鉄橋の{ルビ罅=ひび}割れの
 痛みらしき
 路線が走っている
 いかずちや の ...
朝のはじまりが
私より早くなった

がんばろう

緩やかな変化と共に
この小さな箱庭で

生きていくんだ

大切な人たちを
大切にして

生きてゆこう

数分先の未来に
...
 誕生日がきた

 子供のころ
 思い描いてた大人とはちょっと違うけど

 大人になって
 
 自由を手にした

 知らないこと 
 知らないって今なら言える

 かっこつけな ...
春の花川面に揺れる昼下がり

かくれんぽ上手くいかない余寒かな

ただ一人空の広さや寒の月
雨乾く間も無き
うざうざしたる並木
足で浮かす
体浮かす

せめて

真夜中だけでも
眠くなればなぁ
さみしがりやの
冷たい手を
さすって
さすって夜を抜ける

何時もなく ...
いざ夕闇に
射して然したる
光は薄く
消えゆく街は
幼子抱えた母子の様
菊一花
憑かれて
泣いた
疲れて
逝く
衝かれて
イク
その塩梅に
生甲斐を見出し
夜の中
光一筋 ...
麻里子氏「ロック、マンガ、文学」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=148414&filter=cat&from=listdoc.php%3Fstart%3 ...
「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
自由は詩の中に携え
短い帯に書き記し歌う
川面に映る柳
写真に収め
空を仰げば
梅の散り際
君の文句も空し
{引用=からだのすべてを耳にしてしまいたい、いっそ}




糸電話から伝わった振動が、
あのひとの声だったと気づいたときには、もう
音もなく、底はふるえない
わたしを塞いでいく夜にも ...
僕はこうしたいって

言わなかった

僕はこうしたい

言えなかった


ぐっとあがってきた

その言葉を

ぼくは殺した


良識と呼ばれている

残酷な刃で
...
 雪雲が切れたようだ。陽が射すと季節が春へむかっているのがわかる。公園の駐車場で休憩としよう。座席を後ろに倒して窓をすこし開ける。エンジンを止めてガラス越しの青空をピラーで切り取ると鳥のさえずりが聞こ ... 僕は
ここに愛はなかったと気が付いた

ただ
おもいだしていたのは

夏の
うだるような暑さとビニールプールのゴムの感触

そして
記憶の底に微かに残ったあの子の笑顔

僕は
...
きみがすきなものと
ぼくがすきなものは
ちがうから
ちがうから
ちがうから
まじわらなくて、
でもそんなせかいが
とてもすてきで
すてきで、
(だから、それでも)
きみがすきな ...
どこにも行かない日
窓の外を誰かが
通り過ぎる

誰なのかわからないけど
お話
したい

どこにも行かないのに
疲れる
{画像=071202010012.jpg}

楽しそうな女が一人、
鏡の中の自分に向かい合って、
自分自身のために化粧をしている。
口紅をつけて、自分に
ニッと笑いかける。
あんまり笑い ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
しずくショボクレス...自由詩208/2/20 17:17
明日ぼくは自由詩308/2/20 16:34
車椅子のお姫さまLucy.M...自由詩608/2/20 16:34
プレゼント風音携帯写真+...3*08/2/20 16:25
胎動soft_m...自由詩16*08/2/20 15:19
らいこう22(地動説)れつら自由詩708/2/20 14:28
失ってみて坂本隼人自由詩408/2/20 14:20
ほのおのおの黒川排除 (...川柳308/2/20 13:52
石瀬琳々自由詩18*08/2/20 13:43
ベクトルは いつも 幸せに向けて北大路京介自由詩25*08/2/20 13:43
君の舌の上にそっとネズミ捕りを掛けておきます。あおば自由詩5*08/2/20 12:19
一端から一抹へ。秋津一二三散文(批評...0*08/2/20 11:40
恋の年表夢乃 綴喜自由詩008/2/20 11:06
力を抜いて坂本隼人自由詩008/2/20 10:33
街路水町綜助自由詩408/2/20 9:00
はじまりこゆり自由詩6*08/2/20 8:44
大人になれば風音自由詩3*08/2/20 8:43
夏川ゆう俳句008/2/20 7:53
シバビーン・スプリング竜門勇気自由詩1*08/2/20 6:19
夜行列車秋也自由詩1*08/2/20 4:10
ロック、マンガ、文学について答える2TO散文(批評...108/2/20 3:29
色々色亜樹短歌708/2/20 3:19
二月二十日アザラシと戦...自由詩308/2/20 1:52
朝の、底望月 ゆき自由詩31*08/2/20 1:48
よいこまこと自由詩208/2/20 1:28
蝉の砂時計たりぽん(大...自由詩9*08/2/20 0:51
むかし失くしたものシャツ自由詩7*08/2/20 0:11
色違いの世界ゆうと自由詩4*08/2/19 23:47
どこにも行かない日チアーヌ自由詩308/2/19 23:33
鏡の女beebee自由詩3*08/2/19 23:30

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加筆訂正:
穴の夜に/石畑由紀子[08/2/20 1:02]
タイトルの読点をカット。
5.51sec.